マイサンの太腿の付け根にほくろがあって、それがエロいなーと思って妄想したシロモノです。
ふたりの互いを貪る、濃密で淫靡な空気が立ち込める寝室に響く、ハスキーで甘い嬌声。ゆさゆさと揺さぶられるたびに漏れるそれは、組み敷く男の耳を愉しませる。
一度目は恋人の風呂上がりを待てず乱入しそのままバスルームで。彼のすべてに飢(かつ)える自分がそれで満足できるはずもなく、足りないとベッドルームで二度、精をあたたかな胎内に吐きだしようやく少し落ち着いたころには、恋人はどろどろに蕩け切っていた。「あとはのこさないで」と言う彼の言いつけ通りに軽く吸い付き、甘嚙みするだけにとどめる男は正体不明になってただただ与えられる快楽に震えて喘ぐだけになった恋人に、そろそろころあいか、と抱え上げた足の内側に掌を這わせた。
「ぁ、んぅ」
「いいよ、零……最高だ」
横伏せの状態の降谷の片足を跨いで、腰を押し付けながら開いた太腿の付け根を執拗に愛撫する。熱く大きなそれで腰を押し付けられながら熱を伝えるようにするすると触れられると、降谷はいつもたまらないとばかりに首を振って涙を散らした。
「あう、ひっ……らめ、も、こわれちゃ……っ」
力強く腰を押し付け、奥をノックされるたびそこがゆるんでゆくその感覚を恐れ、自分を組み敷く男を必死に見上げる。その眼差しにぞくりと嗜虐心を刺激されているなど、彼は思いもよらないのだろう。
「駄目だよ零、それはだめだ。そんなふうにされたら、もっと沢山あげたくなるっ」
「──~~っ、お、あぁああ、!」
腰を止めてゆっくりと押し付けると、胎の中に嵌り込む音がした。その瞬間、もはや達しすぎて勃たず揺さぶられるたびに揺れていた降谷のペニスから、潮がしぶく。
「っ、ハハ!あぁーイイ、すごいよ、零」
「お、ぐ……すごぃぃ、ぁ、……、」
開きっぱなしの口からは涎を垂らし、ひっきりなしに訪れる悦楽の波にもはや降谷の頭には「気持ちイイ」しかなかった。そんな彼の顔中を舐め、キスをする。その度に結腸に嵌ったペニスを舐るように刺激され、赤井も精を放った。
「ッ、れい……!」
「ひゃ、ぁアーーーー」
最奥に叩きつけられる熱い生命の息吹に、なじませるように押し込まれる動きに、とうとう降谷の意識が墜ちる。がくんと脱力した彼からゆっくりとペニスを引きだせば、抜かれた衝撃でまた潮を吹いた。
様々な体液と、許容以上の快楽でどろどろになった自分の食い散らかした恋人を見つめる。その眼差しは、満足感でうっとりと蕩けていた。
太腿を拡げるとまるで呼吸するように後孔がはくはくと蠢いているのが見えた。そこからゆっくりと流れだす己のたっぷり注いだ精子。太腿を持ち上げると、付け根の部分──先ほど執拗に触れたそれを見つめると、そっとその場所に唇を寄せた。
降谷のそこには、ほくろがある。
赤井がそれに気づいたのは、恋人同士となって初めて体を繋げた日だった。組織時代にも欲望の解消とばかりにセックスをすることはあったが、その時は全く気付かなかったそれ。その場所にあるほくろを、赤井はいたく気に入っていた。
こうして降谷が堕ちたあとに、その場所にたくさんの痕を残す。そんな儀式めいたことを、抱きあうたびにしていた。
きっと、彼自身も知らないだろう場所にあるほくろ。そのシルシは、自分だけが知るシルシだと思うたび、男の昏い満足感を満たすのだ。
cata(@cata_gmhi)さんのtkb弱井さん漫画の続きをお話で書かせていただきました!
仕事場でいたしちゃう赤安。
荒々しく開かれ飛んだ釦が床をすべる音がした。開いた胸元をゆっくりと確かめるように滑る。少し汗ばんだ熱いてのひらにこの先のキモチイイコトを嫌でも期待した身体。
「……っ、……ぅ」
否が応でも上がる熱に、押し殺した声に、まさぐっている男の不埒な手も、どんどんと大胆になってゆく。
「ただ撫でられているだけなのに、そんなに息を荒げて……ほら、きみだってここ、大好きなんだろう?俺のこと言えないな?」
肉厚な掌全体で擦るように胸をさすられると、だんだんとその中心がたちあがってくる。ゆっくりと円を描くように、そしておんなの胸を揉みしだくように下から持ち上げ張りのある筋肉を愉しむ男は、指先に触れた固くしこってしまったそれを指で扱いた。
「ひぅっ!!」
「shhh……そんな大きな声を出したら、外に聞こえてしまうぞ」
「ゃ、こんなとこでっ」
「ああ、ここはきみの神聖なる職場だな。……だが、イケナイ悪戯を最初にしたのは誰だったかな?すぐにやめていれば家に帰った後に悪戯の代償を払ってもらおうと思っていたが……きみが煽ったんだぞ?」
ぼそぼそと耳に吹き込まれるベルベットの極上な低音と、乳首を虐めるのをやめない指のせいで、降谷は必死に声をかみ殺し身悶える事しかできない。自らの下で己の与えた快楽に従順な身体を堪能しながら、赤井のその行為はエスカレートしていった。
先ほど降谷が赤井の乳首を虐めた手順と同じように、降谷のそれを虐めてやれば、本人は無意識なんだろう。緩やかに固さを増してゆく股間を擦りつけるように赤井のそこへと押し付けている。その淫らな行動と、必死に声を押し殺し真っ赤な顔で身悶えている降谷の表情に、いつも以上に興奮した男が露わになっている獲物の美味そうな乳首にしゃぶりついた。
「ふっ、ぐぅ!!」
咄嗟にシーツを嚙み締め上がる嬌声をこらえた降谷の目から、涙が零れ落ちた。
男は酷い音を立てながら、ぷっくりと腫れあがったソコを舐めしゃぶり、時に甘嚙みし、舌で転がしじっくりと味わう。
降谷の噛み締めたシーツが唾液で色を変えるころ、ようやく顔をあげた赤井がふと反対側のそれを見やった。
「ああ、かわいそうに。こちらもかわいがってやろうな?」
「うそ、ゃ……っ!!」
反対側の乳首にも吸い付いて激しく舐めしゃぶる。必死で手を口に当て、漏れ出る悲鳴を押し殺す。ふぅ、ふぅ、と荒く熱い息が自らの掌を濡らした。
片方はぬめった泥濘の中で、もう片方は至高の左手で愛撫される。
それも、神聖な仕事場で。
そんなイケナイコトをしている、というのにどんどんと快楽の高みに駆けあがってゆく淫らな躰。
がくがくと降谷の腰が震えだす。それに密着している赤井が気づかぬわけもない。うっそりと目を眇め、胸の性感帯を左手で押しつぶし、もう片方はきり、ときつめに噛み締めて引っ張った瞬間。
「──っ!!!!」
腰を突き上げるようにして、その青い瞳を見開いて。
降谷が、昇りつめ、吐きだした。
ちゅぽ、と可愛らしい音とともに腫れあがってしまったそれを離すと、ふわりと特有の青臭い匂いが立ち上ってきた。
「あぁ、かわいくイったな?」
赤井がうっとりと陶酔した表情でゆっくりとベルトをはずし、下着ごとスラックスを下ろしてやる。逐情の余韻でくたりとしている降谷は抵抗すらせず、されるがまま赤井の手を受け入れていた。
べっとりと白く糸を引く下半身。
吐きだし柔くなったソコに唇を寄せると、ゆっくりと咥内にのみこんだ。
射精したばかりなのに、また与えられるフェラチオの暴力的な快楽に、降谷は力の入らない手で必死に引きはがそうとする。しかし弱いところを舌で攻められ、いつの間にかその手は縋り付くように男の頭を掴むだけになっていた。
口の中で硬度を増すペニスを可愛がり、すっかり勃ちあがったそれを口から解放してやればふるりと震えている。
竿を舌で舐め下げ、会陰を通り、昨夜もたっぷりと味わった、ふっくらと縦に割れ自分が時間をかけて性器に育て上げたそこへ舌をさしこんだ。
ぴくぴくと震える尻を宥めるように撫でさすりながらゆっくりと中に唾液を送り込み、舌でぐちゅぐちゅに掻きまわす。中の壁が奥へ奥へと誘うように蠢きだすと名残惜しいがそこから舌を抜き、二本そろえた指を突き立てた。
「あっ、んぅ、」
「ハハ、蕩けた顔して。もうどろどろになっちゃったな?……仕方ないから俺が塞いであげる」
もはや男から与えられる快楽に従順になってしまい、声を殺すことさえできなくなってしまったかわいい男の口を大きな掌が覆う。いとしいおとこの体温を感じた降谷が条件反射のようにすり寄り、ぺろりとその肌を味わうように舐めると褒めるように汗ばんだ額に口づけた。
「キモチイイところ、たくさん擦ってあげような?」
言うと同時に激しく動き出す長い指が降谷の雄膣を蹂躙する。ぐちゃぐちゃに攪拌され、壁を押し広げられ、まるで男の楔を打ち付けられいるときのように激しく出し入れし、一切の容赦もなく。
塞いだ口からひっきりなしにもれ出ているくぐもった声に興奮する。こんな風に手荒に抱くことなど、普段はない。この非日常が否が応でも赤井の興奮も高めていった。
「は、れい……!れい、いいか?お前のココに、俺のディックを入れて、ぐちゃぐちゃにしてもいいか」
雄膣を虐める三本の指に翻弄されながら、荒い息を吐き、もっと太く長いもので埋めてほしいとガクガク涙を流しながらうなづく降谷の口から手を離し、せわしなくスラックスから痛いほど張り詰めたペニスを取り出した。
「あぁ……ほしぃ、それ、はやく……ね、はやくちょうだい」
「いやらしいな、零……ああ、こっちの口も頂戴ってオネダリしてる」
くぷくぷと蠢く後孔を見せつけるように自ら足を抱え上げ差し出す降谷のそこへ、熱く滾った肉棒の切っ先をあてるとまるで迎え入れるように吸い付いてくる。そのまま逆らわずに腰を進めていけば、蕩けた蜜壺が赤井の怒張を優しく包み込んだ。
「あー……最高にキモチイイ……」
ぬちゅ、ぬちゅ、と浅いところで前立腺を捏ねるようにピストンする。カリで引っかけるようにして出し入れするその感触が性感を高めてゆく。もっととばかりに降谷の腰も揺れていて、それがまた最高にいやらしく男の目も楽しませてくれる。
「ハハ、はぁ、腰、揺れちゃってるな?足りない?」
「んっ、んっ、」
恍惚としてイイトコロを好きに当たるように腰を揺らす降谷は、もはや与えられる快楽を逃さず享受しようと淫らに躰をくねらせていた。
「はぁ、ふー……ふっ」
「あぁん!」
細腰を掴んで一気に奥まで突き入れると、歓ぶように壁が蠕動し極太の杭をやわやわとくい締める。
他の誰かに愛しいおとこの濡れた声を聞かせたくなくて、先ほどのようにまた掌で口を塞いで片手で太腿を押し開き、ガツガツと自分本位に腰を振った。
いやらしい粘ついた音、皮膚同士が打ち付け合う破裂音。
獣のような荒い息、くぐもった甘い嬌声。
ガタガタと簡易ベッドが揺れる音。
それらがひっきりなしに狭い部屋に響く。
「フーッ、はぁ、はぁ、」
「んぐ、ンッ、ンーッ!!」
何度も腹奥を抉られ、捏ねられ、降谷は尻穴を侵されながら二度射精し、その褐色の肌は白濁まみれだ。それがまた男の興奮を煽り、さらに激しく攻めたてられる。いつまでも終わりのない行為に、もはや揺さぶられるままの降谷はうつろに自らを組み敷き、必死に腰を振っている男を見つめた。
(きもち、い……このまま、こわされたら、おれ、)
「れい、れいっ……すきだ、あいしてる、あいしてる……!!」
汗みずくになり、自分の名前と愛だけを口から吐き出す男は、ようやく一等奥まで腰を突き入れ、中で爆ぜた。
「ンゥ、っっ」
「ハー、ハー、……ぁ」
何度か腰を送り、マーキングとばかりに己が吐き出した白濁を塗りつける。そうしてから柔くなったペニスを引き出すと、名残惜しむようにそこが収縮し、ゆっくりと自分が吐き出し塗りつけた精液が零れ落ちた。
それにすら感じてしまうようで、ふるふると体を震わせる。そんな降谷を暫く見つめていた赤井は、まるで自ら食い荒らした獲物を確かめるように手を伸ばした。
しっとりと濡れた褐色の肌に触れる、その直前。
ぱしん、と手を払われた。
唐突に現実に戻される。
「満足した?」
ゆっくりと体を起こした降谷は、先ほどまで快楽に啼いていたとは思えない普段通りの表情で赤井を見つめていた。
「……好き放題してくれて。この後だってあるっていうのに」
「それは、君が」
「うん。それは分かってるけど、これはさすがにいきすぎでしょう?……くそ、中で出しやがって」
「……すまん。興奮しすぎて」
「……まぁ、それは僕もですけど。とりあえずしみになっちゃってるから、着替え持ってきてもらっていいですか」
「ああ、わかった」
とりあえず着ていた釦の取れたシャツで汚れた体を拭う降谷の、聞こえないようにぽつりとつぶやいた声が慌てて出ていこうとする恋人の耳に届いた。
「まぁ、さっきのあなたも野獣みたいで最高にかっこよかったし気持ちよかったけど」
赤井がドアノブを握りつぶしそうになったのは言うまでもない。
よほどもう一度降谷のもとに飛んで行って、緩く反応してしまった股間を押し付けて第二ラウンドをと思ったが、本気で怒らせ暫くベッドインがお預けになる未来しか見えなかったので、我慢する。
仕事が終わって家に帰った後に思い切り愛しあおう、と心に誓うのだった。
ライバボの場合
身体を重ねてまだ片手で数えるほど。いつもライが触れればあっという間に訳が分からなくなってしまうバーボンは、今日こそは、と鼻息荒くライの股間の目の前に這いずっていった。カチャカチャとベルトをはずしていると、上からライが声をかけてきた。
「無理するな」
「今日は僕がします。ライは何もしないで」
そうしてどこで覚えてきたのか、たどたどしい動きで前立てのファスナーを歯で挟んで下げてゆく。
「んんっ」
ちょっと下げてはガチっと歯が外れ、また噛み直し、それを何度か繰り返してようやくすべて下がってライの下着が見えれば、どうだとばかりの表情で男の顔を見上げる。
「……っっ」
「なにわらってる!」
「いや」
今に見てろよ、とバーボンが少し形を変え始めたライのペニスを取り出して、ごくりとつばを飲み込んだ。
ぺろ、と亀頭を薄い舌で舐めれば、手にしたソレがぐんと力を持った。それに気をよくしてただひたすらにぺろぺろと亀頭を舐めて、支えた手でこしこしと茎を擦る。
(めちゃくちゃヘタクソだ)
しかし懸命にライの大きなペニスを顔を真っ赤にして奉仕しているという事実だけで、ライのペニスは力強く成長していった。
どんどんと硬く大きくなってゆくライのペニスにご満悦なのか、バーボンはちろりと見上げては目を潤ませておしりをふりふり誘うような動きをする。
(くそ、触りてぇ)
さらりとした金髪をほめるように撫でると、ちゅうちゅうと先に吸い付いていたバーボンが口を離した。
「なぁに」
「尻をこっちに向けろ。……そうだ、俺の上に乗って、」
ライを跨ぐように乗り上げたバーボンの腰を支え、位置を調整する。
「ライ?」
「ほら、気持ちよくしてくれるんだろ」
言われて前を向きまたライのペニスに舌を這わせた途端、バーボンのペニスが泥濘に包まれた。
「ひゃぁぅ!」
ライは目の前にあるバーボンのペニスにかぶりつき、じゅぶじゅぶとストロークする。引く時は口を窄め吸い上げてやれば、段々とバーボンの腰が下がっていった。ひくひくと蠢く蕾に指を這わせれば、したからため息のような秘かな声が聞こえた。
「ふぅう、ぁ」
もはやバーボンは目の前のペニスをやわく握ることしかできなくなっていた。ぺたりとライの股間に頬を寄せ、開いた口からは涎を垂らし、ひたすらに与えられる快楽に溺れる。
「もうおしまいか?」
「ぁ、らめぇ……も、あ、ライ、らいぃ」
「ああ、かわいい顔を見せてくれ」
そうしていつも通りにライにどろどろに溶かされるのだった。
沖安の場合
その首元を狙われているのは分かっていたが、まさかここまでとはな……
今現在、工藤邸のソファーで沖矢の変装をした赤井の上に足で腕を押し付けて拘束するようにまたがっている安室は、流れるような手さばきで沖矢のボトムをくつろげて、いまだ勃ちあがっていない陰茎を取り出した。
「ふふっ、大きい」
「安室さん、あなた何を」
「ねぇ沖矢さん。僕これと同じの見たことあります。僕の憎い男のとソックリ」
そうしてあ、と大きく口を開けて迎え入れれば、熱い泥濘の中で少しずつ形を変えていく。じゅぶじゅぶと深くストロークし、戯れに亀頭に吸い付く。
(これはライの──)
「んっ、ひほひいいへふは?」
「そこでっ、しゃべらな……!」
思わず口調が戻りそうになる。まずい、と目の前にある安室のボトムスを下着ごと下ろし、現れた褐色の肉付きのよい尻を揉みしだく。
「あん!……おいたは駄目ですよ……っあ!!!!や、やだぁ!!」
ぐに、と押し開いた尻の割れ目から現れたいまだ閉じられた蕾にべろりと舌を這わせれば、必死にもがいて逃れようとする安室の声が聞こえた。尻を振って暴れるのを懲らしめるように、一度バチンと軽く尻たぶを叩けばびくりと硬直し、静かになる。
しわを伸ばすように襞のひとつひとつまで舐めて唾液をまとわせると、両手の親指で後孔をゆっくり開く。そこへとがらせた舌を突き込めば、ひくひくと歓迎された。
「やぁ、おしり、舐めないでぇ……」
「安室さん、手と口がお留守ですよ」
「んむぅっ、はむっ、ちゅ……」
言われて何とか口淫を再開するが、沖矢が舌をぐぼぐぼと出し入れしたり、中の壁を余すところなく舐めまわしたり、じゅるじゅると酷い音を立てて吸い付いたりするたびに羞恥とゆるい快楽に体を震わせ、おろそかにしてしまう。
「やらぁ……あかぃぃ……」
「ふふ、かわいいですね。こんなにひくつかせて……そろそろもっと太くて大きいの、ほしいでしょう?」
今日もハイネックがめくれぬまま、美味しくいただかれてしまうのだった。
秀零の場合
「ふふっ期待してる?おっきくなってる」
前立てを淫らな手つきでゆっくりと上下に撫でさすられればもう我慢できない。そのすべらかな褐色の肢体を押し倒そうとすれば、逆に押し倒され乗られてしまった。顔を赤井の股間に向け、自らの股間をぐい、とその顔に優しく押し付けると艶やかに笑う小悪魔が振り返る。
「ね、舐めて」
そうして自分も、とすでに形をあらわしている男のペニスを取り出すべく、下着を引き下ろせばばちん、と頬に当たったソレをうっとりと見つめた。
「ぁ、おいしそ……いただきまぁす♡」
「あ、れぃ……っ」
ねっとりとまずは裏筋をゆっくりと舐めあげられる。たっぷりと唾液をまとった舌は熱く、カリにたどり着けばその段差をくりくりと器用に愛撫した。
そのまますぼめた口で亀頭にじゅう、と吸い付きながら舌を拡げて撫でるように擦ってくる。
「ふぅ……っあ、あぁ」
「んふ。かわいい」
「う、れい、ぁ、」
赤井が気持ちよさそうに喘げば、嬉しそうに愛おしい肉棒を飽くことなく愛した。
「ねぇ、……れいのも舐めて?」
ちゅこちゅこと手で作った輪でカリに引っかかるように扱きながらそうオネダリすれば、男はゆっくりと下着を脱がしてぷるりとしたペニスを取り出した。
ふぅ、と息を吹きかけてゆっくりと喉奥まで飲みこんでやれば、カクカクと雄の動きをしながら目の前の男のペニスをうまそうに咥える。鼻から抜ける喘ぎ声がひっきりなしに漏れ出るが、決して男のペニスを離そうとはせず、顔を上下して思い切り吸い付いた。
「っく、ぁ」
「んぅ、ふぅ……!」
お互いに動きが激しくなる。そして同時に互いの咥内に射精した。
「んぅっ!」
「グゥ……!!」
ごくり、と欲望の証を飲み下し、とろりとした顔で男の胸に倒れこめばすかさず唇を奪われた。
「ん、フフ。混ざっちゃった」
「気持ちよかったよ、零」
「僕も……でも」
そうしてころりと赤井の腹の上に体を倒し、М字開脚をして秘部を見せつけ天使のような無垢な顔で続きを強請る。
「ねぇ、今度はここ、舐めて」
くぱぁ、とひくつく雄膣からとろりと流れるローション。目の前の最愛に煽られた男は目の色を変えて美味そうに熟れたそこへと喰らいついた。
攻フェは、赤井さんが好きだといい。対して降谷さんはいやいやそんなとこ舐めないでって最初は嫌がるけど、あまりの気持ちよさに何時も泣きながら「きもち、きもちいいよぉっ」てなっちゃうバージョンも、積極的に「ね、あかい。僕のおちんちん、気持ちよくして?」って自分から求めちゃうバージョンも最高じゃないですか?
でも一番好きなのは、あまりにお尻開発されすぎちゃって、前の刺激ではいけなくなってしまうやつ……
イきたくてすごいおねだりするやつね……( *´艸`)
しっかりと筋肉の付いた綺麗な腹筋、そこにある臍。口づけ、舌で舐りながら段々とそこへ近づいてくる男の顔に、否が応にも期待で腰が揺れる。
「かわいいな。腰が揺れてるぞ」
「だってぇ……!」
「その期待には答えなくてはな……」
そうして舌なめずりをした赤井は、そそり勃った降谷のペニスを根元から先まで舐めあげた。そうして亀頭にキスを贈るとそのままかぱりと開けた口に躊躇なく咥えこむ。
「ひゃぁあぅ!」
亀頭部分をじゅぶじゅぶと出し入れされ、滴る唾液ごと茎を扱かれる。空いた手で重い陰嚢を優しく揉まれ、その指が戯れに会陰を押し刺激する。
堪らない刺激に降谷は蜂蜜色の美しい髪を振り乱して喃語のように喘ぎ、思わず股間にある赤井の頭を太腿で挟んでしまう。
「れぃふん、うほかへはい(れいくん、うごかせない)」
陰茎を咥えられたまましゃべられ、不規則に歯があたる快感にまたも身悶えて腰を震わす降谷の太腿を自らの手で割り開くと、そこを押さえたまま顔を上下に動かして激しくペニスを出し入れする。
「あ、あ、あ、あ、あ、」
亀頭が抜けるギリギリまで引き出し、じゅうっと強く吸い付くととぷとぷと青臭いカウパーが流れ出る。それをまるで甘露のように吸い取り、零すのももったいないとごくごく喉を鳴らして飲んでいる男に、力の抜けた手がその髪を引いた。
咥えて愛撫は辞めずに目線だけ上げると、ぼろぼろとその宝石のような瞳から涙をこぼしながらひくひくと真っ赤になって喘いでいる降谷と目が合う。
「ぁ……も、イきたい……おねがっ」
「イけばいい」
「む、むりぃっ!おちんちんだけじゃ、やああぁあ!」
じゅぶっじゅぶっと淫らな水音を立てながらディープスロートで吸い付き口淫するが、ソコは射精せずにそのままだ。
「あ、も、やだぁっ!……あかぃぃ、おしり、おしりっ……」
「それじゃわからないよ、零。ちゃんと教えてくれ。どうしたらいい」
「ぁ、れぃの、おしりのあな、いじめてぇっ!おちんちんしゃぶりながらぐぼぐぼしてぇ!!」
「……っああ、上手におねだりできたな。ご褒美だ」
そのまま再びペニスを口に迎え、左手でくぱくぱと鳴動する後孔へ指を突き入れた。降谷がいっとう好きな場所を探り当てると、口淫しながら前立腺を指で挟み、激しく出し入れして擦ってやる。
褐色のすらりとした足ががくがくと震え、足先に力が入りきゅうっと丸まった。
「んああ、ぁ、あん、あ、きもちぃ、」
とろりと溶け切ったブルーグレーから涙をこぼしながら、閉じ切らない口から甘い声を響かせて、口端から流れる涎を滴らせて快楽に酔いしれる。
「おしり、きもちぃ、きもちぃ、あかぃいいぃ!」
イけ、というように喉奥まで咥え、吸い上げながら前立腺を捏ねるように刺激した。
「ああああぁん!!」
びゅく、とようやく咥内に白い液体が発射される。それをゆっくり飲み下しながら、すべて吸い上げて柔くなったペニスをそっと口から出す。
恍惚とした表情で身体を震わせながら射精の余韻に浸る降谷の雄膣からゆっくりと指を引き抜くと、引き留めるように肉壁がからみつく。そうしてもっと太く、熱く、硬いものを求めるようにひくつくソコへ、己の切っ先をあてがった。
メーカーの結果が大変美味しかったので、さらっと作成いたしました。
あまりEROくはありません。
ほんの出来心で掠め取った、ライのシャツ。
任務で見たライの射撃する姿に目を奪われた。あの稀有なグリーンアイズがスコープ越しに標的を捕らえる。
その白い指が引き金にかけられ、そして──
あれからずっとカラダが熱を持ったようにずくずくと疼く。ぎゅう、と窘めるように自らを抱き締めたバーボンは、雪崩れ込むように自室の扉を開け中へと入り、その場に座り込んでしまった。
「な、んで」
はぁ、と湿った吐息を吐き、わずかに震える指を伸ばしベッド下の収納から黒いシャツを引きずり出した。
それは、ほんの出来心で掠め取った、ライのシャツ。
きゅう、と抱き締めて布地に鼻を埋める。すぅっと吸い込むと、大分薄れてしまった男の愛飲するタバコのフレーバーが薫った。
ただ、ターゲットを撃ち抜く瞬間を目にしただけで、こんな。
じわりとにじむ涙に悔しく思うも、心は正直で。
その心に引きずられるように身体も......
バサバサと服を脱ぎ、裸にライのシャツを羽織る。そのままベッドに横になると、緩くきざしたぺニスをそっと撫でた。
あの、白く長い、大きな手でココを擦られたら。
低く甘い声で、吹き込まれるように耳許で名を呼ばれたら。
シャワーのあとたまに見せる、あのたくましい胸に閉じ込められたら。
「ぁ、んぅ」
握ったぺニスの先端を、緩く親指で円を描くように刺激するその手は左手。男の利き手だ。
右手は輪を作り、上下に擦った。男に愛撫される、そんな淫らな空想に耽ってひたすらに手を動かした。
ぐちゅぐちゅと湿った音、そして掠れた、抑えた嬌声。
「ひぁ、んっ、ぁ、らぃ......っ」
絶頂へかけ上がる。出すことしか考えられない。
ぐりり、と亀頭を強く刺激した瞬間だった。
がちゃり。
扉が開かれた瞬間に発射されたその白い液体が、バーボンの手を汚した。
極まるときに呼んでしまった男の名前。
どうか聞こえていませんようにという、バーボンの祈りは届かなかった。
ベッドに横になるバーボンのしどけない姿をじっくりと見つめ、こつ、こつ、と靴音をならし中へと入ってきた男は、後ろ手に扉の鍵を掛けると、ぎしりと音をたてるベッドに膝を乗り上げた。
「あ......」
「鍵はかけておくべきだな。......呻き声が聞こえたからなにかと思えば......」
する、とその長い指で快楽に赤くなった頬に触れる。そのまま少し開いた艶やかな唇をたどって、美しいラインの首筋を通り、普段見ることのないデコルテへ。
羽織るだけの自らのシャツを着た姿。ライは目を甘く緩めると、開いた胸元からその手を滑らせた。
「俺のシャツを着て、俺の名を呼んで......声を潜めて......」
その胸を揉みしだき、先端を潰すようにすれば驚愕に見開かれた青灰色の瞳からぽろりと宝石がこぼれる。
「ごめ、なさ」
「ああ、ちがうよ」
謝りながら離れようとするバーボンを宥めるように胸に閉じ込め、触れるだけの口づけを贈る。
「かわいいって言ってる」
「え......あっ」
その白い手がバーボンのぺニスを握ると、ゆっくりと擦り始めた。
「やっ、」
「かわいいな、バーボン。俺にさせてくれ......」
「らぃ、んぅ......ぁむ」
かぶりつくように口を塞がれ、咥内を蹂躙される。深くまで舌を入れられ、逃げるそれを絡めて引っこ抜かれるかと思うほど強く、吸い付かれて。
大好きな男の薫りに、強くたくましい腕に閉じ込められて、その白く大きな手で優しく愛撫される。
空想が現実に。
二つの影がひとつになる。
感想いただけたら嬉しいです