記号創発システム研究会の概要

本研究会は主に人工知能・ロボティクスを始めとした情報理工学分野と、臨床・文化心理学と言語教育・哲学の人文科学分野の異分野結集により「記号創発システム科学」の創成を目指すものです。

本研究会は立命館大学グローバルイノベーション機構(R-GIRO)「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」において異分野の学術融合的議論を通して記号創発システムの哲学・学理の探求を行い、人文社会科学と情報科学・理工学の分野を超えた議論の深化を図ります。本拠点は主に人工知能・ロボティクスを始めとした情報理工学分野と、臨床・文化心理学と言語教育・哲学の人文科学分野の異分野結集により「記号創発システム科学」の創成を目指すものです。

記号創発システム論、言語哲学、TEA、パースの記号論やネオサイバネティクスなど、これまで分野の違いゆえに、それらはお互いの共通項から有機的な学術的交流及び成果を生むことができていませんでした。本研究会は、これらの全く異なる学術分野にあった思想の流れを統合することで新たな理論の展開を目指し、同時にこのプロセスを通じてAI技術の人文科学分野への導入と、人文科学思考の実世界人工知能開発への触発がなされることで学際的な議論を行います。自由闊達な議論により新しい「意味」の科学を探求します。

前身である2021年度の記号創発研究会はクローズドで開催し学内外の多くの研究者の参画を得ました。その成果は『未来社会と「意味」の境界: 記号創発システム論/ネオ・サイバネティクス/プラグマティズム』(2023年8月30日刊行)にまとめています。

2023年度のシーズンは同R-GIRO拠点の研究者と関連研究者との越境的な対話の場をオンラインで設け、これをYouTube Liveで公開していくオープンな研究会を開催したいと考えています。是非、ご視聴いただき感想やご意見などをYouTube Liveのコメントや、X(Twitter)にハッシュタグ #記号創発システム で呟いていただけると幸いです。

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