はじめに
「経済産業省のフェムテックに関する取組」 村山 恵子(経済産業省)
「医療機器規制とフェムテック製品」 村上 まどか(厚生労働省)
質疑応答
「フェムテックの社会技術的想像——メディア分析等から」標葉 靖子(実践女子大学)
「女性の起業とフェムテック」 渡部 麻衣子(自治医科大学)
「スポーツ界におけるフェムテックの動向」竹﨑 一真(明治大学)
「ジェンダード・イノベーションとフェムテックの違いについて——海外聞き取り調査から」 隠岐 さや香(東京大学)
指定討論者
田中 東子(東京大学) フェミニズム研究の視点から
標葉 隆馬 (大阪大学) 先進科学技術のRRI/ELSI実践とどう接続して行けるのか?
パネルディスカッション& 質疑応答
おわりに
(登壇順/敬称略)
大学卒業後、経済産業省入省。資源エネルギー庁広報、コンテンツ産業の支援、企業における情報開示の促進や日本企業による海外スタートアップ投資の促進等を担当。2022年6月より現職にて、日本企業におけるダイバーシティ経営や女性活躍の推進に取り組む。
2005年独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療機器審査部配属。整形・形成外科分野、循環器分野の医療機器の承認審査に携わった。2012年よりPMDA国際部にてIMDRFやISO等、医療機器の国際規制調和活動に携わった。2019年よりPMDA医療機器品質管理課にてQMS調査に携わったのち、2020年厚生労働省に出向となり、現職に就く。
京都大学大学院生命科学研究科博士後期課程修了。博士(生命科学)。材料科学系企業での新事業開発業務を経て、現在は「科学技術と社会」にかかわる共創をテーマとした、科学コミュニケーション実践/研究に携わる。専門はコミュニケーション・デザイン。共著に『残された酸素ボンベ』 (ナカニシヤ出版、2020) 、『現場の大学論』 (ナカニシヤ出版、2022)など。
(英)ウォーリック大学大学院社会学部博士課程修了。博士(社会学)。専門は科学技術社会論。本プロジェクトに関連する関心領域は、科学技術の制作過程の「女性化」。関連論文に「ジェンダー分析的視座から見るHPVワクチンのもう一つの問題」『現代思想』 (2020)、「英国における医療・医学の女性化をめぐる議論と対策」『科学技術社会論研究』(2021) など。
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。博士(体育科学)。専門はスポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ。現在は、アスリートの身体にアプローチするテクノロジーの展開と、それに伴う身体管理実践やアスリート身体の理想をめぐる言説編成に関心を持っている。編著に『ポストヒューマン・スタディーズへの招待』(堀之内出版、2022)、共著に『日本代表論』(せりか書房、2020)など。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は科学技術史・科学技術社会論。科学技術政策史およびイノベーション概念史の立場からジェンダーとイノベーションに関する言説を研究。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」』(名古屋大学出版会、2011)、『文系と理系はなぜ分かれたか』(星海社出版、2018)、など。
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。専門はメディア文化論、フェミニズム、カルチュラル・スタディーズ。第三波以降のフェミニズムの理論に基づきながら、メディア技術とジェンダーについて調査分析を行っている。主著に『メディア文化とジェンダー』(世界思想社)、共訳書に『フェミニズムとレジリエンスの政治』(アンジェラ・マクロビー著、青土社) ほか論文など多数。
京都大学大学院生命科学研究科博士後期課程修了。博士(生命科学)。専門は科学社会学・科学技術政策論。科学技術の倫理的・法的・社会的課題 (ELSI) の可視化、メディア分析、コミュニケーションデザイン、政策分析などを組み合わせながら、複数のプロジェクトをPIとして幅広く研究・実践中。主著に『責任ある科学技術ガバナンス概論』 (ナカニシヤ出版、2020) ほか論文など多数。