認知行動療法のエッセンスを活かした、「こころのスキルアップ教育」の開発と普及に取り組んでいます。全部で10コマ分の授業案で構成される「こころのスキルアップ教育」プログラム。学習を通して、子どもたちの心がよりしなやかになり、メタ認知の高まりと、セルフコントロールの力が高まることが期待できます。変化が激しく、ストレスフルな現代に必要な「こころのスキル」が分かりやすく、効果的に学習できます。
しなやかな心をはぐくむ「こころのスキルアップ教育」を小学校~大学までの授業を通して育成できるようにするための指導案(授業の方法)づくりや、新しい実践の開発などに取り組んでいます。
「こころのスキルアップ教育」プログラムをより多くの教職員の皆様にご理解いただけるように、ワークショップを企画開催しています。
これまでの研究会の取り組みが一冊の本にまとまった「こころのスキルアップ教育の理論と実践」(大修館書店)を出版しております。
こころのスキルアップ教育について興味を持った仲間同士でオンラインや対面での勉強会を定期的に開催しています。
【後援】愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、名古屋市教育委員会、愛知教育大学
「こころのスキルアップ教育」名古屋ワークショップ2025
【タイトル】「こころのスキルアップ教育」 名古屋ワークショップ2025〜認知行動療法のエッセンスを学校で活用する〜
【テーマ】 しなやかなこころを育む「こころのスキルアップ教育」の紹介
【主催者】認知行動療法教育研究会 名古屋地区委員会
【講師】 認知行動療法教育研究会 名古屋地区委員会スタッフ(代表 谷口陽一,教職経験者7名)
【内容】 「うつ病」「不安障害」に対して高い改善効果が立証されている認知行動療法。精神医療分野はもとより、福祉、教育などの分野からも注目が高まっています。本研究会では認知行動療法のエッセンスを「こころのスキル」として、子どもたちに習得させることを目指した活動を行っています。「こころのスキル」を身につけることで期待される効果は次の通りです。
・自分を客観視するメタ認知能力が高まります。
・いろいろなできごとに対して、柔軟に向き合っていくこころ構えができます。
・自己コントロールの力が高まります。
・自己理解の深化とともに、他者理解もできるようになり、思いやりのこころが育ちます。
・ストレスからの回復力(レジリエンス)が高まります。
※ 本ワークショップでは、認知行動療法のエッセンスをワークを通して体験的に学習できるようになっています。また、認知行動療法のエッセンスを子どもたちに教えるための授業を模擬授業として体験していただきます。開催8回目となる今回はそれぞれの講義に時間をかけワークにじっくり取り組める内容で構成していますので、リピーターの方にも学びを深めていただけます。一日のワークショップを通して、2学期からの教育活動に活かすだけではなく、自身のこころのケアにも役立てる内容となっています。
【日程・講義内容】2025年8月16日(土) 10時00分~16時00分 (9時30分受付開始)
① 講義 「背景となる理論と技法~認知行動療法~」(講師:谷口陽一 スクールカウンセラー)
② 模擬授業「こころのスキルアップ教育を体験する」(講師:安藤宜尚 小学校教諭)
③ 実践紹介「外国籍生徒の自己肯定感を高める授業づくり」(講師:青山岳史 中学校教諭)
④ シェアタイム
【会場】 名古屋国際センター第2研修室 (住所)〒450-0001 愛知県名古屋市中村区那古野一丁目47番1号3F
【対象】 教育関係者全般 (定員30名の予定)
【参加費】3000円(ペア割:2人で申し込むと1人2500円)
【申し込み期間】2025年6月15日~8月14日
【申し込み方法】ホームページからお願いします。 (この画面下の”お申込みフォームはこちら”をクリックしてください。)
【URL】 https://sites.google.com/view/cbtedunagoya/
【主催者の担当者名】 安藤宜尚(認知行動療法教育研究会)
【mail】cbtedu.nagoya@gmail.com
これまでの参加者の声
・認知行動療法は対象者はもちろんだが、働きかける側にも良い影響があることを知り興味深く感じました。(教諭)
・具体的な実践紹介が多くとても学びになりました。人間関係の悩みで来室する生徒へのかかわりに役立てて いきたいと思います。(養護教諭)
・認知行動療法を発達段階に応じてどのように実施していくと効果的か、子供たちが身につけられるのか考える良いきっかけとなりました。(スクールカウンセラー)
・一日は長いな・・と思っていましたが、あっという間でした(教諭)
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