【元生徒会長】
香「草華って生徒会長から書記っていう珍しいというか絶対にないだろう役職の変遷をたどってるけど」
草華「それがどうかしたの?」
香「今更ながらなんでかなって」
草華「そうだね、そもそもウチの生徒会って3学期に選挙するでしょ?」
香「珍しい、って程でもないとは思う」
草華「だから卒業前までは現役でいられるんだよね」
香「そうそう。どうせなら2月まで会長してればよかったのにって。射美奈に不満があるわけじゃないんだけどさ」
草華「んー、それでもよかったんだけどさ。射美奈ちゃんがやりたいって言ってたからまあいいんじゃないかなって」
香「割と軽いな」
草華「私がやりたいことは1年で済ませちゃったからね。私とポーラさんとで会長を続けてやって、だいたい自分たちの過ごしやすい環境は整えたからもういいかなっていうのがあったの」
香「なるほど。リーブラが生徒会をやめたのもそういうことか」
草華「うんうん。んで、まあ射美奈ちゃんに任せるのはいいんだけど、やっぱりちょっと心配だったから・・・・・・」
香「一応残ったと」
草華「まあ私なら大体のことに対応できるからね。物理で」
香「困ったらなんでも物理で解決しようとするのはやめようね」
【吸血鬼化】
香「リーブラー、ちょっと――」
リーブラ「あっ」
香「・・・・・・・リーブラ?」
リーブラ「ああ、えっとですね、この羽は、その、ですね」
香「なんで吸血鬼化使ってるの?」
リーブラ「えーと、その、私はこの状態じゃないと魔法が使えないんです。それで、その、ちょっと魔法の練習をしてて・・・・・」
香「へー、そうなんだ。リーブラなら普通の状態でも使えるものかと」
リーブラ「お恥ずかしながら、私は普段の魔力がものすごく少なくて・・・・・・魔力を作る器官も全然発達していないんです。ですので、一時的に先祖返りすることで魔力を作り出しているのです」
香「そうか、リーブラは僕と違って魔物の血がかなり薄まってるから魔力が少ないのか」
リーブラ「香様はクォーターであるのに加えて、お爺様が魔人ではありませんか。潜在魔力だけならば幽さんよりも多いんですよ」
香「まあ魔法は一つしか使えないんだけどね。それで、リーブラはどんな魔法を?」
リーブラ「ええっとですね、その、ぷ、プロポーションをよくする魔法を・・・・・・」
香「・・・・・・ごめん」
リーブラ「いえ!香様に落ち度はありません!そもそも私がいけなかったのです!無駄な脂肪などを付けようとするから!」
香「うん、なんだろ。姉さんにバストアップに効果的な運動とか聞いておくから」
リーブラ「・・・・・・すでに、試しました」
香「・・・・・・ごめん」
リーブラ「・・・・・・はい」
【働く家電】
カノン「悩ましい、悩ましいです」
香「どうしたのさ」
カノン「聞いてください、香。私は以前から世のため人のためになるようなロボとして働きたいと言っているではありませんか」
香「そうだね。今もたくさんお世話になってるよ」
カノン「ありがとうございます。それでですね、人の役に立てるのようなバイトをしてみたいなと思いまして」
香「へぇ、いいじゃんか。家庭教師とか、家政婦とか?あとは家事代行か」
カノン「まあ業種は決めていないのですが・・・・・・しかしながら、そうしてしまうとこの家で働く時間が減ってしまうというジレンマがありまして」
香「いいじゃないか。その分は僕もやるし、アイリスとかも働かせるし」
アイリス『えっ』
カノン「その申し出はありがたいのですが、そうではないのです。私はこの家でもしっかり働きたいのです」
香「ああ、そういうことか。負担が増えるとかそういう話じゃなくて」
アイリス『えっと、私何もしなくていい感じ?』
香「よさげだね」
カノン「くっ、こういうときに身体が二つあれば・・・・・・!」
香「ロボットだからできなくもないんだろうけど、まあ難しいよね」
カノン「ですので、悩んでいるのです。ああ、思考回路がショート寸前です。なにかこれをスパッと解決する神がかったアイデアはないでしょうか」
香「そう言われてもなぁ」
アイリス『んー、じゃあそのバイトの方を他の人にやらせてカノンが家の仕事に専念すればいいんじゃない?』
カノン「いや、それ全く意味がないんですけれど」
アイリス『えー、あとは鏡の中のカノンをそっちに持っていくぐらいしか・・・・・・』
カノン「!」
香「ほう」
カノン「神がかったアイデア、来ました!」
アイリス『いや、私じゃできないんだけどね。私は管理してるだけだし。アリスに言って』
カノン「香!」
香「拒否だって。鏡の中のやつらを外に出すのはものすごく面倒くさいらしい」
アイリス『まあ鏡に映らなくなっちゃうから、わりと心霊現象になるんだよね』
カノン「心霊現象がなんですか!そんなもの関係ない!」
アリス「大ありだよ!その辺のごたごた回避するためにカノンのデコイを魔法で作らなきゃいけないんだからね!しかも鏡のやつらって外に出たら戻りたがらないし!ぜぇったいやらないから!アイリスもこれ以上余計なことを言うな!」
アイリス『だってさー』
カノン「残念です。また別の方法を考えますか」
【恋人ですが】
幽「喧嘩をしてみたいの」
香「・・・・・・はい?」
幽「香君、聞いて。私、生まれてこの方喧嘩というものを一度もしたことがないの」
香「中等部時代に草華と一緒に暴れまわってたのは?」
幽「あれは喧嘩じゃなくて一方的な虐殺っていうのよ」コロシテナイケド
香「自分でそれを言いますか」
幽「それで、喧嘩についてなんだけど」
香「能力の関係で相手と衝突しないから喧嘩できないんだよね」
幽「ええ。加えて昔は感情が無かったし、さらに昔っから大人しくてボッチ属性があったから」
香「今とは大違いだ」
幽「それは桜のおかげね。同年代の友達が複数人いるのは桜が間を取り持ってくれているからよ」
香「桜さんに関しては本当に誰とでも友達って言う感じだし」
幽「そしてその桜は天然で控えめなようで推しが微妙に強くてそれでも嫌味な部分がないし譲歩もするから喧嘩するような相手じゃないの」
香「んー、じゃあここで痴話喧嘩してみる?」
幽「痴話喧嘩・・・・・・」
香「この機会に幽の不満をぶちまけてみるとか」
幽「不満・・・・・・不満・・・・・・不満?」
香「なさげ?」
幽「特に思い浮かばないわ」
香「となると、どうしようか。アリスかリーブラあたりに助言をもらう?草華とか愛、あと常日頃から不満を抱えてるアクアでもいいけど」
幽「・・・・・・あったわ、不満」
香「ん?」
幽「そうやって困った時に頼りにするのに真っ先に名前を挙げるのが全員幼馴染の女の子ってこと」
香「え、や、これはだね」
幽「私の相談じゃない時もいつもそう。もっと私を頼ってくれていいのに」プクー
香(かわいい)
幽「もうかわいいで誤魔化される時期は過ぎたわ。次回はちゃんと私を頼ってね」
香「と、言われてもなぁ。僕頼るより頼られたい側だし」
幽「むーっ。香くんはそうやって言うくせに幼馴染たちは普通に頼るの。私も年上なんだから。姉さん女房なんだから」
香「ほう、女房を自称するようになったか」
幽「だめ?」
香「むしろウェルカム」
礼丹(痴話喧嘩しそうになってもこうやっていちゃつきだすから喧嘩にならないんですよねぇ)
【全身マッサージ】
桜「香くん!聞いてください!」
香「はいはい、なんですか?」
桜「私、たまに香くんに全身マッサージするじゃないですか」
香「そうですね。すごく気持ちいいので助かってます。どうしても左側に重心が寄っちゃうので、そのぶん凝っちゃうんですよね」
桜「そうですね~、香くんはバランスを整えるのが大変そうです」
香「でも桜さんのマッサージの後は体が軽いから、余計なこりとかがほぐれてるんでしょうね」
桜「伊達にセラピスト2級はとってません!」
香「それで、そのマッサージがどうかしたんですか?」
桜「そうなんです!香くんにマッサージするとき、服を全部脱いでもらうじゃないですか!」
香「で、専用の下着を履く」
桜「それがえっちだって言われたんですよ!」
香「あー」
桜「友達の恋人相手にそれはどうなんだって!」
香「幽公認なんですけどね」
桜「そう言ったら、「それはそれで不健全」って!」
香「見方を変えれば浮気を許してるみたいな感じですからね」
桜「でも実際に幽ちゃんはそういうのを全部許してるから何も言い返せませんでした!」
香「おや?」
桜「と言うわけで、一部の人たちの中では私がなぜだか幽ちゃん公認の香くんの浮気相手になってます」
香「そこは否定してくださいよ」
【ギャルガール】
瑠花「やあやあ香くん。元気ー?」
香「どうも、左右田先輩。僕は元気ですよ」
アリス「私も元気!」
瑠花「突然のアリスちゃんにウチ困惑」
香「突然じゃないアリスって見ますか?」
瑠花「いや、見ないね」
アリス「幽霊的にはやっぱり驚かせとかないといけないかなって」
瑠花「なるほど!」
香「納得しちゃうんですか」
瑠花「ほら、ウチって割とノリと勢いで生きてる節あるし」
アリス「奇遇だね。アリスちゃんもノリと勢いで生きてるよ」
香「死んでるよね?」
瑠花「で、何してんの?」
香「幽を迎えに来たんです。渡したいものがあって」
瑠花「流石幽ちんの彼氏」
香「幽の妹が家に忘れて行ったものを渡そうと思っただけですけど」
瑠花「彼氏関係なかった!」
アリス「いやでも彼氏の家だからこそ気兼ねなく遊びに行ける的なアレがね」
瑠花「なるー!」
香「灯鈴は真恵メアリーリリーナの友達だし鈴火は玖美の友達だから関係ないと思う」
瑠花「全然違うじゃーん!うぇーい!」
アリス「うぇーい!」
香「うぇーい!」
幽(入りづらい)
【やんないじゃないできないんだ】
和香「今月も会議会議会議会議・・・・・・」
香「毎回お茶飲んでるだけだしいいじゃんか」
和香「会議が終わったら議事録に目を通さないといけないんです!なんにもわかんないですけど!」
香「いっそ自分で議事録とってみるとか?」
和香「そんな難しいこと私にできるわけないじゃないですかー」
香「いやいやいや、もしかしたら適性があるのかも」
和香「だって私400字の作文書くのに半日かかりますし」
香「なるほど、無理だね」
和香「趣味もネトゲだしネトゲでもボコられるし深夜のネトゲがやめられないから日曜日は早起きできないし私って本当なにができるんだろ」
香「卯衣さんが言ってたよ。和香は聞き上手だって」
和香「喋らなければ聞き上手だってノノさんには褒められたよ」
香「辛辣だなぁ」
和香「え、なんで?」
香「・・・・・・知らない方が幸せなこともあるのかもしれない」
【風紀委員】
ノノ「そういえば、香さんも風紀委員をやった経験があると聞いていますが」
香「えー?あー、あれなぁ。高等部1年の1学期、いろいろあって真面目にやろうと思った結果だよ」
ノノ「ですが、今は続けていないと」
香「僕が思っていたような委員会じゃなかったんだよ。こう、もっと厳しくて悪を許さない!って感じだと思ってたんだよ」
ノノ「実際は校門前で挨拶をする程度だったと」
香「そうそう。そもそもウチの学園校則とかあってないようなものだし」
ノノ「それでやめてしまったと」
香「理想と現実のギャップっていうかなんていうか」
礼丹「やめてしまった一番の原因はラブレターが増えたからですけれどね」ニュッ
香「礼丹ー?」
礼丹「月美に言われたことを改善しようと行動した結果逆効果だったわけですから、まあ辞めますよね」
ノノ「・・・・・・香さんの人生には瑠璃川さんが随分と影響を与えているようですね」
香「ん、まあね。まあなんていうか、僕が初めて泣かせたって自覚した娘だからさ」
ノノ「なるほど」
香「そしてきっと、表には見せなかっただけで泣いてた娘たちもいるんだと思ってる。そんな思いをさせたくなくてさ」
ノノ「ですが、あなたは他人を泣かせている以上に笑顔にさせています。響華も、あんな風に笑うことなどありませんでした」
香「まあ響華は家庭が特殊だし・・・・・・」
ノノ「遠山姉妹が今笑って過ごせているのは、間違いなくあなたの影響があるからです」
ノノ「風紀委員として、そして天使として。自分を理解し、自分を変えようとするあなたを尊敬しています」
香「まあ、なんていうか、ありがとう?」
礼丹「わたくしは面倒だから全て受けいれてしまえと言っているのですがね」
ノノ「不純異性交遊をそそのかすのは感心しませんね。お説教です」
礼丹「おや?」
【尊敬する先輩】
香「ポーラさん、ポーラさん」
ポラリス「およ?どしたの?」
香「紋が見えてます」
ポラリス「Realy?あー、マジだ。隠しとかなきゃ」
香「珍しいですね、ポーラさんがそんなことするなんて」
ポラリス「うーん、魔力が尽きた感じもないし、てか魔力が尽きてたら動けないし、どこで解除されたんだろ」
香「魔女も大変ですね。全身に魔法の紋様が浮かび上がるなんて」
ポラリス「まったくだよ。まあ稀代のGeniusポーラちゃんだから仕方ないね」
香「と、いうと?」
ポラリス「本来魔力ってのは体内を巡るものなんだけど、私は魔力が多すぎて体の表面も巡るようになっちゃってるの」
ポラリス「ついでに霊力とか妖力とか神力とかその他諸々の力も巡ってるからこんな状態になってるんだよね。この紋は力の通り道がきっちりしているからこそできるの」
香「じゃあもし暴走してたりしたら」
ポラリス「そのときはダークマターみたいに体外に置いとくよ。そうなると人間社会では生きにくいけどね」
香「それでもポーラさんなら何とかしそうな感じはします」
ポラリス「あら、そんな風に思ってたの?」
香「ポーラさんが天才なところは何度も見てますから。ポーラさんの対応力と適応力は僕のあこがれですし、身につけたいと思ってます」
ポラリス「いやー、なんかそんなに褒められると照れちゃうなー。あ、このままご飯食べに行っちゃう?」
香「ぜひ」
ポラリス「やー、香はやっぱ素直でかわいいなー。この先輩が大学のコネで見つけたおいしいごはんに連れて行ってあげよう!」
【言葉とは】
マリン「香、質問だ。この文章を見てくれ」
香「はいはい。えっと、なにこれ?ラブレター?」
マリン「教授からの課題でな。これに対する返答を書かねばならん」
香「差し出し人は、女子って設定か」
マリン「女子から男子へと送る恋文に対して男子が返すべき言葉を書かねばならん。だが生憎ながら私は恋愛を経験したことがないし、恋文など送ったことももらったこともない」
香「ちなみに、これは断る前提?それとも受け入れる前提?」
マリン「どちらでもかまわないそうだ」
香「なるほど。じゃあ僕が受け取ったっていう体で返すね」
マリン「うむ、頼む」
香「んー、割としっかり書き込んでるな・・・・・・文章も練られてるし、となると相手はそこそこの文章力と読解力があるとみた」
香「ってことはてきとーなことを書いたら看破されて失礼に当たる。ここははっきりと断るべきだね。断ったうえで、何を書こうかな」
マリン「・・・・・・ふむ。やはりお前はあまりにも誠実すぎるな」
香「え?」
マリン「すまない、先ほどの課題というのは嘘だ。それは城で働く妖精メイドの一人がしたためたものを私が和訳したものだ」
香「え、マジで?」
マリン「ああ。そして貴様の返事では相手はまた送ってきそうだな。少なくとも文通はできると気づいてしまうだろう。私の方から断っておこう」
香「えー、なんで嘘を?」
マリン「言っていたら素の貴様の返事が聞けないじゃないか。なんだかんだ貴様は私に遠慮している部分もあるしな」
香「なんだろう、お婆ちゃんの上司の娘っていうどう扱ったらいいかわからない関係って言うのもあると思う」
マリン「以前も言ったが、貴様のやりやすいようにしてくれればかまわない。というか、昔のように甘えてきてもいいのだぞ」
香「何も知らない子供のころみたいなやりかたはできないよ」
マリン「私としては未だに貴様たちや緋石たちの姉貴分でいるつもりなのだがな」
香「ただの姐御ってわけにもいかないし」
マリン「それもそうだな。しかしまあ、寂しいものだ」
【ニアミス】
楓「あーっと、えーっと、そうだ!」
香「はい?」
楓「君!風流君だ!」
香「あ、はい。どうしました、萩野先輩」
楓「あれ、私の事は知ってるの?」
香「マリンと同級生ですから。たまに話題に上がります。先輩こそどうして僕の事を?」
楓「私、君の3つ上。だからずーーっと気になってたの!中等部の放送部の噂!」
香「ああー」
楓「それで、ポーラに聞いたら君が盛り上げたって言うじゃん。私たちの代では考えられなかったことだよ。放送で盛り上がるなんて」
香「ん?ということは、もと放送部?」
楓「イエスっ!あと家庭科部でもあるんだよ」
香「じゃあ部活的には大先輩ですね」
楓「そうそう。いやー、嬉しいなー。ずーっと会いたかったんだよ!ポーラが言ってたベテラン新人!」
香「ベテラン新人って」
楓「バイト先も一緒になったって聞いたよ。で、一日でポーラより働けるようになったって」
香「なるほど、そういう意味で」
楓「ってことで、ニアミスお姉さんをこれからよろしくっ!」
香「はい、よろしくおねがいします」
【うさうさみんみん】
香「うさみーん」
宇佐見「はいはーい、どうしましたかー?」
香「この新メニューのピュアドロップってなんのこと?」
宇佐見「それは新しいパフェの名前ですね。よかったらおひとついかがですか?」
香「じゃあせっかくだしひとつ」
宇佐見「ピュアドロップをおひとつですね。他にご注文は?」
アリス「私オムカレー」
宇佐見「ふれれ印のとろふわオムカレーおひとつですね」
香「あと、ポテト3人前で」
宇佐見「シューストリングポテトが3つですね」
香「それでよろしく。うさうさみんみん」
宇佐見「はーい、合言葉を言ってくれたお客様にはこちらの限定缶バッジをお渡ししておりまーす」
香「やったー・・・・・・このマッチポンプな感じはいいのかな?」
宇佐見「まあ香くんは常連さんですし多少はいいと思いますよ」
香「うーん、改めて思うとメイド喫茶の常連って結構危ない人なんじゃないのかな」
アリス「でもクーポンあるし仕方ないじゃん」
香「小学生のころからフレアさん目当てで通ってたから、ある意味オタなのかも」
宇佐見「店長は割と喜んでますよ。厨房限定で就職しないかって言ってます」
香「お断りしておいてください。うさうさみんみん」
宇佐見「その合言葉は定型句ってわけじゃないんですけどねー」
【たけのこ】
悟畔「たけのこごはん食べた~い」
香「はぁ」
悟畔「今すぐ食べた~い」
香「はぁ」
悟畔「・・・・・・風流君。そのお弁当の中身は何かな?」
香「知ってますよね。たけのこごはんです」
悟畔「・・・・・・いくら?」
香「プライスレスです」
悟畔「今財布の中にある全財産8千円!いくらほしいの!」
香「プライスレスです」
悟畔「ATMまでダッシュで行って帰ってきて10分!預金は15万!いくらほしいの!」
香「プライスレスです」
悟畔「もう!なにしたらいいのよ!はっ、もしやこの体を狙って・・・・・」
香「幽以外の女体に興奮しません」
悟畔「それはそれで健全な男子としてどうなの?」
香「とりあえずたけのこごはんはあげるんで今度何か奢ってください」
悟畔「神だ!ありがとう!叙々苑奢る!」
香「どれだけたけのこごはんに命かけてるんですか・・・・・・」
【レポート代理】
ルーナ「わーん!香くん助けてー!レポートが終わらないのー!」
香「え、それでどうしろと」
ルーナ「代行して?」
香「文系高校生にその話振ります?」
ルーナ「大丈夫だってー。一般教養の話だし。ほら、これ読んで要約して自分の意見書くだけだから」
香「そういうなら自分でやってくださいよ」
ルーナ「日本語難しいの!漢字がわからないから調べながらだとすごく時間かかるの!」
香「一応聞きますけどなんで日本の大学に来たんですか?」
ルーナ「だってぇ、お母さんとかリルが日本にいるからいざとなったらいろいろ頼れるかなって」
香「母さんが教授だってことも知らなかったのに?」
ルーナ「だってリルって昔から要領よかったし、日本で長年過ごしてるから日本語読み書きもバリバリだろうし」
香「エリーさんもエクレアさんもそのへんちゃんとできてますよね」
ルーナ「引きこもりだったのー!知ってるでしょー!私がイタリアの田舎で引きこもって薬剤師してたの!」
香「それにしては喋るのはできますよね」
ルーナ「ルーさんとかリルとかみんな日本に行ってるから遊びに行ったときに道聞けるようにがんばった!」
香「その努力をどうして読み書きの方に回さなかったんですか」
ルーナ「喋れたらいいじゃん!言葉なんだし!」
香「現代まで文明が受け継がれているのは言葉もありますが言葉を形として残すことための文字が発展したからですよ」
ルーナ「香君って反論レベル高いよね。ほんとに17歳?」
香「言葉遊びが好きな曾祖母とかやたら博識な幼馴染とかガチ天才の守護霊とか古本屋の嫁とかいますんで」
ルーナ「さりげなく惚気るな」
香「ってことで僕じゃなくて幽に言ってみたらどうでしょうか。金額次第では引き受けてくれると思いますよ」
ルーナ「お、お金かぁ・・・・・・今あんまし日本円が手持ちにないんだよね・・・・・・はぁ、イタリア行って一回金庫から出してくるかぁ」
香「イタリア行く余裕があるならその間にやればいいのでは?」
【叔母さん】
エリー「あ、香くん。ちょうどよかった」
香「はい?なんですか?」
エリー「これこれ、この前仕事場でもらったやつ。私いらないからあげるよ」
香「え、なんですかこれ?」
エリー「なんか、対魔物用捕縛装置だって。薫ちゃんにでも言って腕の機能に組み込んでみたらいいんじゃないかな」
香「なんだってそんなものを・・・・・・まあありがとうございます」
エリー「あと、こっちが聖法無力化結界を貼る煙弾で、こっちが魔力補助弾薬ね」
香「僕の腕、腕から固形の物を発射する機能は今のとこついてないんですけど」
エリー「えーと、じゃあ私が作った紫外線丸とか水丸とか炎丸あげるね。使い方は知ってるよね?」
香「いや、知ってますけど。現代っ子になにさせる気ですか」
アリス「そうだそうだー!アリスちゃんのお株を奪うようなことするなー!」
エリー「いやー、なんか香君とか見るといろいろあげたくなっちゃって。アリスちゃんにはこっちのワックス丸とか水銀丸とかあげるね。どこでも鏡面状態にできるよ」
アリス「いやいやいや、私自前で鏡作れるって」
香「なんていうか、本当に叔母さんって感じがする」
エリー「甥っ子も姪っ子もかわいいからねー。ついつい何かあげたくなっちゃうんだよね。あっ、こっちの酸素丸は・・・・・・ダメだ、これだけだと毒だし。熱丸あげたら簡易サウナとかに使えるけどいる?」
香「まとめてリーブラにあげるんで渡すものがあれば全部ください」
エリー「じゃあこの袋ね。この中の全部だから、取り扱いには気をつけて。あれ、リーブラちゃんに特製の銃はあげたっけ?ああ、あれも持ってこないと」
香「それはまた今度でお願いします」
【指名】
葵「香くんってさー、割と頻繁にここに通ってて毎回誰かを指名してるけど」
香「はい」
葵「なんでそんなにお金あるの?あとなんでそんなに貢いでるの?」
香「貢いでるって言うか、僕的にはここは半分アミューズメント施設なんです。だから貢いでるっていうよりは普通に楽しんでるだけですね」
葵「現代っ子の考えることはよくわからないなー」
香「葵さんだって現代っ子じゃないですか」
葵「まーねー。で、お金の方は?」
香「僕もバイトしてるんで。あとお金持ちな親戚たちからお小遣いたくさんもらってます」
葵「いいなー。私もそんな環境に生まれたかったなー」
礼丹「香と同じ環境だともれなく命の危機に瀕しますがよろしいのですか?」
葵「えっ、いったいどんな人生歩んできたの?もしかして一時期入院してたのと関係ある?」
香「えー?えーっと、クマに襲われました」
葵「ヤバッ!えっ、それ大丈夫だったの!?」
香「左腕が無くなったこと以外は大丈夫ですね」
葵「それ大丈夫って言わないの!あわわわわ、これ私が知って大丈夫なことなの?隠しておきたいこととかじゃないの?」
香「いえ、別に」
礼丹「割と吹聴してますよね」
香「まあ体育に参加できなかったりする理由を説明したり夏でも長袖な理由を説明したりしなきゃなんないんで割と言いふらしてますよ」
葵「あっ、もしかしてここによく来るのって冷房が効いてるから?その、義手ってよく知らないけど熱にそこまで強いわけじゃないだろうし」
香「冷房目当てならカラオケとかに行きますよ。安いし。ここは単純に昔からのお気に入りってだけです」
ふれれ「そうそう、香は昔からウチの店に通ってくれてるんだよねー。具体的に言うとー、小学生から」
葵「あれ、店長。仕事は?」
ふれれ「見ての通り今はお客さん他にいないよ☆」
フレア「まあ正直助かってるわー。今日のシフト全然入ってないし」
葵「そうなんだよねー。みんな割と忙しいみたいで」
礼丹「夏休みですからね。皆さんどこかに出かけたりとかそういったことしますよ」
葵「入ってくれてもいいんだよ?れいたん」
礼丹「今日はオフの日なんですー」
香「今から礼丹の使命はあり?」
フレア「アタシはあり」
葵「れいたん!指名入ったよ!愛しの香くんからだよ!」
礼丹「香から指名料をもらうのは憚られるので家に帰ったらいくらでもタダでしてあげますよ」
香「残念だ。葵さん、ジャンケンしとこう」
葵「雑だなー。いいけどねー」
【愛され愛ちゃん】
愛「草華ー、リーブラー」
草華「はいはい、どうかしたの?」
リーブラ「愛ちゃん、どうしたの?」
愛「今日急遽バイトが無くなって暇なんだけどさー。どっかいかない?忙しい?」
草華「ううん、私も割と暇だよ」
リーブラ「私もね。香様はアクアを連れて出かけていますし、コスモスケイオスはナナシさんを連れてオルレアンのところに殴り込みをかけてますし」
愛「後半の方が割と気になるんだけど」
草華「なんてことないわよね。あまりにも動かない働かないナナシをどうにかしようとコスモスケイオスがおもちゃにしてるだけだし」
リーブラ「今日はどの部位をバラバラにされるのかしらね」
愛「怖いこと言わないでよ!」
リーブラ「まあそれは冗談として」
草華「オルレアンちゃんのところって実家じゃなくて風流家の方よ」
愛「お向かいじゃん!ってことは真恵とかメアリーとかリリーナとかの面倒を見させられてるわけか」
リーブラ「強制的にね」
草華「子供たちが自主的に引っ張っていってるっていうところが面白いわよね」
愛「本人が嫌がっても真恵のワープで・・・・・・あれ、真恵のワープって他人も一緒に移動できたっけ?」
リーブラ「無理ね」
愛「じゃあコスモスケイオスにどうにかされて連行されたわけだ。南無」
草華「それで、暇だけどどこかに行くの?」
愛「普通にカラオケでもいいし、あ、でも服買いに行きたい。ちょっと付き合ってよ」
リーブラ「ふふ、いいわよ」
草華「わかったわ。着替えてから行く?」
愛「いや、このままで」
リーブラ「わかったわ。それじゃあ行きましょうか」
愛「能力禁止!徒歩で行くのよ!」
リーブラ「ええー」
草華「ええー」
愛「もう、風情がないわねー」
草華「だって早く愛ちゃんにいろいろ着せたいし」
リーブラ「だって早く愛ちゃんとお店周りたいし」
愛「はいはい、そういうのはいいから」
【希有な存在】
和香「ねえ、瑠璃川さんに聞きたいことがあるんだけど」
月美「はいはーい、なんですかー?」
和香「なんでアーリアに来たの?」
ノノ「瑠璃川さんはマギ・フィールド学園に通っていたと聞きます。なぜそのまま進学せずにこちらに来たのかという理由が知りたいのです」
月美「あー、えっとですね、お嬢様学校に通ってるっていうステータスが欲しくてですね」
和香「どうして?」
月美「歌手としてデビューするにあたって、現役女子高生とかだとどうしても埋もれちゃうんですよ。あと、ただのJKだと割と無茶な事させられるし」
ノノ「お嬢様学校に在籍しているという身であればそれなりに話題になるしイメージを守るために無茶なこともあまりさせられないと」
月美「そうですそうです。同年代の子だと歌手志望でも水着でグラビアとかさせられてるのも見ますけど、私はそういう仕事回ってこないんで」
和香「あー、グラビアは嫌だねー。エッチな格好させられるんでしょ?」
月美「水着ならまだしも下着とかノーブラで手で隠すだけとか・・・・・・ああいうのを全部ブロックしてくれるんです。事務所がイメージって言う盾を使って」
和香「卒業後の進路とかは考えてる?」
月美「普通に進学ですね。マギ・フィールド学園に戻ろうかと思ってます」
ノノ「それはまたどうして?」
月美「だって香がいるし・・・・・・。あと家が近いですし」
和香「なるほどー。おっけー、瑠璃川さんはマギ・フィールド学園に進学だね」
ノノ「アーリアには初等部から高等部までしかありませんから、妥当な判断と言えるでしょう」
月美「この公聴会?にはどんな意図が?」
和香「えっと、響華ちゃんと割かし仲がいい瑠璃川さんの進路を聞いておけば響華ちゃんの進路選択に役立てるかなって」
ノノ「このままだと彼女もここを卒業したらそのまま働くといいかねませんから。我々としては彼女ほどの頭がある者にはそのまま進学してもらいたいのです」
月美「ああー、なるほどねー。どうだろう、香で釣れるかな」
ノノ「半々ですね」
和香「天使なのに欲にまみれてるからね」
ノノ「悪魔なのに健全な瑠璃川さんを見習ってほしいものです」
月美「よく言われるどころか本人同士で言い合ってますね、それ」
【ホムンクルスとガイノイド】
虹香「えー、本日の生放送ですが、以前から同居人を登場させろの声が多数ありましたので・・・・・・」
虹香「私としては納得がいきませんが一人とても出演したがってる子がいたので出てもらうことにしました。カノンちゃーん」
カノン「どうもみなさんはじめましてこんばんは。万能家電ロボこと紫電カノンと申します」
虹香「あ、カノンちゃんのこれは演技じゃないです。ガチロボットです」
カノン「首取れます」スポン
虹香「連結部分が丸見えなので私からみると割とグロイんですが・・・・・・見せませんよ?」
カノン「一応機密情報とかがあるので見せることはできません。申し訳ありません」
虹香「はい、ということでカノンちゃんはいわゆるガイノイドに分類されるロボットなわけですが、そもそもどうしてできたんだっけ?」
カノン「研究所にあった義手や義足を適当に組み合わせたら動き出したので急遽身体を作ってできあがったのが私です」
虹香「本人もよく分かってないみたいなんですよね。AIとかも不明な部分が多くて複製は不可能だそうです」
カノン「えっと、ここにコメントが流れてるのですね。はい、食事は可能です。好きな食べ物はシイタケです。シイタケは至高です」
虹香「家電ロボの理由ですね、えーとカノンちゃんの身体にはいろんな機能がついてまして、それが大体家電にあるものと似たり寄ったりだからですね」
カノン「電子レンジ・冷蔵庫・スピーカー・マイク・映写機・ビデオカメラ・ドライヤー・掃除機・タピオカミルクティー製造機の機能が備わっています」
虹香「タピオカミルクティー限定なのは友達が希望したからなんですよね」
カノン「桜が沢山飲みたいと言ってましたので」
虹香「そこで機能を限定にしちゃうのが面白い所ですよね。あ、折角なんで作ってくださいな」
カノン「畏まりました。少々お待ちください」
虹香「そういえば、私飲んだことないんですよね、カノンちゃんのタピオカミルクティー」
カノン「できあがりました」
虹香「早い!」
カノン「ではコップを用意してください」
虹香「コップ?あ、こっちにマグカップが」
カノン「では淹れますね」
虹香「あの、どうして口を開けてるんですか?どうしてコップに向かって大きく口を開けて下を向いてるんですか?まさか口から出すとかそんなことするわけないでしょうやめろ絵面がひどいからおいこらポンコツ話聞けやめろって言ってんでしょうが!」
【お兄ちゃんとのかかわり】
ポラリス「Hi,玖美ちゃん。久しぶりー。私の事覚えてる?」
玖美「え?ええっと、お兄ちゃんのバイト先の人!ポーラさん!」
ポラリス「That's right!」
マリン「こら、玖美に絡むな。テキストは私の部屋だぞ」
ポラリス「いやー、せっかくはじめて風流家に来たわけだしいろいろと見て回りたいなって。まりりん関係で来たってのがちょっと不服だけど」
マリン「本当は香に連れてきてもらいたかったという解釈でいいのか?」
ポラリス「まあねー。でもほら、一応私先輩だしさ。自分からそう言うのっていいにくいじゃん?パワハラになるし」
マリン「変な所で気を遣うんだな。アリスという親戚もいるのだから気にせず言えばいいじゃないか」
玖美「えっ、アリスの親戚なの?」
ポラリス「そうそう。私のFamily nameは覚えてる?」
玖美「えっと、Flaidadlierさんだよね?・・・・・・あっ!そっか!アリスもフレデリアだ!」
マリン「英語発音と日本語発音を使い分けるところからそれぞれへの印象の差が出ているな」
ポラリス「まあ私は在日イギリス人ですし。アリスは日本国籍を持ってるれっきとした日本人でしょ?」
玖美「死んでるのに戸籍あるんだよね」
ポラリス「え、普通じゃない?」
マリン「・・・・・・イギリスでは幽霊にも戸籍や住民票があるのだ。日本では普通はない」
ポラリス「なるほどなるほど」
玖美「てか、ポーラさんってお兄ちゃんのバイトの先輩ってだけじゃないの?」
ポラリス「あ、言ってなかったっけ。私、元放送部かつ元家庭科部だよ」
玖美「・・・・・・・・・・・・ああああーーーーーっ!お兄ちゃんが言ってた部長さんだーーーーー!!!!」
ポラリス「あ、なんだ、聞いてたんだ」
玖美「部長とは聞いてたけど名前は出たことなかったからさ」
ポラリス「うーん、部長呼びをお願いした弊害がこんなところで・・・・・・まあいいや。菫ちゃんは元気してる?」
玖美「あれ、菫先輩の事は知ってるんだ」
ポラリス「一回会いに行ったからね」
マリン「私は大学生になってからこっちに来たからよく知らんのだが、貴様らは一応先輩後輩ということでいいのか?」
玖美「先輩も先輩、大先輩だよ。お兄ちゃんが1年生のころに3年生だったんでしょ?」
ポラリス「そうそう。あれももう5年前かー」
玖美「私がまだ小学2年生だったころだね。マリンは高校生?」
マリン「ああ。私はポーラの1つ上だからな」
ポラリス「ま、そういうことでこれから大先輩ポーラちゃんをよろしく!」
【三年生】
幽「さて、香君。両手に花どころか花束な現状をみてどう思うかしら?」
香「今この状況になっている理由を知りたいです」
草華「私思うの。二年生たちがいくら同級生だからって独占するのはよくないって」
幽「リーブラが統計をとってくれてたんだけど、香君は同年代の子と遊ぶ頻度が一番高いの。そう、私よりも」
香「幽一人に対して同年代全員っていう統計じゃないの?それ」
幽「細かいことは置いといて」
リーブラ「あら、そうでもありませんよ。純粋に遊んだ回数で言えば愛ちゃんと月美ちゃんが同率でトップを飾っています」
香「マジで?幽と週一以上でデートしてるはずなんだけど?」
幽「週二ぐらいで遊んでるってことでしょ。特に部活帰りとかそのまま愛ちゃんと遊んだりバイト帰りに月美ちゃんと遊んだり」
草華「まあ香君が誰と遊ぼうと私たちに文句を言う権利はありません。だけど、こっちだってかまって欲しいの!」
香「はっきり言ったね」
桜「私たちは香くんと過ごせる期間が残り短いですから。少しぐらい優遇してくれてもいいと思います!」
リーブラ「と、皆さん仰っていますので。私個人としましては香様の意向を無視するつもりはありませんが、やはり共にいる時間がほしいというのは本音ですね」
幽「そういうわけだから、今日はこのままお泊り会よ。この部室で合宿よ」
香「これって、うん、まあ親に話とか全部通してあるよね」
リーブラ「安心してください。すべて私が片付けておきました」
香「はぁ、こうも強硬手段を取られたら仕方ない。お泊り会をするのはいいとして、ここってお風呂とかあったっけ?」
リーブラ「更衣室の方に浴場が備えられていますよ」
香「マジで?それ初めて知ったんだけど。副会長なのに知らなかったんだけど」
草華「だってあそこ運動部しか使わないし・・・・・・」
幽「着替えもリーブラが持って来てくれてるし、食材もあるし、布団もあるし、今日はとことんお泊り会ができるわ」
香「わかったわかった。じゃあとりあえずお風呂に入りたいから・・・・・・」
リーブラ「はい、介助ですね。今日は学内合宿をしてる他の団体がいませんので女子浴場の方に行きましょうか」
桜「鍵は持ってますか?」
幽「もちろん」
草華「・・・・・・あっ、えっと、これってもしかして私たちも一緒に行くパターン?」
桜「え、そうじゃないんですか?」
草華「えっと、幽ちゃん?」
幽「私は構わないわ」
桜「だって時間がもったいないじゃないですか」
リーブラ「言わんとしていることはわかるけれども、香様は介助が必要な以上誰かが共に入る必要があるし、だったらいっそ全員でやった方が効率がいいじゃない」
草華「あのね、効率がどうとかじゃなくてもっと倫理的なものがね、香くんもなんとか言って!」
香「早くお風呂入りたい」
草華「何とか言って!」
香「いや、もう今日はこのまま年上に甘えるって決めたんだ。全部お世話してもらう。何から何まで尽くしてもらう。僕はもう決めた。絶対に譲らない」
草華「こ、香君?もしかして疲れてるの?」
リーブラ「草華、香様は昨日愛ちゃんと月美ちゃんのコンビに一日振り回されたばかりなのよ」
草華「どうしてそんな状態でお泊り会を決行したの!?私も噛んでるけどさ!」
桜「早く行きましょうよー」
草華「桜ちゃんは本当にそれでいいんですか!?リーブラや幽ちゃん、私はともかく桜ちゃんは本当に大丈夫なんですか!?」
幽「桜だけはぶるなんてかわいそうじゃない!」
桜「そうですよ!」
香「草華。この場で気にしてるの草華だけだよ」
草華「わ、私がおかしいって言いたいの!?え、もしかしてそうなの?私がおかしいの?あれ?あれ?」
リーブラ「ほら、考えてみなさいよ。香様は介助が必要、それにたいして恋人である幽さんとセラピストである桜さん、幼馴染である私たちが介助のために一緒に入る。何ら問題はないでしょ?」
草華「そ、そうかな?そうな気がしてきた、うん。ごめんね、なんか変なことにこだわってたかも」
幽「大丈夫よ。さあ、行きましょう」
桜「おっふろ♪おっふろ♪」
香(うまく丸め込んだなぁ)
【大学生のお姉さま方】
ポラリス「香ー、香ー」
香「はいはい、なんですか」
ポラリス「よし!みんなー!香捕まえたよー!」
香「えっ?」
マリン「なるほど、助かった」ガシッ
楓「いやー、さすがポーラはいい仕事するわー」ガシッ
悟畔「頼りにすべきはいい後輩だよねー」ガシッ
香「あの、みなさん?これは?」
宇佐見「私たち天文部の活動にちょーっとだけ付き合ってもらおうと思いまして」ガシッ
ルーナ「おー、そろそろどこに手を置いたらいいか分からなくなってきた」
エリー「別段つかむ必要はないんじゃないかな。っと、ごめんね、香くん」
葵「まあまあ私たちを助けると思って」
香「いや、だから何も知らないんですけど」
ポラリス「いやー、私ら今度合宿行きたいんだけどさー、その合宿の費用の申請が中々降りないんだよねー」
マリン「私も直接オルレアンに言ったりはしたのだが、いかんせん話を通してくれなくてな」
楓「そこで、風流君なら学園長あたりに直に話を通してくれるんじゃないのかなーってね」
香「なるほど。確かに可能ですけど今全身をつかまれている理由は?」
悟畔「単純に筋肉に触りたかった」
宇佐見「鍛えられてると聞きまして」
ルーナ「義手ってどんな感じなのかなって」
エリー「物理専攻的にちょっと義手の重さとか硬さを触って確かめておきたくてね」
葵「なんとなくだね」
香「僕が言うのもなんだけどてきとうすぎやしませんか」
ポラリス「大学生なんてこんなもんだって。ってことでこのまま部室に連行します!」
マリン「ついでに昼食をとっていくといい。ポーラとエリーが腕によりをかけるらしい」
香「マジですか」
ポラリス「マジマジ大マジ。たまにはお姉ちゃん以外にも食べさせないと腕が鈍るからねー」
エリー「香君が将来はいるであろう部活の部室を見ておいて欲しいしね」
香「え、僕天文部確定ですか?」
楓「放送部・家庭科部ときたらもう天文部しかないでしょ!王道コースだよ!」
ルーナ「身内がいると落ち着くから身内を増やしたいの!」
香「はぁ、まあいろいろ揃ってるんですよね?」
ポラリス「まあねー」
香「じゃあ下見ってことにしておきます。写真撮って幽とか草華に送りますけどいいですか?」
ポラリス「もちもち!」
マリン「この大学は文理でキャンパスが共通だから同じ部活に入れるのはいいものだ。貴様も安心して入るといい。いっそ今の内に入っておくか?」
ポラリス「ありだね。名前だけ書いときゃいいし」
香「2年後をお待ちくださいな」