2012年10月21日に,7回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.今年は川越市市制90周年ということで,川越まつりも例年以上に賑わいを見せていました.本コンテストも,川越まつりの期間中に川越市産業観光館ギャラリーで開催しました.参加高校生は37名で,個人対抗競技,団体競技あわせて24台のロボットが競技にチャレンジしました.昨年までよりも,自作のエンコーダやIRセンサなどを搭載して動きの精度を高めたロボットが増えました.LEDや光ファイバー,電光掲示板,スピーカーなどの部品を用いて工夫を凝らしたパフォーマンスも競われました.スライダ・クランク機構やプロペラなどを用いた動きもあり,バラエティに富んだロボット達が観客の目を楽しませてくれました.
◆競技会の様子 (動画はYouTubeでご覧ください.)
今年は,全体にロボットの移動精度が上がり,複数のロボットが4箇所以上のエリアで得点に成功して技術賞は接戦となりました.一方,芸術性についても趣向を凝らした装飾や動きが多く,高得点での接戦となりました.受賞者以外にも賞をあげたいロボットがいくつもありました.
今年も多くの方がコンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれました.ありがとうございました.
◆結果
技術点,芸術点が最も高かった人がそれぞれ表彰されました.
最優秀技術賞...狭山工業高校2年 青木・窪田 組 「牛男君号」
最優秀芸術賞...浦和工業高校1年 平沢・四條・星野・田中 組 「源太郎2号」
また,印象的なパフォーマンスをした人が審査員特別賞に選ばれました.
審査員特別賞(ジャパンロボテック賞)..浦和工業高校1年 中村・武藤・鈴木 組 「サイクロン号」
審査員特別賞(ロボコンマガジン賞)...伊勢崎工業高校2年 小林 智也 君 「ツインドラゴン号」
審査員特別賞(やきとりひびき賞)....狭山工業高校1年 貫井・星 組 「兜の山車号」
団体競技では審査員の評価が高かったチームが団体賞に選ばれました.
団体賞...伊勢崎工業高校 「チームネブタ」
◆スタッフ&審査員
審査員
河野孝治 様 (ジャパンロボテック社 代表取締役社長)
竹西素子 様 (ロボコンマガジン 編集長)
小島淳一 様 (ひびき 経営企画室室長)
吉田泰彦 教授(東洋大学理工学部学部長)
実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元明弘,山川聡子,山田和明
協力(アルバイト)......東洋大学 ロボット工学研究室,ロボット制御研究室