2024.11.16 英語学習会
2024.11.16 英語学習会
参加者4名
講義のテキストとして、ろう者のギル・イーストマン(Gil Eastman)氏のポエム集「Just a DEAF Persons Thoughts」を使用しました。ギル・イーストマンはギャローデット大学で演劇を教えていました。彼がろう者として見たこと感じたことをポエム集にしたものです。
今回の講義でいろいろな英文を学びました。
最初に出された英文を紹介します。
英文法:命令文
① Read me lips!
② Read me signs!l ※lipsとsignsは複数形。
日本語に訳すと、①は「口を読み取って!」、②は「手話を読み取って!」になります。
「Out」と「In」について
ろう者にとって、①と②の文はどう受け止められるでしょうか?
① ろう者なら口話を読み取ることに抵抗感があります。心から離れるので「Out」。
② 「えっ、何の話だろう?」と聞こうとします。心を開いて聞こうとするので「In」。
日本語でもよく使われる「Out」「In」ですが、こんな意味があったとは!
動画も作りましたのでぜひご覧ください。
「DEAF」、「Deaf」と「deaf」の違い
ポエム集にはろう者のことを「DEAF」と大文字で表示されています。また頭文字のみ大文字で「Deaf」と書かれているところもよく見受けられます。ご存じの方も多いと思いますが、「DEAF」や「Deaf」は、ASLで話すろう者、もしくは、アイデンティティーを持ったろう者のことを指します。ろう者との関わりがない聞こえる人たちは「deaf」と書くことが多いそうです。
スマホで「ろう者 英語」を検索してみました。アンドロイドでは「deaf」と表示されたのに対して、iPhone(iOS)ではなんと「Deaf」と表示されました!(写真)これには先生もびっくり。アップルはろう者に対して理解が進んでいるということなのでしょうか!?
ごく基本的な英文でしたが、ろう者に深く関係する文なので面白く感じられ、よく頭に入りました!有意義な時間を過ごせました。(M)
英語の例文(動画51秒)
iPhoneとAndroidの翻訳の違い
学習会の様子
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