「拡張音メディアと記号・情報」
「拡張音メディアと記号・情報」
必ずしも記号化されていない「音」の情報を、どのように人間にとって理解可能な記号として変換していくのか。今回は、このテーマに取り組む論者たちが集まり、各々の専門的視点から、この問題を検討します。
西浦敬信氏は、人間が普段の「音」を異なる形で捉えることができる様々な装置の開発に従事しており、会話の不明瞭化や明瞭化に関する取り組みを紹介します。添田喜治氏は、虫や鳥の声を「サイン音」として利用した、視覚障害者が安全に階段を移動するための装置の開発に関わる知見から議論を展開します。そして、ネオサイバネティクスの視点から、椋本輔氏は、記号的情報の生成プロセスに関する理論的考察を加えます。
これらの発表を通して、我々の「音」に対する理解や認識がどのように変化し得るのか、そしてそれを現実の技術や装置でどのように実現していくのかを、探求していきたいと思います。
司会:井上明人
2024年1月10日(水) 16時30分~18時30分
西浦 敬信氏(立命館大学情報理工学部)
添田 喜治氏( 産業技術総合研究所)
椋本 輔氏(鶴見大学・二松学舎大学・京都芸術大学)
YouTube Live
https://www.youtube.com/watch?v=det4Xad73kc
※上のURLからどなたでもご視聴いただけます。