緊急地震速報のしくみ
緊急地震速報のしくみ
1.対象
小学校高学年
2.授業時間
45分×3回
3.授業の概要
この学習は,教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」を用い,私たちの社会を支える技術である「緊急地震速報」の仕組みを全3回で段階的に学ぶプログラムです.
学習の流れは以下の3つのステップに分かれています:
センサーの基礎と体験 「センサー」という言葉の語源(sense + or)から学び,身近な製品(自動水栓やスマホの画面回転など)にセンサーが使われていることを理解します.実際に加速度センサーを使い,「揺れを感知して音を出す」プログラムを作成します.
無線通信の理解 テレビのリモコンやゲーム機を例に,無線通信が社会を便利にしていることを学びます.2人1組で「送信側」と「受信側」に分かれ,情報を送り合うプログラムを体験します.
システムの統合(緊急地震速報の作成) これまでに学んだ「センサーによる検知」と「無線による通知」を組み合わせ,「震源地に近い場所で揺れを感じ,離れた場所に警報を送る」という緊急地震速報のシミュレーションを完成させます.
4.授業のねらい
この学習には,単なるプログラミングスキルの習得を超えた,以下の3つの大きなねらいがあります.
社会を支える技術への理解を深める 私たちの生活が「明るさセンサー」「加速度センサー」「無線通信」といった技術によって便利で安全になっていることを,身近な具体例を通して認識させます.
社会インフラの仕組み(防災)を自分事として捉える 気象庁の緊急地震速報が,どのような論理で「揺れの前に警報を届けているのか」という仕組みを,自分の手で再現することで深く理解させます.
論理的思考と協働作業の育成 「もし揺れたら(条件)」「無線で送る(出力)」といったプログラミングの論理を学ぶとともに,ペアで送信・受信の役割を分担することで,他者と協力してシステムを構築する姿勢を養います.
5.実施実績
秋田市立雄和小学校の5年生に対して授業しました.
資料