横須賀第4団のこと

横須賀には4団がある

太平洋戦争の終戦から間もない1947(昭和22)年8月、横須賀市安浦にある田戸の赤門に5人の少年たちがあつまり、故永嶋重美隊長とともにボーイスカウト横須賀連盟第六健児隊が産声をあげました。これが後に横須賀第4団となる少年たちの小さなグループのはじまりでした。

田戸の赤門(横須賀市HPより転載)

われらの旗…スカウト遺産100選にも

隊のシンボルである隊旗(初代)は、米軍供出のパラシュート生地にペンキで手描きされたもの。中央のスカウトマークも現在の鏡を象ったものではなく桜の花があしらわれています。

この旗は、日本でボーイスカウト運動が再開された時期のものとして大変貴重な史料であり、『日本のスカウト遺産百選』(矢島巌著、2010年)にも掲載されています。(現在も団倉庫で大切に保管しています)

第6健児隊の初代隊旗

過去、現在、そして未来へ

時は流れて74年。私たち横須賀第4団は、順風逆風大嵐をくぐり抜け、野を越え丘越え谷越えて、いまも元気に活動を続けています。モットーは「体と頭と心の元気」そして「より元気に!より楽しく!より面白く!」。地域の子供たちが、よりよい社会人として逞しく羽ばたき飛び立つための伝統は、未来へと受け継がれています。

2019年団キャンプにて