プログラミングで「誰かを幸せに」する未来を──茨城での親子ワークショップを振り返って(2026.8.8)
プログラミングで「誰かを幸せに」する未来を──茨城での親子ワークショップを振り返って(2026.8.8)
2026年8月8日,茨城大学教育学部附属中学校にて,親子プログラミングワークショップ「スクラッチでつくろう!ぼくたちのまち」の講師を務めてまいりました,.
三重県から伺った私を,茨城の親子6組の皆さんが温かく迎えてくださり,非常に濃密で楽しい2時間となりました.今回のワークショップを通じて私がお伝えしたかったことを,実施報告としてまとめます.
「何を作りたいか」という意志を大切に
私は授業の冒頭でいつも,「プログラミングができること自体は重要ではない」とお話ししています.
今の時代,プログラムのコードそのものはAIが作ってくれます,.だからこそ,プログラミングを単なる技術として学ぶのではなく,社会の困りごとを解決するための「道具」として捉えてほしいのです,.
自動運転バスやドローン宅配,あるいは身近な洗濯物の雨対策など,プログラミングがどう社会に貢献できるかを,SDGsの視点も交えて一緒に考えました.
「三つの掟」が生む試行錯誤の楽しさ
初めての子でも安心して挑戦できるよう,私は「三つの掟」を掲げています.
答えは一つではない
間違うのが普通である
パソコンは壊れない
私の授業では,あえて教案に「わざと間違える場面」をいくつも仕込んでいます.猫が逆さまに歩いたり,猛スピードで走り出したりする失敗を,皆さんと一緒に笑いながら体験しました.間違いは「恥ずかしいこと」ではなく,新しい発見や理解への「チャンス」です.そのことを,子どもたちのキラキラした瞳から実感することができました.
ゲームの仕組みを「地域」に活かす
後半の「宝探しゲーム」では,座標や条件分岐といった少し難しい概念にも挑戦しました.
しかし,ゲームを作って終わりではありません.その仕組みを応用して,「ご当地観光案内マップ」を作る方法を提案しました,.
「宝箱に触れると開く」というプログラムは,地図上の「水戸の観光スポットに触れると説明が出る」という仕組みにそのまま転用できます.自分の住む街の魅力を,テクノロジーを使って世界に発信できる.そんなワクワクする可能性を感じてもらえたなら,講師冥利に尽きます.
親子の立場が逆転する素晴らしい瞬間
ワークショップの後半,最初は操作を教えていた親御さんが,いつの間にかお子さんに操作を教わっている.そんな光景が会場のあちこちで見られました.これは私のワークショップでよく見られる「いつもの、そして最高の流れ」です.
最後に:茨城県大会への挑戦をお待ちしています
最後に私から皆さんに宿題を出しました.「誰かを幸せにするプログラム」を考えてみてください,
今回学んだことを活かして,自分の街をアピールしたり,誰かの仕事を楽にしたりする作品を作り,「全国選抜小学生プログラミング大会茨城県大会」へぜひチャレンジしてほしいと願っています.
茨城の皆さん,本当にありがとうございました!また皆さんの作品に出会える日を楽しみにしています.