イプシロンロケット3号機の夜光雲

子供達から湯宿宿泊券をプレゼントされたので,指宿への小旅に出た.厳寒の折,出掛けるとしたら南の方角しかないと思い新幹線に乗ったのだが,延期されていたイプシロンロケット3号機の打ち上げショウに遭遇するという幸運に恵まれた.今回の打ち上げ場所は,種子島ではなく鹿児島湾を挟んで,指宿の真東約40kmの内之浦町宇宙航空観測所であった.午前6時6分に打ち上げられたロケットは2分後には頭上にやってきた.橙色の帯の航跡に見惚れていたため,動画撮影のチャンスを逃してしまい,かろうじて第2段ロケットの燃焼を撮影することしかできなかった.

次図は6時9分49秒から6時10分20秒までの30秒間,秀水園3階ベランダ(海側)から,南東から南西に移動する飛翔体を撮影した画像である,

2018年1月18日(木)6時6分11秒,JAXA内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット3号機が打ち上げられ,打ち上げから約52分35秒後に予定の軌道で高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の分離に成功した.

公開されている打ち上げシーケンスは以下のとおりである.デジカメの時計が3分11秒進んでいることを補正すると撮影した映像は第2段ロケットの燃焼であることが分かる.

次図は30分後に撮影したイプシロンロケット3号機の夜光雲である.噴射チリや氷によって生じる夜光雲は,時刻,気象条件に左右されるため観測できるのは珍しいと話題になっているようである.

ついでに

当日,鹿児島中央駅前で,ロケット打ち上げ成功を祝う「祝砲」ともいえる桜島の噴火を目撃した(2018-1-18-15-22).

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手ブレ状態で撮影した動画の一部