2025.2.9 手話 de 芸術大学作品展見学会
2025.2.9 手話 de 芸術大学作品展見学会
二年前、京都駅近くに移転した京都市立芸術大学の新校舎へ作品展を観に行ってきました。
参加者14名。
(申し込みフォームに入力していただいたメールアドレスに返信が届かず、残念ながらお会いできなかった方がいらっしゃいます…)
街の中に組み込まれた芸大は3つのエリアが連なっています。
京都駅側のエリアに集合後、中間エリアの建物から空中廊下を渡り、鴨川沿いのエリアまで移動して芸大の全容を確認しました。
それぞれの好みやペースがあるので、自由行動、自由解散としました。
複雑に入り組んだ空間のいたる所に多種多様な作品が展示されていて、回遊するように見学して回りました。
案内役を担った本校卒業生のDeaf MAPスタッフ自身、新校舎に慣れておらず少々迷いながら進みました。
工芸科のフロアには変わった素材や技法の作品が多く、作り方についての質問が次々と出てきました。
美術科のフロアでは、作者の考えや物事の概念が反映された作品が数多く展示されていて、これは何を表しているのかなと話しながら鑑賞しました。
デザイン科のフロアで展示されていた「聴覚情報と空間の相関について体感する」作品の解説を読んでみると、作者は一測性難聴の方でした。
「なんとなく居心地の悪い音環境、感じるもどかしさ、見えない障壁」を物理的に表現し、空間デザインにおける聴覚バリアフリーについて問題提起する作品でした。
今回、場所の都合もあり、最後に集まって手話で感想を出し合うことができませんでした。
また別の機会に、手話で話し合いながら美術鑑賞をする場を設けることができればと思います。
詳細をDeaf MAPブログに載せております。
よろしければ、ご覧ください。
芸大キャンパスから京都タワーを望む
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