CT125 ができるまで、、、メール往復57

以前オーダーいただいたお客さまからのご依頼で、前回は、大型スポーツバイクでしたが、一転、今旬なHonda CT125のシートが案件でした。現在は外品パーツで、ウレタンが貧弱で、通勤時かなりお尻が痛い!以前紹介のCT110のように、長距離もこなせる、使えるシートにして欲しい!という要望でした。

この車体、シート高が高く、足着きも良くして欲しいと言う要望が有ったのですが、CT125のシート、見た目ほどクッションストロークが少なく、上げ底になっていました。身長も低い方ではなかったのですが、シート高が高いとは意外でした。以前営業車にCT110 を使っていた私には車体のコンセプト、ちょっと変わったのかなと思いました。シートを裏返してみると、シートベースのスカート部分が長く下がっており、そこそこストーロクあるように見えるのですが、最大の場所で5cm位、アンコ抜きで影響を受ける場所は、実質3cmほどしかなく、足着きどのくらいよくなるのかなあ、、、と言う状態。幸い角の部分には、ボリュームがあったので、その部分を落とせば、幾分足着き性よくなのでは、、、と。)スポンジの厚みを探るのは、針を刺して、測ったという記事を依頼者から情報いただきました。その記事によると、3.3cmとありました。私はと言うと、仮想点からの算出でした。3mmの誤差なら、そこそこ良い感じで測れました。

アンコ抜きは、限りがあるので、もう実際は成り行き、、、。底突きしない程度、快適なシートにするためには、やりすぎは禁物。工場に、優先順位は1、快適性 2、足着きと指示します。

あとは、デザインです。ヤングマシンさんのカスタム企画にインスピレーションを得たと言うことで、こちらもロング化したかったのですが、ベースが違うので、印象は異なりますが、少し先端を延長してみました。生地サンプルを2回ほど送り、ラフ案も送って頂き、煮詰めです。生地の在庫の問題もあり、二転三転しましたが、最終こんな感じで進めることになりました。(ああ、手書きコピー送っていただいたラフスケッチなくしてしまったああ、、、、最近は、ハードディスク否SSDにしか残ってないなあ、電子化の波が、、、)

そして、上がってきたのが冒頭の写真です。ノーマルと比較すると、大きな変身!進化です。あとは、乗り味、足着き、快適性など、、、暖かくなったら、レポートが送られてくると思います。

最後に、、、、

依頼者さんの愛車 「Fiat500」色々いじってあるそうです。