ナナシ(nanashi)

概要

NANASHI-THE BAT(ナナシ・ザ・バット)

05

檜山修之。大金を積んで死ぬほど病んだ演技を依頼したい。古い人工パーツを喉に組み込んであり、壊れたラジオのような声質。

男性型

見た目は20歳前後

「~でしょ」「~なの」と「~ぜ」「~じゃねえ」が混ざり合った、やや丸めの男性口調で話す。

俺/お前・あんた/名前 シリアスでないシーンでは「俺様」も使う。

砂糖を用いた甘い食べ物、猫、土砂降りの日に昼寝すること

人工甘味料の後味、人間の血の味、日焼け

容姿

170cm-80kg

潜入や暗殺任務向けの工作用アンドロイド。ギガやタタラに比べると華奢な上に、猫背のせいで身長より小さく見える。軽量化されているため素体はそれほど頑丈ではない。アジア系の顔つき。クマが濃く目つきの悪い三白眼で、犬歯が長く尖った吸血鬼っぽい風貌(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアよりは彼岸島属性)。濁ったコバルトブルーのゴワゴワとした長髪で、たいていの場合はポニーテールにまとめている。首に大きな手術痕が残っている。

欧米人の中では小柄なため、袖や裾を余らせながらオーバーサイズの服を着る。全体的に清潔感が無く、だらしない印象。首の傷をマフラーで隠している。服にこだわりはないがエンジニアブーツ好き。

チスイコウモリ、濁ったコバルトブルー、血のような赤

性格

がさつで面倒臭がり。必要に駆られて理論を並べることもあるが、できれば考えるよりは破壊などで適当に解決したいタイプ。短気で喧嘩っ早い性格に肉体強度が伴わないため、戦いに負けて逃げ帰るシーンも少なくない。逃げ足は速い方。呼吸のように次から次へとジョークを言ったり、仲間にいたずらを仕掛けるといったお調子者で子供っぽい側面も。

倫理観の精度が高く、殺人行為に強いストレスを感じている。暗殺任務中は支離滅裂な言動を繰り返すようになり、ヒステリックで不安定な人格が現れる。

能力

牙に神経毒を持ち、対象を噛むことで生体部品や動物の動作を著しく損なわせる。適切に処置しない場合、人間であれば数分で窒息死する。毒には特有の甘い香りがある。自身の神経毒だけでなく構造の近い毒にもある程度の耐性を持っているため、一部の麻酔が効きづらい。

視覚を喪失した状態・環境でも、周囲との音の反響で自由に行動できる。周囲数メートルの360°索敵レーダーを持っているようなイメージで、索敵状態のナナシを背後から襲うことは難しい。日常生活ではオフのため普通に双子のアンブッシュ攻撃を食らう。

脇腹から両手指にかけて翼膜をつくり、長距離を滑空することができる。普段はあまり使わないが、ほとんど装備なしでHALOが可能なため潜入や急襲に適している。翼膜を張らずに手指だけを変形させることもでき、これをレイピアのように使って戦う場合もある。ナナシ本人は翼膜を気に入っており、たまに高所から飛び降りて遊んでいる。

出力は低いが小回りがきき、手先も器用。毒によって大型のインフレイムをソロ討伐できる場合もあるが、暗殺や潜入任務などの対人戦に特化している。どちらかというと足技、アクロバットな蹴りが得意。特定の武器はなく、割れ瓶やらスコップやら手当たり次第になんでも使う。

その他

非常に殺風景。ベッドとハンガーラック以外の家具はなく、ラックには似たような黒と灰色の服だけが並べてある。窓には分厚いカーテン。私物らしい私物はベッドの隅に放られている旧式の音楽プレーヤーのみ。他のメンバーから本などを借りることがあっても、用が済めばすぐに返してしまう様子。ベッド側の壁には脈絡がないように見える写真が無数に貼られている。メタ的にはいわゆる「殺し屋の部屋」で、「失ったと思えるような物」を入手しないようにしている。

自分が襲った人間の血液をこの世で最もまずいと思っているため、逆にそれ以外のものをすべて美味いと言う。大食いだが早食いではないので時間はかかる。わりと甘党。相当な悪食で、町外れの廃墟じみたダイナーで養殖されたイナゴやワームを食べるシーンもある。餓えていればゴキブリとかネズミも平気で食う。ギガが作る料理が大好き。実は一度だけ飲んでしまったギガの血も好きだが認めたくない。

夜型。仕事がなければ日が暮れる頃に目を覚まし、夜明けを待たずに眠る。寝起きは少し機嫌が悪い。騒音がなければどんな場所でも眠れる。睡眠時間は異様に長く、スケジュールが許すなら丸2~3日に渡って死んだように目を覚まさないこともある。「目覚めたくない」と思っている節がある。