第3回研究会 「ことばの獲得をめぐる身体と環境のインタラクション」
第3回研究会 「ことばの獲得をめぐる身体と環境のインタラクション」
記号創発研究会の第三回は、ことばの獲得をめぐる身体と環境のインタラクションに焦点を当てた議論を行います。ことばの獲得という現象は、私たちが日常的に行っているよりもはるかに複雑なプロセスであり、単なる知識の蓄積ではなく、私たちの身体と私たちを取り巻く環境との間での相互作用によって可能になっています。これは人間だけでなく、言語やその他の記号システムの獲得を目指すAIやロボットにとっても同じです。
山中司氏は、第二言語の学習をプラグマティズムの観点から捉え直し、マルチモーダルな言語学習と環境とのインタラクションについて論じます。次に、萩原良信氏は、ロボットに「常識」を獲得させることや、その場所のコンテクストをマルチモーダルに参照する方法を探ることを通じて、片付けロボットの実装を試みています。最後に、佐治伸郎氏は、幼児の意味獲得や言語と思考の関係性について議論し、文化的環境と身体的環境を区別した上での環境との相互作用の重要性を論じます。
司会:井上明人
2023年10月30日(月) 16時30分~18時30分
山中司氏(立命館大学・生命科学部・教授) [researchmap]
萩原良信氏(立命館大学・総合科学技術研究機構・准教授) [researchmap]
佐治伸郎氏(早稲田大学・人間科学学術院 人間科学部・准教授) [researchmap]
YouTube Live
https://youtube.com/live/sf6EUrLnmoY
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