第0回集会(試開催)(終了)

概要

18時までに完全撤収

参加者(申し込み順) 許可を頂いた方のみ掲載


他7名

発表

高次圏の概念は現代数学のさまざまなところで重要性を増してきている。しかしcoherenceの扱いの難しさからその理論は(不必要に?)複雑である。本公演ではcoherenceを型理論の観点から扱う方法について考えていく。また、時間があれば応用先についても言及する。

現実の情報を脳で処理するとき、何らかの認知の歪みが発生することがある。具体的には錯視や錯聴であったり、認知バイアスという形で諸現象が知られている。これらの認知の歪みは独立して様々な研究がなされているが、そこに何かしら共通の法則が存在するのではないだろうか。そもそも、人はなぜ正しく情報を認識できないのだろうか。これは、情報の正確さを破棄することにより得られる利点が存在すると考えるのが自然なのではないだろうか。本発表では、様々な認知の歪みの背後にある共通点を圏の言葉で統一的に記述する試みを紹介するとともに、それに至るまでの苦悩エピソードをざっくばらんに共有する。

Virtual equipmentはcategory、functor、およびprofunctorのなす構造を抽象的に捉えた概念である。 本発表では、virtual equipmentを定義し、その中で(co)limitに関わる”圏論”ができることを観察する。また、さまざまな概念(enriched category, fibred/internal category, (∞,1)-category, topos, locale, hyperdoctrine, operad, PRO(P), Lawvere theory, convergence spaceなど)がどのようにvirtual equipmentをなすかをできる限り紹介する。 時間が許せば、各々のvirtual equipmentの例で圏論することで得られる結果についての展望も述べたい。

型理論による弱(∞,∞)-圏_.pdf
Categories_in_Tokyo_第0回集会.pdf

当日連絡はDiscordサーバーで行います.

参加登録(締め切り5/10):

運営: 洞龍弥 (東京大学数理科学研究科 博士1年)  horaryuya38@gmail.com 

協力: 数理物理チャンネル