2月8日、ろう薬剤師の柴田昌彦氏を講師にお迎えし、23名の参加者とともに「薬剤師との上手な付き合い方」を学びました。柴田氏の明快で親しみやすい語り口は「とても分かりやすい!」と参加者の皆様から大好評でした。
■ 薬局を自分の味方にするコツ
「薬局はどこも同じ」と思っていませんか?実は、活用次第でもっと便利になります。
「面(めん)薬局」の活用 : 医療機関に隣接しない薬局(面薬局)は、比較的ゆったりと対応してもらえるため相談に最適です。ただし、医療機関の処方箋医薬品の在庫がない場合もあるので事前に確認するとよいでしょう。
コミュニケーションの工夫 : 「予め相談したい内容を紙に書いてから行く」「忙しい時間帯を避ける」といった一工夫を。
かかりつけ薬剤師とツール : 毎回同じ人に相談できる「かかりつけ薬剤師」を持つことや、医療情報ネット(ナビイ)で薬局を探すなど、便利なサービスが紹介されました。
■ 正しく知ろう「風邪薬」と「受診のタイミング」
市販薬(OTC)と病院の薬の使い分けについての解説がありました。
総合感冒薬 : 熱・鼻水・咳のすべてに対応する「総合感冒薬」は便利ですが、鼻水成分で眠くなることも。OTC薬には「熱とのど」「熱と咳」など症状に特化したものや、眠くなりにくいタイプも選べるため、薬剤師に相談するとよいでしょう。
インフルエンザ : 検査は発熱から12時間以降が確実です。抗インフルエンザ薬の効果を最大限に引き出すには、48時間以内(理想は36時間以内)の服用が必須。つまり「発熱後12時間〜48時間の間」に受診するのがベストタイミングです。
■ グループワーク
後半は、自身の症状に応じて「OTC薬で様子を見るか」「薬剤師に相談するか」「すぐに病院へ行くか」を仕分けるゲーム形式のワークショップを行いました。
「いつも通りの頭痛ならOTC」「頭を打った後の吐き気は即病院!」など、具体的な事例を通して判断基準を楽しく学びました。
■ おわりに
参加者からは次々と質問が飛び出し、「身近な薬局の知らない活用法がたくさんあった」と驚きの声が聞かれ、実りの多い時間となりました。
大好評につき、第2弾を夏ごろに計画中です!お楽しみに♪
イベント概要
ろう薬剤師による健康講座 開催概要
「ろう薬剤師」として活躍する柴田昌彦氏による健康講座です。
テーマは「薬をもらうだけじゃもったいない!薬剤師との上手な付き合い方」。
手話で、薬や健康に関する知識を分かりやすくお伝えします。
講座のポイント・内容
本講座では、以下の3つの視点から、薬局の活用法や健康管理について学びます。
💊 薬局をもっと身近に、便利に活用する方法
皆さんは、薬局に備わっている便利な機能をご存知でしょうか?
単に薬を受け取る場所としてだけでなく、日々の健康をサポートするパートナーとして薬局・薬剤師をもっと身近に感じていただける活用術をお伝えします。
💊 ろう薬剤師だからこそ伝えられる経験談と工夫
「ろう者は医師や薬剤師への質問の仕方が得意でない」と言われることがあります。
コミュニケーションにおける課題や、それを乗り越えるための具体的な工夫について、ろう薬剤師である柴田氏自身の視点や経験を交えながら深く掘り下げます。
💊 関心の高い健康・薬のギモンについて
参加者から多く寄せられる質問に基づき、関心の高いテーマ(風邪、花粉症など)を取り上げます。
それぞれの薬に関する正しい知識と、ご自身に合った薬の選び方について解説します。
開催情報
テーマ:「薬をもらうだけじゃもったいない!薬剤師との上手な付き合い方」
日 時:2026年2月7日(土) 14:00~16:00
会 場:クレオ大阪中央 2階 会議室
(OsakaMetro谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅、徒歩約3分)
参加費:1,500円
講 師:柴田昌彦 氏