ラストマイル
ブラックフライデーを見込んでの大売り出し。ところが、宅配便が次々に爆発。宅配便は、私も時々利用するけど、この映画見てわかったことがある。品物を仕入れて売るところ(デリファス)、それを運ぶところ(羊急便)、さらに委託されて運ぶ小さな運送会社。アマゾンが家まで届けていると錯覚しがちだけどね。この映画で印象に残るのは昭と亘親子。一個届けて150円・・大変だよなあ。私ができることは、二度手間かけないよう家にいることくらい。ところで昭やってる火野正平氏の訃報にはびっくりしたな。まだ若いのに。私が彼を初めて見たのは「わんぱく砦」。あの頃は二瓶康一という名前だったけど。話を戻して、デリファスの日本支社に着任早々、センター長舟渡(満島ひかりさん)は部下のチーフマネージャー梨本(岡田将生氏)と共に対応に追われる。流通をストップすると周囲やお客に迷惑をかけ、莫大な損害が出る。しかし死傷者が出ているため、警察も動く。そのうち、ニセのCMがネット上に流れていることがわかる。それによると爆弾は12コあるらしい。容疑者として浮かんだのが元チーフマネージャー、山崎(中村倫也氏)。ところが彼は五年前から植物人間状態。彼の恋人らしい女性が怪しい。もしかしたら舟渡がその恋人なのでは。福岡から来たというのはウソだし、山崎のデータ消すなど行動が怪しい。出だしは好調なのだが、そのうちもたついてくる。話があちこち飛ぶ。次から次へといろんな人が出てくる。この映画はヒットしたようだが、人気のある俳優さんを惜しげもなく出してきているからかな。調べてみたらテレビドラマの「アンナチュラル」や「MIU404」の出演者も出ているようで。あたしゃ見たことないので全然わかりませんが。デリファスの統括本部長五十嵐がディーン・フジオカ氏。研修医役の人はわかる。「湯道」に出ていた窪田正孝氏だ。刑事の伊吹が綾野剛氏・・「ドクター・デス」の人かな。弁護士役は薬師丸ひろ子さん?あらまあ。羊急便の八木役阿部サダヲ氏がよかった。上からも下からも締めつけられてどうにもならない気の毒な立場。犯人にもそれなりに言い分はあると思うけど全然共感できないね。ラスト・・舟渡は仕事やめちゃって入院したの?後任になりそうな梨本だけど、自分はこうしようとかそういうの全然なさそう・・え?あるんですか(わかりにくいなあ)。もっと緊迫した感じになるかと思ったけど、全然ハラハラしない、どうってことない内容でしたな。