共同宣教司牧とは
私たちが所属する横浜教区(神奈川・静岡・長野・山梨の4県)には、83のカトリック教会(小教区)があり、静岡県にはその約4分の1である18の小教区があります。
静岡県は地域別に4つの地区に分けられ、その中の5つの教会(静岡・清水・八幡・草薙・千代田)のある地区を静清地区と呼び、これを1つの共同体と考え教会の役割を果たすまとまりを共同宣教司牧と呼びます。
チームでの宣教・司牧活動
かつては1小教区に1人の主任司祭が任命されており、1人の司祭が教会活動のほとんどの決定を行っていました。
しかし、司祭個人での指導は物理的および能力的に限界があり、共同宣教司牧ではこれを補うため複数の司祭がチームをつくり、教会の活動を「チームとしての司祭の立場」から指導します。そのため、司祭たちは個人プレーではなく、チームプレーとして共同体に関わることになります。
さらに、「すべての人が信徒・修道者・司祭という枠を超えて、洗礼を受けた一人の「神の民」として、基本的な使命(祈ること・信仰を伝えること・愛を証しすること)を果たすために共同(協働)していくよう招かれています。」(「わたしたちがめざしている共同宣教司牧とは」2018年カトリック横浜司教区共同宣教司牧推進チーム)
コロナ禍の2020年以来,静清地区では5教会の代表によるスケジュール策定委員会を設置し、「主日のミサ担当司祭ローテーション表」を作って、3人の司祭で5つの教会のミサを担当してもらうようになりました。「秘跡にあずかる」ことを第一に考えるなら、他の教会に足を運んでミサに参加すればいいのですが、「共同体として主日に集まる」ことに意味があると理解している場合「司祭不在の主日の集会祭儀」も各教会が定期的に行うことになっています。
地区が1つの大きな共同体として共同司牧を行い、小教区同士が協力し合って活動することが必要となってきいるのが今の現状です。
「静清地区の5つの共同体は1つ」という意識を持つのはなかなか難しいですが、5つの教会の子どもたちが合同で行う夏季キャンプや遠足を行ったり、地区内の滞日外国人信徒の司牧や支援・相談の活動や、静清地区の将来ビジョンを信徒・司祭が共に考える委員会も設置し、「静清地区は大きな1つの共同体・1つの家族」という意識が芽生えていけるような取り組みをしています。
2024年度以降の静清地区教会報の巻頭言執筆者について
静清地区5教会では、各教会が毎月発行している「教会報(教会だより)」に、巻頭言として掲載するメッセージを静清地区の司祭のほか、5教会の代表信徒や3部門の代表者、修道会のシスター及びカトリック学校の代表者が交替で担当し、各教会の広報担当者に原稿を提供してきました。また、この原稿を静清地区公式ホームページにも「今月のメッセージ」として掲載してきました。
本年度も7月以降の予定が決まりましたので、下の別紙にその割り当て表を掲載いたします。皆様のご協力をお願いいたします。
「光の子として歩みなさい」
~あなたがたは神に愛されている子供です~
2024年サマーイベント in 静岡聖光学院
第1日 体育館でのオリエンテーションに続き、友達作りのゲームで楽しみました。
2024年8月5日静清地区サマーイベントが始まりました。2019年以来の地区の一泊二日の宿泊イベントです。
地区の行事として、昨年は夏のイベントとして日帰りの企画を実行してきましたが、やはり宿泊を伴うイベントを企画したいとリーダーたちは考えていました。ただ、いろいろな経費の節減、子供、大人合わせて40人近い人数の宿泊できる施設の存在、小学校での宿泊訓練の中止や再開などいろいろな条件の中で、静岡聖光学院の旧修道院の建物を借りることができないだろうかと考え、借用の申し入れをしました。即座に快諾をいただき2024年の1月から準備に入りました。実施日程を8月5日~6日を決めたとき、ちょうど平和旬間に当たり、8月6日は広島の平和記念日に集まることに重きを置き、テーマを「光の子として歩みなさい~あなたがたは神に愛されている子供です~」と決めました。子供たちと平和を考え、そして、自分たちでローソクを作り奉納しようと、大まかな方向付けをして準備を始めました。まず、建物の中、外などの確認をすることから始めていきました。4月26日、5月14日に下見を行い、子供たちが真夏に過ごせるのか?設備は大丈夫だろうか?との思いで出かけました。結果、何とか大丈夫かなとの思いに至りました。それから、平面図を作成し具体的な行動スケジュールの検討に入っていきました。
同時各教会では参加募集を行いました。幼児1名、保護者1名、小学生9名、中学生7名合計17名、リーダーはフィー神父様をはじめ濱田神父様、Sr.ハン、Sr.タオ、大石神学生と各教会リーダー15名が集まりました。
7月30日リーダー、ボランティアで、建物の内外を大掃除しました。気持ちよく過ごせる空間づくりに汗を流しましたが、リーダーたちも建物内の位置関係を確認でき、なんとなく実行できることが確認できました。
フィー神父様の開始の祈りでイベントがスタートしました。体育館を借りアイスブレイクゲームで、子供たち大人たち皆一緒にゲームし互いの顔と名前を確認することができ、チーム戦では大きな声援が飛んでいました。歌の練習も大きな声が響いていました。昼食後、フィー神父様、大石神学生から「神様のお手伝いってどんなことをするの?」を質疑応答をしながらお話を聞きました。
ローソクづくり後、男子は静岡聖光学院の寮で、女子は修道院のシャワーで汗を流しました。夕食のカレーをお腹いっぱい食べました。その後、オラトワール(静岡聖光学院聖堂)に移り、晩の祈りを「教皇フランシスコの5本の指の祈り」を皆で唱えました。そして、お待ちかねの花火を修道院裏の駐車場で思いっきり楽しみました。子供たちの花火の煙で互いが見えなくなるくらいでした。最後に線香花火を静かに見つめながら終わりました。小学生は就寝準備、中学生は1日の振り返りを分かち合いました。
昨日の手作りローソクを捧げました。
第2日 広島平和記念日に合わせ平和の鐘と祈りを捧げました。
ミサ奉仕者は子どもたちの代表者
6日、6時起床、朝の集い、ラジオ体操、朝食を済ませ、8時に静岡聖光学院のチャペルの鐘楼に集まり、世界の平和、広島の原爆犠牲者への祈りを8時15分に鐘楼の鐘の音とともに捧げました。
修道院に戻り、ミサで歌う歌の練習、濱田神父様からミサについての話を聞きました。その中で、子供たちからは日頃のミサの中での疑問、意見が活発に行われ、ミサが身近なものに感じられたと思います。その後、しおりに思い出を互いに書き記しました。最後にオラトワールでミサをフィー神父様の司式、濱田神父様の共同司式で行いました。自分たちで作ったローソクを奉納しました。修道院へ戻り昼食を食べ、荷物の整理後解散しました。最後にリーダーたちで片付けてすべての日程が終了しました。
今回、静岡聖光学院のご厚意で旧修道院、体育館、寮、聖堂と多くの施設を借りることができ、企画をすべてクリヤーすることができました。そして、市内の施設であることから、部活のある中学生や仕事のあるリーダーも時間の許す限りの参加が可能となり、皆で楽しい時間を共有し分かち合うことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
神様について、キリストについて、カトリック教会について関心をお持ちの方、またご自分の人生について真剣に考えてみたい方、すでに洗礼を受けていても、改めて自分の信仰について見つめてみたいと思う方のために、静清地区共同宣教司牧委員会では、新しい観点にたって「自分を知り、他者を知り、神に出会う」ために、「共に歩むための集い」を開催いたします。この集いに関心を持っておられる方は、信徒であるなしにかかわらず参加することができます。
静清地区共同宣教司牧委員会
信仰を伝える力を育てる部門
講座名 -キリスト教講座-「共に歩むための集い」
A「静岡日曜コース」 毎月第2、4日曜日ミサ後11時30分より カトリック静岡教会 信徒会館
スタッフ;Ⓛ畔柳亮子、中村さとみ、佐藤仁彦、Sr.深堀美智子
ヘルパー;福塚敏彦、尾田素子、稲葉純子
参加者数;9名
開講日:5/12, 5/26, 6/9, 6/23, 7/14, 7/28, 8/11, 8/25, 9/8, 9/22, 10/13, 10/27,
11/10, 11/24, 12/8, 12/22, 1/12, 1/26, 2/9, 2/23, 3/9, 3/23, 4/13, 4/27
B「静岡夜間コース」 毎月第2、4金曜日 18時30分より カトリック静岡教会 信徒会館
スタッフ;Ⓛ菊地 潔、鈴木直子、石上博美
ヘルパー;畔柳亮子、稲葉純子
参加者数;6名
開講日:5/10, 5/24, 6/14, 6/28, 7/12, 7/26, 8/9, 8/23, 9/13, 9/27, 10/11, 10/25,
11/8, 11/22, 12/13, 12/27, 1/10, 1/24, 2/14, 2/28, 3/14, 3/28, 4/11, 4/25
C「清水日曜コース」 毎月第1、3日曜日 12時30分より カトリック草薙教会 集会室又は司祭館
スタッフ;Ⓛ山下ゆふ、松浦史明、嶋 光昭
ヘルパー;鈴木直子、福塚敏彦、石井洋子
参加者数;6名
開講日:5/5, 5/19, 6/2, 6/16, 7/7, 7/21, 8/4, 8/18, 9/1, 9/15, 10/6, 10/20,
11/3, 11/17, 12/1, 12/15, 1/5, 1/19, 2/2, 2/16, 3/2, 3/16, 3/30, 4/6
*参加者数は2024年4月21日現在
【講座について】
1.講座内容
どの講座も1時間半程度の内容。時間帯が食事時に重なるため、飲物や軽食の持参も可。(講座の途中でティータイムも設けます。)今年は5月より翌年4月まで毎月2回開講。
2.参加対象
キリスト教に関心のある人、カトリックの入信希望者、すでに洗礼を受けているが改めて理解を深めたい人など。参加対象は、原則として高校生以上。小中学生は最寄りの教会の教会学校に参加してください。
3.スタッフ・ヘルパーの役割
*スタッフ・ヘルパーの数は受講者数に応じて必要人数を相談の上決めます。
*スタッフリーダーⓁは講座運営や会場準備に当たり、参加者との連絡をとります。
*ヘルパーはスタッフを補佐し、講座において受講者の皆さんに同伴し、相談相手となります。
*コースリーダーⓁはスタッフやヘルパーが都合で欠席の際、事前に他のヘルパーに連絡し不足を補います。
*担当者は各講座進行プランに基づいて進行できるよう事前に役割等をスタッフと打ち合わせるようお願いします。
静清地区共同宣教司牧委員会
「2023年度入門講座担当者養成コースの修了式」
2024年2月10日(土) 講座修了式と感謝・派遣のミサ
昨年5月から始まった入門講座の担当者を養成する講座が、全10回の課程を終えて最終日の2月10日、濱田壮久神父様司式のもと、「感謝と派遣ミサ」が草薙教会聖堂で行われました。
静清地区共同宣教司牧委員会では、将来教会における宣教司牧の使命を担ってくださる信徒担当者育成のため、養成講座の開講を目指して、2021年度から準備を進めてまいりました。しかし、コロナ禍のためスタートできず、「祈りのヘルパー養成講座」から1年遅れて、2023年度やっとスタートすることができました。
講師には神奈川県の各教会でヘルパーとして活躍している3人の信徒の方々が、毎回通って来てくださり、祈りと分かち合いの中で指導に当たってくださいました。静清地区では5教会から15人の参加者が、毎回10時~16時までの6時間、熱心に参加され、今回、喜びの修了証を神父様から授与してもらうことができました。
今後はこの経験を生かして、入信希望者ばかりでなく、信者の皆さんも含めて、ご自分の信仰を見直したり、ご自身の生活を振り返ってみる機会としていただくような講座を開催していきたいと思います。
感謝と派遣ミサ
修了証の授与
お世話になった講師の皆さんを囲んでお別れの茶話会
静清地区教会学校クリスマス会
2023年12月23日(土)10時~15時 天使の聖母修道院
濱田神父様司式の聖体賛美式とキャンドル・サービス
濱田神父様を中心に参加者全員で記念撮影
天使の聖母宣教修道女会聖堂で
今年の冬のイベントは教会学校合同のクリスマス会。5教会の幼児から高校生まで23人の子供たち、そして教会学校リーダーたち15名と保護者の方々。総勢50人近くの皆さんが駿河区八幡にある天使の聖母宣教修道女会修道院に集まりました。担当は濱田壮久神父様です。
午前10時、クリスマス会のはじまり。自己紹介や仲間づくりのゲームのあと、聖堂で神父様のおはなしや聖歌の練習。その後「聖体賛美式(ベネディクション)」が行われ、祈りと聖歌を唱えました。最後に神父様が顕示するご聖体で、全員に祝福が与えられました。
中庭での昼食と楽しいゲームやクリスマスの「ペープサート」作りをし、最後にキャンドル・サービスでイエスさまの誕生を祝い、祭壇にローソクが捧げられました。
↓ お世話になった天使の聖母修道院のシスターの皆さん
ペープサート作りと「クリスマスものがたり」の実演
小春日和の日差しの中でのお弁当
昼食後は修道院の広い中庭で「だるまさんがころんだ」に熱中
静清地区 神の愛を証しする力を育てる部門
2023年度 静清地区第2回講演会
「東北大震災の支援活動を続けて来て」
10月21日(土)13時、草薙教会
静清地区「神の愛を証しする力を育てる部門」では、 第2回の講演会として、2011年の震災直後から19回にわたり自らバスを運転して、静岡県の支援物資とボランティアを届け、支援活動を続けてきた岡村勝氏のお話を聞くことができました。10月21日(土) 13時より、カトリック草薙教会を会場に、かつて支援活動に参加した県内各地から集まった方々や市内各教会の信者など、岡村さんの話に熱心に耳を傾けました。
「富士山グループ」の活動 *岡村氏の呼びかけバスで往復
静岡からのボランティア・グループは、参加者の発案で「富士山グループ」と呼ばれるようになった。
第1回 2011.4/5 気仙沼 9名
第2回 2011.4/25 塩釜 8名
第3回 2011.5/24 南三陸・釜石 4名
第4回 2011.8/24 釜石 5名
第5回 2011.11/11 南三陸 10名
第6回 2012.3/14 釜石 13名
第7回 2012.4/5 南三陸 25名
第8回 2012.8/24 南三陸・釜石 10名
第9回 2013.7/26 南相馬 15名
第10回 2014.5/16 南相馬 16名
第11回 2015.7/30 浪江町 11名
第12回 2016.5/5 南相馬 16名
第13回 2016.11/3 南相馬 15名
第14回 2017.6/1 南相馬 12名
第15回 2017.11/2 南相馬 11名
第16回 2018.5/3 南相馬 15名
第17回 2018.11/1 〃鹿島区14名
第18回 2019.5/30〃浜通り 15名
第19回 2019.10/31 南相馬 18名
合計19回で58名のボランティア方、のべ240名が参加
第7回岡村氏私的ボランティア活動
南三陸被災者慰霊祭に来日してくれた、ベトナムの仏教徒約20名を成田から現地へバスで送迎。現地の寺院本堂に宿泊。10日間に渡り案内と支援活動に従事。
第9回富士山グループ
南相馬市は福島原発から20㎞圏内、除染のため草刈り作業を手伝う。
2013年7月
静清地区移住移動者の会コムニタスからのお知らせ
静清地区移住移動者の会コムニタスからのお知らせ 現在公開ミサが中止になっていることもあり、多言語でのミサや司牧の情報を伝えてほしい、ということでシスター・アナマリアから提案と情報提供ががありました。
INTERNATIONAL MISA in Facebook ◆スペイン語(難民移住移動者委員会の元でスペイン語話者の司牧者APALA) 毎週金曜日祈り・信徒養成コース 8:00pm、ミサ日曜日 Español: cada viernes oración 8pm, y cada Domingo Misa online https://www.facebook.com/Apala-Jap%C3%B3n-102331995226909/?view_public_for=102331995226909
◆ポルトガル語 浜松教会ポルトガル語コミュニティーページ毎週 土曜日7:30 pm Portugues Cada 6a feira Terço, cada sábado Missa 7:30pm https://www.facebook.com/catolicahamamatsu/?ref=page_internal
◆英語・タガログ語English-Tagalog ZoomMisa Halina't Magpasalamat https://www.facebook.com/groups/1028338131327031
*静清地区コムニタスのお知らせ(スペイン語、ポルトガル語、英語、タガログ語)
カトリック関係リンク先
横浜教区 横浜司教区の公式サイト 神奈川県横浜市に司教座を置く、神奈川県・静岡県・山梨県・長野県のカトリック教会を司牧しています
カトリック中央協議会 日本カトリック司教協議会 カトリックについての豊富な情報があり、その膨大な情報量は圧倒的です 全国のカトリック教会へのリンクもあります
静岡雙葉学園 静岡雙葉学園の公式サイト 静岡県静岡市葵区に立地する学校法人で中高一貫しての女子高を運営
静岡聖光学院 静岡聖光学院公式サイト 静岡市駿河区小鹿にある私立の男子中学校・高等学校一貫校を運営
静岡サレジオ学園 静岡サレジオ学園の公式サイト 静岡県静岡市清水区にある私立のミッションスクールの運営
静岡聖母幼稚園 静岡聖母幼稚園の公式サイト 静岡市葵区にあるカトリック幼稚園を運営
蒲原聖母幼稚園 蒲原聖母幼稚園の公式サイト 静岡市清水区蒲原にあるカトリックの幼稚園を運営
八幡聖母幼稚園 八幡聖母幼稚園の公式サイト カトリック八幡教会と同じ敷地内に建つカトリック幼稚園の運営
清水聖母保育園 清水聖母保育園の公式サイト清水 教会の隣にあるカトリックの保育園の運営
聖ヨゼフの園 聖ヨゼフの園の公式サイト 静岡市駿河区に設立されたカトリックの老人福祉施設を運営