ビジネスゲームで学べる事

ビジネスゲームは、MBAで学ぶようなビジネスの基礎を楽しく体感できるゲームで、過去100名以上の方にプレーして頂いています。


なぜ開発したのか?

授業中にふと気づいたのです。MBAでは短期間で多くのことを学びますが、今でも鮮明に覚えている内容と、忘れてしまっている内容で二極化していると感じました。よく忘れるのは、レクチャーの授業や座学で学んだ内容。一方で、ワークショップやシミュレーションゲーム通じて学んだ内容はよく覚えているのです。

私が注目したのは、「アクティブラーニング」です。ここから、MBAの授業内容を「ゲーム形式で体感できる形で提供」できれば、効果的に学ぶことができるのではないかと思い、開発に取り組みました。

ちょっと厳しい言い方をすると、いくらインプットをしても定着していなければ、その時間は無駄になってしまいます。ビジネススクールでは、ディスカッションや実践を通じて、学んだことが身につくように工夫されていますが、独学の場合はなかなか難しいのが現実です。


ビジネスゲームのメリット

アクティブラーニングの重要性は理解して頂けたかと思いますが、具体的にはゲームでどのようなことを学ぶことができるのでしょうか。くわしく3つのメリットを見ていきましょう。


①MBAの基礎知識

私はMBAホルダーであり、ブログで「独学MBAカリキュラム」を紹介している、日本一のMBAカリキュラムマニアです笑。

カリキュラムマニアの私が、MBAの授業内容を体系化し、教授や専門家に協力いただきながら、本当に必要なポイントが学べるように作ったのがビジネスゲームです。

全てのゲームには、事前学習スライドやケーススタディがついており、それぞれの科目のポイントを短時間で学ぶことができます。


②ゲームで体感ができる

各科目の理論は本や動画で学ぶことができますが、実践で使うイメージはなかなか持てないと思います。こんな時にゲームは最適です。

ファイナンスゲームの場合、各プレイヤーは「経営者」として、毎ターン「資金調達、投資、配当政策」といった経営上の意思決定することが求められます。

例えば、資本調達コスト=WACCは文字上では理解できますが、経営者の立場で「今は100億外部から調達していて、10%を利子と配当に使っている。このコストを上回る投資先を見つけてリターンを上げなければ株主に怒られる!!」というのを体感して、初めて理解できると思っています。

事前資料で「知識を学び」、「ゲームで体感する」ことで、二度と忘れない「本物の知識」を身に着けることができます。


③勉強仲間や留学仲間との交流

MBAに限らず、ビジネスの基礎を学びたい人はたくさんいらっしゃると思います。ゲームに参加すれば、色々な業界の方と交流することができます。ゲームでは、皆さんワイワイ楽しく雑談したり、各自の戦略を紹介したり、反省点や学んだことをシェアする機会が大量にあります。

このように、アクティブラーニングの手法「グループ討論・自ら体験する・他の人に教える」を全て使っているのがビジネスゲーム特徴です。

Walmartを題材にしたストラテジーゲームは小売業界の方が参加されたり、ファイナンスゲームではコーポレートファイナンスを仕事にされている方も参加され、実際の裏話なども聞くことができました。

とはいえ、ゲームに参加するにあたって事前知識は全く不要で、初級者の方も上級者の方も一緒に楽しく学ぶことができます


ゲームの具体的な流れ


事前スライドで学習

申込いただくと、入門スライドやケーススタディ用のケースを事前に入手することができます。スライドでは参考Webサイトや書籍、動画なども合わせて紹介しているので、ゲームの前後に自分で勉強できる教材を提供しています。


ZoomとGoogleスプレッドシートを使用

Zoomでつなぎながら、Googleスプレッドシートを共有してゲームが進んでいきます。自分で考え、手を動かしながら進めることで、知識の定着率が大幅アップします。


意思決定を体験

ゲームでは各プレイヤーがCEOや事業責任者などの役割を体験します。CEOであれば会社全体の意思決定をする必要があり、学んだ知識を用いて考え、意思決定をする中で学んでいきます。

ストラテジーゲームであれば、Walmartの創業者のケースを読み、自らがWalmartの創業者としてプレイするといった、知識と実践がスムーズに繋がるように設計されています。