〆切:2026年11月15日
字数:約800文字
謝礼:1,000円
採用:1作品以上
用途:公式YouTubeチャンネルでの公開
『正直者の斧』
(タイトルを読み上げてください)
朗読 〇〇〇〇
(朗読をされる方のお名前を読み上げてください)
(本文)
ある男が、森の泉のそばで、木を切っていました。
ところが、手を滑らせて、持っていたオノを泉に落としてしまったのです。
男は困りました。
オノがなければ、仕事を続けることができません。
すると、泉の中から女神が現れ、ぴかぴかに光る金のオノを見せました。
「あなたが落としたのは、この金のオノですか?」
「い、いいえ、違います。私が落としたのは、そんなに立派なものではありません」
「では、この銀のオノですか?」
「いえいえ、そんなにきれいなものでもありません」
最後に女神は、使い古されたオノを見せました。
「それです。それが私のオノです。拾ってくださって、ありがとうございます」
「あなたは正直者ですね。では、この金のオノと銀のオノも差し上げましょう」
男は女神に礼を言い、喜びを胸に帰っていきました。
その話を聞いた別の男が、泉へ向かいました。
男はわざとオノを投げ込み、女神が現れるのを待ちました。
「あなたが落としたのは、この金のオノですか?」
「違う」
「では、この銀のオノですか?」
「違う」
「では、この古いオノですか?」
「そうだ」
女神は、使い古されたオノを差し出しました。
「拾ってくれて、ありがとうよ。……で、その二本は俺にはくれないってわけかい?」
「あなたは、わざとオノを落としましたね。正直者とも、嘘つきとも言い難い。なぜ、このようなことを?」
男は、女神を睨みつけました。
「あいつは、昔から真面目なやつだった。だが、すっかり変わっちまった。自分がどれほど正直者で、女神の祝福を受けるに値する人間なのかを、誇らしげに語るようになったんだ。仕事も、ほったらかしてな」
男はオノを振るい、近くの木を切り倒しました。
重たい幹が泉へ倒れ込み、水面をざぶんと揺らします。
「やめなさい。何をするのです」
「覚えておけ。真面目に生きる人間はな、お前の施しなんかなくても、報われるものだ。つまらない奇跡など与えるな。思い上がりも甚だしい」
男は次々と、木を切り倒していきます。
やがて、倒れた木々が泉を覆い、水面は見えなくなりました。
最後に男は、自分のオノを投げ込みました。
女神の姿が現れることは、二度とありませんでした。
(了)
『金の斧 銀の斧』のオマージュです。
いかにも正直者っぽい男と、いかにも悪人っぽい男。
その演じ分けが見どころかなと思っています。
(高橋)
① 台本を朗読して送付
台本を、ご自身の解釈で自由に表現してください。
録音した音声ファイル(mp3/WAV)を応募フォームよりお送りください。
※ BGMや効果音はつけないようにお願いいたします。
② 選考結果と謝礼
採用となった方にメールでご連絡いたします。
謝礼は、銀行振込またはPayPayでお支払いします。
銀行振込の場合、振込手数料はエコルーンが負担します。
表情や身振りを含めた朗読劇としての表現で応募したい方は、動画での応募も可能です。
衣装・背景・小道具などの使用に制限はありません。
作品に合わせて、自由な表現でご応募ください。
ご不明・ご不安な点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
いいえ。
エコルーンの公式台本では、ストーリーの本筋を損なわない範囲で、登場人物の一人称・性別・口調などを自由にアレンジしていただいて構いません。
台本の設定にとらわれすぎず、ご自身が表現したい人物像や声で演じてください。
いいえ。
複数の役が登場する作品については、おひとりで複数の役を演じ分けていただいても、複数の方で役を分担していただいても構いません。
なお、応募・出演する人数によって謝礼が増額されることはありません。
謝礼は、採用された作品・応募案件ごとに定められた金額となります。
はい、応募数に制限はありません。
同じ作品でも、異なる解釈や表現で何パターンでもご応募いただけます。
いいえ。2作以上を採用させて頂く場合があります。
その場合、それぞれに規定の謝礼をお支払いし、採用された音声を作品として公開させて頂きます。
はい、あります。
該当者なしとなった場合には、謝礼を前回の倍額にして再募集を行います。
謝礼の最終的な上限は10,000円となります。
いいえ。応募したこと自体は公開されません。
採用となった方のみ、あらためて公開するお名前をご確認の上で、発表させて頂きます。
お送りいただいた音声に、AI生成イラストなどを使用した動画を制作し、エコルーン公式YouTubeチャンネルにて公開をさせて頂きます。
公開イメージをご確認いただける動画を公開しておりますので、参考にしてください。
いいえ、原則としてありません。
お送りいただいた音声を、作品制作に使用させて頂きます。
いいえ、有利・不利が生じることはありません。
それぞれ別の表現方法として扱い、採用を検討いたします。
はい、公開して頂いていて構いません。
ただし、商用利用を行う場合には、エコルーンに事前にご相談ください。
ご応募お待ちしております!