2018年11月11日ウエスタ川越にて13回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.高校生26名が参加し,高校生達が作った合計6台のロボットが競技に挑み,技術と芸術性を競いました.今年は昨年に引き続き,「かわごえ産業フェスタ」の会場での開催となりました.多くの方々が見学に来てくださり,たくさんの観客の前で高校生たちは少し緊張しながら競技に挑みました.参加者がそれぞれの趣向を凝らして製作したロボットは凝った装飾と動きで観客を驚かしたり,製作者の意図とは異なる予想外の動きでほのぼのとした笑いを誘ったりしていました.予定通りに走行して着実に点数を増やすロボットがいる一方,本番では上手く動かないロボットもいて,参加者だけでなく観客の皆さんもロボットの動きに一喜一憂しました.
◆競技会の様子 (動画はYouTubeでご覧ください.)
今回は参加ロボット数が少なめでした.その中でペンギンを題材にしたロボットが2台いました.いずれもコミカルな外観と動きで観客を和ませていました.太鼓を叩く山車らしいロボットがいる一方で,LEDライトが光ったり,惑星の絵が回転するといった未来っぽいイメージのロボットもいました.船を作っていたらなぜか幽霊船になってしまったというロボットは,外観もとても凝っていて,波に揺られながら大砲が赤く光るパフォーマンスも見事で,うまく幽霊船の雰囲気を作り出していました.今回はチームでの参加が多く,ぎりぎりまで相談しながらロボットの調整をする姿が印象的でした.チームでのものづくりの良い経験となったのではと思います.
コンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれた見学者の方々,ありがとうございました.
◆結果
技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました.
最優秀技術賞...新座総合技術高校 電子機械部1年生チーム 「スペースローター 号」
最優秀芸術賞...松山高校 物理部Dチーム 「幽霊船 号」
また,印象的な外見とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました.
審査員特別賞(JAPAN ROBOTECH社賞)......松山高校 物理部Aチーム 「HANABI 号」
審査員特別賞(ロボコンマガジン賞)......川越東高校 2年生チーム 「エンペラーペンギン 号」
審査員特別賞(やきとりひびき賞).......松山高校 物理部Bチーム 「PENGUINロボット 号」
審査員特別賞(東洋大学機械工学科同窓会賞)..川越東高校 1年生チーム 「太鼓の達人 号」
◆スタッフ&審査員
審査員
長谷川 淳 様 (JAPAN ROBOTECH社)
可香 史織 様 (ロボコンマガジン 編集部)
竹花 大志 様 (株式会社ひびき 技術室)
田口 正和 様 (東洋大学機械工学科同窓会会長)
実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元 明弘,山川 聡子,山田 和明,横田 祥
協力(アルバイト)......東洋大学 機械工学科学生