頭蓋仙骨アプローチ
基礎と活用法
研修会
-事前学習で修得率を高め臨床に活かす-
-事前学習で修得率を高め臨床に活かす-
こういった医学的診断のつかない不調に悩まされている人が、今日本には数多くいらっしゃいます。こういった症状を「不定愁訴」ということがありますが、特に日本では不定愁訴の概念が広まっていません。結果として、効果があるのか分からない薬を飲み続けたり、その場しのぎのマッサージに多くの人が通い続けています。
最近の脳科学における知見から、このような状態に対する回答が出始めています。
身体的な原因がなく症状を感じる方は、脳や神経系が過敏になっているために、ちょっとした身体感覚が大きく増幅されて気になる症状として感じてしまう(身体感覚増幅)。あるいは、私たちは普段は外界からの多くの刺激をフィルターで処理して、必要な情報だけを脳に送っているのですが、何らかの機序でそのフィルター機能が低下すると、直ぐには必要でないような情報も脳に送られ、その結果として感じなくてもいい症状を感じてしまう、という説もあります。
日本語で「頭蓋仙骨療法」と呼ばれ、頭蓋から脊髄を通り仙骨まで循環している"脳脊髄液"という体液に着目した手技療法です。血液やリンパ液と同様に体内を循環しており、その役割は主に脳の水分含有量の調節や脳自体を守ると言われています。一説には脳や脊髄といった中枢神経系への栄養供給や老廃物の排出にも貢献していると考えられています。
クラニオセイクラル・セラピーの歴史は、1900年代初頭のDr.サザランド(1873‐1954) のある発見から始まります。
サザランドは、解体された頭蓋骨の縫合を観察して、側頭骨と魚のえらとの類似性に着目し、頭蓋骨と呼吸が関係しているのではないかという仮説を立てました。癒合して固まっている頭蓋骨には呼吸に似た僅かな動きがあること、頭蓋骨の呼吸の様な動きは体液と関連が有ることを仮説として打ちたて、それに基づいて臨床を重ねました。 その後、サザランドの弟子であるDr.ローリン・ベッカー(1910‐1996) らによって更に研究が重ねられ、70~80年代にはDr.アプレジャーらのミシガン州立大学における研究によって、実際に頭蓋骨が一定のリズムを持って動いていることが証明されたのです。(Wikipedia参照)
頭蓋仙骨系は身体システムとの相互連携によって体の調和に貢献していると考えられています。
頭蓋仙骨系
血液循環(動脈血と静脈還流の供給)
神経系
内分泌系(ホルモン系)
リンパ系
呼吸器系
運動器官(筋肉、結合組織、筋膜、人体、腱、関節)
Cranio Sacral therapyの目的は、こうしたシステムの全てを直接的または間接的に処理して、それらを調和させることです。
出産の準備に
出産と産後に
言語や学習障害、過活動性に対する言語セラピー、特殊教育におけるセラピーに
作業療法に
歯科に
慢性疾患の治療に
組織の緊張を緩めたり創傷の治癒を早めるために、手術の前後に
転倒や事故といった個人のショックやトラウマ、突然の悲しい知らせの後に
天災や戦争のような集団のショックやトラウマの後、犠牲者を愛する人に
リハビリテーションや介護に
常に最大限のレベルでパフォーマンスするスポーツ選手やミュージシャン、プロフェッショナル集団の管理とサポートに
専門家として、または個人の生活の中で、大きな要求に直面する人々に
健全さや精神的な成長に
「燃え尽き症候群」を含む、くつろぎと再生に
人生の終焉に
アレルギー,慢性病,疲労困憊,多動性障害,集中力低下,頭痛,学習困難,生理痛,筋緊張亢進,背部の問題(腰痛),睡眠障害,病理初見とは無関係の痛み,ストレス,吃音症,転倒・衝撃・事故の後遺症,トラウマ,消火器の問題,急成長,歯ぎしり,痙攣など
Cranio Sacral therapyは決して万能な手技療法ではありませんが、この講義では以下を習得することが出来ます。
頭蓋仙骨系の解剖学的な知識
クライアントの状態に対する鋭い直観
相手の状態を見極める視点
静止点へと導く方法
あなたが普段使用する技術に対する一段階深い認識
これらは様々な手技や治療法においても非常に重要な点であり、多くの手技を行うセラピストが対象の改善に難渋する理由でもあります。
1日目「頭蓋仙骨系の解剖・運動・生理」
2日目「頭蓋仙骨アプローチのための準備」
3日目「頭蓋仙骨アプローチ①」
4日目「頭蓋仙骨アプローチ②」
4講義[360分+事前学習動画]30,000円(税抜)
全ての講義に詳細な講義資料あり
オンライン会場(全国どこからでも参加可能)
【Zoom】というオンライン会議専用のアプリを使って行います。申込者にはマニュアルを【無料】でプレゼント!!
総合病院での勤務後独立起業。地元で「予約が取れない」と言われるサロンを5年間運営する傍ら、年間50回以上全国各地で講演活動を行う。2019年株式会社設立後、現在教育事業、在宅医療での活動に携わっている。
[経歴]
2005年 理学療法士免許取得(病院勤務10年)
2015年 個人事業主として独立
2016年 国際統合リハビリテーション協会認定講師就任
2018年 脳卒中包括的リハビリテーションアプローチ認定講師就任
2019年 株式会社BUILD COMMUNITIES代表取締役就任
2020年 訪問看護ステーションはな九州エリアマネージャー就任
2020年 脳梗塞特化型リハビリセンターはな博多所長就任
2020年 株式会社HANALAB特別専任講師就任
講演テーマ:手技療法、ビジネス
株式会社BUILD COMMUNITIES
所在地 〒812-0043 福岡市博多区堅粕4丁目1-37 博多三弘ビル101・102
電話 092-292-5391 FAX 092-292-5392
代表取締役 福留良尚