老害を放逐せよ

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江戸時代、12%の町人の工夫から生まれた阿波踊り。

土地が細切れで互いに隣町への往来が禁止されていた。

そこで橋の上で踊りを見せ合う現代の阿波踊りが誕生した。

<市長の提言>

400年の歴史を誇る徳島の伝統、阿波踊りを他所のキョードー東京にまかせるのはおかしい、と市長は選挙の前から公言されていました。

阿波おどり実行委員会の解散決定|NHK 徳島県のニュース

以上の報道で後日、内実の一端を淡々と知ることができました。


実行委員会は、民間の3社からなる共同事業体に5年契約で阿波おどりの運営を委託していますが、事業体が去年の阿波おどりにかかる500万円の納付金を支払っていないことなどから、業務不履行として事前通告なしに31日付けで契約を解除しました。

それにしても昨今、単発の記事購入や課金に値する国内メディアは「週刊文春」ぐらいです。「ブン屋」の魂を唯一継承しているといってもいいでしょう。


森・菅・小池の五輪開会式“口利きリスト” 白鵬、海老蔵、後援者… | 週刊文春 電子版


『AKIRA』主人公のバイクが… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム開会式案」の全貌 | 文春オンライン


過去、電通という同じ組織内で佐々木氏が部下のアイデアを切り貼りしてパクっていたなど想像に難くないとも言われています。


アイデアという卵たちを佐々木氏にパクられ仕方なく泣き寝入りしたクリエイターの方々も多いのかもしれません。


でもMIKIKOさんは違います。組織内におらずグローバルな感覚をお持ちで「皆に観たい!」と言わせる実績があり、CM広告などと秤にかけたうえで公益性の高い「内情暴露」を選ばれました。


我々が「老害」によって潰されてしまう世界的なアーティストの演出を知ることができるのは、アーティストの想いを絶妙なタイミングで拾い上げ世に知らしめる「週刊文春」のおかげ。


広報誌に成り下がるだけならまだいいですが、たまに既存の影響力を、根拠薄弱な誘導に抗えない読者向けにチラつかせる質の悪いどこぞのメディアとは格が違いますね。

※というモードを選択していますがこの路線はどうでしょう。

以降、仮に「考える市民メディア」とします。


以下の徳島新聞の記事およびアンケートには、戦後諸々の怠慢の蓄積とともにある読者を「どうせバカだろう」と見下し、また無自覚に見下された者たちとの協業によるベタで黴臭い「対話」が見られないだろうか。


ここには、10代20代の回答が、そもそもありません。

「公約の対話は?」 阿波おどり実行委の対応 7割余りが「不適切」(徳島新聞社アンケート) 【あなたとともに~こちら特報班】|徳島の話題,社会|徳島ニュース|徳島新聞


念のためスクショはこちら


徳島新聞はアンケートで「大半の県民」の声を拾ったというが、「県内在住の16歳から81歳の250人」が、本当にランダムに抽出されているのか疑問。せめて回答した年代別の割合を示してほしい。


いまひとつは、正しいデータには正しい経緯説明と質問が必要だろうということ。アンケート調査などというものは、回答よりも質問(当記事の場合は経緯の記述)に注目すべきとは常識です。


仮に経緯を、以下のように記した後にアンケートを取ったとしたらどうでしょう。


経緯:阿波おどり実行委は3月31日、懸案であった解散を当初からの計画どおり実行した。約400年の歴史を誇る伝統、「我が街のイベントは我が街の手で」との想いによる。キョードー東京など民間3社共同事業体との契約は、更新時の選択の一つとして解除した。実行委員長の内藤佐和子市長がかねてから示していた「実行委の体制見直し」の意向を反映した格好だ。 


契約違反であれば先方は訴えてくればいいだけ。

また徳島新聞も仮にも報道機関というなら、「アンケートで浮かび上がった」と断言する以上、契約内容にまで踏み込んでほしいものである。


私たち40代が20代の頃から新聞メディアなど、記者クラブ問題やクロスオーナーシップ、一県一紙の新聞統制、再販売価格維持といったさまざまな既得権益が指摘され「若者離れ」などと言われたものだが、この調子では下の若い世代でますます新聞離れが加速し、というよりすでに断絶は起こっている。


チケットの買い占めなどではなく報道で競争してみてはいかがだろうか。


以下、新聞掲載の市民と同じ街の市民として「対話」をしてみた。


 徳島新聞は4月1、2日、実行委の対応について、公式LINE登録者らに「問題ない」「不適切だ」「分からないが、今夏の阿波踊りが心配」「その他」-の4つの選択肢から回答の上、その理由を記入してもらった。県内在住の16歳から81歳の250人が回答した。


「対話」がない


「不適切だ」を選んだのは189人。目立ったのが、実行委員長の内藤佐和子市長が昨年4月の市長選で公約に掲げていた「対話」ができていないという指摘。46人が「対話」や「話し合い」というキーワードを使い、その不十分さを指摘した。


よく「話し合い」という言葉を耳にするが、「対話」には2種類あるのではないか。一つは、「議論・説得・アドバイス・尋問がないコミュニケーション」にただ身をゆだね楽しむための対話。


いま一つは、意志決定や決断をする際の「手続きとして」の対話。阿波おどり実行委の対応は、もちろん後者に相当する。こちらでは「機が熟すまで待つ」「積極的な無視」も対話の一つでしょう。


「事業体からの協議要請を全て無視した揚げ句、一方的な契約解除は社会通念上おかしい。徳島市民として恥ずかしい」(徳島市・38歳女性)


社会通念など人により様々であり、そんな曖昧な通念より優先されるべきは、「契約内容」から助詞の「てにをは」にいたるまでの一言一句である。社会通念といった曖昧な空気に流される長のほうが徳島市民として恥ずかしい。


「対話をしないまま切り捨て。市民への納得いく説明もない」(徳島市・41歳女性)


五輪も危ぶまれる昨今、契約解除のタイミングとしても絶好、と見ることはできないだろうか。ポストコロナ時代、ニューノーマル、リスクを負わず海外対応、地球規模で稼ぎを切り拓くデジタル活用のほうが先があると思いませんか。


つっ…こんな低レベルなあらかじめ用意されたかのような古臭い回答のコピペしかできんのか…。最新鋭の20代イケメン男子と「対話」したい。(あっ、いま頭の中で思い浮かんだのですが表に出てないですよね不可避💦後ほど校正予定)


「赤字の原因は雨天中止とコロナによる中止であり、不可抗力ではないか。業者とまったく対話をしていないことが残念だ」(徳島市・46歳男性)


上の女性と同じですが、対話しないまま業者を切捨てではなく、「契約の更新」にともなう選択肢の一つに過ぎないのでは。それ以上でも以下でもない。


「こんな土壇場で」


 踊り本番まで4カ月余りのこの時期での方向転換を懸念する声も多い。

 「こんな土壇場に委員会を解散して何を考えているのか理解に苦しむ」(阿南市・41歳)


理解に苦しむのではなく、理解が及ばないのかと。土壇場の方向転換ではなく、ずっと以前からいろいろ考えて「いた」と思われます。地理でも英語でも物理でも、比較的得意な科目で東大の過去問を一問でも解いてみたら「偶然はない」ことがよく分かりますよ。


 「このタイミングは急すぎる」(鳴門市・34歳女性)

 「残り4カ月で体制を整えることができるのか心配」(北島町・67歳男性)


仮に、それほど良い結果が望めなかったとしても、「キョードー東京に決められたこと」と「街で決めたこと」ではどちらが納得がいくでしょう。我が身に落とし込んでみても、他人に人生を勝手に決められたり軽んじられることほど虚しいことはないのではないか。ここ徳島には阿波踊りは人生そのものという方々が数多く存在する。


「政争の具」


そう言っておけば幾らかは当たっている(地球上に生きる万人にとって)テンプレありがとうございます。


 踊り運営の民間委託方式は遠藤彰良前市長の遺産。それが否定されたかたちになったのを受け、徳島の財産である阿波踊りが政争の具になっているのではないかとの指摘もあった。


遺産というワードの選択にそもそも偏りを感じます。レガシーではないでしょう。英語の意味では「亡くなった人が残した財産」ですが、日本的な文脈「政治的業績」として用いたのでしょう。「時代遅れの」という日本語もあるのでご注意を。


 「首長が変わるだけで方針が180度変わるなら何も進まない」(徳島市・50歳女性)


 「今後の方針が何も示されておらず、遠藤市政の否定としか考えられない」(徳島市・57歳女性)

 「政争の具」(つるぎ町・60歳男性)


>50歳女性


100%先進的な何かが進んでいるだろう、と以上の見解を持つ私は確信しています。


>57歳女性


否定としか…。お察し💦

我々は否定だけでは立ち行かない時代をバブル崩壊以降、生きてきました。


>「政争の具」


皺の無いツルっとしたご回答、ありがとうございます。


以下、省略。


「キョードー東京の演出楽しみだった」


 民間共同事業体を構成する3社のうち、全体を統括する役割だった大手イベント会社・キョードー東京による運営や演出に期待していた人から落胆の声も届いた。


 「ライブや夏フェスのようにリストバンドを付けて演舞場を行き来するなど、キョードー東京の提案する新しいスタイルの阿波踊りの楽しみ方を期待していたのに残念」(阿南市・45歳女性)


「問題ない」は12人のみ


 「問題ない」と実行委の対応を支持したのは12人にとどまった。今後の徳島市の対応に期待する声などが寄せられた。


 「徳島市が責任を持って実行してください」(阿南市・77歳男性)

 「開催されるよう願っている」(石井町・32歳女性)

 「市民のための、徳島のための阿波踊りになるための痛みだと思えば仕方ないこと。若い、しがらみのない市長を信じている」(徳島市・57歳男性)


 そのほか、27人が「分からないが、次の阿波踊りが心配」と回答。22人が「その他」を選び、「阿波踊りの原点に帰り、基軸をしっかりして若い人の意見を参考にしてほしい」「祭り本来の目的から離れてしまっている」などの意見を寄せた。


「踊り手や踊りファンは置いてけぼり」


 混乱が続く阿波踊り。興業の視点から語られがちだが、原点に立ち戻るべきだとの意見も。


 「阿波踊りはお祭りであって、お金もうけ(のツール)ではない。お金の問題が発覚してから、楽しめなくなったし、県外の人にも勧めにくくなった。これを機に初めからやり直して、新しい阿波踊りをつくってみてはとも思う」(徳島市・41歳女性・「分からないが、今夏の阿波踊りが心配」と回答)

 「事業者の言い分をうのみにはできないが、話し合いの機会を持たず、一方的にと言うのはあまりにも非常識。採算やもうけ、責任などが優先され、踊り手や踊りを心待ちにしている人はいつも置いてけぼり」(勝浦町・47歳女性・「不適切だ」と回答)


 昨年4月の実行委員長就任時、「次回は今までにない、わくわくするような阿波踊りを世界に発信したい」と抱負を語った内藤市長。徳島県民は今、次の阿波踊りに向けてわくわくしているだろうか。