日輪「・・・・・あーいかわらずでっかい屋敷よねぇ」
アリス「下手すりゃ私の実家より大きいからね」
薫「ほらほら、ぐだぐだ言ってないでさっさと入る!」
香「いつもどおりクロと礼丹はおとなしくしておいてくれ。食べ物なら後で渡すから」
礼丹「わかりました」
クロ「・・・・・・・・・」
真恵「他の人はもう来てるの?」
リル「おばあちゃんたちは後で来るわ。お父さんはお仕事だから明日合流」
玖美「なっちゃんはもう来てるってさー」
上海「あの、本当に私ついてきてよかったの?いつも通り家で待ってた方が・・・・」
リル「だーめ。今ウチの家は改装準備で全部片づけてるんだから、いてもなにもできないでしょ」
アリス「リーブラの能力が有能すぎて気兼ねなくできるのがやばいよね」
メアリー「蓬莱さんやオルレアンさん、あとリリーナとマリンさんも実家に帰省してますし、カノンさんと虹香さんも実家?の研究所に戻ってますし」
リル「ほんっとうに一人になっちゃうからダメなのよ」
小梅「そうですよ。こうやって座敷童も出張ってきてるんですから諦めましょう」
上海「風流家の親戚の集まりについてくるなんて思ってもなかった・・・・胃が痛い・・・・」
夏海「あけましておめでとうございます。ようこそお越しくださいました、風流家の皆様」
玖美「あけおめー。あれ、なんでなっちゃんが出てくるの?みっちゃんは?」
夏海「お化粧中。寝坊したの」
日輪「あけましておめでとう。新年早々相変わらずねぇ。アリス、行ってあげて」
アリス「はいさ!あと、あけおめー!んじゃ行ってきまーす」
上海「あけましておめでとうございます。その、みっちゃんって人がここの家の人なの?」
日輪「そうよ。私の従妹で夏海のはとこ。兄さんたちにとっては遠縁の親戚ね」
香「あけましておめでとう。夏海、悪いけど部屋まで案内してもらっていいかな。ここはどうも広くてどこになにがあるのか覚えきれなくて」
真恵「あけましておめでとうございます。ウチも十分広いのにねー」
メアリー「あけましておめでとうございます。靴はここですね」
リル「あけましておめでとう。瑞姫ちゃんは今年もなのね」
薫「あけおめー。毎年の事じゃない」
小梅「あけましておめでとうございます。この家って、別の座敷童が住んでたりは・・・・あ、しませんね。大丈夫です」
夏海「それじゃあえっと、7-1+3で・・・・9名様ごあんなーい」
上海「うちの料亭も広いけど、ここの家その倍ぐらいある・・・・・」
日輪「ガチお姫様だからね、一応」
上海「お、お姫様っ!?」
香「かつての藩主の子孫らしいよ」
上海「な、なるほど・・・・・え、じゃあ香たちは?日輪は?」
日輪「私は代々神社の家系よ」
香「ウチは特に。父さんもあれ自主的にだよね?」
リル「そうね、防衛大に入ったのも普通に自衛隊志望だったからって話だし」
薫「夏海も夏海で一応巫女らしいけど、フレインさん関連よね?確か」
玖美「どっちかっていうとお世話係というかお世話されてるというかそんな感じだって言ってた」
小梅「あ~、この井草の香り・・・・素晴らしいですね~」
真恵「ボクもこのにおいすきー!ごろごろー」
メアリー「真恵、はしたないですよ。まったくもう・・・」
アリス「おまたせー。瑞姫のお化粧終わらせてきたよー」
日輪「それじゃ、会いに行きますか」
上海「やっぱり緊張する~・・・・」
リル「私と薫は大人たちの方に会いに行ってくるから、そっちはよろしくね」
薫「もー、堅苦しいの嫌いなのにー」
瑞姫「皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします」
玖美「みっちゃん、あけおめー。あと、寝坊はバレてるから今更取り繕っても遅いよー」
瑞姫「け、形式というものがあるのですっ!特に今年は初顔のお客様もいらっしゃいますし、特に!」
玖美「ってこれが親戚の瑞姫だよ」
上海「えっと、はじめまして。瑞姫ちゃん・・・・でいいのかな?」
瑞姫「お好きなようにお呼びください、斉藤様」
上海「あ、斉藤はダメ。上海って呼んで」
瑞姫「かしこまりました、上海様」
上海「様付けかぁ・・・・」
香「瑞姫、さすがに固すぎるからせめてさん付けにしてあげて」
瑞姫「お兄様がそうおっしゃられるのでしたら、上海さんと呼ばせていただいてよろしいでしょうか」
上海「わかったわ。私も瑞姫ちゃんのままでいくから」
真恵「みっちゃんおひさしぶりー!あけましておめでとうございまーす!」
メアリー「瑞姫さん、あけましておめでとうございます。夏ぶりですね」
瑞姫「そうですね、真恵ちゃんメアリーちゃん。お二人とも、少し大きくなられましたか?」
真恵「2センチ伸びた!」
メアリー「身長なら1センチ伸びました」
玖美「あたしは身長に加えて胸も成長したよ」
日輪「お腹周りもね。あけましておめでとう、瑞姫」
瑞姫「はい、にっちゃん」
日輪「やー、でもあれね。使用人いないってわかってるならとりあえずすっぴんでも出てくればよかったのに」
瑞姫「そのようなはしたないことはできません」
アリス「日々谷家の化粧台も行先登録してるから連絡してくれたらアリスちゃん先に行ってしてあげたのに」
瑞姫「今年こそはひとりでもできるって思ったんです!できませんでしたけど・・・・」
アリス「瑞姫は元がいいんだからあんなガッツリつけなくても軽くでいいんだってば。風流家の親戚はみんな素材がいいから私のギャルメイク技術が全く生きないんだよね」
日輪「んなもんされてたまるか」
香「・・・・・・自分にやったことは?」
アリス「ギャルメイクみたい?あとでアイリスにやらせる?」
香「やめてあげなさい」
上海「今更ながら、真恵って意外と丁寧よね」
真恵「意外と!?」
メアリー「親と兄姉のしつけがいいですから」
日輪「私らはなんだかんだ偉い人とあったりするし、恥かかないようにはさせてるつもりよ」
小梅「と、言われてますけどどう思います?」
玖美「あら、私だって丁寧且つお上品に談話することくらいなら可能ですよ」
夏海「出た!お嬢様玖美!キモイ!」
瑞姫「くーちゃんがその話し方しているとやはり違和感がすごいですね」
夏海「くーちゃんはやっぱりいつも通りのほうがいいって」
日輪「くーちゃんは普通に話す方が受けいいじゃない。甘え上手だし」
玖美「日輪にくーちゃんって呼ばれると寒気する。やめて」
日輪「いいじゃないくーちゃん。昔はこう呼んでたのよくーちゃん。はとこだった時代を思い出しましょくーちゃん」
玖美「や、あたしもうにっちゃんとか呼べないし・・・・」
香「ところで僕の呼び方は?」
夏海「お兄ちゃん」
瑞姫「お兄様」
日輪「兄さん」
玖美「お兄ちゃん」
真恵「お兄ちゃん」
メアリー「お兄様」
アリス「お兄ちゃん」
香「・・・・・妹が多いな、ここは」
上海「わ、私もお兄ちゃんって呼んだ方がいい?」
小梅「蓬莱みたいに「にぃに」と呼ぶのは?」
香「むしろあり。ウェルカム」
薫「お姉ちゃんのことも呼んでー!」
夏海「薫さん」
瑞姫「薫さん」
日輪「姉さん」
玖美「お姉ちゃん」
真恵「薫お姉ちゃん」
メアリー「薫お姉さま」
アリス「薫」
香「姉さん」
上海「薫さん」
小梅「薫」
薫「もっとお姉ちゃんって呼びなさいよ!ねー?玖美と真恵はえらいわねー?」
メアリー「か、薫おねえちゃん!」
薫「やーん!メアリーかんわいいー!お姉ちゃんハグしちゃうわよ、ぎゅーっ!」
真恵「ボクもーっ!」
玖美「・・・・・お姉ちゃん、いつのまに戻ってきてたの?」
薫「込み入った話は母さんに任せて、私は挨拶だけ済ませて来たのよん♪」
瑞姫「私も薫さんみたいにもっと大きければ・・・・」ムニムニ
夏海「Eカップがなにをいうか」
玖美「胸自体は私の方がおっきいのに、カップはみっちゃんの方が上なんだよね」
日輪「あんたは腰回りがね」
真恵「ボクもボインボインになる!」
メアリー「わ、私だって!」
アリス「こんなかんじ?」
真恵「!?」
メアリー「!?」
日輪「それやって魔力は大丈夫なの?」
アリス「アリスちゃん魔力は無尽蔵にあるから問題ないよ」
香「んー、こう見ると確かにサリーさんやポーラさんに似てるかも」
アリス「親戚だしねー」
瑞姫「私たちも」
夏海「親戚」
玖美「なんだよ?」
日輪「・・・・・私はあんまりだけど、日々は似てたからセーフよね」
夏海「にっちゃんは髪染めちゃったから」
瑞姫「どうして染めてしまったのですか?にっちゃんの栗色の髪、私好きでしたのに」
日輪「個人的な趣味よ」
薫「香が明るい色が好きって言ったからよねー」
日輪「姉さん、殴っていい?もしくはデコピン」
薫「ごめん。あれほんとやめて。ね、おねがい、私が悪かったから、ね?ね?」
リル「おまたせ~・・・・薫、どうしたの?」
日輪「知ーらない」
アリス「いつものやらかし」
玖美「デリカシーに欠けた発言」
上海「自業自得」
リル「なるほど」
夏海「それで納得する叔母さんはさすがだよね」
リル「三人の言葉と今の状況を見たらさすがにわかるわよ」
香「まあ、男が膝枕してるのってどうなんだろうって思う部分はある。固くないの?」
日輪「ちょうどいい固さ」
リル「それに対抗して一番下二人が膝を奪いあっていると」
真恵「メアリー、そっちよって!」
メアリー「私が落ちちゃいます!いやです!」
玖美「・・・・ここにもお姉ちゃんはいるんだよー。おねえちゃんが膝枕してもいいんだよー」
真恵「玖美のやわらかすぎだもん」
メアリー「反発が、その・・・・」
アリス「かといって私は細いしね。瑞姫とか上海とかいい感じなんじゃない?」
瑞姫「えっ、わ、私ですか?」
上海「真恵、メアリー、おいでー」
真恵「にゃー!」
メアリー「うなー!」
小梅「ふふ、子どもたちがはしゃぐ姿はほほえましいですね」
アリス「私が言えたことじゃないけど、永遠の子供が言うセリフじゃないよね」
小梅「精神的には成熟しているつもりです」
瑞姫「上海さん・・・・いえ、上海様!」
上海「また戻った!」
瑞姫「どうか、どうか私にお料理を教えてくださいまし!」
上海「えぇ~・・・・」
夏海「大人の人たちもびっくりしてたよね!お抱えの料理人さんよりおいしいって!」
玖美「上海の料理はまあ控えめに言って世界一だからね」
日輪「全然控えめじゃないじゃない。ま、でも同意ね」
上海「そんな、恐縮だよ。私なんかまだまだ」
香「謙遜しなくていいのに」
アリス「他所にきたからか今年のお節はいつも以上に気合入ってたよね」
上海「それはまあ、私も今回は風流家の一員として来てるわけだし、そんな状態で風流の名に泥を塗るわけにもいかないし」
玖美「風流にそんな深い歴史はないから気にしなくていいのに」
瑞姫「上海様、どうか、どうか手ほどきを!」
上海「もー、ちょっとだけだよ?じゃあ下味の付け方からやるから、玖美に味見してもらいましょ」
玖美「えっ、食べていいの!?」
日輪「玖美、三が日終わったらカロリー制限するから」
玖美「どうせするって決まってるなら今の内に食べとかないと損だよね。みっちゃんのために一肌脱いじゃうぞー!」
夏海「ウチもー!上海さんに教えてもらいたいかなーって」
真恵「じゃあボクもー!」
メアリー「わ、私も!」
日輪「じゃあ私は面倒なのがそっちにいかないように兄さんと一緒に大人勢に交じってくるわ」
玖美「しまった!その手があったか!」
アリス「私もお兄ちゃんの方に行くねー」
小梅「・・・・・あ、私はここでお留守番しておくのでお気になさらず」
リル「・・・・・それでできたのがこのおつまみね」
瑞姫「はい。どうぞ、リル様」
リル「それじゃあいただきます。・・・・・・・・うん、おいしいじゃない」
瑞姫「ありがとうございます。上海様の教えがよかったからですわ。あとは、くーちゃんが味見で細かいところまで教えてくれたので」
薫「み~ずきちゃぁ~ん、おねえちゃんにもちょうだぁ~い」
瑞姫「大丈夫ですよ、薫さん。こちらにたくさんあるので・・・・」
薫「た~べ~さ~せ~て~」
瑞姫「ええっ!?え、ええっと・・・・」
日輪「こら、変に絡むな。瑞姫、無視していいわよ。連れて行くから」
瑞姫「い、いえ!私とて日々谷家の端くれ。これくらいこなせずしてなにが姫ですか!」
日輪「そこに姫要素はあるの?」
瑞姫「それに、将来のお姉さまなんですから、邪険に扱うわけにもいきません」
日輪「何度も言ってるけど、兄さんには恋人いるから」
瑞姫「許嫁たる私が認めていないのでそんなものは存在しません」
日輪「あんたは許嫁でもなんでもないから」
瑞姫「そんな!にっちゃんは私が血を残すためにどこともしらない中年小太りのおじさまと愛のない結婚をさせられてこの身を穢しつくされてもいいというのですか!」
日輪「この家そんな時代錯誤なことしてないわよ。あんたの両親も普通に恋愛結婚じゃない」
瑞姫「そもそも親戚筋の子世代の中に男性がお兄様しかいないのですから、私たちの誰かがお兄様と結ばれるのは至極当然でしょう!」
日輪「恋愛対象を親戚外に持っていけばいいだけじゃないの?」
瑞姫「そ、外の世界は怖くて・・・・言っている言葉が通じなくて・・・・」
日輪「ただのコミュ障じゃない」
―2日目―
キル「とうちゃーく!あけましておめでとー!」
瑞姫「あけましておめでとうございます。そしてようこそおいでくださいました、キルさん、スワンさん、ルーチェさん、リーリアさん、壮司おじさま」
ルーチェ「あけましておめでとうございます。これ、お土産です」
リーリア「あけましておめでとうございます。お年玉は後でいいんだっけ?」
スワン「あけましておめでとう。最終日にって話じゃなかったかしら」
壮司「あけましておめでとう。遅くなってすまない」
瑞姫「いえいえ。皆様方遠路はるばるお疲れさまでした」
夏海「あけましておめでとうございます。荷物は預かるからどうぞあがってあがってー」
日輪「あけましておめでとう。新年早々騒がしいけど、許してね。さ、母さんたちが向こうで待ってるわ」
玖美「あけおめー!お年玉ー!」
壮司「それは明日だ」
スワン「玖美ちゃん、聞こえてたんじゃないの?」
玖美「これが新年の様式美かなって」
キル「お年玉は後だけど、こっちは持って来たよー」
玖美「え、なにこの荷物。中に何が入ってるの?」
キル「着物だよ。紫外線をカットできる素材で作ってあるから、顔周りにクリーム縫って、手袋つければ玖美ちゃんともお昼の内に初詣一緒に行けるんじゃないかなって」
玖美「やったー!おばあちゃんだいすきー!」
キル「こっちが薫の分で、こっちが日輪で、こっちがアリスで、こっちが真恵で、こっちがメアリーで・・・・」
ルーチェ「はいはい、そういうのは後でにしますよ。先に挨拶」
キル「あ、ごめんごめん。そういうことだから、またあとでね」
玖美「いえっさー!」
真恵「じゃっじゃーん!見て見てお兄ちゃん、どうどう?カワイイ?カワイイ?」
香「うんうん、可愛いよ」
真恵「でしょでしょ?ボク、これ気に入っちゃった!」
香「僕も新しくもらったのを着たけど・・・・さすがおばあちゃんだ。全然寒くないし、重くもないし、動きやすい」
真恵「お兄ちゃんもかっこいいよ!」
香「ほんと?ありがとう。さて、そろそろ他の娘も来るころかな?」
真恵「遅いねー、みんな」
アリス「真恵だけお化粧してないからね」
香「おっ、着物アリス。あれ、前に嫌がってたのはどうなったの?」
アリス「すっごく癪だけどテトラに任せたら襦袢の着方教えてくれたから、それで」
香「まあその結果こうやって珍しい姿が見れたしいいじゃないか。テトラさんに感謝だね」
アリス「すっごい癪だけどね!」
スワン「そんなこと言わないの、アリス。テトラだってあなたのためになりたいって思ってやってるのに」
アリス「あいつは私が行くたびにいちいち結界貼って出にくくしたりするから嫌なんだよ!あと高笑いがうざい!」
スワン「寂しがりなだけじゃない、あの子。昔一緒にいられなくなった分を取り戻そうとしてるだけだと思うわよ」
アリス「強制じゃなかったらアリスちゃんも別に文句言ってなかったけどね」
香「まあまあ。そういえば、射美奈は結局来ないんですか?」
スワン「あの子はそのまま紗菜さんのところで過ごすって言っていたわ。こちらとは親戚と言い難いぐらいに離れてるし、彼女も居辛いのかもしれないしね」
香「僕の方は2代上がクランおじいちゃんなわけだけど、射美奈はそうはいかないのがネックか」
スワン「それに、今はあの子はあの子なりにあの家での生活を楽しんでいるんだからいいんじゃないかしら」
香「それもそうだね。僕があれこれ言うことじゃないか」
スワン「あ、紗菜さんからお年玉は預かってるわよ」
真恵「わーい!紗菜おばあちゃんからもだー!」
香「紗菜おばあちゃん、か。・・・・・まだ時間あるし、ちょっと会いに行くか」
スワン「そうね、あいさつぐらいはしてきていいんじゃないかしら。私は他の子に言っておくから、行ってらっしゃい」
香「ってことで来ました。あけましておめでとうございます」
真恵「あけましておめでとうございます!」
紗菜「まあまあ、わざわざそのために?ありがとうね、香くん」
ワグラネリー「あけおめことよろー。私無職だからお年玉あげれないけど・・・・・てやっ」
香「!?」
真恵「おおっ!?なんか、ポカポカする!?」
ワグラネリー「炎の加護を与えておいたよー。手をつないだら分けられるから、ここに来てない子にも渡してあげてー」
香「わざわざありがとうございます」
ワグラネリー「これぐらいお茶の子さいさいだよー。あ、戦車ちゃんもどって来た」
射美奈「あら、あけましておめでとう。わざわざあいさつしに来たの?それとも、あんたらはこっちですごすの?」
香「あいさつだけ。すぐに行ける場所だったからね。ってことであけましておめでとう」
真恵「あけましておめでとうございます!今年もよろしくおねがいします!」
射美奈「あら、ご丁寧にどうも。・・・・・ところで、赤美見てない?」
礼丹「今は射美奈の中に引きこもっていますよ」
射美奈「ああ、どうりで見ないと思った。赤美ー、出てきなさいよー」
射美奈「・・・・・・はあ!?そんなに寒くないでしょ!ここ室内だし!季節とか関係ないし!」
礼丹「お望みとあれば引きずり出しますが?」
射美奈「ぜひともお願い。鍋の具材を切ってる間掃除の続きしてほしいのよ」
礼丹「ではでは、そおいっ!」ズルッ
赤美「うっ、この引きずり出される感覚久しぶり・・・・・。あけおめ。出来れば僕のことは放っておいて欲しかったな」
礼丹「神のくせに新年早々だらけていることが悪いのです」
真恵「礼丹もみかん食べてるだけじゃん」
礼丹「私は動くことを許されていないだけです」
日輪「二礼二拍手一礼、よ。まあ面倒だったら二拍手一礼でいいわ」
玖美「いいのっ!?」
日輪「いいのよ。巫女が言うんだから。神様は別にそんなとこまで見てないって」
アリス「って言ってるけどどうなの?」
礼丹「私は日本の神ではないのでなんとも」
キル「それでつまり、どうするの?」
日輪「ま、わたしはちゃんとやるけど」
瑞姫「一応お作法なので私もいたしますよ」
夏海「ウチもねー」
玖美「あたしもやっとこうかな」
真恵「こう、ぺこぺこ、ぱんぱん、ぺこっ?」
メアリー「えっと、二回、二回、一回・・・・」
キル「私もちゃんとやっとかないとねー。一応年長者だし」
香「皆してるみたいだし、僕もやっておくか」
日輪「・・・・・・やっぱり気にしてないって言ってる。それより賽銭もっと寄越せだって」
香「今この瞬間に神様と会話していたんだ」
日輪「向こうから話しかけてくるんだから仕方ないでしょー」
瑞姫「私もなんとなく感知はできますけれど、にっちゃんみたいにはっきりとは聞こえないですね」
日輪「これでも巫女だからね」
夏海「ウチも巫女だけど全然聞こえないよ」
日輪「フレインさんは本人が言ってる通りなんちゃって土着神じゃない」
玖美「ちなみに玖美ちゃんには全く聞こえません」
香「礼丹の声なら聞こえる」
メアリー「ハニーポイズンの声なら」
真恵「何も聞こえない」
キル「聞こえなくていいんだよー。おばあちゃんも何も聞こえてないしね」
真恵「たいやきー!たい焼き食べたいー!」
メアリー「りんごあめ!りんごあめが先です!」
玖美「もー、じゃあ二手に別れればいいじゃん」
真恵・メアリー「「半分こするからダメ!」」
夏海「仲がいいのか悪いのか・・・・」
香「喧嘩するほどって言うしね」
日輪「兄さん!あっちにやきそばあった!玉子乗せてるやつ!」
瑞姫「お兄様、向こうにやきそばがありましたよ。チーズが乗っているものです」
日輪「兄さんはたまごのせの方食べるわよね?」
瑞姫「お兄様はチーズがお好きでしたよね?」
アリス「こっちはこっちで謎の奪い合いを・・・・」
キル「香くーん!オムそば!オムそば見つけた!早く早くー!」
香「わかった、わかったから!おばあちゃん、腕を引っ張らないでくれ!」
夏海「どっちが子供なんだかって感じだね」
アリス「夏海はまざらなくていいの?」
夏海「ウチお兄ちゃんにはそんなに執着してないから」
アリス「ちょっとはしてるんだ」
夏海「いとこだからねー。遊んでもらいたい欲はあるよ」
アリス「なるほど、そういう」
キル「毎年恒例キルおばあちゃんのお料理教室~!」
真恵「わー!」
メアリー「ふひゅーっ!ふひゅーっ!」
真恵「指笛できてないよ」
メアリー「やっぱり難しいですね・・・・・」
真恵「こうやるんだってば」ピュゥーイ!
メアリー「ふひゅーっ!」
キル「さてさて、指笛のコツは今度教えるとして、今年もパンツェロッティを作っちゃうよー!」
上海「揚げピザみたいな感じのあれ?」
キル「そうそう。それじゃあさっそく作ってくよ!真恵ちゃん、トマトをきれいに洗って!」
真恵「はいさ!」
キル「メアリーちゃん!強力粉の分量を量って!きっちりね!」
メアリー「うな!」
キル「上海ちゃんは今の内に具材を包みやすいようにカットしておいて!」
上海「了解!」
キル「さて、それじゃあ・・・・」
スワン「!」ワクワク
キル「お義姉ちゃんは座ってて」
スワン「!?」
キル「ルーちゃんもリーリアちゃんもねー」
ルーチェ「!?」
リーリア「!?」
キル「今日の主役は子どもたちです。大人は大人らしく大人しくしておくこと!」
スワン「わかったわよ・・・・向こうで薫ちゃんと飲んでくる」
ルーチェ「じゃあ私はデザートの用意しておこーっと」
リーリア「えっと、えっと、えっと・・・・・座って観てるね!」
キル「危なそうなら助けてあげてねー」
上海「って感じでさっきまで作ってたのよ」
瑞姫「そんな!私がくーちゃんなっちゃんにっちゃんとトランプをしている間に!」
夏海「にっちゃんもくーちゃんも強すぎだよー」
玖美「私カード全部わかってるし」
日輪「神様が味方してくれてるから基本的に運がいいのよね、私」
メアリー「見てください、お兄様!私が作ったパンツェロッティです!すごくきれいにできました!」
香「おおー。端までぴっちり、さすがメアリーだね」
メアリー「えへへ・・・」
真恵「はい、お父さん、あーん!」
壮司「ま、待ってくれ。さすがに揚げたてでチーズが入ってるものを口に入れられるのは」
アリス「こっちからもあーん」
リル「じゃあ私も、あーん」
壮司「あ、愛する娘と妻が・・・・・うおおおおおおおお!!!!!」
薫「あっちは元気ねー!私も負けてられないわ!」
スワン「こっちがアリアエルさま秘蔵のワイン、こっちがレイスがこっそり隠し持ってた葡萄酒」
薫「両方開けるわよ!」
ルーチェ「2人とも、ほどほどにねー」
リーリア「今の内にあれの中身のアルコールを破壊すれば呑んでも酔わないんじゃ?あ、でもアルコールのないお酒なんか飲みたくないからやめよう」
キル「私も飲むー!」
スワン「未成年は飲酒禁止!」
キル「成年どころかシニアだから!」
―3日目―
真恵「はぁー、なんだかんだ今日が最後かー」
メアリー「今年もいっぱい遊びましたね」
香「次来るのは夏だからね。そのときは幽も連れてくるよ」
瑞姫「はいっ!お待ちしています!」
玖美「お年玉いっぱいだー♪うへへ、なに買おっかなぁ~」
日輪「親戚多いからどうしても合計額が大きくなっちゃうのよねぇ。ま、お正月ぐらい多めにみますか」
夏海「今度そっちにも遊びに行くからね!」
玖美「そうだよ!みっちゃんもまたウチに来てよ!クレイン、は来れるかどうかわかんないけど、ロウチェたちも呼ぶからさ!」
瑞姫「はい、ぜひとも!」
ルーチェ「いっぱいお菓子用意して待ってますよ」
上海「いいじゃない。こっちに来てくれたらいっぱい料理教えられるし」
アリス「お化粧も教えるし」
リル「お掃除もね~」
壮司「花嫁修業でもさせる気か?」
薫「だってさ、玖美」
玖美「あーあーあー、玖美ちゃんナニモキコエナーイ」
リーリア「玖美ちゃんがそれって無理があるんじゃ・・・・」
スワン「みんな、そろそろ行かないと飛行機の時間が・・・・」
キル「名残惜しいけど、また今度だね」
真恵「はーい!それじゃあ、まったねー!」
上海「・・・・・あれ?これ国際線じゃない?」
玖美「そうだよ?」
上海「え、帰るんじゃないの?」
香「いや、いまからおばあちゃんの実家に行くんだ」
キル「毎年三が日を過ぎたらこっちに挨拶しに来るんだよ」
上海「え、キルさんの実家って、えっと、つまり」
リル「イタリアね。はい、これパスポート」
上海「ええええ~~~~~~っ!?!?!?!?」
小梅「あ、私は日本を出る気がないのでしばらくは日々谷家待機ですよ」
瑞姫「家事のご指導よろしくおねがいします」
小梅「はい。他のみんなほどじゃありませんが、人並みにはできるつもりです。任せてください」