歌恋「では定例メイド会議を始めます。まず初めにコロナ、自己紹介を」
コロナ「は、はいっ!改めまして、今年度より当屋敷でメイドとして働くことになりました、コロナ・マニオンです!よろしくおねがいします!」
海「よろしく、コロナ。私は清水 海よ。気軽にうーにゃんと呼んで頂戴」
世界「よろしくおねがいします、コロナさん。私は別之 世界です。どうぞ気軽にワールド様と及びください」
歌恋「呼び方についてとやかく言うつもりはないけど、この二人の言うことは聞かなくていいわ」
コロナ「はい!」
歌恋「さてこの定例メイド会議についてだけど。コロナが初出席ということで説明させてもらうわね」
歌恋「定例メイド会議ではメイドの中でもお嬢様専属の者が集まってそれぞれのお嬢様方の近況報告をしてもらい、今後の指針などを話し合う会議よ」
歌恋「コロナも知っての通り、この屋敷にはメイドが3桁人はいるわ。当然ながら全員を集めることは不可能だし、集めたところで会議にならない」
歌恋「この会議に出席したことのないメイドもいるわ。コロナが来ているのは将来的に専属を任せようと思っているからよ。ここまでで質問はあるかしら?」
世界「はい」
歌恋「予想外のところから飛んできたけれども、まあいいわ。なにかしら」
世界「オルレアンお嬢様がまた公園で眠ってないか心配なので戻っていいですか」
歌恋「オルレアン様は現在香様が側にいらっしゃるわ。大丈夫よ」
世界「その様子を激写しに行きたいのですが」
歌恋「却下。では他は?」
コロナ「はい!」
歌恋「コロナ、どうぞ」
コロナ「お茶菓子はありませんか!」
アリス「はい、お菓子」
海「ありがとうございます」
世界「今日の菓子はベルギーワッフルですか。気分が高揚してきました」
コロナ「・・・・・!?」
歌恋「ということでお茶菓子は用意できたわ。お茶も・・・・」
リーブラ「ここにおいておきますね」
海「リーブラ様、いつのまに。いるのなら言ってくださればお出迎えしましたのに」
世界「ふぅ・・・・リーブラ様は相変わらずお茶の入れ方上手で・・・・」
歌恋「私が鍛えたから。さて、お茶もお菓子もそろったところで次に行きましょうか」
コロナ「ちょっとまって、さっきの誰?」
歌恋「リーブラ様のこと?」
コロナ「いや、そうじゃなくて、そっちは知ってて、えっと、あの、お茶菓子を持ってきた方」
海「あれはアリスです」
世界「アリスね」
歌恋「アリスよ。さ、次に行くわね」
コロナ(え、これ私がおかしいの?なんでみんな全然動じてないの?)
アリス「いやー、新人さんいじりは楽しいねー」
リーブラ「アリス、あまりやりすぎちゃだめよ」
アリス「そんなこといいながらリーブラもやってるじゃんか」
リーブラ「メイドたるものいかなる状況でも冷静であらねばならないから、あの程度で動揺されたら困るわ」
アリス「お嬢様が求めるレベルは高いねぇ」
リーブラ「それほどでも」
世界「ではオルレアンお嬢様の報告から。いつも通り眠たくなったら寝る・他人に興味が無い・人格入れかわるのが面倒なことを除けば問題ありません」
コロナ「私、オルレアンお嬢様にはお会いしたことないんですけれどどんな方なんですか・・・・?」
世界「どんな人にも優しく接し、立ち振る舞いも上品で文武両道のお嬢様です」
歌恋「まあ、間違いではないわね。とある事情から人格が三つに分かれていることを除けば、理想的なお嬢様よ」
コロナ「はぁ・・・・それで、その人格というのは」
世界「怒りっぽい人格と気だるげな人格です。話しかけなければ害はないのでそっとしておきましょう」
海「もしなにか面倒なことが起きたらそこの世界に放り投げていればいいわ。彼女がオルレアンの専属だから」
コロナ「えっと、世界さんっていまおいくつで・・・・」
世界「私は16ですよ」
コロナ「えっ、私より年下!?なのに私より先輩!?」
歌恋「世界は幼い頃よりオルレアン様の専属を務めているわ。彼女のことに関しては右に出る者はいないでしょう。では次」
海「はい。アクエリアス様ですが、最近は変態行為の度がすぎているのでよく日輪様に叱られています。こちらに関しては私の方からも注意を促しております」
海「つぎにコスモス様です。相変わらずよくお食べになさります。リーブラ様が気まぐれでコスモス様をビュッフェ形式のお店に連れて行くのをほどほどに阻止しております」
海「最後にケイオス様です。相も変わらずどこからかたくさんのものを拾ってきていますので、危険物のみ取り除いております。また、本人の希望があれば換金できるものは換金しております」
歌恋「わかった。ありがとう」
コロナ「海さん、よく全員のことを見れますね・・・・そんな、なんていうか、濃いお嬢様方を・・・・」
海「慣れました」
歌恋「奥様方も含めて全員濃いから。旦那様方も中々帰ってこないけど、いろいろと濃いお方よ。ではコロナ、リーブラ様のことを」
コロナ「え、は、はい!リーブラ様からはたくさんダメだしされました!歩き方からお茶の入れ方、食器の運び方、掃除の方法、なにからなにまで全部ダメだしされました!」
歌恋「でしょうね」
海「リーブラ様は歌恋メイド長の元でメイド教育を受け、たったの2年で免許皆伝されてしまうほどのお方です。特に作法に関しては人一倍熟知しているから、また折を見て付けさせてもらうわ」
コロナ「そんな!」
歌恋「リーブラ様は我々メイド目線と、お嬢様目線のどちらもこなせる唯一のお方。彼女から太鼓判を押してもらえれば、晴れて一人前のメイドと言えるわね」
世界「私はずっとオルレアン様の専属ですので、リーブラ様とはかかわりが薄いですが・・・・それでも彼女の言うことは的確だということは知っています」
コロナ「うう・・・・メイドの道は険しい・・・・」
リーブラ「精進してください。歌恋さんが私につけたということは、あなたは期待されているんですから。じゃないと定例メイド会議に呼ばれたりもしませんよ」
コロナ「うう、お嬢様・・・・ありがとうございまぁっ!?いつのまにっ!?」
リーブラ「驚きすぎです。歌恋さん、伯母様より伝言が」
世界「セラフィム様から?」
リーブラ「はい。『明日のお昼、放送部にお菓子を持っていってあげて~』だそうです」
歌恋「畏まりました。リーブラ様、ありがとうございます」
リーブラ「いえ。では私は自宅に戻りますので、なにかあったら連絡をお願いします」
コロナ「はい!」
リーブラ「・・・・・・」
コロナ「・・・・・・?」
リーブラ「元気がいいのはいいことですが、返事だけでなくきちんと礼を通すように」
海「コロナ、ちゃんとお送りするのよ」
コロナ「え?あ、そうでした!・・・・あれ?リーブラ様ってどうやってここに?」
リーブラ「あまり詮索しない方がいいですよ。送るのはもういいですから、せめて『気をつけて』ぐらいは言ってくださいな」
コロナ「は、はい!お気をつけて、お嬢様!」
歌恋「まだまだ教育が必要ね。これは本格的にやるべきかしら」
海「メイド真拳を教える時はお声がけを」
世界「オルレアン様から自撮りが・・・・くっ、どうして私はその場に居合わせずこんなところでお茶なんかしているのよ・・・・!」
歌恋「あなたはもっと固くなりなさい」
―翌日―
歌恋「さて、放送部にお菓子だったわね。何を持っていこうかしら」
コロナ「あ、メイド長。おはようございます」
歌恋「おはよう、コロナ。そうね、折角だし聞いてみましょうか」
コロナ「はい?」
歌恋「中学生が喜びそうなお菓子といえば?」
コロナ「え?ええっと、スナック菓子、とか?」
歌恋「ふむ。そうね、たまにはそういうのもいいかも。スナック菓子というと、やはりポテトチップスかしら?」
コロナ「そうですね~。最近は一口にスナックと言ってもいろいろ多様化してますけど、やっぱり王道といえばそれですよね」
歌恋「それじゃあ作るとしますか」
コロナ「はい~・・・・・え、作るんですか?」
歌恋「メイドの辞書に既製品という文字はないのよ」
コロナ「はぁ~、さすがですね、メイド長」
歌恋「あなたも来なさい。掃除は出来ても料理はからっきしでしょう。せめて見てある程度覚えなさい」
コロナ「は~い」
コンコンコン
玖美「はい、どうぞー」
歌恋「失礼いたします。放送部の皆様、お茶菓子をお持ちいたしました」
ステラ「え、あの話本当だったの!?」
菫「ありがとうございます」
玖美「歌恋さん、今日のお菓子なにー?」
歌恋「本日はポテトチップスをご用意させていただきました」
ステラ「なんていうか、学園長のメイドさんからもらうお菓子がポテチっていうギャップが・・・」
玖美「ふん・・・・この匂い、歌恋さん手作りだね?」
歌恋「左様でございます。こちら皆様から見て右側から塩・コンソメ・カレーの風味付けを行っております」
ステラ「ちなみに、玖美的にこれお店で出てきたらいくらぐらいする?」
玖美「んー、そうだなぁ・・・・材料もこれ、ジャガイモは北あかり使ってるし、調味料もいろいろといいの使ってるから・・・・ちょっと味見」パリッ
玖美「んー・・・・これだと800円ぐらい出していいとおもうよ」
歌恋「おほめにお預かりまして光栄でございます」
菫「あ、ほんとにおいしい・・・・え、これ食べたらもう98円の袋チップスなんて食べれないじゃない」パリッ
ステラ「玖美っていつもこんなの食べてるの?あ、おいしい・・・・」パリパリ
玖美「いつもじゃないよー、週一ぐらい。歌恋さん、ありがとー」
歌恋「どういたしまして。では私はこれで失礼いたします。みなさま、どうか部活動でお疲れの出ませんように」
玖美「はーい」
ステラ「疲れるような部活じゃないと思うんだけどなぁ」
玖美「がんばってねって意味だよー」
菫「玖美ってそういう方面の言葉はよく知ってるわよね」パリッ
玖美「うちには言語学専攻の大学生がいますからー。あとなんだかんだ玖美ちゃんお嬢様なんで」パリッ
ステラ「そうなのよねー。羨ましいわー」パリパリ
歌恋「さて、次は・・・・」
セラフィム「あ、歌恋ちゃん。いたいた~」
歌恋「奥様、どうかされましたか?」
セラフィム「えっと、これをブロディさんに送ってほしくて」
歌恋「畏まりました。一度拝見させていただきますね」
セラフィム「どおどお?さっき調理実習に混ぜてもらってオルレアンちゃんと一緒に作ったんだけど」
歌恋「・・・・奥様、さすがに生ものを海外に送るのは無茶ですよ」
セラフィム「ハーピー便使ったら無理?」
歌恋「まぁ、それはできなくもないですけど・・・・」
セラフィム「だったらそれで!それでもだめならリーブラちゃん呼ぶからまた連絡してね!じゃあ私は家庭科室に戻ります!」
歌恋「行ってらっしゃいませ、奥様。・・・・さて、呼びますか」
「ブルーベリィー・・・・ハァピィイィィl!」
歌恋「お待ちしておりました。ご無沙汰しております、ピピ様」
ピピ「どうも、いつもニコニコスピード空輸!ハーピー便です!歌恋さん、お疲れ様です!」
歌恋「今日はこれを旦那様まで届けていただきたいのですが・・・・」
ピピ「ちょっと見せてくださいね~・・・・・・えっ、これ?」
歌恋「左様でございます」
ピピ「えーと、一応確認しますけど、これ生ものですよね?鯛の御造りですよね?」
歌恋「はい」
ピピ「えっと、ってことは中の物が崩れないようにバランスととのえてスピード抑えて・・・・・わかりました!では特別クール便ご利用で15万8千円になります!」
歌恋「いつも通り小切手でよろしいでしょうか?」
ピピ「もちろんです!ていうかさすがに現金15万をもって空を飛びたくはないですかね!」
歌恋「では・・・・・どうぞ、こちらを」
ピピ「・・・・・・はい、確認させていただきました。では準備ができ次第速やかにお運びさせていただきますので、あと5分ほどお待ちください!」
歌恋「無茶を言ってしまい申し訳ありません」
ピピ「いえいえ、大事なお得意様ですから!では一度失礼いたします!」バサッバサッ
歌恋「ふぅ・・・・・相変わらずハーピーってすごいわね。飛行機でも12時間半かかるっていうのに。飛行機以上のスピードで飛ぶってことよね?」
歌恋「やっぱり魔物って不思議だわ」
歌恋(ふむ、屋敷の清掃は私がいなくても完璧・・・・料理も料理班がいれば問題ないでしょう)
歌恋(コロナもリーブラ様のお付きの期間が終わったのだし、そろそろ私も一度休暇を取りましょうか)
歌恋(セラフィム様からせっつかれているのもあって、そろそろ婚活をすべきだと思うし・・・・)
歌恋(しかし、自分が結婚をして家庭を持つ姿を想像できないのも事実。メイドを務めてもう17年、今思うと奥様はよく私を雇ってくれたものだわ)
歌恋(ただの家出娘だった私に衣食住を与えてくれて、作法を叩き込んでくれて、先代のメイド長からメイド長に任命されて・・・・)
歌恋(・・・・そうね。一度実家に帰ってみるのもいいかもしれないわ。最後に話したのは15年前に電話越しだったかしら)
歌恋(親もびっくりするかしら。あの出来の悪い娘が今では世界をまたにかける大財閥のお屋敷でメイド長をやってるだなんて)
歌恋(ふふ・・・・さて、そうと決まれば飛行機を・・・・)
コロナ「あれ、メイド長。北海道に行くんですか?」
歌恋「ええ。実家があるから、一度帰ろうと思って」
コロナ「あ~、里帰りですね~。そういえば私も帰ってないなぁ・・・・」
歌恋「コロナはどこの出身だったかしら?」
コロナ「私スウェーデンです」
歌恋「にしては日本語ばっちりね」
コロナ「がんばって覚えました!日本に留学して、シェアハウスに住んで、色々教わったので!」
歌恋「そうだったのね。今度長期休暇が出たら一度帰ってみるのもいいと思うわ」
コロナ「そうですね。メイド長、お土産期待しています!」
歌恋「はいはい」
歌恋「・・・・・・リーブラ様?」
リーブラ「はい、なんでしょう」
アクエリアス「あ、メイド長。奇遇ですね」
コスモス「めいどちょーさんです!」
ケイオス「こんにちは!」
歌恋「はい、こんにちは。・・・・あの、どうしてここに?」
リーブラ「イクラが食べたいとねだられましたので」
ケイオス「おねだりしました!」
コスモス「お腹いっぱい食べて良いって言われました!」
アクエリアス「まあただの観光だから気にしなくていいですよ」
歌恋「ほ、ほどほどにしてくださいね。ここ、私のお気に入りのお店ですから・・・・」
コスモス「おかわりっ!」
店主「はいよっ!」
リーブラ「ご心配なく。このお店は食べ放題ではありませんから」
アクエリアス「ここ6軒目」
歌恋「店主っ!海鮮親子丼を!その双子が食べきる前にっ!」
店主「はっはっは、歌恋ちゃん久しぶりではりきってんのか?おっちゃん腕によりをかけて作るから待ってろよ!」
店員「てんちょー!手が足りません!手伝ってください!」
店主「おっといけねぇ、じゃあまた後でな!」
歌恋(私の休暇が・・・・)
海「いやー、メイド長には悪いことしたわー」
澄江「どうしたの?」
海「リーブラ様達が小樽に行くのを止めなかったのよ」
薫「まあ止めたらこうやって飲めないしねー。澄江ー、黒霧島もう一本開けてー」
澄江「はいはーい」
金剛「先輩、大丈夫なんですか?もう3本目ですよ?」
薫「大丈夫大丈夫、へーきへーき」
風月「・・・・弟さんを呼ぶ準備しておきますね」
薫「なによー、あんたらももっと飲みなさいよー。風月もどうなのよー」
風月「先輩、それは私ではなく木彫りの熊です」
澄江「はい、黒霧島」
薫「ありがとー。んじゃ、かおりん一気いきまーす!」
海「やっちゃえー!」
風月「薫先輩一気なう。あの男の子に迎えお願い、と」
金剛「あれ、わざわざ妹経由してるの?」
風月「こっちの方がコミュニケーションが増えますから。あ、キタキターーーーー^^!」
蓬莱『了解、姉貴もほどほどにな』
風月「うへへへへ~、蓬莱ちゃんお姉ちゃんのことが心配なんでしゅね~、でも大丈夫!お姉ちゃんはあなたのためならよいぐらいふっとばせるから!」
蓬莱『あと、酔いすぎてめんどくさい女は若い男に嫌われるらしいぜ』
風月「えっ」
金剛「まあそうでしょうね。緋石も母さんが酒臭い時はいつも文句言ってるし」
風月「ひ、緋石くんは、い、今関係なくないですか?」
海「はぁ、風月も薫も相手がいるって言うのに、私はまだいないのよねぇ・・・・この際香くんでも狙ってみようかしら?」
澄江「だめよ~、香くんには素敵な恋人がいるんだから」
海「冗談よ。はぁ、どこかにイイ男落ちてないかな~」
世界「オルレアン様、先日の香様との逢瀬はいかがでしたか?」
オルレアン「逢瀬というほどでもありませんよ。香様は優しいお方ですから、ただ私たちのお買い物に付き合ってくれただけです」
世界「私、”たち”?」
オルレアン「はい。上海ちゃんと蓬莱ちゃんもいっしょだったので」
世界「シット!どうしてそのメンバーで私を呼んでくれないんですか!」
オルレアン「その日は定例メイド会議?だってリーブラお姉様に聞いていましたから」
世界「リーブラ様も余計な所で気を回さないでください!会議サボって遊びに行けばよかった!」
オルレアン「あ、そういえばリーブラお姉様から伝言です」
世界「はい、なんでしょう」
オルレアン「香様の前で不甲斐ない姿を見せないように、だそうです」
世界「ふぐぅ・・・・そう言われてしまうと・・・・私の評価が落ちるのはいいですけれど、オルレアン様の評価まで落ちてしまうかもしれないし・・・・」
オルレアン「今更だと思うんですけどねぇ。こうやってジャージ着てこたつで寝ころびながらしゃべってること考えると」
世界「それでも一応体裁という者がある気がするんですー。刹那で忘れましたけどー」
オルレアン「あ、リーブラお姉さま」
世界「お帰りなさいませお嬢様っ!・・・・いないじゃないですか!」
オルレアン「ごめんなさい、ちょっとからかいたくなっちゃって」
世界「セラフィム様の悪い所がうつってますよ・・・・」
コロナ「・・・・ふぅ。調理場のお掃除終わりっと」
コロナ「メイド長今頃なにしてるんだろなー。カタラーナ買ってきてくれるかなー」
セレシア「でしたら、リーブラに買ってこさせましょうか?」
コロナ「いやいや、さすがにお嬢様を小間使いにするのは悪いですって~・・・・・はうあっ、お、おくさ・・・・まじゃない?」
セレシア「はじめまして、コロナさん。私はセレシア、リーブラたちの母でセラフィムの妹よ」
コロナ「は、はい!私、コロナ・マニオンです!」
セレシア「ええ、知っているわ。期待の新人だって聞いているから、少し気になって見に来てみたの」
コロナ「そんなっ、恐縮です!」
セレシア「姉様や世界ならともかく、リーブラが言っているとなるとよっぽどだと思ってね。ふむ、たしかに掃除の腕はいいみたいだし、あとは作法と調理かしら?がんばってね」
コロナ「は、はい!がんばります!」
セレシア「ふふ、いつかあなたが専属を引き継ぐ日を心待ちしているわ」
コロナ「はいっ!・・・・ん?引き継ぐ?」
セレシア「ほら、海もそろそろいい歳だから、いい加減家庭を持った方がいいんじゃないかって。メイドの仕事にかかりっきりで結婚もしてませんーなんてことあったら姉様が余計なこと言い出しかねないから、その前にね」
コロナ(セラフィム様、妹さんからもめんどくさい人扱いされてるんだ・・・・優しい方だけど、確かにテンション高いしなぁ・・・・)
セレシア「ふふ、では紅茶を一杯いただけるかしら」
コロナ「はいっ!少々お待ちください!」