DH国際ワークショップ
DH国際ワークショップ
2025年6月13日(金曜)10:45-13:30
慶應義塾大学三田キャンパス東館G-lab
同時通訳付き/ハイブリッド開催
参加申込みフォーム(無料、要事前申込み)
共催
科研費特別推進研究「デジタル研究基盤としての令和大蔵経の編纂―次世代人文学の研究基盤構築モデルの提示(JP25H00001)」
人文学・社会科学のDX化に向けた研究開発推進事業・研究基盤ハブ
大規模言語モデル(LLM)の開発が各地で推進される中で、歴史的に多言語のテキストとして形成されてきた仏典については、機械翻訳の精度が高まることに期待する向きも多い。本ワークショップでは、カリフォルニア大学バークレー校AI研究室の豊富な計算機資源を投入してこの課題に正面から取り組むDharmamitraプロジェクトで開発者をつとめ、様々な利便性の高いツールをリリースしている研究者、Sebastian Nehrdich氏により、その最新の動向と、利便性の高い各種ツールの使い方の解説が提供される。
これに加えて、本ワークショップでは、仏教研究者としてキャリアを始めたNehrdich氏がこのような実践的な研究活動にシフトしたきっかけや動機についてもおうかがいする。仏教学のみならず人文学全般における若手研究者の方々、あるいは若手研究者の今後について考える方々にとって、何らかのヒントになることを期待したい。
Sebastian Nehrdich
UC Berkeley
カリフォルニア大学バークレー校BAIR研究員。専門分野は機械学習および自然言語処理で、特にアジアの低リソース言語、および仏教学と自然言語処理アプリケーションの交差する領域に関心を持つ。ドイツのハンブルク大学でインド学・中国学の学士号(2017年)および仏教学の修士号(2020年)を取得。 2023年より、ドイツのデュッセルドルフ大学にて、オリバー・ヘルヴィッヒ教授およびカート・コイツァー教授の指導の下、計算言語学の博士課程に在籍。
プログラム(暫定版)
10:45–11:00 開会挨拶/永崎研宣(慶應義塾大学/一般財団法人人文情報学研究所)
11:00–12:00 レクチャー1 /Sebastian Nehrdich
「安慧からDharmamitraへ:仏教文献学の新時代のためのデジタルツールの開発」
"From Sthiramati to Dharmamitra: Developing Digital Tools for a New Age of Philological Buddhist Studies"
12:15-12:50 レクチャー2+ハンズオン/Sebastian Nehrdich
「文献研究のための様々なMITRAツールの実践的活用」
"Practical Application of the Various MITRA Tools for Philological Research"
13:00–13:30 ハンズオン+質疑応答/Sebastian Nehrdich
後援
慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
科研費基盤研究(B)「人文学の研究方法論に基づく日本の歴史的テキストのためのデータ構造化手法の開発(JP23K28385)」
一般財団法人人文情報学研究所