実施場所:杏林大学 医学部 病態生理学教室(三鷹キャンパス、〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2)アクセス
募集期間:2023年9月〜、定員に達し次第終了
謝礼:7,500円/日
参加日数:1日(3時間程度)
対象:16歳〜35歳の男女で、過去に発達障害(自閉スペクトラム症など)の診断歴が無く、てんかんの発症歴の無い方
頭皮の上から特定の脳部位へ超音波刺激を与え、その時の脳活動を脳波計測により分析します。
超音波刺激は、頭の外側から音波を収束させて、狙った脳部位の活動を操作する手法であり、医療的に安全性が確認されています。
標的脳部位の決定のために、頭皮上からの磁気刺激により、運動に関連する領域(運動野)の活動に誘発される筋肉の動き(筋電)を事前に計測します。
筋電の計測に際しては、頭皮へのマーキングや手指や手首に電極を貼り付けます。
脳波計測は、頭皮上に電極を貼り付け、神経細胞の同期的な活動から生じる電気的な変化を波形で記録する手法です。
計測に際し、頭皮上にたくさんの(30個の)電極を貼り付け、脳波の信号源を推定します。
また、頭皮の電気抵抗が高いと正確に信号を拾えないので、アルコールで頭皮をこすって抵抗値を下げる必要があります。
アルコールは通常の手指消毒のものと濃度は同程度ですが、頭皮をこすって皮脂を除去する際、多少痛かったり、赤くなってしまう可能性があります。
頭皮には、電解質のペーストやジェルを電極に塗って、貼り付けます。
このペーストが結構ベタベタしてしまいますが、当日は髪を洗えるようにシャンプー等ご用意しております。
なお当日は、専門の技官の方が一連のセットアップを行います。
所要時間は、研究参加への同意書など書類記入も含め、3時間程度を見込んでおります。