e-kagaku プロジェクト
e-kagakuは、ICT人材育成と地域創成のための宇宙開発を中心としたプロジェクトを実施しています。
人工衛星、成層圏探査バルーン、月面Rover、ドローンの自動運転、水中ドローン、MATLABによるモデルベースデザイン・・・他にはないエキサイティングなチャレンジ
プロジェクトのミッション
一定の基準を満たしていると判断された受講生には、プロジェクトに参加する資格が与えられます。
各プロジェクトでは実社会で必要とされている課題の解決に挑戦。大学、企業などの専門家の前で発表する機会もあります。
宇宙開発をベースにしていますが、「宇宙開発はすべてのジャンルにつながる」という考えから、ロボット、AI、画像解析、デザイン 、シミュレーションまですべてのハードとソフトを対象としています。
プロジェクト参加者は、研究機関や社会が挑んでいる課題解決に向かって、現実的な解決法を試行錯誤します。それはそのまま新しいクリエーション、イノベーションにつながり、論文となり製品化されることを目指します。
これまでに行ったプロジェクトでは、参加者が海外・国内の大学に推薦合格したり、企業が集まるシンポジウムでプレゼンテーション1位を取ったり、10代でビジネスコンテストに入賞したり、自治体の地域創生事業に参加したりと、大きな成果をあげています。
すでに昨年11月には、滋賀県でこのプロジェクトから生まれた水中ドローンを教材として製造販売する新会社が誕生しました!12月にはアジア各国の領事の皆さんにプレゼンテーションも行い、海外への普及を目指しています。またこのプロジェクトを担っていた高校生は筑波大学に推薦合格しました。
e-kagakuは衛星プロジェクトをはじめ、他ではできないチャレンジをジュニアに提供します。今年はなんと4足歩行ロボットを使ったプロジェクトもスタートします!
スポーツと同じように、学んだことを本物のステージで全力で爆発させる場として、「e-kagaku プロジェクト」にチャレンジしてください!
コンセプト
このプロジェクトには、クライテリア(目標)はありますが 「正解」はありません。自分たちで持てる力と探求心で、社会に認められるものを妥協せずに追及してもらいます。習うのではなく、自分で調べ検証を深めるまさに「科学者」「エンジニア」となっていただきます。最終的には論文またはレポートを作成し、外部の評価員の方に評価いただきます。評価員は大学の先生や企業/金融機関の方々も入っていただきます。評価が高い発表や制作物は、海外または国内の企業や学界での発表の機会を与えます。スポンサードを得られれば、海外留学や企業のチャンスもあるでしょう。もちろん、入試の際には大きな推薦ポイントになります。
何よりも、大学や社会に出てからこのプロジェクトの本当の価値が実感できます。
2024年度は以下のプロジェクトを行います。衛星プロジェクトの新規メンバー募集や、新しいプロジェクトもスタートします。時間が許すのであれば複数のプロジェクト参加も認めます。
参加条件は、各プロジェクトによって異なりますので、よくチェックしてください。
原則的には次のいづれかを満たすことが条件です。
・年齢制限なし。大学生もメンバーとなり、研究成果を発表できます
・SRC Classic Best 16 以上の成績
・SRC Real 出場者
・e-kagakuアカデミー 応用課程(コードプログラム修了者)以上専門課程受講者及び修了者
・e-kagakuが実績を認めた者
共通の項目としては次の通りです
プロジェクトはゼミ10回(1回2.5時間)と合宿3回(夏・冬・春)で構成されます。
休む場合は、録画配信とSlackでの報告で対応します。ただし、毎回割り当てられた発表やディスカッションがあります。
合宿は東日本または西日本のどちらかの合宿にご参加ください。リモートでの参加も可能ですが、製作物がありますのでスケジュールを遵守していただきます。開始は4月下旬ー終了は3月上旬となります。
ゼミ日程は、第1回の時にメンバー間で決定します。ゼミは「教えてもらう」のではなく「自分で調べて全員に報告する」というものです。毎回準備と復習が必要です。
議論はSlackで行います。質問や疑問点はメンバー間で解決するが基本になります。
研究発表までをゴールとし、3月のSRC リサーチでの発表が絶対の目標(ゴール)となります。
同一テーマのプロジェクトに4名以上の参加がない場合は、希望者と協議の上、別のテーマのプロジェクトと統合する場合があります。
プロジェクトによっては、9月に追加募集を行います。現時点で参加資格のないジュニアも、夏までに頑張って資格を得れば中途参加が可能です。
参加金額
ゼミ参加費 18,600円/回 × 10回 (2024年4月から2025年2月まで毎月1回分納入、8月は除く)
機材費(最大20,000円 プロジェクトによります。)
合宿費 別途
e-kagaku Space Satellite
e-kagaku衛星プロジェクト
待望の新メンバー募集!
今年打ち上げるe-kagaku衛星。成功すれば、宇宙ゴミに関する重要なデータを取得できます。また2年後には2号機の打ち上げを予定しています。
今回は1号機の技術の継承ができるメンバーと打ち上げ後の運用メンバーを募集します。
Space Balloon
スペースバルーンプロジェクト
来年4回目の成層圏探査を種子島から行います。JAXAの方の目の前でオリジナル観測機による探査を成功させるメンバーを募集します。
まだ完成できていない暴露実験(宇宙に機材を露出させる)、アイス実験(宇宙にアイスを持っていけるか)、宇宙放射線の測定に挑戦してもらいたい!
Biwako Environment
びわ湖環境プロジェクト
現在もっともホットなプロジェクトの一つです。JAMSTECの教授を顧問に迎え、マックスクライテリアは沖縄から放流して黒潮に乗せた海流調査!
3次元航法ができる水中ドローンの開発・顔認証システムを使った魚種の自動認識が大きなテーマです。
Moon Rover
月面Roverプロジェクト
ToyotaやJAXAが開発しているRoverはあと5,6年で月面を走ります。e-kagakuはMATLABを使っているので、同じ実験ができます!同時に、実際に外を走るローバーを作り、最終目標は2年後にアメリカの砂漠で走らせる予定です。
Drone Self-Driving
ドローン自動運転プロジェクト
SRC Real Airで行っているドローンの自動運転技術をもっと有効活用し、被災地への物資運搬、送電線の監視を目標としたプロジェクトです。MATLABでのMBDスキルを用いた社会実証であり、大きなビジネスシーズとして期待されるジャンルです。
昨年大型ドローンも導入しました!
スペースガード&宇宙天気予報プロジェクト
すばる望遠鏡や太陽探査衛星のデータを画像解析し、小惑星を見つけるAIを開発する、太陽風の予測を行うシステムを開発するプロジェクトです。地球に衝突する可能性のある小惑星をいち早く見つけるのが、スペースガードという世界的な取り組みです。美星天文台にある1メートル口径の大型望遠鏡での観測も行う予定です。
4足歩行ロボット
災害現場でも活躍する4足歩行ロボットを実際に活用するプロジェクトです。画像解析のほかに、機動性を活用したスマート農業などの実証実験を行います。
顧問には、この分野の若手研究者のホープを予定しています!
プレゼンテーションは、大きなインセンティブとなる!
e-kagaku プロジェクトは、研究成果発表までが1つのゴールです。これからのキャリアに必要な問題発見・解決力をグローバルレベルで習得します。大学入学のためだけでなく、大学入学後から社会人として活躍する際にも、必ず必要な「実行力」を持った人材として評価を受けることでしょう。
キャリアとしては、論文に名前が記載されたり、シンポジウムでのプレゼンテーション者に記載されることは、何よりのエビデンスになります。きちんとオーソライズされた場で、大人の評価を得るまでのスキルと経験値を手に入れてください。
主な発表機会
MATLAB EXPO
ToyotaやAmazon など世界の一流企業が集うシンポジウム。参加者の投票で決まるベストポスターセッション賞に、e-kagakuの中学生が2年連続で選ばれています!
毎年5月にかいさいされます。来年3月のSRCリサーチの優秀者から来年5月の発表者を選抜します。e-kagaku衛星シンポジウム
2023年2月に第1回シンポジウムが、日本の宇宙ビジネスの中心 X-nihonbashiで開催され、全国配信いたしました。JAXA、三井物産エアロスペース、石敏鐵工からも参加され、高い評価をいただきました。 今年は6月末に予定しています。びわ湖環境シンポジウム
毎年11月に大津で開催。滋賀の産官学金が集結し、小学生から大学生までの発表に対し、社会的な価値があるかビジネスシーズとなりえるかなどの視点で評価を与えます。昨年最優秀賞を受賞した水中ドローン開発は、その後ビジネスコンテストで特別賞を受賞しました。今年は11月初旬を予定していますSRC リサーチ
SRC Classic全国大会(3月)に合わせた、研究発表部門です。2024年3月から、デジタルとMATLABを使ったすべてのジャンルの発表を評価対象としたものにリニューアルします。各プロジェクト参加者は発表を行い、上位の者から国内外の発表の場を与えられます。滋賀銀行 野の花賞
滋賀銀行主催の本物のビジネスコンテストです。ファイナリストに残れば賞金のほかビジネス化に向けたサポートが受けられます。APRSAF アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum )
毎年 北原代表が発表している国際フォーラムです。アブストラクトに関与したジュニアの名前を記載しますので、国際的なエビデンスとなります。ILRSI(International Laser Ranging Service) シンポジウム
来年打ち上げるe-kagaku衛星はレーザー測距のための反射板を搭載しています。ILRSはその測距の国際学会(NASAの組織の一つ)で来年春からe-kagakuも参加します。発表は北原か大学生が行う予定ですが、衛星関係のジュニアは、国外の論文集に名前が記載される予定です。
それ以外にもJAXA関連、JAMSTEC(海洋研究開発機構)関連、天文学会などでの発表の機会を準備しています。
新しいチャレンジの場:e-kagakuは企業や大学のコンテストにチャレンジできる団体となりつつあります!
e-kagakuの先輩たとの水準、プロジェクトのレベルの高さが評価されています!
本気でチャレンジしてみませんか!
S-Booster
種子島ロケットコンテストCanSatなど
東京大学、京都大学など多くの大学が参加するJAXAが種子島で開催する衛星コンテスト。e-kagakuは初めて小・中学生の参加を認めていただいた。(チームメンバーとして)
衛星プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めた本橋先生は、高校でCanSat,大学ではアメリカの砂漠で行われるARLISS で見事な成績を上げている。
ROCKET CONTEST (jaxa-rocket-contest.jp)
ISEF
世界最大規模の研究発表の場
高校生限定、e-kagakuとして発表可能予定。
内容によってはIntelなど世界的な企業からの融資援助も受けられる。国内予選があるが、e-kagakuのプロジェクトのレベルはその水準にあると考えられる。e-kagakuの仲間とチャレンジできる予定である。
コンセプト
このプロジェクトには、クライテリア(目標)はありますが 「正解」はありません。自分たちで持てる力と探求心で、社会に認められるものを妥協せずに追及してもらいます。習うのではなく、自分で調べ検証を深めるまさに「科学者」「エンジニア」となっていただきます。最終的には論文またはレポートを作成し、外部の評価員の方に評価いただきます。評価員は大学の先生や企業/金融機関の方々も入っていただきます。評価が高い発表や制作物は、海外または国内の企業や学界での発表の機会を与えます。スポンサードを得られれば、海外留学や企業のチャンスもあるでしょう。もちろん、入試の際には大きな推薦ポイントになります。
何よりも、大学や社会に出てからこのプロジェクトの本当の価値が実感できます。