探究学習×生成AI:AI時代の学び方
探究学習×生成AI:AI時代の学び方
1.対象
高校生
2.授業時間
50分程度
3.授業の概要
この学習では,生成AI(ChatGPT,Gemini,Copilotなど)が普及した現代社会において,「AIをどう使うかによって,人間の能力は伸びもすれば,落ちもする」という核心的な事実を伝えています.
AI活用のマインドセット: AIに「答え」を求める(丸投げ・コピペ・思考停止)のではなく,AIを「問いを深めるためのツール」や「壁打ち相手」として利用する姿勢を学びます.
「人間→AI→人間」の思考サイクル: まず自分で考え,次にAIを使って視点を広げたり深めたりし,最後は必ず自分の言葉でまとめるという,人間主体のプロセスが提唱されています.
探究の4段階における実践: 「問いを立てる」「調べる」「考える」「まとめる」という探究活動の各ステップに合わせ,具体的にどのような質問(プロンプト)をAIに投げれば効果的なのかが示されました.
4.授業のねらい
この学習の主なねらいは,生徒が将来社会で活躍するために不可欠な「これからの時代を生き抜く力」を身につけることです.
「問いを立てる力」の育成: インターネットで知識がすぐ手に入る時代だからこそ,知識の暗記よりも,自ら課題を発見し,適切な「問い」を立てる力の重要性を強調しています.
AIを使いこなすスキルの習得: AIを使いこなせるかどうかが将来の活躍の条件になると考え,高校生のうちから「能力を伸ばすためのAI活用術」を体験させることがねらいです.
思考の質の向上(メタ認知): AIにわざと反対意見を出させたり,自分の考えの弱点を聞いたりすることで,自分一人の頭では到達できないレベルまで思考を深めるトレーニングを行います.
将来の進路への活用: 大学の総合型選抜(AO入試)や就職後を見据え,自分ならではの問題意識(問い)を持ち,それを深めていくプロセスを経験させることを意図しています.
結論として,この学習はAIに依存するのではなく,AIを「自分の脳を拡張するためのパートナー」と位置づけ,自律的な学習者になることを目指しています.
5.実施実績
2026年7月6日三重県立津東高等学校にて授業を実施しました.
資料
講義資料