コンテスト

新☆エネルギーコンテストとは

新☆エネルギーコンテストは,日本機械学会の技術と社会部門が協力するイベントとして2008年にスタートを切った, 大学・高専の学生を主な対象とする「エネルギー利用」に関する新しいコンテストです.

 新☆エネルギーコンテストの読み方は単純に「しんエネルギーコンテスト」であり,「☆」は読みませんが,水素エネルギーや持続可能エネルギー (いわゆる再生可能エネルギー)を指す用語として使われている「新エネルギー」と区別するために「☆」が付いています.つまり,従来の「新エネルギー」の 枠にとらわれずに,斬新な発想のもとに「エネルギー利用」を考えたいという決意がこの「☆」には込められています.

 エネルギー問題や地球温暖化問題を解決するためには,研究者や技術者以外の一般の人々にも「エネルギー」という概念を身に付けてもらわなければなりません.

 当部門がこのコンテストを始めようとした動機はそこにありますが,まだとてもその段階にまでは至っておらず,まずは教育機関である大学・高専を対象とした コンテストからスタートすることとし,第1回(2008年度)と第2回(2009年度)は玉川大学(東京都町田市)で,第3回(2010年度)は九州大学伊都キャンパス(福岡県福岡市)で, 第4回(2011年度)は岩手大学(岩手県盛岡市)で,第5~12回(2012~2019年度)は日本大学工学部(福島県郡山市)で,そして昨年の第13回(20202年度)は,Web開催されました.

 第16回を迎える本年度(2023年度)は,昨年に引き続きWebで(本部は,郡山市の日本大学工学部70号館),一般社団法人日本機械学会技術と社会部門の主催で,10月21日(土)に開催されることになりました.

 今回のテーマは,昨年に引き続き

新☆エネルギーの有効な利用方法を考えてみましょう!

です.

2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地では,電気,ガス,水などの供給が長期間かつ広範囲にわたって停止状態となり,供給基地からの搬送ライン,いわゆるライフラインに頼った従来型の社会の生活形態の脆さを露呈し, 究極の対策としてエネルギー自立・自然共生型の住環境の必要性を改めて実感させられることになりました.

 震災による福島第一原子力発電所爆発事故以降は,ほとんどの原子力発電所が運転停止状態になったため,電力需給が逼迫する状況が続くと予想されましたが, 大規模停電に見舞われることもなく,日常生活を送ることが出来ており,国民一人一人の省エネルギーあるいはエネルギー有効利用への意識の高まりがいかに 重要なものであるかを再認識させられることにもなりました.

 そこで,「第16回 新☆エネルギーコンテスト」では,エネルギー自立・自然共生型住環境の実現に不可欠な,太陽,風力,地熱,木質系バイオマスなどに代表される 新☆エネルギーの有効な利用方法(例えば,冷凍,空調,給湯,調理など)の斬新なアイディアを提案してもらいます.もちろん,昨年度発表した内容の改訂版でも構いません. 

 そして,今回も応募対象者に制限は設けないこととし,展示・実演部門とポスター部門の2部門に分けて,新☆エネルギーの有効利用に関するアイディアを広く募集します. 

発表形式

ポスター:Web掲示

質疑:Zoomによる双方向ライブ

開催コンテスト部門

展示・実演部門(ポスター説明・作品展示・実演) 

ポスター部門(ポスター説明)

募集するアイディアについて

俗に言う「新エネルギー」の有効な利用方法に関するアイディアであれば,どんな奇想天外なアイディアでも構いません. 

応募資格

特になし(大学・高専の学生に関しては所属校に日本機械学会の正員または学生員が在籍することが望ましい) 

その他

各エントリー部門において優秀作品には賞状と副賞を,また,参加者全員に参加賞を予定 

開催場所・会場

Web開催