NEWS

2051/01/13

西セクターにて爆発事故

昨日未明、トライデントUN西セクターB地区にて爆発事故が発生。重軽傷者15名を出す惨事となった。
事故現場は倉庫などが並ぶ港湾区画の外れで、爆発した区画には「ドルフィン便」の事務所が入居していたとのこと。
事故直後より「ドルフィン便」代表の虎杖詩絵羅さん以下数名が行方不明になっており、自治警察では事故に関係があるとして関係者の足取りを追っている。

2051/01/05

MVと廃棄物処理場事件の奇妙な関係

先日新インセクトとして発表されたMV(正式名称:Medical Volcano)の文面における記述を調査した所、奇妙にも廃棄物処理場の変死体事件と共通点が見受けられた。
MVはある特殊なガン細胞についての記録なのだが、そのガン細胞を人体に投与した際に起こりうるであろう結果が、変死体の生体検査並びに遺体の状態に著しく酷似しているのである。
果たしてMVの文面が中身のない極秘文章なのかそれとも真実なのか、引き続き調査が期待される。
(静佳雅人さんより)

2050/12/19

トライデントの歩き方(web版)人魚報道は嘘!?

トライデントUNの人魚報道の渦中の人、中月くんにチョクゲキインタビュー!!
なんと中月さんは人魚の写真を撮ったとして一躍有名人になったものの、あの写真を撮ったのは自分ではないとインタビューの中で答えました。
詳しくは後日、有料版の方でご報告、チェキラ☆
(トライデントの歩き方 Web版 12/25号より)

2050/12/10

海凰科学者大島療養施設へ

先日トライデントUNに帰港した調査船『海凰』であるが、帰港後の防疫検査の結果、研究者のうち1名がカナマイシン耐性肺結核に感染している恐れがあるとして、研究者全員がKR肺結核予防法に基づき隔離処置が行われた。
他の乗組員に関しては研究者との接触がほとんどなかったことと、検査の結果が陰性であったため、隔離は行われていない。

2050/12/07

難民船内で仲間割れか?

第三管区海上保安部によると、本日未明、中ノ鳥島沖を漂流していた木造船より13名の遺体が発見された。
遺体は腐敗・損傷が激しく、身元の確認には時間が掛かる模様。また、銃創と思われる傷もあったことから、第三管区海上保安部は、難民が日本に向かって航行中に何らかの理由で漂流し、食料の枯渇から仲間割れをしたのではないかとの見方を強めている。

2050/12/04

調査船かいおう帰港

北太平洋で続発する海難事故を調査していた、国際海洋大学所属の調査船『かいおう』が本日帰港した。
かいおうは実際に海難船に遭遇し、救助活動を行うなどし、調査を十分に行えたとして本日の帰港となった。しかし事故についての資料などは「これから分析を開始する」(教授会幹部)と一般公開はまだ先となりそうだ。
また、かいおうに負傷者がいることが伝えられた。潜水調査中の学生と伝えられているが、詳細は不明。そのままトライデント中央総合病院へ搬送されたとの事。

2050/11/21

MVファイルに注意を呼びかけ

MSON社は新インセクトとしてMV(正式名称:Medical Volcano)への警告を行った。これはPCに入れただけであ らゆる登録メールアドレスを収得し、配布するもの。ただし医療系のホストに入ると、電源管理プログラムを切断させて、予備電源に過電流を逆流させて停電させる。
同様に昨年から発生している医療施設の停電事件との関連も示唆しており制作者の特定、対応策を急いでいる。
ファイルの内容は大企業の極秘文章を装った文面であるが、ファイルを見た際に活動を開始するため、注意が必要である。

2050/11/20

不正接続者世界中で大量逮捕

トライデントCoの発表によると、昨夜の一時的なホストのアクセス不能状態は、世界中から行われているトライデン トCoへの不正アクセスを一斉に摘発する為だったと発表した。
不正アクセス者は世界中で500名近くにのぼり、そのうち300人は悪質として現地の警察へサイバーテロ国際防 止条例違反の疑いで報告した。トライデントUN内での接続者は6名おり、その中でも悪質な2名に対し、身柄を拘束し自治警察への引き渡しを行ったとのこと。

2050/11/05

第三首都計画に名古屋と長野も立候補

有事の際の首都の移転先を決める政府特別委員会において、名古屋と長野が正式に立候補を表明した。
これで新首都建設立候補地は札幌・仙台・新潟・大阪・福岡に続き、名古屋・長野が加わり、選定に時間がかかりそうだ。

2050/11/02

中ノ鳥島でブタ追い祭

毎年、秋の恒例となっているブタ追い祭が今年も開催された。
これは今年の豊穣に感謝をする神事で、町の中を200頭のブタが放たれ、それを神社まで追いかけていくという祭り。今年は本土からも約1万人の観光客も訪れ盛況をはくしている。

2050/10/15

調査船かいおう通信不能!?

調査船かいおうからの連絡が途絶えていると、かいおうに詳しい関係者からの情報が寄せられた。
現在、かいおうは救助活動を行い、現場での継続調査を行っているが、High-GPSやかいおうからの定期連絡はあるものの、中の乗務員からの連絡が一切無いとのこと。かいおうにある通信施設の故障連絡が無いことから、通信施設は健在であると思われる。
かいおうに乗船している関係者の家族・友人への電話取材でも、誰一人として救助活動後に連絡を受けていた者もおらず、婚約者が乗船している女性の話では「どんな調査船に乗っても、必ず毎日連絡がきていた、今回はそんな素振りも見せずにいきなり、連絡が無くなったため非常に心配している」と不安を隠せない様子。(トライデントスポーツ発)

2050/10/14

廃棄物処理場で変死体発見

トライデントUN Eセクターの廃棄物処理場で、巡回中の職員が死体を発見。ただちに自治警察に通報した。調べによると遺体は死後10日前後経過しており、損傷がひどく、年齢、性別など不明とのこと。
現場は生ゴミの回収分別を主に行う施設であり、通常人が立ち入りことはないため、自治警察では自殺・他殺の双方で捜査を行っている。

2050/10/06

イルカ大量座礁

本日夕刻、ロス・ジャルディン島の浜辺にイルカが大量座礁(マス・ストランド)し、現在関連部局、ボランティアによる懸命の救出作業が続けられている。
トライデントUN警備部によると、大量座礁を起こしたのはバンドウイルカを中心とする28頭。いずれも野生のイルカで、うち6頭はすでに死亡。11頭が非常に危険な状態とのこと。
大量座礁の原因としては、水位上昇による地形変化、ウィルス性疫病、あるいは水温上昇によるセンサの不調。ドルフィンウォッチングの精神的負荷など言われているが、よく分かっていないのが実状である。
なお今回の大量座礁に対し、環境保護団体『ガイアの声』の海藤瑠璃さんは、「人間の思い上がりと欺瞞が、イルカを死に追いやっているのがわからへんか? このままやと、どないしようもなくなるで?!」との声明を出し、トライデントUNの第三期工事中止を改めて訴えた。

2050/10/04

船舶保険金詐欺容疑で事情聴取

警視庁は東京南大沢に本社のある大石商事の社長、大石勝五郎(58)を船舶保険金詐欺容疑で事情聴取した。警視庁の発表では、同社は昨年末から連続で発生している海難事故に見せかけ同社の船舶『第3大石』と『第1大石』を海洋中に沈め、海難保険金2億2千万を不正に得た疑い。また同船は耐用年数を越え、廃棄処分に困り海洋に沈めたという疑いもあり、海上保安庁と合同で貨物・船舶不法海洋投棄罪についても調査中である。

2050/09/30

不法アクセス先月の10倍

トライデントCo.の発表によると、今月の管理コンピューターへの不正接続件数が110件に上ったと発表した。不法接続の殆どが外国からの接続で、不法接続ソフトを発表しているイギリスのサイトに対して損害賠償を請求する構え。
トライデントCo.広報部長は「不正接続をされても最初のSFWで全てくい止められた」との事。「逆探知も全て成功しており、個人個人に対してどのような対処をするか弁護士と検討中である」(同部長)。

2050/09/22

海洋調査船「かいおう」北太平洋西部海域で救難活動

北太平洋西部海域で連続している海難事故の原因調査のため、9月18日に出港した海洋調査船「かいおう」(6800トン)は、第一寄港地として予定されていた中ノ鳥島へと向かう途中、エマージェンシーコールを受信。直ちに該当海域へ急行し、救難活動を行った。遭難したのは千葉県富津漁港所属の漁船「第五緋龍丸」(580トン)。乗組員は全員無事とのこと。
「かいおう」は現場海域に留まり、引き続き調査を行う予定である。

2050/08/24

過熱する新入生獲得競争に規制

トライデントUN事務局は23日、教授会に対し、今期入学予定の新入生に対する過度の勧誘を自粛するように文書で申し入れを行った。
各研究室における優秀な新入生の獲得競争は近年激しさを増しており、ゼミ奨学金の支給に留まらず、地縁、血縁、その他色仕掛けを含むありとあらゆる手段が用いられている。また、一部のゼミでは調査会社に依頼してスカウト行為を行っているという噂もあり、事務局では現在調査を行っているところ。
過熱する競争の背景には、優秀な学生を確保し研究に役立てたいという部分の他に、不足しがちな研究予算の中で研究を行うために、安価な労働力として学生が求められているという事情もあり、教授会ではこの度の事務局の申し入れに対し、予算の増額を含めた要求を逆提案する予定である。

2050/08/23

人魚? 謎の生物が目撃される

海洋実習中のUN船舶工学コース生が『人魚』に酷似した謎の生物を撮影し、話題になっている。
『人魚』を撮影したのは船舶工学コース4年の中月浩三(Kouzou・Nakazuki)さん。
中月さんによると、ロス・ジャルディン島とトライデントUNの間に設けられた演習海域で海洋構造物構築の実地演習を行っていたところ、突然『人魚』らしきものが視界に入ったため、慌てて潜水艇のモニタリングカメラで撮影したとのこと。
中月さんらは『人魚』の後を追ったが、UN第三期建造現場付近で見失った。
画像解析チームの分析によると、問題の映像は「合成とは考えにくい」とのことであり、中月さん以外にも同じ演習に参加していたメンバー数人が目撃していることから、『人魚』の実在はほぼ間違いなさそうである。
しかしながら人間を元にした遺伝子マッピングは国際条約で禁じられているため、事務局では専従捜査班を立ち上げ、『人魚』を誰が製作したのかを調査する方針である。

2050/08/19

大陸中国の砂漠化、一層深刻に

8月18日の定例研究会において、前世紀以来拡大を続ける大陸中国の砂漠化が一層深刻化していることが、鹿沼研究室(海洋気象学)により報告された。
大陸中国の砂漠化は、前世紀末の人口増加とそれに伴う燃料用木材の乱伐によるもので、2008年の北京オリンピックがその結果中止になったことはよく知られている。
北京政府も日本などの資金・技術支援を受け植林を進めていたが、2010年に北京の都市機能が砂により麻痺。中国内戦により南北に分裂したため、植林も中断され、砂漠化が進行するのを止めることが出来なくなった。
現在では黄河以北はほぼ全て砂漠となり、砂漠化は華中地域にも広がりつつある。
黄砂により多大な被害を受ける日本、統一韓国、蓬莱などは国連環境高等弁務官事務所を通じ、華中地域緑化プログラムを2037年より行っているが、その成果が芳しくないことを今回の報告が示唆している。

2050/07/30

海洋調査船「かいおう」北太平洋調査航海に

数年前より北太平洋西部海域で連続している海難事故の原因調査に、海洋調査船「かいおう」(6800トン)を派遣することが8月2日の教授会で決定された。問題の海難事故は、北太平洋西部海域を航行中の船舶が『何か』と衝突し、船底を大破するというもので、現在までに事故に遭遇した船舶は12隻にのぼっている。
今年に入ってロス=ジャルディン島近海で同様の海難事故報告があったことから、事態を重視した教授会が海上保安庁と協議の上、調査船を派遣することとなった。
「かいおう」は昨年度に就役した最新型の海洋調査船であり、大型自律潜航艇2機、小型潜航艇8機、立体ホログラフソナーなどを装備している。出港は9月27日の予定

2050/07/30

南極より巨大氷山分離

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、南極より巨大氷山「B231」が分離したことを発表した。「B231」の大きさは450000平方メートル。南極より分離した氷山の数は、今年に入って13個目となる。