野となり、山となる / At one with field.

photo: Mai Narita

録音の勉強会|フィールドのとらえかた

フィールドレコーディング実践編|

ホッホツァイツカペレとテニスコーツの船出


フィールドレコーディング」という言葉が一般的になりつつある昨今。身近な機材を使ってレコーディング=録音をはじめたり、録音するフィールド=環境・対象についてあれこれ考えたりしている人が少しずつ増えてきています。音楽の1ジャンルとしての言葉の使われかたもありますが、そもそも、ここで言われている「フィールド」とは? また「レコーディングする」という行為をどう考えたらいいのでしょうか。専門的な知識だけではなく、日常のなかの実践や思いつきから出発し、参加する人たちと一緒に勉強していくような機会をつくれたらと考えています。


本勉強会のテーマは「フィールドのとらえかた」。京都を拠点に活動するサウンドエンジニアの東岳志(あずま・たけし)とともに、録音された音についてだけではなく、録音という行為のあり方、そもそもの目的、採集した音がどんな環境で再生されるか、それを受ける知覚(聴覚だけではないとらえかた)など、一つひとつ立ち止まって掘り下げていきます。


録音の道具は、参加者が普段使っているスマホ・ICレコーダーなど、身近な機器でok。また、フィールドレコーディング実践編として、希望者には11月17日(木)に大阪で開催される船上ライブイベント「ホッホツァイツカペレとテニスコーツの船出」の公開録音への参加と、半額割引での乗船も。どうぞ、よろしくお願いします!

録音の勉強会|フィールドのとらえかた

日付:2022年11月11日(金)※終了しました

会場:京都・出町柳「山食音」

時間:開場18:00、開始18:30、終了予定20:30-21:00

参加:5,000円(予約のみ、9名限定)


講師:東岳志(サウンドエンジニア/山食音)

話す内容:

・場所なのか、物なのか

・耳がしていること

・東岳志の実践

・レコーダーのしていること

東岳志 / Takeshi Azuma

南インドのミールスを中心としたベジ食堂と、登山用具ブランド「山と道」のショップを兼ねた京都「山食音」店主。サウンドエンジニアとして映画や演劇の録音・音響も手がける。

https://www.instagram.com/azm2012/

フィールドレコーディング実践編|ホッホツァイツカペレとテニスコーツの船出

日付:2022年11月17日(木)

集合・帰港:大阪ドーム千代崎港

料金:各3,500円 ※各回13名限定/録音の勉強会参加者は別枠・別料金

録音・撮影:野となり、山となる[東岳志(山食音)+永江大+成田舞]

船:Ship of Fools

ビジュアル:廣田碧(看太郎)


第1部 テニスコーツ、南へ行く ※終了しました

時間:受付開始15:30、出港16:00、帰港17:30〜18:00予定

乗船:テニスコーツ


第2部 ホッホツァイツカペレ、北へ行く ※終了しました

時間:受付開始18:30、出港19:00、帰港20:30〜21:00予定

乗船:Hochzeitskapelle(ホッホツァイツカペレ)from Germany

 ゲスト=テニスコーツ

ホッホツァイツカペレ / Hochzeitskapelle

ドイツ語でウェディング・バンド。The Notwist、Spirit Fest、Lali Puna、13 & Godのマーカス・アーハー(drums)と弟のミヒャ(tuba, trumpet)、イフィー(viola, tuba)、アレックス(banjo)、マティアス(trombone)の5人から成る新型ブラスバンド from ミュンヘン。

サン・ラ、ムーンドッグ、エリオット・スミス、フランソワーズ・アルディ、ジョー・ミーク、ビル・ウェルズ、テニスコーツなどなど、世界中から楽曲を探し、アレンジと即興を交えたオリジナルなスタイルでカバーする。通常のライヴスペースではなく、レストランやバー、川や湖のほとりなど、人々が飲んだり踊ったりする場を好み演奏、街中をパレードするなど、オルタナティヴなブラスバンド・シーンを形作り、人々に愛されている。

これまでに2枚のアルバムとカマ・アイナとのコラボレーション・アルバムをリリース。2019年夏初来日、テニスコーツ、ざやえんどう、カマ・アイナら日本の音楽家達との「Alien Parade Japan Tour」で日本各地を巡った。

テニスコーツ / Tenniscoats

さや (Vocal)と植野隆司 (Guitar)が学生時代に出会い、1995年よりmajikickレーベル始動。以後、多くのバンドを主宰/参加し、近年は、Spirit Fest、管楽団ざやえんどう など。国内・海外でアルバムリリース、コラボレーション多数。2020年、ストリーミングサイトMinna Kikeruを仲間と立ち上げ、運営に携わる。インディミュージシャンの音楽を広く掲載する。コンピレーション『Minna Miteru』シリーズ編纂も行う (2021, 2022 Morr Music ドイツ)。

インフォメーション

リリース

池間由布子 12"レコード『野となり、山となる』

2018年7月22日発売(out of stock)

https://aowf.bandcamp.com/album/at-one-with-field


夏と秋の境目、京都・沢池にて歌い手・池間由布子と行なったフィールドレコーディングの音源をレコードにカッティングしました。まだ日の高い、さまざまな生き物の活動的な時間を切り取った「Side: DAY」。夜の帳が下りてゆく空気感を音楽とともに聴く「Side: DUSK」。両面を通して、空間の広がりと時間の移り変わりを、音のその奥から感じることのできる作品となりました。ジャケットのアートワークは写真家・成田舞、デザインは坂脇慶が担当。


アーティスト:池間由布子

タイトル:野となり、山となる

レーベル:At One With Field.

フォーマット:LP+データ

価格[2019年6月現在]:¥3,000(税別)