開催予定のセミナー
現在(2024/XX/YY),開催予定のセミナーはありません.
2024/08/01: セミナー開始日前日に,Zoomリンクを記したメールを一斉送信しておりますが,ここ数回,メールが届いていないというご連絡をいただいております.その場合はお手数ですが,笠原(kasahara+at+cheng.es.osaka-u.ac.jp (+at+ → @)までご連絡ください.
第26回 分子集合系計算科学セミナー
共催: 溶液化学研究会 若手の会
後援: 科研費学術変革領域研究(A)「メゾヒエラルキーの物質科学」
講師:高橋和義氏(産総研)
開催場所: ハイブリッド開催(大阪大学基礎工学国際棟シグマホール,Zoom)
開催日時: 2025/10/3 (金) 16:00–
講演題目: 分子集合構造学習パッケージMALIOの紹介
要旨:
材料の物性や機能は,構成分子の化学的性質のみならず集合構造からも大きな影響を受けています.近年の高度化した材料開発においては,一様な分子集合構造だけでなくガラスなどに代表されるフラストレーション系がもつ複雑な分子集合構造にも注目が集まっています.そのためマテリアルズインフォマティクス分野では,分子集合構造の違いを特徴づけて系統的に分類・同定する手法の開発が進められています.このような潮流のなかで,分子集合構造学習パッケージ(MALIO: Molecular Assembly structure Learning package for Identifying Order parameters)は,「複雑な分子集合構造は局所的な秩序構造の組み合わせである」というコンセプトに基づいて開発された機械学習プログラムです.その主目的は一様・非一様を問わない構造の分類および同定です.現在までにMALIOは面心立方格子,体心立方格子,六方最密充填などの基本的な結晶構造だけでなく,高温高圧液体水の3種構造,氷の結晶多型,Weaire-Phelan構造,高分子ラメラ構造,液晶の秩序構造など,様々な分子集合構造の分類・同定に成功しています.セミナーではその一例として,ソフトマテリアルの相転移現象の解析事例を中心に紹介します.
参加申し込み期限: 2025年10月2日 12:00
下記サイトよりお申し込みください.