[登場人物]
島田:
石塚:
岡本:
木村:
坂田:
※敬愛する「東京03様」と「バナナマン様」のコントを声劇用台本に書き起こしました。
※名前や台詞等、本家のコントと違うところがあります。ご了承ください。
※性別変更OK(推奨は♂5 ですが、不問5でもいけます)
※語尾や一人称など変更OK。
※所要時間15分程度
-----本編-----
島田 「十人十色。10人の人間が集まれば、10通りの考えがある。
ということは、俺たちも、それぞれ違う考え方を持っているということになる。
俺は、お前たちのことを【仲間】だと思っている。
しかし、全員違う考え方を持っている人間が
果たして【仲間】なのだろうか・・・。
みんなは、どう思う?」
石塚 「島田へ。
お前から手紙をもらって、俺も【仲間】について考えました。
確かに俺たちは考え方が違う。しかし、同じ時間を共有してきた。
つまり、同じ思い出を持った人間ということだ。
それで十分【仲間】って言えるんじゃないのかな」
木村 「島田へ。
石塚から話し聞きました。俺も石塚と全く同じ考えだ。くよくよ考えるなよ。
俺たちは、同じ思い出を持つ【仲間】だ!」
岡本 「島田へ。
俺は石塚の考えには賛同できない。同じ思い出があったとして
果たしてそれが【仲間】なのか?
刀を持って斬り合いをした思い出を持つ二人が【仲間】なのか?
目の前で、自分の女を他の男に寝取られたこの三人は【仲間】なのか?
それは【仲間】とは言わないだろ?」
石塚 「岡本へ。
島田から聞いたけど、お前の言ってる事は屁理屈じゃないか?
そんな特殊な例を出してたらキリがないだろ」
岡本 「石塚へ。
俺が言いたいのは、思い出の中で何を感じるか、ということだ。
同じ思い出を持っていても、感じた事を共有出来ていなかったら
それは【仲間】ではない。
つまり、思い出の中に同じものを共有できたものが【仲間】なんだ」
木村 「島田へ。
【仲間】の件なんだけど、秘密の共有も仲間の証だと俺は思う。
女性物の下着をたまに履く。テンションが上がるんだ!
これが俺の秘密。【仲間】だから教えた。お前の秘密も待ってます!」
島田 「みんなへ。
みんなの言いたい事はわかった。それなら聞くけど
俺たちは、思い出の中に同じものを共有できたのかな?
俺にとって、みんなとの思い出と言ったら、五年前一緒に登った富士山だ。
富士山の頂上で見たあの朝日を見て、みんな、何を思った?」
木村 「島田へ。
返事が来ないけど、お前の秘密も教えてな!!」
石塚 「島田へ。
俺は富士山からの朝日を見て、綺麗だな・・・と思いました」
岡本 「島田へ。
俺は朝日を見て、綺麗だな・・・と思いました」
木村 「みんなへ。
俺は頂上まで行っていません。
高山病にかかって、八合目で休んでいました・・・
でもあの時、みんなが優しくしてくれたこと、忘れません」
石塚 「木村へ。
・・・お前、富士山の時、居たっけ?」
木村 「岡本へ。
ちょっと頼みがあるんだけど・・・
富士山に登った時のみんなで撮った写真を送ってくれないか?
なる早で!」
石塚 「島田へ。
先日、岡本から富士登山の写真が送られてきました。
あの朝日をバックに、みんなで最高の笑顔をしている写真です。
お前は、あの朝日を見て、どう思ったんだ? 綺麗だって思ったろ?」
島田 「石塚へ。
俺はあの朝日を見て、正直こんなもんか・・・と思いました」
石塚 「岡本へ。
島田って何なの?? 全然話、合わせてこないんだけど・・・」
岡本 「石塚へ。
石塚、それは違うよ。今、みんな思ったことを素直に話しているんだ。
話を合わせに行ったら、それは【仲間】じゃないだろ?」
木村 「岡本へ。
お前・・・なんであの写真送ったの? みんなで撮った写真って言ったよね?
俺いねーじゃん!!」
岡本 「石塚へ。
富士山に登った時の、木村が写ってる写真って持ってる?」
石塚 「島田へ。
富士山に登った時に、木村って居たっけ?」
島田 「木村へ。
富士山に登って、朝日バックで撮った写真全部見たけど・・・
お前が写ってる写真、なかったぞ?」
木村 「みんなへ。
だから俺、頂上まで行ってないんだって! 八合目で休んでたんだよ!
みんなマジで覚えてないのか?
それ本気で言ってるのか!?」
岡本 「木村へ。
【仲間】にとって大切なのは、思い出を共有することじゃない。
気持ちを共有することだ!」
木村 「岡本へ。
うるせぇバーカ!! てめぇはいいから写真探せ!!
バーカ!!!」
坂田 「木村へ。
久しぶりだなぁ!! 俺は今日、アメリカ放浪の旅から帰ってきました!
家に帰って、家のポストに入っていたお前の手紙読みました。
お前は富士山に登ったよ! 俺はハッキリと覚えてる!」
木村 「みんなへ。
証人が居ました!! 坂田です!!
坂田は富士山に登った時のことをハッキリと覚えているそうです!
俺は富士山に居ました!!」
島田 「石塚へ。
坂田って・・・誰だっけ??」
石塚 「岡本へ。
坂田って・・・誰だっけ??」
坂田 「木村へ。
アメリカはいいぞー!! 小さいことなんて何も気にならない!
ダチもいっぱい出来た!
今度みんなでアメリカ行こう!!」
石塚 「島田へ。
ダメだ・・・誰も坂田なんて知らねぇよ・・・」
島田 「石塚へ。
この前、木村が言っていた奴、思い出した。
富士登山の当日、木村がいきなり連れてきた、木村のバイト先の奴だ。
なんか、でけぇ事ばかり言う、うぜぇ奴だろ?」
石塚 「島田へ。
思い出した・・・超うざかった奴でしょ!!
木村が八合目で倒れて、そこから俺たちの会話に入るわけでもなく
でけぇ事も言わなくなって、なんか黙って後ろから付いてきてた奴だ!!」
岡本 「木村へ。
良かったな。
島田と石塚が、お前が富士山に来ていたことを思い出したって言ってるぞ」
木村 「坂田へ。
お前のおかげで、みんなと思い出が共有できた!」
坂田 「木村へ。
気にすんな。俺たち【仲間】だもんな!
・・・そうだ、アメリカで仕入れた、スゲェいい話があるから
今度教えてやるよ!」
石塚 「岡本へ。
島田と俺のところに、坂田から超うぜぇ電話がきました。
知らない番号からの電話には、出ない方がいいぞ・・・」
岡本 「石塚へ。
・・・出ちゃいました。
仕事中だったので、すぐに電話を切りましたが
それから毎日、何回も電話がかかってきます。
・・・ちょっと怖いです」
坂田 「岡本くんへ。
最近電話出ないけど、大丈夫ですか? もしかして、体調悪いのか??
電話繋がらなくなっちゃったけど、どうしたの? 心配です。
もし体調が悪いようなら、いいサプリメントがあるんだけど
このサプリメントはチキンキトサンっていう成分が主成分なんだけど
このチキンキトサンってのが凄いんだ!!
チキンキトサンっていうのは、エビやカニなど甲殻類の殻から取れる
動物性の食物繊維なんだけど、これが身体の中の有害物質を吸着して
身体の外に排出してくれるんだよね!
コレステロールや脂肪を吸着して、体が吸収する前に体外に排出することが出来る!
肥満、高血圧、糖尿病など、あらゆる生活習慣病に効果が期待される最新の成分なんだ!
欲しかったら、いつでも言ってくれ!!
何といっても身体が資本だ! 俺に出来る事があったら言ってくれ!!」
岡本 「石塚へ。
俺たち、坂田の事を誤解してるのかな・・・
あいつ・・・いい奴かもな!」
坂田 「岡本くんへ。
これは、岡本くんだから教える極秘情報です。
この前話した、あのサプリメントの主成分、チキンキトサンって覚えてるか?
実は、そのチキンキトサンっていうのがアメリカで大ブームで
この先、日本の企業も注目してるらしい。
今このチキンキトサンを先に手に入れておけば、これから確実に来る
”チキンキトサンブーム”で、大儲け出来るんだよ!!
方法は簡単です。まず岡本くんが、チキンキトサンを20万円分購入します。
購入といっても、これは一時金と考えて下さい。
これから岡本くんが会員を増やせば、すぐに還ってくるお金です。
還ってくるどころか、岡本くんが入れた会員が別の会員を増やしていけば
その何倍にも、何十倍にもなって還ってくるお金です。心配は何もいりません。
もし手元に20万円無くても心配いりません。
分割や保証人など、いくらでも方法はあります。
とにかく一度、研修会に来てほしいのでご連絡ください」
石塚 「岡本へ。
お前がコピーした、坂田の手紙見ました。
あいつ超やべぇよ!! 絶対信じちゃだめだよ!!」
木村 「石塚へ。
石塚・・・最近、手紙全然くれないけど元気ですか? 病気などしていませんか?
まぁ、もしも病気だとしても大丈夫! もの凄いサプリメントがあるんだ!!」
石塚 「岡本へ。
・・・木村がやられた!!!」
木村 「岡本へ。
最近、手紙全然くれないけど元気ですか? 病気などしていませんか?
まぁ、もしも病気だとしても大丈夫! もの凄いサプリメントがあるんだ!!」
岡本 「石塚へ。
・・・確認とれました」
坂田 「岡本くんへ。
別に深い意味はないんだけど、岡本くんの住所、氏名はもう分かっているから
生年月日、現在の預金残高を教えてもらってもいいかな?
別に深い意味はないから」
岡本 「石塚へ。
助けて下さい・・・」
島田 「みんなへ。
あの話、あれっきりになっちゃったけど、俺たちは【仲間】なのかな・・・
俺はまだ、気になっています・・・
みんなにとっては、もう、どうでもいいことなのかな・・・」
石塚 「島田へ。
久しぶり! 俺たちは【仲間】だ!
そしてその【仲間】の一人が今ピンチなんだ!!
島田・・・お前の力が必要だ! 力を貸してほしい」
島田 「石塚へ。
突然どうした? びっくりしたよ。俺に出来る事があるなら言ってくれ。
金の相談以外なら、何でも協力するぜ!
でも・・・もしお前が、どうしても金が必要なら、その時は、ちゃんと言ってくれよ。
絶対に儲かるサプリメントを知っているんだ」
石塚 「岡本へ。
島田もやられてた!!!」
木村 「岡本へ。
今度、高校時代の同窓会があります。みんなに招待状を送りたいんだけど
岡本が知っているクラスメイト全員の住所、氏名、生年月日を教えてほしい」
島田 「木村支部長へ。
木村支部長、石塚と岡本と全然連絡が取れません」
木村 「坂田マネージャーへ。
ひとつお聞きしたいのですが・・・
チキンキトサンの大ブームというのは、具体的にいつくらいになりそうですか?
会員のみんなが騒ぎ出しまして・・・」
坂田 「木村へ。
俺はこれからメキシコへ行く。やはり俺に日本は小さすぎる。
木村・・・そろそろ手を引け。
じゃあな!! アディオーーーース!!!!」
島田 「木村支部長へ。
・・・連絡ください。お願いします。連絡ください。
・・・警察から連絡来ました」
(間)
島田 「木村支部長へ。
もう辞めたいので、はじめのお金、返して下さい。」
(間)
島田 「木村へ。
・・・連絡ください」
(間)
島田 「木村へ。
連絡くれないなら、みんなにあの秘密・・・バラすぞ!」
木村 「島田へ。
・・・ごめんなさい。
・・・俺たちは、ピラミッドの・・・最下層・・・」
(間)
島田「五年後」
島田 「みんなへ。
久しぶりだな。あれから五年が経ちますね。元気にやってるか?
あの騒動以来、みんなと顔を合わすことは無くなりましたね。
あの時の俺は、どうかしてた。
何度謝ったところで、失った信用は取り戻せないと思う。
みんなには、もうニ度と会うことは無いと思いますが、最後にひとつだけ聞かせて下さい。
俺たちは【仲間】だったのでしょうか・・・」
石塚 「島田へ。
”【仲間】だった”じゃない。 今でも、【仲間】だと俺は思ってる」
岡本 「島田へ。
俺もそう思っている」
木村 「島田へ。
俺も【仲間】だと思ってる。あの状況でも、俺の秘密・・・
女物のパンティーを履いてる事をみんなにバラさなかった事に
俺はモーレツに感動していたんだ!」
島田 「みんなへ。
だったら、ひとつ教えてください。
五年前、みんな一緒に体験したあの思い出。 あの時、みんなは何を思った?」
石塚 「島田へ。
俺はこう思います」
岡本 「島田へ。
俺はこう思います」
木村 「島田へ。
俺はこう思います。 それは・・・」
石塚・岡本・木村 「坂田を絶対許さない!!!!」
坂田 「木村へ。
久しぶりだな! 俺はこの間までコロンビアに居ました。
今コロンビアで大流行しているスゲェもん教えてやるから、今度会わないか?」
木村 「みんなへ。
みんな!! 今コロンビアで大流行している人形があるらしい!!
それの受け取り先になるだけで、結構な金がもらえるんだって!!
世界的にも、今それに注目しているらしく、必ずブームが来るらしいんだ!!
やっぱり【仲間】だから、みんなで金持ちになりたいよな!!
とりあえず、みんなの住所、先方に言っといたから
人形が届いても・・・驚かないでください!!」
-----END-----