蕾「こたつはいいね~」
鈴火「こたつから出たくないね~」
蒼石「至高だな~」
玖美「そうだね~」
地海「あったか~い」
鈴火「にしても、地海、よく泊り許してもらえたねー」
地海「お姉ちゃんが説得してくれたの」
蕾「その上海さんは?」
玖美「今日は厨房で本気出してるって」
地海「え、なにそれ。私聞いてない」
玖美「地海が泊まる代わりに一回帰るってことで話付けたらしいよ。あ、これ言っちゃだめだったっけ」
蕾「上海さんの本気の料理かー、すごいんだろうなー」
鈴火「お兄さんは食べたことあるらしいね」
玖美「お兄ちゃんの誕生日の3日後に上海が本気出したから」
蒼石「何ゆえ3日後?」
玖美「当日はお母さんが作る。これは絶対に譲れない。次の日は幽さんと日輪が作る。これも譲れない。2日後は幼馴染組が合同で作る。その結果そうなった」
蒼石「なるほど」
蕾「香にぃの誕生日は毎年みんな張り切るもんねー」
鈴火「お姉ちゃんズが何作るか何回も話し合いしてるしねー」
地海「あ、あの、玖美ちゃんの誕生日って?」
玖美「アタシ?9月3日」
蕾「クミで覚えるといいよ」
地海「だから玖美なの!?」
玖美「違うよ?」
玖美「で、女子会ってのを開いてみたわけだけれども」
鈴火「正直何やったらいいかわかんないよね」
蕾「玖美の部屋でこたつにはいってるだけで一日が終わりそう・・・・・・あっ、ミカンなくなった」
蒼石「スロゥスよ、取ってくるのだ」
玖美「え、やだよ、寒いし」
地海「あ、じゃあ私が・・・・・・」
鈴火「場所わかるの?」
地海「・・・・・・わからない」
蕾「仕方ないなー。玖美、ジャンケンで負けたら取ってきて」
玖美「あたしが勝ったら?」
蕾「私が取ってくる。ミカンってあれでしょ?カノンさんのお部屋でしょ?」
玖美「なんで知ってるの?」
蕾「香にぃから聞いた」
鈴火「あ、じゃあ私も場所わかる」
玖美「じゃあ三人でジャンケンかー」
蒼石「スロゥスに勝てるのか?」
地海「二人の手をみてから変えてきそう」
蕾「実質後だしジャンケンだよね。でもね、いまはこたつがあるんだよ」
鈴火「あっ、そっか。こたつの中で手を作って、その後だしちゃえば」
玖美「考えたねー。じゃ、やるよ。あたしはグーでいくよ」
鈴火「私チョキー」
蕾「私はパーで」
蒼石「終わらなくないか?」
地海「あいこ、だよね?」
玖美「さーて、うそつきはだーれだ!勝負!」
玖美「ただいまー、もってきたよー。おーさむさむ」
蕾「おかえり、嘘つき玖美ちゃん」
玖美「ただいま、嘘つきつぼみん」
鈴火「律儀に宣言通りにしてたのは私だけだったね」
蒼石「あれは駆け引きだろうが」
地海「それでも嘘つき呼ばわりは・・・・・・」
鈴火「蕾と玖美は幼稚園以前からの付き合いだしねー。あれぐらいただの軽口だって」
蕾「初顔合わせはお姉ちゃんにつれられて香にぃたちと会ったときかな」
玖美「お互いに緊張してたよねー。びくびくしてた」
蕾「でも玖美は愛ねぇにはびくびくしてなかった」
玖美「あれは半分身内みたいなもんだし」
鈴火「お姉ちゃんも実質身内みたいなもんだし!」
蒼石「鈴火にとっては身内だろう?」
玖美「蒼石もちっちゃいころはもっと普通のしゃべり方してたのにねー」
蒼石「魔に魅入られし我が魂はもはやかつての我とは違う!」
玖美「いや、今でもこのへんつついたりしたら」ツン
蒼石「わひぃ!?な、なにすんの!?」
玖美「こっちの蒼石に戻るっと」
地海「いいなぁ、みんな昔から仲良さそうで」
鈴火「地海とはずっと違うクラスだったからねー」
蕾「私はたまに同じクラスになってたよ?いつも休み時間寝てるから疲れてるのかなーって思ってたけど」
地海「ごめんなさいちがうんですあれは演技だったんです」
玖美「私が知ってるボッチってもっと別の事に執心だったからまさかあれが友達いないのを隠すためとか思わないじゃん」
鈴火「お兄さんも一応学年ボッチか」
地海「ええ!?あの香さんが!?」
玖美「元、がつくけどね」
蕾「アリスとかリーブラさんとか礼丹ちゃんとかヘンなのがいっぱい付きまとってて近寄られなかったってことだよ」
蒼石「孤独なる料理人とはわけが違う」
地海「ひどい言われよう!」
蕾「あー、いつもならそろそろお姉ちゃんが焼き芋持ってくる時間だ」
鈴火「いいよねー、草華さんのお手製・・・・・・いや、お胸製焼き芋」
地海「えっ、どういうこと?」
玖美「草華のねー、谷間にねー、サツマイモを挟んでおくとねー、焼き芋になるの」
地海「どうして!?お芋は人の体温程度じゃ焼けないよ!?」
蒼石「ならば答えは一つ。かの太陽神の身体は我らの想像をはるかに超えた熱を持っているのだ」
玖美「草華が太陽神呼ばわりで笑う」
蕾「お姉ちゃんの平熱が、えっと、42度だったかな?体温計るたびに驚かれるんだよね」
鈴火「焼き芋作ってる時は?」
蕾「暖房代わりになってるから60度ぐらいじゃないかな」
玖美「あんときの草華は120度ぐらいにはなってるよー」
蒼石「計ったのか?」
玖美「コスモスが言ってた」
鈴火「コスモスちゃんの能力も便利そうだよねー。見ただけで数値系は全部わかる」
玖美「ケイオスの能力はいたずらにぴったり。姿を変えたり性質を変えたりその他諸々」
蕾「あと日常生活で便利そうなのはリーブラさんと上海さんかなぁ」
地海「お姉ちゃんが言ってたよ。5分先の未来が視えてもじゃんけんに勝てるぐらいしか使い道がないって」
蒼石「それもそうか。やはり人知を超えた力と言うのは人の身には余るものだと言うことか」
蕾「マージで使いこなしてるのあの幼馴染6人ぐらい。あの人らがおかしいんだって」
玖美「うまく日常生活に組み込んでるよね。他のみんなはそうでもないのに」
鈴火「まあお姉ちゃんのとかは使いようがないし。あ、でも世界さんとかも普通に使ってるよね」
玖美「あれは能力の範囲が広すぎるだけだから。応用とかそういうレベルじゃない」
蕾「応用といえばアクアさんだよね。私部屋の加湿除湿に使うとか思いつかないもん」
地海「水を氷に一瞬で変えられるのは羨ましいなぁって思う。そしたら料理の幅ももっと広がるのに・・・・・・」
玖美「あの氷冷たくしたり冷たくないようにしたり自由自在なのもすごいよね。ただの真空パック代わりに使ったりもできるし」
蕾「でもその能力をもらうために不幸な目にあうのは勘弁だしなぁ」
玖美「甘い話はないってことだね」
玖美「実際みんなよくやってるよねぇ。片腕が無くなったり存在がわからなくなったり名前が消されたり」
蕾「今思えばあんな強力な力を持っときながら全身の毛と目が緑になっただけのお姉ちゃんって呪い軽くない?」
玖美「髪の長さ変わんないんでしょ?もし髪を切ったばっかりのときに呪いにかかってたらって思うと・・・・・・」
鈴火「お姉ちゃん髪を洗う手間がかかるからって感情が無くなってた時期にボブにしたまんまだよ?」
玖美「そこは不思議なんだよね。お兄ちゃん髪長い方が好きなのに」
鈴火「マジで?お姉ちゃんずっと短めだよ?お兄さんの好みになろうとしてないの?」
蕾「『既に一番愛されてるのにこれ以上愛されてどうするの。それならその分皆を愛してくれた方が私も嬉しい』と幽さんの弁です」
地海「うわぁ、大人だぁ・・・・・・」
蒼石「かっこいい・・・・・・!」
玖美「幽さんって独占欲的なものはないのかな?」
蕾「感情が無かった時期に抜け落ちて、リハビリ中含めてずっと香にぃがいっしょにいたから独占したいっていう気持ちが満たされ過ぎて独占したいっていう気持ちが湧き上がらないみたい」
玖美「相変わらず情報通だねー。どっから仕入れてるの?」
蕾「人の口に戸は立てられないんだよ?みんなが把握してるよりも私は顔が広いのです」
地海「わ、私と真逆・・・・・・いや、でも偉い人とかには結構顔見せはしてるし、決して知り合いが少ないってわけではないし」ブツブツ
玖美「偉い人との交遊と言うのであれば私とて皆様に劣りはいたしませんよ?」
蒼石「うおおおっ!ひっさしぶりに見た!化けの皮玖美!」
玖美「化けの皮などとひどいことを仰らないで下さいな。あくまでも私の数ある話し方の中の一つにすぎませんよ」
鈴火「放送部の声劇?だっけ?あれでも玖美色んな役やってるもんね。演技に関しては本当に右に出るものがいないって感じ」
蕾「さすがは放送ガチ勢の血を受け継ぐ妹って感じだよね」
玖美「えっ、アタシそんな評価されてんの?」
地海「えっと、どういうこと?」
蒼石「我も兄者もこの学園に入ったのは今年から故その辺りの事情を詳しく知らないのだが」
蕾「簡単に言うと香にぃと日輪さんも放送部で、放送ガチってたって話」
鈴火「今の放送部はお兄さんの生演奏がきっかけであんなのになったって話」
玖美「あたしはそのことを全然知らなかったから、日輪が入ってたってだけでそこに入った。あとベッドとか加湿器とかいろいろあったし」
蕾「そういえば、今日月美さんたちも女子会してるみたいだよ」
玖美「それは誰情報?」
蕾「愛ねぇ。隣でやってるよ」
鈴火「愛さん、家隣だもんね」
蕾「いや、隣の部屋」
鈴火「なんで!?」
地海「風流家って女子会がすごく開かれやすい場所なの?」
蒼石「女子率から考えるとなるべくしてそうなっているとは思うが、まさか開催日が被るとは思わなんだ」
玖美「ちなみにあたしの隣の部屋はお兄ちゃんの部屋だよ」
鈴火「なんでそこで女子会してんの!?お兄さんは!?混じってるの!?」
蕾「香にぃは男子会・・・・・・ってわけでもなく、今日は、えっと、誰といるんだっけ?」
玖美「リーブラに聞けばわかるでしょ。メールしてみよ」
アリス「お兄ちゃん今日はオーラムのお城まで行ってるよ」
蕾「そうそう、オーラムまで・・・・・・アリス?」
アリス「やっほー。クロと礼丹とアイリスの相手が疲れたからちょっと休憩中のアリスちゃんでーす」
鈴火「そっちも一応女子会なんだね」
アリス「常に一堂に会してるけどね」
月美「香の部屋、広いよねー。私の部屋の3倍ぐらい広い」
射美奈「私の部屋も大概広いと思ってるけど、それ以上よね。なんか理由あるの?」
愛「腕のメンテナンスの時に部品を並べたりするのに使うからね。毎回毎回研究所まで行くのも大変だし、薫さんが一式をこっちに置いてるのよ」
響華「香様のお部屋・・・・・・香様の香りに包まれております」
愛「・・・・・・笑いどころ?」
響華「へっ?・・・・・・い、いえ!そのようなつもりでは!」
月美「まーまーまー、香の匂いがするってのには同意だねー。ベッドもーらい」ボフッ
響華「ああっ、月美さんずるいです!」
月美「早い者勝ちだよーだ」
響華「悪魔!月美さんは悪魔です!」
月美「悪魔ですがなにか?」
射美奈「本物悪魔に向かって悪魔って叫んでも私らに向かって人間!って叫んでるようなもんよね」
愛「まあまあ、こっちに香がいっつも座ってる座椅子があるからこっち使いなさいよ」
響華「いいのですか?ああ、愛さんは慈悲深いお方です。やはり人は希望と優しさに満ち溢れています」
月美「なんとでもいいなさいー。悪魔には希望も優しさもないからねー」
射美奈「愛は香の物に手出さなくていいの?」
愛「今更ねー。来ようと思えば毎日来れるしそもそも香の匂いとかそんなのに何も思わないし」
射美奈「そんな状態でもアクアちゃんは洗濯物に顔を埋めたりしてるみたいだけど?」
愛「それはあれが変態なだけ。だいたい、におい嗅いで興奮するとかヤバい奴の挙動じゃん」
月美「さらっと私らの事もヤバイやつ扱いしてない?」
愛「この部屋の空気を固形にして持ち運べるけど、お土産に持って帰る?」
月美「いや、別に。香の匂いに興奮はしないし。安心はするけど」
響華「・・・・・・あ、あの、愛さん?その、そちらは私が譲ってもらえると言うことは・・・・・・・あの、家族のみんなとも共有したくて・・・・・・」
愛「うわぁ・・・・・・」
響華「ひ、引かないでください!流石にその反応は傷つきます!」
射美奈「天使も悪魔も濃いのしかいないの?もっと毒気の無いピュアな天使とか悪魔はいないの?」
月美「魔力聖力だらけの時点である程度性格が捻じ曲がるからねー。魔力聖力の性質がそのまま正確に表れるってものよ」
愛「そうなの?香も?」
月美「そうよ。長年回復魔法しか使ってこなかったからかな、香の魔力は結構澄んでるの。だから香はお人好しなの。染められやすいのよ」
愛「なるほど・・・・・・透明な水が一番染められやすいものね」
射美奈「ていうか、そのへんの判別とかどうやってやるの?魔力聖力に澄んでるとかわかんないんだけど」
響華「これに関しては訓練次第ですので、一朝一夕で身につけられるものではありませんね。手っ取り早いのは個別魔法個別聖法をみて察することですけど」
月美「複雑なやつほど中身も複雑、単純な奴ほど中身もそれに近い感じ。炎だと熱い性格だし氷だと冷めた性格。一部例外はいるけど」
愛「アリスはどうなの?」
月美「私、あの子の個別魔法知らない」
響華「え、あの物体精製ではないのですか?」
射美奈「あれはびっくりだけど汎用魔法よ。召喚魔法の独自アレンジだから汎用とは言い難いけど、似たようなのなら私もできるし」
愛「おおっ、机が増えた!しかも結構固い!」ギッギッ
射美奈「・・・・・・もう無理。限界」
愛「へぶっ」ガチッ
響華「ああ、愛さん大丈夫ですか?」
愛「咄嗟にエアクッション作ったから固くし過ぎて床より硬くなった。このまま絨毯に顎ぶつけた方がマシだった」
射美奈「ぷはぁ~、あれ、もりもり聖力削られるのよね。多分魔力の方もそうだろうし、まともに使おうと思ったらまーじで無尽蔵の魔力がないと無理よ」
月美「アリス、魔力多いもんね。ヤバいぐらいに」
響華「流石は生前が魔女であり、死後は幽霊として現世に残っているだけはあります」
愛「アリスー、どうせいるんでしょー。ちょっと混ざりなさいよー」
アリス『えー、今アリスちゃんクロとふたりで礼丹とアイリスをボコってるとこなんだけどー』
愛「弱いものをいじめはやめい」
礼丹『弱い者いじめとは何ですか!私とてまだ負けていません!アイリス、そこです!』
アイリス『おっけ、うひゃああああ!なんでそこからーーー!?』
愛「・・・・・・うん、楽しそうで何よりだわ。邪魔してごめんね」
アリス『あとでお菓子回収しにだけ行くからってクロが』
愛「言ってないでしょ?」
アリス『言ってないけど言っといてって』
月美「クロちゃん、ほんと謎」
愛「そういや、隣で玖美たちも女子会やってるのよね」
月美「ああ、香の妹2号・・・・・・2号?」
射美奈「実妹ってことで1号にすべきか日輪がいるから2号にすべきか。微妙よね」
月美「私としては日輪ちゃんの方が香の妹感強いかなー。まあ会ってたからってのもあるけど」
響華「私が初めてお会いしたときは、真恵ちゃんが共に居ましたので香様の妹となると真恵ちゃんというイメージが一番に来ますね」
愛「あいつ義理の妹多いのよねー。日輪もアリスも真恵もメアリーもいい子でかわいいけど」
射美奈「あんたも戸籍上妹いるじゃない。しかも義理の」
愛「アラヤはリアル姉が桃山の方にいるし私の方で妹カウントしてたらかわいそうよ。てか、あの子今日朝から見かけないんだけど何してるか知ってる?」
射美奈「ガイアと会ってるんじゃないの?」
月美「ガイアちゃんなら文と一緒にいたのは見たけどなぁ」
愛「文と?珍しいわね」
月美「チョコミントの良さを教えるんだってさ。今日からチョコミント合宿するって張り切ってたよ」
愛「ガイア、かわいそうに・・・・・・」
響華「いいですよね、チョコミント。楽しそうです」
射美奈「嫌いじゃないけど、別段好んで食べるわけでもない」
愛「てか、前々から思ってたけど文と仲いいの?」
月美「一緒にアドリブをこなした仲ですから。マブダチです」
響華「マブダチ・・・・・・いいですね。とてもいい響きです」
愛「親友じゃダメなの?」
月美「私の親友は香だけかなー」
射美奈「香も同じこと言ってた。あんたら仲良すぎでしょ」
月美「まっ、あれだよね。やっぱ3年同じ部活で一大イベントこなしてしたらお互いに特別には思っちゃうよね」
響華「一大イベントとは?」
愛「愛の告白。・・・・・・いや、私じゃないけどね?私もしたけど」
射美奈「香と愛はお互いに幼馴染でありながら命の恩人同士、そして香と月美は部活仲間兼相棒且つ親友。響華もなんか属性盛らないと」
響華「そ、そうですね。射美奈さんも生徒会の会長副会長や、遠い親戚といったこともありますし。本格的に私だけ何もないのはあまりよろしくありません」
愛「いっそ喧嘩してみる?」
射美奈「愛の言う喧嘩って殴り合いの事よね?」
愛「物理のない喧嘩は喧嘩って言わないわ」
響華「あの、物騒なことは苦手ですので・・・・・・」
月美「喧嘩は、一応したなー。殴り合いじゃなくて演技の方向性の違いでだけど」
射美奈「そんなバンドみたいな理由で」
月美「礼丹になにやらせるかで喧嘩になってねー。カメラをやらせたい香とマイクをやらせたい私でもう大喧嘩よ」
射美奈「言っていい?どっちでもよくない?」
月美「よくないよ!礼丹はあのあたふたから生まれるハプニングが面白いんだよ!?映像はそのままなのに音声がいきなり狂いだす方が絶対面白いって!」
愛「なるほど、香は逆の主張をしたと」
月美「そう!で、結局両方やらせることにしたの」
射美奈「結果は?」
月美「カメラもマイクも床に落として壊れた」
響華「私に香様との喧嘩は無理そうですね・・・・・・」
射美奈「こいつらが馬鹿なだけだから」
ロウチェ「来たな、プロゲーマー!」
梨々愛「よばれたよー、お姫様ー」
夢華「あ、あの、先輩?こ、ここはいったい?その、初めての海外なのでよくわかってないんですけれど」
メア「ここはオーラム王国。資源も土地もない極めて貧相な国です」
クロウ「あら、でも先日ゲームセンターは導入しましたよ~。おかげでロウチェ様が通いきりです」
ロウチェ「アタシはお前に負けてから悔しさをばねにして鍛えまくった!毎日30分ゲームセンターで対戦をしてた!」
夢華「・・・・・・30分?」
香「なんだかんだ言ってお姫様。その辺の感覚は一般人よりも低めだ」
クレイン「ようこそ、六宮様。先日はうちのロウチェがお世話になりました」
梨々愛「いやー、りりあも普通にやってただけだしー?」
夢華「りっ、梨々愛!言葉遣い!ごめんなさい!ええっと、じょ、女王様、ですよね?見た感じ・・・・・・」
クレイン「ふふ、まだ母が現役ですのでわたくしは姫ですよ」
夢華「ああっ、失礼しました!」
ロウチェ「勝負だ、プロゲーマー!こてんぱんにしてやる!」
梨々愛「いいねー、やってやろうじゃんか。りりあが勝ったら先輩はお姉ちゃんと同じベッドで寝てね」
夢華「ええっ!?」
ロウチェ「じゃあアタシが勝ったら香は姉様のベッドな!」
クレイン「何が何でも勝ちなさい、ロウチェ」
香「僕の意思は?」
梨々愛「なによー、そんなにりりあと一緒に寝たいのー?先輩のえっちー」
ロウチェ「えっ、あたしのベッドに入りたいのか?幽に言いつけるぞ?」
香「違う、そうじゃない」
クロウ「なるほど。では間をとって私のベッドにいらっしゃいますか?」
メア「私でもかまいませんが」
香「1人で寝るという選択肢はないの?」
クレイン「ありません」
香「・・・・・・ホテル予約してくるよ」
クレイン「全国民に通達します。香様を泊めることがないように」
メア「ではそのように。緊急伝達をしてきます」
クロウ「私はお夕飯の準備をしてまいりますね~」
香「わかったよ!ホテルの予約は諦めるから権力を無駄に使うのはやめるんだ!」
クレイン「わかっていただけたようでなによりです」
夢華「あの、えっと、梨々愛?」
梨々愛「まっかせて!けちょんけちょんにしてくるから!」
夢華「そうじゃないからー!!!」
リーブラ「と、まあ楽しくやっているようですよ」
幽「その盗聴器、国外でも使えるのね」
リーブラ「衛星通信端末を使っていますから」
草華「個人で衛生持ってるってことよね、それ」
リーブラ「あたりまえよ。香様の身にいつ何が起きてもいいように常に香様の頭上を飛ばしているわ」
桜「香くんのことをいつでも確認できるわけですね」
リーブラ「ええ。オーラムは治安がいい上に常に王族が近くにいるから大丈夫だとは思いますが、念のためです」
草華「それで香君を放ってこっちの女子会に参加してくれたんだ」
幽「ふふ、リーブラと純粋に友人として泊まりをするのは新鮮ね」
リーブラ「そうですね。私はどちらかというと草華の友達枠、つまりお二人にとっては友達の友達という感じの関係でしたから、あまり積極的に交遊はしていませんでしたね」
草華「私抜きで、っていうのがほぼないもんね。とくにリーブラと桜」
桜「ほえ、私ですか?」
幽「私は香君とのこともあってそれなりに話をする機会も多いし。なんなら私とリーブラと香くんの3人で過ごすこともあるし」
草華「3人の爛れた関係については今はスルーします、が。この機会に折角だから桜にも問いただしておこうと思いまして」
桜「ほえ?」
草華「ずばり!香くんのことどう思っていますか!?」
リーブラ「あー、そういうの聞いちゃうの?」
草華「今日は女子会よ!惚れた腫れたは話のタネ!って愛ちゃんが言ってたし!」
幽「彼女は結構そういう機会があったみたいね。特に中学時代に」
リーブラ「1人だけ離れていましたからね。呪いの関係もあって」
桜「愛ちゃんの呪いってなんですか?」
幽「『恋が実らない呪い』よ。その相手が香くんで、家が隣だったから段々と中和されていって今ではほぼ消えたに等しいみたいだけど」
リーブラ「それでも、私やアクアのが残っているように完全に消えはしません。が、香様が自分から動いている以上呪いは無視されるので、結局のところ消えたに等しいのです」
草華「私の髪は治らないけどねっ!」
桜「草華ちゃんの髪、うねうねしてますよね」
草華「意識してないんですけど、勝手に動いちゃうんです。犬とか猫の尻尾みたいな感じで」
リーブラ「怒ってる時は髪が広がって、嬉しい時は上下に揺れて、落ち着かない時は左右に揺れる。そして緊張してるとピンとなる」
幽「よく見てるのね」
リーブラ「10年ぐらいの付き合いですし。能力を持ち始めてからもずっと一緒にいるんですよ?当然です」
草華「ちなみにリーブラは嬉しい時は左手が動いて落ち着かない時は右手で髪をくるくるしてますよ」
幽「桜は表情の通り」
桜「幽ちゃんもです!」
草華「んー、つまりもともと大人しめな二人は感情表現も大人しくて、やかましい私たちは大げさって感じかな?」
リーブラ「そうね。愛ちゃんもわかりやすいし、香様やアクアもわかりやすいわ。一番わかりにくいのはアリス」
草華「アリスちゃんは悔しいけど香くんにしかわからないんだよねー。本当にどう考えてるのかとかは」
幽「彼女はどんな場面でも尻込みしているというか、あまり前には出しゃばらないわ。呼ばれれば答えるけど自分からは中々動かない」
桜「でもイタズラはよくしますよね。突然会話に混ざったりとか」
草華「あれは幽霊としての本能らしいけど」
幽「それ、本気で言ってたわよ。つまり本当の事」
リーブラ「いつか彼女も私たちに素を見せてくれればいいのですが」
草華「それで、話を戻すけど」
桜「ええー、うまく話題を反らせたと思ったのにー」
幽「まあ答えは出てるようなものだけど」
草華「はっきりと本人の口からきかないと納得できません!」
リーブラ「・・・・・・今日はずいぶんとテンションが高いわね。熱でもあるの?」
草華「体温計ってみる?42度だけど」
リーブラ「そういえば草華はその気になれば体温を1万度ぐらいまで上げれられるから菌やウイルス性の病気とは無縁だったわね」
草華「私も私でいろいろとごたごたが片付いたからテンション上がってるのよ。コイバナとか普段しないってのもあるかな」
幽「さて。じゃあそろそろ桜の口からきかせてもらいましょうか」
桜「うーん、草華ちゃんは嫌いな男性相手に裸を見せますか?あとどうでもいい男性にも」
草華「見せるわけありません」
桜「はい、もちろん私もです」
リーブラ「・・・・・・」
草華「・・・・・・」
幽「・・・・・・察してあげて。これが桜の精一杯なのよ。直接口に出すことは恥ずかしいもの、ね?」
桜「あうぅ・・・・・・そうなんですよぉ、察してくださいよぉ・・・・・・」
草華「まあ、私もかなり遠回しな表現をしていましたし人の事は言えません、か」
リーブラ「『そういう関係になることは吝かではない』だったかしら?」
草華「直接本人に言った記憶は無いけど、誰かに質問されてたらそう答えてたよ」
幽「それで、次の話題なんだけど」
リーブラ「はい、何か聞きたいことが?」
幽「いえ、聞きたいというよりは相談なの」
桜「幽ちゃんが相談・・・・・・はじめてです!」
幽「そう?」
草華「付き合う直前の件以外はだいたい自己解決してるイメージがありますね」
リーブラ「それで、相談とは?」
幽「・・・・・・髪を伸ばそうか、迷っているの」
桜「いいと思いますよ。幽ちゃんのお母さんとか見てると絶対似合います」
草華「鈴火ちゃんも灯鈴ちゃんも長髪よね。幽ちゃんだけ短いのにはなにか理由が?」
幽「元々は手入れに時間をかけなくていいようにするためだったの」
リーブラ「今は?」
幽「・・・・・・そう、そこなのよ。迷っているのは今のことなのよ」
桜「ええっと、髪を伸ばせない理由があるんですか?」
幽「まず前提として、香君の好みは長い髪なのね」
リーブラ「そうですね。昔からリルさんの髪を触って遊ぶのが癖だったので、その名残ですね」
草華「今でもたまに触りに行ってるよね。毛先を指にくるくるしたり、根元から手櫛でさーってやったり」
桜「意外な一面・・・・・・」
幽「かわいいわよね」
草華「その場面に遭遇した時のリアクションが一番かわいいですよ。基本的にふたりきりのときしかやらないんで」
桜「なるほど・・・・・・やっぱりごまかしたりするんですか?」
リーブラ「がんばって取り繕って何もない風を装うのがとてもかわいらしいです。香様もやはり男の子、母親には甘えたくなるのでしょうね」
幽「それはともかくとして。私は現状、一番香君に愛されていると思っているわ。もちろん恋愛的な意味で、よ。親愛や家族愛を含めると自信をもってそうとは言えないけれど・・・・・・」
草華「以前言ってましたよね。『既に一番愛されてるのにこれ以上愛されてどうするの。それならその分皆を愛してくれた方が私も嬉しい』って」
幽「ええ。その言葉を覆すつもりはないわ。ただ・・・・・・」
リーブラ「ただ?」
幽「やっぱり私も香君に手櫛とか髪を指先でくるくるとかやってほしいの。私の髪で」
草華「無理ですね」
リーブラ「無理です」
桜「幼馴染二人からの断言が!」
草華「だって今まで香くんが髪をいじったことあるのってリルさんと、あと愛ちゃんだけですもの」
リーブラ「加えて、香様は幽さんにつねにカッコいい所を見せたいと思っています。ですから、そういった甘えるようなことはしてくれないかと・・・・・・結婚後、とかならまた変わってくるのでしょうけれども」
幽「・・・・・・ずるい。私も草華やリーブラ、愛ちゃんみたいに香君に甘えられたいわ」
草華「愛ちゃんはともかく私は甘えられはしませんよ。頼ってはくれるけれども」
リーブラ「私もですね。香様は年上相手だと張り切る癖があり、年下相手だと年上らしく振る舞う癖があります。そう考えると対等に接しているのは愛ちゃんと、月美ちゃんぐらいなんでしょうね」
草華「特殊なので行くとアリスもかな。それ以外はどうもかっこつけちゃうから」
幽「かっこつけたがりなのも考え物ね。いっそ一回操ってやってもらう・・・・・・?」
桜「幽ちゃんがだんだんとダークな方面に・・・・・・」
草華「多分それをやってもむなしいだけだと思います」
幽「こう、パブロフの犬のように、会うたび毎回やってもらえれば自然とやってくれるようになるんじゃないかと思って」
リーブラ「恐らくですが、礼丹さんがブロックしますよ」
幽「うー、香君のガードが固い・・・・・・」
鈴火「蜜柑うまっ!なにこの蜜柑うまっ!毎年食べてるけどうまっ!」
地海「ウチの店でもこの質の蜜柑は仕入れたことないなぁ。どこで買ってるの?」
玖美「産地直送だよ」
蕾「なっちゃんっていう玖美の従姉がいて、その家が毎年この時期になると送ってくるの」
地海「従姉に農家さんがいるんだ・・・・・・こっちは親戚みんな料亭関係だからなぁ」
玖美「これ言うといっつも勘違いされるんだけどなっちゃん家は農家じゃなくて大工さんなんだよ」
蒼石「なにっ!?じゃあみかん云々の話はどうした!」
玖美「あの村唯一の大工さんで、村の家のリフォームとか点検とかあと河の治水とかそのへん全部請け負ってる村で一番偉い家なの」
鈴火「ついでに神主と巫女もやってるよね」
玖美「水神の赴澪音を祀ってるからね。なっちゃんは日輪と同じくガチ巫女だよ。フレインが自分をなんちゃって神って言ってるからなっちゃんもなんちゃって巫女って言ってるけど」
蕾「まあそんなお家だから村の他の農家の人たちからいろいろもらうことが多くて、余った分を送ってくれるんだよね」
地海「なるほど。合点がいったよ。そりゃあ大工さんでも食べ物を送ってくるわけだ」
鈴火「あの村の作物全部おいしいよ。フレインさんが治水するのと同時に豊穣もしてるから質のいい作物が育つんだよね」
玖美「加えて農家としての努力も怠ってないからね。村では昔からより良い生活にするために現状に甘えないことを信条にしてるから」
蕾「ウチの店のお花も何種類か仕入れてるよ。だからウチにも蜜柑を送ってくるの」
鈴火「ウチの店に品種改良の歴史書とか置かせてくれないかなぁ。コピーでいいから」
玖美「その辺は要交渉だね」
鈴火「お兄さんがウチに来てくれたら多分軽くこなしてくれるんだろうなって思ってる。あと5年ぐらいかな?」
地海「そこまで聞くと他のお野菜とかもちょっと味見してみたいかも」
玖美「ベランダの陰で冷やしてるけど使って何か作る?」
地海「そうだね、折角だし軽く。私も料亭料理だけじゃなくて軽食の勉強してるんだ。お姉ちゃんみたいにいろいろできるようになったら、お店で活かせるようになるだろうし」
玖美「おっ、じゃあ玖美ちゃんの舌を満足させてみな!週4で上海の料理、週1で日輪の料理、週2でお母さんの料理を食べてる私の舌はまるまると肥えて太ってるよ!」
蕾「実際風流家で1週間ごはん食べるとマジでヤバい。ファミレスとか行けなくなるもん」
鈴火「お姉ちゃんも草華さんも家庭科部の人たちは異様に料理がおいしいから家の料理は満足できるのが救いだよね」
蒼石「・・・・・・うん?つまり我のみが敗北者というわけでは?いや、お姉ちゃんの料理はおいしいけど普通においしいだけだし、お母さんのご飯はまずいし」
地海「よく考えたら私たち全員妹なんだね」
玖美「よし!シスターズ、キッチンへゴー!ウチのキッチンは人数が多い分すっごく広いから!」
蕾「ゴー!」
愛「あら、あんたらもなんか食べたくて来たの?」
玖美「食べたい、っていうかなっちゃん家が送ってくれた野菜の味見をしたいって」
愛「あー、なるほどねー。ちょうどその野菜をふんだんに使ったピザがもうすぐ焼けるし食べる?」
玖美「食べるっ!」
蕾「愛ねぇ、もはやあたりまえのように風流家のキッチン使ってるね」
愛「あら、こう見えても予め許可は取ってるのよ?取って無くても事後承諾でいいっておばさんからお墨付きもらってるし」
響華「側で手際を見せてもらっていましたが、感服いたしました」
月美「やばいねー。私たちが出る幕が一切なかったもん」
射美奈「一応私も家で家事してるし紗菜さんに教わってるから・・・・・・って思ったのに一人で全部やっちゃうのよね」
愛「本当はトマト潰したりとか手伝ってもらおうと思ったのよ?でも能力使えば洗い物もでないし楽じゃんって気付いちゃったから」
鈴火「そっか、空気を固めてボウルの形にすれば・・・・・・」
愛「そっ。あとまな板にも使えるし調理台を小麦粉で汚さなくて済むし。さすがに包丁は本物を使ったけど」
地海「ここの調理器具、いいのばっかり・・・・・・。わっ!これとか確か何十万円もするやつ!」
玖美「上海が趣味で集めてるの。ウチの大食らいのおばさんにフルコースご馳走する代わりに投資してもらったりして集めてるから本当にいいのばっかりだよ」
鈴火「見た目からしていいのはだいたい名前入ってるもんね。お姉ちゃんも風流家のキッチンはいろいろ揃ってて料理が楽しいって言ってた」
玖美「真恵とかメアリーとかリリーナもこれ使って料理の練習とかしてるから将来安物を校外学習とかで使った時のギャップがすごそうだよ」
愛「学園内のやつは全部いいのなんだけどねー。どうしても外に行くとそこにあるのを使わないといけないから」
響華「アーリアのものも質のいい調理器具ばかりです。ホームセンターで買いそろえた我が家のものとは大違いで・・・・・・」
月美「セラフィム学園長に『将来料理番組に出ることになった時のための練習用ですよ』って渡された私の名前入りのならある。がんばって週1で使ってるし手入れもしてる」
射美奈「紗菜さんの知り合いに作ってもらったっていう調理器具しか置いてないから本当にすごい。私専用のも作ってもらったし。あとたまに何年前の?ってのがある」
鈴火「ドンキで買いそろえたって言ってた」
蒼石「うちも」
愛「リーブラにもらったすごいいいのがある」
蕾「お姉ちゃんもリーブラさんにもらってたなぁ」
鈴火「一般庶民いぇーい!」
響華「喜ぶことなのでしょうか・・・・・・?」
蒼石「オーダーメイド・・・・・・我専用の・・・・・・」
地海「専属契約したい!このお野菜はおいしすぎる!」
愛「歌恋さんも似たようなこと言ってたわよね」
玖美「まあしかたないよ。おいしいもん」
蒼石「・・・・・・・これが、野菜?私の知ってる野菜はもっと苦かったりすっぱかったりしてるよ?」
地海「蒼石ちゃん?口調が変だよ?」
鈴火「野菜自体もおいしいんだけど、ちゃんと野菜の味を活かしつつピザの味にしてる愛さんもすごい」
愛「当たり前でしょ。私を誰だと思ってるの。料理歴は14年の現家庭科部部長様よ」
蕾「あっ、そっか。文化祭終わったから一応引き継いだんだ」
愛「そうそう。まあ大学にはそのまま上がれるから草華たちは普通に部室に来てるけどね」
玖美「お兄ちゃんが部長じゃないんだ」
射美奈「香は生徒会で副会長やってくれてるから。来年もこき使うわよーってことで愛が部長になったの」
愛「ちなみに副部長は雫よ」
玖美「雫・・・・・・ああ、あの磯の香りがする人か」
射美奈「磯の香りって、え、してるの?」
愛「少なくとも私はわからない」
蕾「玖美って犬なみに鼻いいしなぁー」
玖美「犬並み、じゃなくて犬より鼻がいいんだよ。犬と同じくにおいの階層化とかもできるし」
月美「耳もいいよねー。羨ましいわー」
響華「目もいいですよね。日中でも人工衛星を観察できるとか」
射美奈「空気の流れを肌で感じられるし」
愛「味の分析もできるし」
地海「玖美ちゃん、うちで働かない?毎日玖美ちゃんのためにご飯作るから」
玖美「え、これプロポーズ?」
地海「えっ、ちがっ、そんなつもりはっ」
玖美「ごめんね、あたしノーマルだから。これからもいいお友だちでいようね」
蕾「微妙にバッドエンドっぽい」
蒼石「誓いの木の下で契約を結べないパターンだな」
地海「だからっ、そんなつもりで言ったわけじゃなくてっ」
アリス「愛ー、ピザ足りないー」
愛「まあこの人数で食べることは予想してなかったし、もう2,3枚焼きますか。アリス、手伝って」
月美「あんた相変わらず突然来るわね」
アリス「神出鬼没がアリスちゃんの売りですので」
アイリス「ただ最近はみんな慣れてきてあんまり反応しなくなってきてちょっと寂しい」
アリス「だから別の方法で脅かすことを考え中。礼丹を使って」
礼丹「わたくしを実験台にするのはやめていただきたいのですが」
クロ「・・・・・・」
愛「んー、みんな集まってきたわね」
礼丹「こんなおいしそうな匂いをさせているのですから当然です。わたくしもピザを食べたいのです」
愛「オーケーオーケー、私に任せなさい。アリス、生地を大量生産するからひたすら小麦粉だけこねて。味付けはしなくていい」
アリス「アリスちゃんの奇妙なピザは食べたくないと?」
愛「せっかくのおいしい食材をあんたの奇妙な味付けで塗りつぶせと?」
アリス「うむむ、そこまで言われたら仕方ない。生地コネマシーン作るか」
射美奈「あんたさらっと機械も魔法で作れるのね」
アリス「こんなのピストンと歯車の原理がわかってたら余裕余裕。私本気になったらスマホ作れるし」
射美奈「それはマジですごい」
ロウチェ「ダメだーっ!勝てねーっ!」
梨々愛「りりあに勝とうだなんて100年早いよ」
夢華「あんたずーっとゲームやってるもんね」
梨々愛「格ゲーこそがりりあの人生!」
夢華「でもあんたたけうまとかいうHNのやつにいっつも負けてない?」
梨々愛「あいつは頭おかしいから」
香「蓬莱は玖美に勝てる唯一の人間だしなぁ」
梨々愛「・・・・・・ん?先輩、たけうまのこと知ってるの?」
香「うちの掃除係だよ」
ロウチェ「あいつかっ!え、あいつそんなに強いの?家庭教師で雇える?」
クレイン「ゲームの家庭教師・・・・・・いえ、今の時代はEスポーツもありますしロウチェが本気で取り組むのであればわたくしたちも応援しますよ」
香「通うのが大変だからやめてあげて。ここと日本じゃ時差もかなりあるんだし」
ロウチェ「残念だ・・・・・・まああと3年でそっちに行くからな。そんときでいいか」
梨々愛「え、日本に来るの?」
クロウ「ロウチェ様は日本への留学のために現在勉強中なのです」
夢華「これだけ日本語喋れて読めるならできそうなものだけど・・・・・・」
クレイン「一国の姫が留学となるとそれは国を代表しているのと同じなのです。ですから、相応しい礼儀作法を身につけたうえでないと送り出せません」
香「ウチの家にいるマリンは言わずもがな、リリーナも作法に関しては完璧だよ。ロウチェもがんばってるから、3年後が楽しみだ」
梨々愛「ま、それはともかくとして。勝負はりりあの勝ちだから、先輩はおねえちゃんの部屋で寝るんだよ」
夢華「その話本気だったの!?」
香「・・・・・・それはいいんだけど」
夢華「よくないです!」
香「夢華と梨々愛って同室だったよね?」
梨々愛「だからー、りりあは別の部屋に移ってー」
ロウチェ「ウチにそんな部屋のあまりないぞ」
クレイン「申し訳ありません、客室はもともと1部屋しか用意していなくて・・・・・・」
クロウ「用意していないというかそもそも1部屋しかないというか」
香「え、じゃあ僕はどこに泊められる予定だったの?」
メア「話し合いの結果ロウチェ様と同質なら構わないだろうということでした」
ロウチェ「それあたし聞いてないんだけど!?」
梨々愛「えーと、じゃありりあがお姫ちゃんのとこに行ってー」
ロウチェ「あたしのベッドはシングルベッドだ!二人も寝れねーよ!」
クレイン「ちなみに我々のベッドも同様です」
夢華「お姫様ってもっとすごいお部屋で寝泊まりしてるのかと思ってたら・・・・・・」
メア「資源も土地もない貧相な国なのです。贅沢は敵です」
クロウ「客室に関しては大きい部屋にダブルベッドですから、がんばれば3人寝れますね」
夢華「・・・・・・つまりあれじゃない?客室で先輩とりりあとお姫様が寝ればいいんじゃないの?」
梨々愛「夢華!?」
香「いや、こうもたらいまわしにされるぐらいなら流石に家で寝たいんだけど」
アリス「女子会中なのに乱入するつもり?」
香「・・・・・・ちなみに今は誰が使ってるの?」
アリス「月美がお兄ちゃんのベッドを占領して離さないよ」
香「月美ならいいや」
夢華「瑠璃川先輩、積極的ですね・・・・・・いっそ先輩が瑠璃川先輩と同じベッドで寝れば解決なのでは?」
ロウチェ「よくわからんがそれでよさそうだな!」
梨々愛「りりあもそれでいいと思う」
クレイン「とりあえず落ち着いてください。何も解決しませんよ」
メア「一つ閃きました」
香「ろくでもなさそうだけどどうぞ」
メア「日本でいう雑魚寝、あれをやりましょう」
夢華「と言うと?」
メア「大広間にベッドを集めてそこで全員で寝ればいいのです。そうしたら合計面積的には十分足りるでしょう」
ロウチェ「おお!頭いいな!」
梨々愛「先輩と一緒に寝ることは確定なんだ」
夢華「言いだしたの梨々愛よね?」
梨々愛「冗談のつもりだったんだけど」
クレイン「では至急ベッドを運びましょうか」
香「いや、そこまでしなくても・・・・・・」
メア「香さんは幽さん以外の方とも事を致したと聞いています。我々にもチャンスがあってしかるべきではないでしょうか」
夢華「えっ!?」
クレイン「今夜は精のつくものをたくさん用意していますよ。今日の内に我々を孕ませてくださいね」
夢華「あのっ」
香「あー、うん。メア、クレイン、こっちに」
メア「はい、なんでしょうか。もしかして今ここで?」
クレイン「いけません、香くん。もっと人を集めないと、香くんはこんな人数じゃ足りないと聞いて」
香「天誅っ!」バチーン!!!
メア「あぎゃああああああ!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ
クレイン「!?!?!?」
香「こっちも」バチーン!!!
クレイン「ああああがああががががああああああ!!!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ
夢華「・・・・・・えっ!?デコピン、ですよね?」
香「小中学生の前で何言ってるんだ。発言は慎むように」
ロウチェ「つってもあたしはなにするか知ってるし」
梨々愛「りりあも一応中二だから言ってることはわかるよ」
香「じゃあなおさらだ。そういうことに関する話は子供の前でするもんじゃないよ」
夢華「先輩、大人っぽい・・・・・・」キュン
クロウ「そうですよね~。香くんも含めて子供ばかりですから、今回は二人がオシオキされてしかるべきですね」
クレイン「頭が、頭がわれ、われるぅ!」
メア「あがががががががががが、なかみが、なかみがぁ!」
梨々愛「・・・・・・え、ただのデコピンだよね?」
オーラム「マスターのデコピン。通称ブレインクラッシュ。気絶しない程度の痛みが脳内を反響してしばらく大変なことになる」
ロウチェ「あ、あたしも悪いことしたらあんなことになる?あたしアウト?そそのかしもダメ?」
梨々愛「り、りりあは別に悪気があったわけじゃなくて、夢華と先輩が仲良くなればいいなーって思ってただけで」
香「わかってるわかってる。次からはあんまり人を煽らないように」
夢華「先輩、大人の対応・・・・・・かっこいい・・・・・・」
香「ちなみにこれ、場所と角度さえ合えばだれでも使えるし、護身術代わりに教えておこうか?ちょうどいい実験台がそこに転がってるし」
クレイン「わ、わかりました!わたくしたちが悪かったです!悪かったですから許してください!」
メア「も、もう勘弁です!あれはもう勘弁です!」
クロウ「これって誰にでも効くんですか?」
香「ヒットポイントをずらされなかったらね。やってることは脳に刺激を与えて痛みの幻覚を与えてるだけだから」
梨々愛「つまり防御力無視で相手をしばらくスタンさせる必殺技」
ロウチェ「香はこれ誰に教わったんだ?リーブラか?」
香「自分で編み出したけど」
ロウチェ「お前ヤバい奴だな」
蕾「そういやさ、香にぃのデコピン」
玖美「あれがどうしたの?」
蕾「あれって玖美もできるの?」
玖美「できるよ。やらないけど」
鈴火「お姉ちゃんからくらったことある・・・・・・」
地海「え、デコピンなんだよね?」
玖美「頭が割れそうになるぐらい痛いやつね」
蕾「しかも痣にならないからそういう心配もない」
月美「あ、私できるよ」
玖美「お兄ちゃんから教えてもらったの?」
月美「そうそう。歌手ってどうしても過激なファンがいたりするからさ。そういうのから自分を守るために身に着けておけって香に覚えさせられたの」
射美奈「ちなみに実際に撃退したことは?」
月美「あるよ。抱きついてこようとしたのにバチコーンと。そしたら握手会のときに何人かからデコピンしてくださいお願いしますって言われるようになって・・・・・・」
アリス「だからあれたまに悶絶してる人がいるんだ」
響華「どれほどなのか、少し気になりますね」
愛「実演してあげようか?私もできるし」
蒼石「あ、あれはだめだ。我のサファイアボディすらも貫通してダメージを与えてくるのだ。やめておいたほうがいい」
射美奈「やめといた方がいいって。リーブラさんですら悶絶して幽さんも絶叫する痛みなのよ?」
アイリス「あれ喰らったら軽く死ねるよ?」
礼丹「やめておきなさい。後悔したくないのなら」
クロ「・・・・・・」
礼丹「クロ?どうしてわたくしを羽交い絞めにするのですか?こら、やめなさい、お菓子あげますから、ね、おねがい、やめて、ね?」
愛「ちょっとー、礼丹いじめるのはダメよー。草華呼ぶわよー」ギュウウウウ
礼丹「ぐぇっ」
クロ「・・・・・・」
礼丹「あ、愛、だきしめるのは、いいですけど、ちから、ゆるめて」
地海「ここまで言われると逆に気になってくる・・・・・・玖美ちゃん!」
蕾「そいやっ」
月美「えいっ」
地海「~~~~~~~~~~~~~~~~~っtぅtっtっっっ!!!!!!!」
響華「ああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!!」
射美奈「だから言ったのに・・・・・・」
蕾「相変わらずこれきくねー」
月美「やー、やっぱこうなるよねー」
玖美「そういやさ、これって物理的なダメージ関係ないじゃん」
射美奈「そうね」
玖美「射美奈でも防げない系?」
射美奈「無理」
玖美「・・・・・・つまり、射美奈はお兄ちゃんに勝てない?」
射美奈「勝てないわね。一回だけ模擬戦やらせてもらったけど私の心が先に折れた」
アリス「私と礼丹の結界で物理とそれ以外は防げるからダメージ通んない上に防御回復関係ない攻撃仕掛けてくるからそりゃ勝てるわけないよね」
玖美「お兄ちゃんそのものはともかくとして、やっぱりオプションが頭おかしいんだ」
射美奈「私ですら勝てないのよ?香を本気で怒らせたら一体どうなることやら・・・・・・」
月美「そのときはあのチタン製の拳で殴り倒すよ」
射美奈「丸で見たことあるかのような言い草・・・・・・え、あるの?」
月美「忠告、警告、最終通告までして、それでもだめだったら問答無用でぶっ倒す。香がそこまでやるってことがまずないけどね」
玖美「その話アタシ知らないんだけど」
月美「え、知らない?草華さんとリーブラ先輩のことを悪く言われたからボコしにいった話」
玖美「いや、知らない知らない。え、お兄ちゃん思ったより荒れてるの?」
響華「香様なら、自分にとって大切な人が侮辱されたとなると怒りを露にするのはわかりますが・・・・・・」
月美「なんだかんだ香にも思春期の時期があったってことよ。恋愛で浮かれたり落ち込んだり当たりがキツかったり」
愛「この中で香の思春期を間近で見て来たのって月美ぐらいか。玖美含む妹の前ではそんな姿見せないだろうし」
蕾「あれ、晩御飯の準備終わったの?」
愛「今熟成させてるところよ。能力をふんだんに使った超圧力鍋で作った角煮、もうすぐできるからね」
アリス「煮物とか鍋料理とかは幼馴染勢の中では愛が一番うまいよね」
愛「昔っからやってるから。お母さんが『胃袋をつかむにはたくさん食べられる鍋料理から!』って言って教えてくれてたの」
アリス「愛ママらしいね」
玖美「恵里佳おばちゃん、結構押しが強いよね。喋ってて楽しい」
鈴火「料理をするためにはまずドジを治さなければいけない。しかしながらドジを治す方法が確立できない以上私は永遠に料理ができないのでは?」
蕾「玖美もできないからいいって」
地海「大丈夫!私がみんなの分も作るから!」
蒼石「我もこう見えてそこそこできるのだぞ?兄者も翠石もできんから姉者がいないときは我の出番なのだ」
玖美「誰かしら家にいるからなー。必要に迫られたことがない」
響華「そろそろ寧々やココにも教えていくべきでしょうか・・・・・・卯衣さんと一度話し合ってみましょう」
幽「・・・・・・つい本気を出してしまったけれども」
リーブラ「この量は、ちょっと調子に乗りすぎましたね」
桜「あはは、どうしましょう。私たちだけじゃ食べられませんよぅ」
草華「タッパに詰めてどこかにお裾分けに行きましょう!」
リーブラ「それが無難ね。風流家で行われている女子会勢にでも渡しに行きましょうか」
桜「もういっそ一緒に食べるのは?」
リーブラ「アリです」
幽「それじゃあリーブラ、運んでもらえる?」
リーブラ「ええ。二次元化二次元化っと」
草華「品質そのまま冷めたり汚れたりする心配もなし。羨ましいわー」
リーブラ「いいじゃない。私は草華みたいに胸で焼き芋は作れないし・・・・・・くっ」
幽「魔法を使える私もできないわ。・・・・・・くっ」
桜「おっぱい焼き芋とか売れそうですよね。こう、草華ちゃんが実際に胸から出すとこを実演して」
草華「公序良俗に反しそうなことはやりませーん。それに、これ結構大変なんですよ?胸の間にものが挟まってるのって結構違和感があって」
リーブラ「経験が無いからわからないわ半分寄越せ」
幽「ぜひとも経験してみたいからもう半分頂戴」
草華「私の分が0になったんだけど?」
桜「じゃあ私のを半分分けてあげますね」
草華「・・・・・・今更ながら胸の話ばっかりしてる女子高生ってどうなんだろ。もっと華やかな会話があるんじゃないかな」
幽「私たちにそんなもの無理よ」
リーブラ「女子高生らしい会話はしたじゃない。コイバナ、あれで十分でしょ」
桜「ドラマの話とか?でもドラマ私見てないですし」
草華「ごめんなさい、私が悪かったです。早く行きましょう」
愛「んで、結局みんな集まるのね」
草華「やっぱりこの家が一番大きいからね」
リーブラ「アクアと香様がいないのが残念だわ。二人とも今は遠方にいるからしかたないけれども」
玖美「お兄ちゃんはともかく、アクアはどこにいるの?」
リーブラ「ナナシさんを連れてご先祖様のところにいるわ。いい加減彼女にも働いてもらわないといけませんので。アクアはその監視役ですね」
鈴火「あれ?ナナシさんって蕾のとこでバイトしてなかったっけ?」
蕾「1週間でやめたよ。人が怖いって。あとお姉ちゃんと会えない日が多すぎるって」
幽「普通に考えたら学生である草華が入れない時間帯に入れられるのは当然の事なのにね」
地海「あっ、それもそっか」
射美奈「仕方ないじゃん。ナナシって考えなしだし」
アリス「普通にバカだよね。同じリーブラとは思えないぐらいに」
リーブラ「あれは私とは遺伝子情報が同じだけな非なる存在です。ええ、認めてたまるものですか。あんなのが私だなんて」
月美「リーブラ先輩がイラついてる。ちょっと珍しいかも」
響華「私たちがリーブラ様を見るのは香様と共に居ることが多いですからね」
蒼石「異次元同位体とは難儀なものだ。同一であるが故同族嫌悪をせざるを得ない」
桜「同族嫌悪と言うか、だらしなさに怒っているだけではないでしょうか」
玖美「リーブラ、怠慢に関してはすごく厳しいもんね」
草華「リーブラが今までいっぱい努力していろんなものを手に入れて来たから、その努力を怠ってなにかを欲しがる人を見るとイラついちゃうんだよね」
リーブラ「それとナナシさんは別よ。彼女は先月のスマホ料金が500万を超えていたから単純に怒っているのです。ええ、怒っていますとも。彼女が私自身であるというのならば怒りの矛先を向けるのも構わないでしょう!ええ!」
愛「ほら、一回落ち着いて」
礼丹「500万・・・・・・それだけの金額を稼ぐのにどれだけ働かなければいけないことか!」
愛「なんか飛び火した!?」
玖美「礼丹も一応働いてるもんね」
礼丹「今はかつての黄金時代とは違い、労働をせねばならないのです!働いて!対価を得る!それが現代の絶対原則なのですから!」
アイリス「正義の女神と、その天秤がすっごいキレてるね」
射美奈「赤美ー、あんた的にはどうなのー?」
赤美「僕は働かずにお金を得られることはとても素晴らしいことだと思っているよ」
蕾「同じ神様なのにこの違い・・・・・・」
礼丹「これは労働よりも戦いを求めているだけですよ」
射美奈「まあこれに関してはあんまりひどいようなら私が始末するし」
赤美「始末とは!?」
アリス「そりゃあ、ね」
月美「まあ楽して稼ぐなんてのはできないもんよ。私だって歌手の仕事メチャクチャ大変だし。学費払わなきゃだし」
響華「新聞配達もコンビニのお仕事もどちらも大変です。ですが、それによって生活を保つのですからしなければならないのです」
蕾「アーリアに通ってる二人の言葉は重みが違う・・・・・・」
愛「あのお嬢様学校の学費であくせくしてるのはこの二人ぐらいだからね?だからこその重みでもあるんだけれども」
リーブラ「ウチは私立にしては学費が安いですからね。返還義務のない奨学金や無償化も頻繁にしますし」
草華「学費免除は本当に助かってます」
蕾「お姉ちゃんのついでで免除されてるのありがたいです」
幽「そういえば、みんなはこの後どうするの?解散?それとも泊まっていくの?」
蕾「私らはお泊りですね」
地海「初めてのお泊り会です。どきどきしてます」
蒼石「ん?スロゥスの部屋で全員寝るのか?」
玖美「いや、一番上のお泊り部屋で雑魚寝だよ」
鈴火「お泊り部屋なんかあるんだ。私7年ぐらいここに通ってて初めて知ったんだけど」
玖美「鈴火はアタシの部屋で寝てたし」
蕾「3人までは寝れるもんね、玖美のベッド」
愛「私らも泊まりよ。香の部屋で布団敷いてね」
草華「改めて香君がいない状況で香君の部屋で寝てるっていう状況がすごいと思う」
愛「ひとえに信頼関係のおかげね。まあいざとなったら小梅もいるし大丈夫」
小梅「呼びました?」
月美「あ、座敷童さん」
小梅「どうも。今日は玖美が最高責任者なので私からはなんとも言えませんが、困ったことがあったら呼んでください。では」スゥーッ
射美奈「消えた・・・・・・だってさ、玖美」
玖美「んー、草華たちはどうするの?」
草華「私たちはリーブラの部屋に泊まるから」
リーブラ「玖美ちゃんとのお泊りはまた今度ですね」
幽「鈴火、あんまり迷惑かけちゃだめよ?あと香くんがいないからって香くんの部屋に忍び込まないように」
月美「大丈夫大丈夫。結界貼っておくから」
鈴火「えっ!?」
響華「結界が使えるのですか?」
月美「練習したからね。歌手的にも必要だったし」
草華「蕾も、ちゃんと寝なきゃダメよ?夜更かししすぎないように」
蕾「はーい。玖美もいるしそのあたりは自重するよ」
桜「それでは私たちは戻りますね。おやすみなさい」
射美奈「はーい。また学校でー。おやすみー」
香「結局こうなるのか」
クレイン「いいではありませんか。両手に花束ですよ?」
メア「香さんをホテルに泊めることはさせられませんでしたから。あなたは要人扱いなので」
香「マジで?」
クロウ「姫の未来の旦那様と考えれば当然のことですね~」
夢華「先輩、この国に移住するんですか・・・・・・?」
梨々愛「えー、だめー。りりあがさみしいじゃーん」
ロウチェ「頭ピンク共が勝手に言ってるだけだから気にすんなって。そもそも香はウチの公用語喋れないし」
香「英語とイタリア語はいけるんだけど、ゲルマン語はまだ・・・・・・」
オーラム「ぜひとも習得すべき。マスターの学を広げるためにも」
ロウチェ「てか、オーラムの公用語を日本語にすればいいんじゃね?」
クレイン「資料を諸々書き直して、国民への言語変更を知らせて教育して・・・・・・世代レベルで時間がかかるからあまり現実的ではないわね」
ロウチェ「そっかー。いい案だと思ったんだけどなー。アタシでも喋れるから誰でも行けると思ったし」
香「ロウチェは元が賢いからね。その分吸収も早かったんだ。国の代表として留学して来ようとしているだけはあるよ」
梨々愛「ゲームも割と上達したよねー。コマンドすら出せなかったころと比べると大違い」
ロウチェ「そ、そんなことないって!」
クレイン「香くんにこれだけ言わせているのですから、期待に応えないといけませんよ?」
ロウチェ「う、わかってるよ。ちゃんとやるって」
夢華「ふふ、日本に来たらまたよろしくね。歓迎するから」
ロウチェ「ありがと。夢華も梨々愛もいいやつだな!香の知り合いなだけはある!」
梨々愛「明日はいっしょに先輩をボコろうねー」
ロウチェ「おう!」
香「・・・・・・帰っていいかな?」
夢華「まあまあ、私も手伝いますから。ね?」
香「まったく・・・・・・ま、楽しそうで何よりだ。それじゃあ、今日はもう寝よう。おやすみ」
ロウチェ「おやすみ。また、明日な」