2025/07/10
スマホの無い生活
『エンタメ業界におけるハラスメント防止の会』(通称:EHP)の壽倉でございます。
ハラスメントには様々なものが今やありますが、前回のブログで書いた『パワハラ』のほかに、もう一つ有名なのが『モラルハラスメント』(通称モラハラ)です。
モラハラは、どちらかと言えば、プライベート、中でも恋人関係や夫婦関係に見受けられるのではないでしょうか。
しかし、私の場合は先日のブログから登場している、ハラスメントを受けたプロデューサー(以下、P)から、モラハラも受けていました。
以下は、Pが私にしてきたモラハラの一覧です。
・夜11時以降や、朝方4時に電話をかけてくる
・他の仕事をしている時や、会議中にも引っ切り無しに電話をかけてくる
・プライベートな家族や友人とのLINEトークをチェックされる
・「今何してるの?」「今どこにいるの?」とLINEを送ってくる
・SNS投稿のチェック
・SNSアカウントを削除するよう強制してくる
・プライベートな予定まで聞いてくる
・「そんな会議、行く必要ない」と、行動を制限される
・「出かけるのは良いが、スマホは置いていけ」と、連絡ができないようにする
・財布の中身をチェックし、領収書やレシートの内容を見て、「何でここに言ったのか」などと追及してくる
メンヘラ彼女並に、背筋が凍るような言動ばかりです。
風呂に入っている夜11時以降に何度も電話がかかってきて、風呂から出たら何件もの不在着信が。
何かあったのかと思いかけ直すと、「何で電話に出ないんだ。電話には常に出れるようにしとけ」といきなり怒鳴られました。その後謝罪し、電話の要件を聞いてみると、正直LINEやメールで対応できる、そこまで優先順位が高いものではない確認事項でした。そんなことのために、何でこんなにも怒鳴られなければいけないのかと、Pに対しての苛立ちが隠せなくなりました。
また、上記の言動の中に、LINEトークをチェックされたと書きましたが、Pの本当のモラハラはこの先にありました。
友人とのLINEの内容は、友人同士の飲み会の計画についてでした。
『誰呼ぶ?』『いつにする?』『場所はどうしようか?』という、ごく普通のやり取りです。しかしPは、そのトークを見て私に怒鳴ったのです。「飲み会なんてしてんじゃねえよ!」と。
プライベートで私が、誰とどこで会おうがPには関係のないことです。ここまで私に行動制限をしてくる理由が全く分かりませんでした。プライベートだけでなく、他の仕事にも口を出すようになりました。
「そんな仕事辞めろ」「すぐLINE打て。私が口で話すから、その通りにやれ」と。それにより、私は取引や親交のあった人と、無理やり縁を切らされる形となりました。当然向こうは、指定されたLINEを打っただけで、私自身がそう思っているわけではないことなど知るはずもないので、見事に私との繋がりがバッサリと切れました。そうやって、Pは私を様々な環境から孤立させていったのでした。
Pの家に、軟禁状態のように形で仕事をしていた私は、どうしても出なければいけない用事があり、一度外出をしました。
この時、もう私の精神状態は崩壊しており、自○を決意するため、結局Pの元へ戻ることはありませんでした。
出かける時、「スマホは置いてけ」と言われたので、私は事実上、結局誰に連絡をすることもなく姿を消すことになります。
この事件からまもなく2年が経とうとしていますが、実はスマホは未だに返却されていません。
当然LINEしか繋がっていない友人とは、この2年近く音信不通状態になり、何とか新しく立ち上げたSNSのアカウントで繋がった友人とは、DMを通じて何とか連絡を取り合っている状態です。
先日、SNSのDMで久方ぶりに友人から連絡をもらい、複数の友人と飲み会に参加しましたが、その時「死亡説が出ていた」という話を聞きました。
スマホがなく、連絡が取れない状態がずっと続いていたので、そういう噂が出るのも無理はないと思いましたが、何とか生存確認はできました。
スマホの無い生活は、ある意味では幼少期と同じ感覚ですし、携帯電話の無い時代を生きているような感覚で、改めてスマホが今の生活において欠かせないアイテムであるかを実感しています。
スマホがないので、正直仕事をするにも不便です。電話が使えないため、今はメールでしか仕事の対応を受け付けられない状態です。一種の営業妨害ですよね。
しかし、自己愛性パーソナリティ障害を持っているPのここが面倒なことなのですが、ここまで私を追い詰めたくせに、弁護士を通じて損害賠償請求をするという通知をしてきたのです。つまり、自分が被害者面をしているということです。
スマホを奪われ、精神を崩壊させられ、自○寸前まで追い込まれた私の方が、よっぽど被害者なのに……。
そういえば、自己愛性パーソナリティ障害の症状の一つにありますね。『自分が悪いという自覚がなく、被害者面をする』と。
この損害賠償請求問題については、次回のブログで書きたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(文責:壽倉雅)