量子・古典における複雑系の物理と普遍性
2020年2月17日（月）, 北海道大学 フロンティア応用科学研究棟 鈴木章ホール
主催：北海道大学大学院 工学研究院 応用物理学部門 数理物理工学研究室
Important dates & Remarks:
- 講演登録締切 : 2019/09/27
- 参加登録締切 : 2019/12/31
- 研究会 : 2020年02月17日 (月) 10時より
- 意見交換会 : 2020年02月17日 (月) 19時30分より
目的:
複雑系の物理の一つの目的は、多数の構成要素が複雑に相互作用することにより発現する物理現象、および自然現象を理解することである。興味深いことに、複雑系では、その複雑さにも関わらず系の詳細に依らない普遍的な振る舞いが現れる。この普遍性の起源を明らかにすることは、多彩な複雑系を包括的に理解することに繋がる。本研究会では、量子系および古典系における様々な複雑系の物理に関する各種講演を通じ、これまでの発展を振り返ると共に、複雑系の物理の今後の発展・展望について議論する。具体的には以下のようなテーマを対象とする：
- 量子系において、量子干渉効果が支配的な役割を果たす量子輸送現象
- 量子系において、不規則性により誘起されるアンダーソン転移の臨界現象
- 古典系において、多数の構成要素とその相互作用をノードとエッジからなるネットワークとして抽象化することにより、あらわとなる普遍的現象
- 分子や生物における多様な振る舞い
プログラム:
09:30 - 10:00 : 参加登録
10:00 – 10:10 : はじめに
10:10 – 10:55 : 大江 純一郎 (東邦大学) 「電荷・スピンダイナミクスとその応用」
10:55 – 11:40 : 松浦 俊彦 (北海道教育大学) 「ソフトマター物理学が拓く環境イノベーション」
11:40 – 11:50 : グループフォト
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12:10 - 14:00 : ランチ・セミナー (別会場にて)
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14:30 – 15:10 : 水高 将吾 (北陸先端科学技術大学院大学) 「複雑ネットワークの構造的性質〜フラクタル性、次数相関、それらの連関〜」
15:10 – 15:40 : 小布施 秀明 (北海道大学) 「アンダーソン転移におけるマルチフラクタル性」
(休憩)
16:10 – 16:40 : 池谷 聡 (Max-Planck-Institute for Solid State Research) 「トポロジカル超伝導体の輸送現象」
(休憩)
17:10 – 18:30 : 基調講演 矢久保 考介 (北海道大学)
「古典・量子・抽象系における複雑性と普遍性」
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19:30 - 21:30 : 意見交換会
基調講演： 矢久保 考介 （北海道大学）
招待講演:
- 大江 純一郎（東邦大学）
- 松浦 俊彦 （北海道教育大学）
- 水高 将吾（北陸先端科学技術大学院大学）
- 池谷 聡 (Max-Planck-Institute for Solid State Research)
参加登録:
参加登録は終了しました。
参加登録費：
9,000円 (基調講演者・招待講演者は無料)
組織委員:
浅野 泰寛
小布施 秀明
富樫 杏子