ここは,認知科学学会「芸術と情動」研究分科会のホームページです。
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目的
私たちはすばらしい芸術を目の前にしたとき,心をうたれ,得も言われぬ感情が湧きあがり,別世界にいざなわれるような感覚に包まれることがあります。私たちの心を揺さぶるモノとは一体何なのか?また,それを創作する背景にはどのような認知過程が存在するのか?本研究分科会では,“芸術”という人間の高次な精神活動の産物を神経科学,行動学など様々な手法で分析し,あらゆる側面からその解明を目指します。
本研究分科会では,絵画,彫刻,書道,陶芸,音楽,演劇,能,狂言,歌舞伎,文楽など,あらゆる芸術の表現手法を研究対象とします。
Antonio CANOVA作 大理石 アモールの接吻で蘇るプシュケ
愛の神アモールと精神の女神プシュケを題材にした彫刻作品
2025年
研究会「アファンタジアと創造性:視覚的イメージは想像/創造の核なのか?」についての活動レポート
2月20日に立命館大学の朱雀キャンパス(京都)にて本分科会との共催で開催いたしました研究会について、
以下のwebページで活動レポートが掲載されております。
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研究会「アファンタジアと創造性:視覚的イメージは想像/創造の核なのか?」のお知らせ
2月20日に立命館大学の朱雀キャンパス(京都)にて、以下の通り、研究会「アファンタジアと創造性:視覚的イメージは想像/創造の核なのか?」を本分科会との共催で開催いたします。
ご興味に触れました方、ぜひご参加いただければ幸いです。
研究会タイトル:アファンタジアと創造性:視覚的イメージは想像/創造の核なのか?
概要:親しい人の姿、小学校の校庭などを思い出す時、どれほど鮮明なイメージが思い浮かぶだろうか。そのイメージは視覚的なものか、言語的なものだろうか。心的イメージは様々な認知能力において中核的な役割を果たすことが想定されるが、近年心的イメージの個人差の例としてアファンタジアが注目されている。視覚的イメージの鮮明さ、モダリティなどの個人差は私たちのイマジネーションや創造性にどのような影響を与えるのか、また、それを支援する方法について議論したい。
本研究会は参加事前登録制です。以下の参加登録フォームからご参加の登録をお願いします。
日時:2025年2月20日(木)
場所:京都 立命館大学朱雀キャンパス中川会館202 & Zoomでのハイブリット
Zoom:オンラインでの参加希望者に後日Zoom URLをお送りします
参加申し込み期間:2024.12.20〜2025.2.13. ただし、現地参加は定員に達し次第締め切ります。
参加費用:無料
参加登録フォーム:https://x.gd/uXlc4
プログラム(予定)
13:30〜13:40:開会挨拶・企画趣旨説明
13:40〜14:20:高橋純一先生(福島大学)「アファンタジア研究の現状」
14:20〜14:30:休憩
14:30〜15:10:佐原理先生(徳島大学) 「創造性はどこから来るのか: アファンタジアスペクトラムを通して、美術教育における認知的多様性と包括的なアプローチの重要性を考える」
15:10〜15:20:休憩
15:20〜16:00:高橋康介先生(立命館大学)「視覚イメージの多様性を描出する」
16:00〜16:30:総合議論
16:30〜17:30:意見交換会(意見交換会についてはスケジュールの都合上なくなる可能性があります)
共催:日本認知科学会 研究分科会「芸術と情動」、JST CREST「量子的認知状態の遷移とその効果:不定性の価値と制御」
企画者:石黒千晶、石津智大、大黒達也、布山美慕
問い合わせ先:ishigurochiaki37@gmail.com、mifuyama@fc.ritsumei.ac.jp
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シンポジウム"Unfixing the Fixated Mind: Toward a Dynamic Understanding of Constraints and Creativity"のお知らせ
2/13(木)に東京大学にて本分科会との共催でシンポジウム
"Unfixing the Fixated Mind: Toward a Dynamic Understanding of Constraints and Creativity"が開催されますので、お知らせいたします。
情報は以下になります
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Symposium:
Unfixing the Fixated Mind: Toward a Dynamic Understanding of Constraints and Creativity
Abstract:
How can it be that a better move in a chess game lies so close to the one you’re considering, yet remains overlooked despite your best efforts to find an alternative? This phenomenon is known as fixation, and it not only emerges in problems with clearly defined objectives but also in tasks where the goals are less concrete—such as designing a spill-proof coffee cup or drawing a creative picture of cherry blossom viewing.
Fixation arises when we become locked into a particular way of thinking. Aiming to provide both theoretical and practical guidance for breaking free from a fixated mindset and nurturing creativity, this symposium begins with a broader perspective on fixation in a design context, examining the role of constraints in creative problem solving. Next, we focus on the negative effects of fixation and explore strategies to overcome it in open-ended problems. Finally, we take a practical look at collaboration as a way to relax our thinking, leading to more flexible and original idea generation.
Speakers:
Nathalie Bonnardel (Aix-Marseille Université, France)
Shijun Wang (Waseda University)
Sachiko Kiyokawa (The University of Tokyo)
Commentator:
Kumiyo Nakakoji (Future University Hakodate)
Date: February 13th (Thursday), 2025
Time: 15:00 – 17:40
Place: School of Education, 158 room, The University of Tokyo
Language: English
Organizers: Shijun Wang, Sachiko Kiyokawa, & Takeshi Okada
Sponsor: Arts and emotion SIG (Japanese Cognitive Science Society)
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2024年
シンポジウム「アートの学びと創造性を考える」International symposium “Exploring Art Learning and Creativity”のお知らせ (11/14更新)
本分科会との共催で「アートの学びと創造性を考える」International symposium “Exploring Art Learning and Creativity”を開催いたします.
どうぞ宜しくお願いいたします.
開催趣旨:STEAM育やアート思考といった言葉に代表されるように,特に創造性という側面に期待した,アートの学び,アートを通した学びがますます着目されている。実際,ミュージアム,学校,大学,企業,その他インフォーマルな場において,アートに関わる学びの実践はますます活発に展開されている。しかしながら,アートや創造性が注目される一方で,アートの学びに関する実証的な研究は日本ではあまり行われておらず,ミュージアムでの体験のプロセスや成果,ワークショップの効果を定量的に示した研究知見はほとんど見られない。そこでこのシンポジウムでは,Pittsburghからミュージアムの研究のトップランナーである2名の研究者,アートの視点を用いたユニークなプログラミング教育の実践を展開している高田氏を招き,アートの学びのユニークな特徴とは何か,それをどのようにアプローチするかを考える機会としたい。
■日時:2024年11月23日(土) 13:30-17:00
■会場:東京大学本郷キャンパス・教育学部棟158号室
■対象・参加費:どなたでも参加可能・無料
■申込フォーム:
https://forms.gle/82BvsTugSHnJh6R96
■プログラム
〇はじめに 13:30-13:45
縣 拓充(千葉大学)
〇Art and creativity in STEAM education: The role of museum programming 13:45-14:35
Kevin Crowley(University of Pittsburgh)
〇Considering outcomes for encounters with art in the museum 14:35-15:25
Karen Knutson(University of Pittsburgh)
(休憩)
〇IoT家電を用いたFamily Creative Learning 15:40~16:20
高田和豊(パナソニックホールディングス)
〇ディスカッション 16:20~17:00
※英語による発表やディスカッションに関しては,通訳が入る予定です。
■企画:縣 拓充(千葉大学)・岡田 猛(東京大学)
・主催:JSPS科研費・基盤研究(C)「『アート的視点』を組み込んだ創造のスキル・態度を促す教育プログラムの構築」(課題番号21K02767)
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「AIは美を理解するのか?人間の審美性との繋がりを探る」第19回次世代知能科学研究センター連続シンポジウムのお知らせ (10/17更新)
本分科会との共催で「AIは美を理解するのか?人間の審美性との繋がりを探る」第19回次世代知能科学研究センター連続シンポジウムを開催いたします.現地・オンラインのハイブリッド形式で行います.ご視聴いただけますと幸いです.
どうぞ宜しくお願いいたします.
主催:東京大学AIセンター(次世代知能科学研究センター)
共催:日本認知科学会 研究分科会「芸術と情動」
日時:2024年11月13日 14:30-18:00
会場:福武ホール, 東京大学本郷キャンパス
開催趣旨:
従来,芸術や審美的感覚,創造性のような感性は人間に特有の機能といわれてきた.一方で,近年,急速に発展している生成AIでは,絵画や音楽のような芸術の生成においても威力を発揮するようになっている.本シンポジウムでは,人間の脳はどのように美を感じているか,さらに,AIが生成する芸術作品との相違点について議論する.
プログラム:
14:30〜14:35 開会挨拶
14:35〜14:45 大黒達也(東京大学AIセンター)「概要説明」
14:45〜15:25 石津智大(関西大学)「神経美学的観点に基づく,人間の美」
15:25〜15:40 休憩
15:40〜16:20 野村理朗(京都大学)「AIと言語芸術・俳句」
16:20〜17:00 徳井直生(株式会社Qosmo/Neutone・滋賀大学)「AIが生成する音楽と創造性」
17:10〜18:00 「パネルディスカッション:AIの美・人間の美」大黒達也,石津智大,野村理朗,徳井直生
18:15〜 意見交換会
対象:
本学教職員、学生、一般の方等どなたでも
参加費用:
無料
会場:
ハイブリッド開催(福武ラーニングシアター & Zoom)
【会場で参加される場合】
※会場で参加できるのは「会場参加チケット」を購入された方のみです。「オンライン参加用チケット」では、会場参加できませんので、チケット購入の際にはお間違えのないようお気をつけください。
・福武ラーニングシアター 会場地図
【オンラインで参加される場合】
時間になりましたら、Peatix本イベントの視聴ページもしくはメールでご案内したURLをクリックしてご参加ください
申し込み方法:
以下のURLから事前に参加登録をお願いします。オンライン参加の方には後日、ZoomのURLをPeatixメッセージからお送りいたします。
※ブラウザーによっては表示がされないケースがあります。その際は、下方のお問い合わせにご連絡ください。
https://ai-u-tokyo-symposium19.peatix.com
アーカイブなどについて:
イベント終了後にアーカイブ動画とレポート記事を公開する予定です。公開しましたらPeatixのメッセージでお知らせいたします。
また、過去のアーカイブはこちらからご覧いただけます。
https://www.ai.u-tokyo.ac.jp/ja/activities/act-archive
お問い合わせ:
東京大学AIセンター(次世代知能科学研究センター):symposium-office▲ai.u-tokyo.ac.jp(「▲」を「@」記号に換えてください)
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「音楽の身体知」国際シンポジウムのお知らせ (5/2更新)
本分科会との共催で「音楽の身体知」国際シンポジウムを開催いたします.現地・オンラインのハイブリッド形式で行います.ご視聴いただけますと幸いです.
どうぞ宜しくお願いいたします.
https://sites.google.com/view/music-symposium/jp
主催:東京大学次世代知能科学研究センター (AIセンター) 連続シンポジウム、JSPS国際共同研究加速基金「音楽の身体知(研究代表者 大黒達也)」
共催:日本音楽知覚認知学会、日本認知科学会 研究分科会「芸術と情動」
日時:2024年5月26日
会場:福武ホール, 東京大学本郷キャンパス
開催趣旨:音楽はヒトの進化や発達において深く関わってきた.近年,急速に発展してきた生成AIでは,絵画や音楽のような芸術の生成においても威力を発揮するようになっている.このような状況の中,我々は改めて「ヒトと音楽」の関係を考える必要に迫られている.本イベントでは,ヒトはいかにして音楽を獲得し,そして生成してきたかを「身体と脳」の観点から議論する.
※講演はすべて英語で行われます
総合司会:大黒達也(東京大学AIセンター 准教授)
13:00〜13:05 開会挨拶
セッション1「身体感覚と脳」
Chair: Vincent Cheung (Sony CSL)
13:10〜13:40 「TBA」 大黒達也(東京大学AIセンター 准教授)
13:40〜14:10 「TBA」 田中友香里(京都大学大学院教育学研究科 特定講師)
14:10〜14:40 「TBA」 高橋宏知(東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
セッション2「運動と生成」
Chair: 松永理恵 (神奈川大学人間科学部 准教授)
14:55〜15:25 「TBA」 藤井進也(慶應義塾大学環境情報学部 准教授)
15:25〜15:55 「TBA」 橘亮輔(産業技術総合研究所 主任研究員)
15:55〜16:25 「TBA」 Daniela Sammler (Max Planck Institute for Empirical Aesthetics, Group leader)
16:25〜16:55 「TBA」 飯田 史也 (University of Cambridge, Professor)
特別講演
Chair: 大黒達也(東京大学AIセンター)
17:15〜18:15 「TBA」 Prof. Stefan Koelsch (Bergen University)
18:20〜18:25 閉会挨拶
対象:
本学教職員、学生、一般の方等どなたでも
参加費用:
無料
会場:
ハイブリッド開催(福武ラーニングシアター & Zoom)
【会場で参加される場合】
※会場で参加できるのは「会場参加チケット」を購入された方のみです。「オンライン参加用チケット」では、会場参加できませんので、チケット購入の際にはお間違えのないようお気をつけください。
福武ラーニングシアター 会場地図URL
https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
【オンラインで参加される場合】
時間になりましたら、Peatix本イベントの視聴ページもしくはメールでご案内したURLをクリックしてご参加ください
申し込み方法:
以下のURLから事前に参加登録をお願いします。オンライン参加の方には後日、ZoomのURLをPeatixメッセージからお送りいたします。
https://ai-u-tokyo-symposium16.peatix.com/
2023年
日本認知科学会 冬のシンポジウム「芸術体験に伴う情動と身体性」のお知らせ
芸術体験に伴う情動と身体性
https://www.jcss.gr.jp/meeting/entry-433.html
〇開催日時
2023年12月17日(日)13:30~17:30
〇参加費
認知科学会の会員,非会員ともに無料です.
〇参加方法
会員,非会員ともに,現地参加の場合,事前参加申込は不要です.当日ご来場ください.
ただし,冬のシンポジウムにオンラインで参加される場合は,「〇会場」に記載したZOOMのURLから事前登録してください(なお,ZOOMで配信されるものは冬のシンポジウムのみで,運営委員会と総会は配信されません).
〇会場
東京大学本郷キャンパス
赤門総合棟※A200号教室
https://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/address/map-j.html
※赤門総合棟の西通用口(赤門に近い方の入口)のみ当日解錠される予定です.
お気をつけください.
エレベーターで2階にあがってください.
当日,ZOOMでも配信されます.オンラインで参加される場合は,次のURLにアクセスして事前登録をお願いします.お名前,メールアドレス,ご所属をご記入ください.
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZwvcO6oqj8uEtH9T4G_8bA0Zmfkur_Dzbhx
ミーティングID 882 7704 4485
パスコード 089024
〇企画趣旨
本シンポジウムでは,音や絵などの単純な知覚から,どのようにして芸術的感動へと昇華するのか,その芸術鑑賞の基礎過程における身体と情動の観点から議論する.例えば,聴覚や視覚などの外受容感覚以外の身体感覚(内受容感覚や固有感覚)との結びつき,あわせて,美的評価と身体性,芸術鑑賞時の感嘆と触発,といった議論を展開することで,認知科学における情動と身体性の議論を拡張したい.
〇話題提供者(敬称略)とタイトルと概要
大黒達也(東京大学)
「脳の予測処理に基づく,音楽の情動と身体化に関わる認知メカニズムの理解」
音楽は,文化や時代を超えて人間の芸術的経験を深く形作ってきた.しかし,音楽が実際に心身にどのような影響を及ぼすのかはまだ十分には理解されていない.本講演では,脳の予測処理を通じて,音楽がどのようにして身体感覚や情動を引き起こすのかに関してお話しする.特に近年,音楽の不確実性と予測誤差の時間的な「ゆらぎ」が,心臓や腹部に限局した身体感覚や情動を引き起こすこと,さらに,これらの身体感覚が美的評価と関連していることを示した.本講演ではこれらの知見に基づいて,脳の予測処理に基づく,音楽の情動と身体化に関わる認知メカニズムについての新たな仮説を提案する.
石津智大(関西大学)
TBA
松本一樹(獨協大学)
「芸術作品への「視点」はどのように獲得され、何をもたらすか?」
人は芸術作品を鑑賞する際、どのようなケースでも同じように作品の情報を処理するのではなく、何らかの形で処理過程を特殊化するような「視点」を持って作品に接していることが多い。例えば初心者が絵画の中でも目立つ視覚的特徴に注意を向けるのに対して、熟達者は美術史的な側面や構図などを考察する視点を有することがある。このような「視点」が獲得される過程と、それに伴って作品経験が変化する様子について、複数の実験結果に基づいて議論を行う。特に鑑賞者の身体的な経験に焦点を当て、「視点」は脱身体化した純粋に認知的なものではなく、文字通り「(身体的に)どう見るか」という身体現象と密接に関わっていることについて、仮想空間 上の運動測定データ等も用いて考察を試みる。
三浦慎司(名古屋大学)
「絵画や日本刀,映像作品に対する美的評価・印象評価と身体性」
近年,美や芸術における身体性の重要性が指摘されつつあるが,身体動作や身体状態が作品に対する美的評価や印象評価を変えることを示した研究はほとんど存在しない.そこで,発表者は,これまでに①天井画や壁画を鑑賞するときの身体姿勢,②刀で物を斬るときの身体動作と見た目の変化,③応援にかかわる身体動作,の3つに着目して実験的検討を行ってきた.本講演ではこれらの研究を紹介し,作品に宿る美や力強さをより一層増幅するためには,作品を観察したり作品と身体を通じた相互作用をしたりするときの知覚運動経験が重要であることを主張する.
〇指定討論(敬称略)
宇野重規(東京大学)
〇タイムテーブル
13:30-13:40 開会,概要や注意事項などのアナウンス
13:40-14:10 話題提供1 大黒達也(東京大学)
14:10-14:15 話題提供1に対するフロアからの質問
14:15-14:45 話題提供2 石津智大(関西大学)
14:45-14:50 話題提供2に対するフロアからの質問
14:50-15:00 休憩
15:00-15:30 話題提供3 松本一樹(東京大学)
15:30-15:35 話題提供3に対するフロアからの質問
15:35-16:05 話題提供4 三浦慎司(名古屋大学)
16:05-16:10 話題提供4に対するフロアからの質問
16:10-16:20 休憩
16:20-16:40 指定討論 宇野重規(東京大学)(進行 佐藤由紀(玉川大学))
16:40-16:50 話題提供者からレスポンス
16:50-17:25 フロアとのディスカッション
17:25-17:30 閉会
〇企画
芸術と情動
身体、システム、文化
〇問い合わせ先
winter_sympo[あっとまーく]jcss.gr.jp
[あっとまーく]を@に置き換えてください.
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シンポジウム「「無心」の心理学Ⅴ」を開催しました。
(日本心理学会第87回大会(2023年9月@神戸国際会議場)にて、本分科会との共催形式で開催)
「無心」の心理学Ⅴ
「無心」は多様なコンテクストから語られ、その曖昧性と多義性に厚みを持つ。コロナ禍も一服した今、本年度のシンポジウムは「無心」に加えて新たに「いき(九鬼周造)」をコンセプトとして立ち上げ、この両者を映し鏡としつつ「無心」像へと迫りたい。はじめに言語芸術は川柳の“おもろさ”を予測するAIについて、自然言語処理のモデル構築によって得られた最新知見を紹介する。続いて身体性は、伝統芸能の「能」とその熟達化過程について、とくには内受容感覚の観点から「無心」の周縁部へと迫る。また身体競技における「無心」の構成要素について、自己志向性等の個人差を取りあげて考察する。さらには先端技術により自己主体感を人為的に操作すると「無心」に内包されるリスクが露わとなる過程を指し示する。そうして得られた知見を総合し、「無心」に通底するグラデーションを光と影の両側面から描きつつ、ポストコロナ時代を生きる知恵の一端を掴むことができれば幸いである。
企画・司会 野村理朗(京都大学)
話題提供 野村理朗(京都大学)
話題提供 小池 光(京都大学)
話題提供 田中美吏(武庫川女子大学)
話題提供 高橋英之(大阪大学)
指定討論 岡田 猛(東京大学) (敬称略)
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オンライン・シンポジウム「「Arts-Based Methods in Education Research in Japanー日本におけるアートに基づく教育研究ー」のお知らせ (3/12更新)
*視聴には事前の申し込みが必要です。ご興味のある方は下記の「申し込み」より事前に申し込みください。
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関係各位
(告知を重複してお受け取りの節はご容赦下さい)
東京大学芸術創造連携研究機構の高木紀久子と申します。
下記掲載の通り2023年3月18日(土)に芸術と情動分科会のオンラインシンポジウムを開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
シンポジウム「Arts-Based Methods in Education Research in Japan
ー日本におけるアートに基づく教育研究ー」ご案内
このたび、2022年3月に刊行されたArts-Based Methods in Education Research in Japan (Brill社)に関するシンポジウムを開催いたします。
この本では幼稚園から大学院、そして博物館の教育普及など多様な「アートと学び」について、最新の実践研究がまとめられています。本の中では、日本におけるArts-Based Research (ABR)のこれまでの展開,学術研究への芸術実践の導入、日本における演劇教育の最新トレンドといった内容が紹介されていますが、今回のシンポジウムでは、本の内容に即した実践研究の紹介だけでなく、今後の美術教育研究の進むべき方向性についても議論いたします。
日時:2023年3月18日(土)13:00〜16:30(終了予定)
方式:ZOOMによるオンライン開催
登壇者:縣拓充、笠原広一、小林由利子、小松佳代子、髙木紀久子
参加費無料:(事前登録制先着300名)
主催:日本認知科学会芸術と情動分科会
共催:東京大学芸術創造連携研究機構
企画:石黒広昭・岡田猛・小松佳代子・髙木紀久子
申し込み:https://forms.gle/zo9UsnhGaNR8M6CR6
プログラム
13:00〜基調講演 小松 佳代子(長岡造形大学)
「Arts-Based Methods in Education Research in Japan ―背景・内容・可能性」
13:45〜講演1 笠原 広一(東京学芸大学)
「ABRとA/r/tographyが日本の教員養成と美術教育にもたらすもの」
14:30〜講演2 縣 拓充(千葉大学)
「教養教育におけるアートプロジェクトを通した創造的思考の育成」
15:15〜講演3 小林 由利子(明治学院大学)
「日本におけるミュージアム・シアターの可能性
-ドラマ・ワークを通して「ハンズ・オン」から「マインズ・オン」へ-」
16:00〜総合討論
16:30 終了予定
モデレーター 髙木紀久子(東京大学)
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2022年
2021年
オンライン・シンポジウム「アートと学びの可能性を探る:その1 学校・大学における実践」のお知らせ (11/22更新)
*視聴には事前の登録が必要です
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日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会では、12月12日(日)に下記のイベントを開催します。
本イベントは参加申し込みが必要です。ご興味のある方は、参加申し込みフォーム(https://forms.gle/6M2xsqWSzanWiFxj7)よりお申込みください。
後日、ご入力いただいたメールアドレス宛にZOOMのURLをお送りいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
――――
オンラインシンポジウム『アートと学びの可能性を探る:その1 学校・大学における実践』
◆概要
・開催日時:2021年12月12日(日) 13:30-16:00
・開催方法:ZOOM(要事前申込・定員200名)
・参加費:無料
・申込URL:https://forms.gle/6M2xsqWSzanWiFxj7
◆プログラム
13:30-13:50 企画主旨・挨拶 縣 拓充(東北大学)
13:50-14:20 招待講演 西村德行(東京学芸大学)
14:20-14:50 講演 中野優子(東京大学)
15:00-15:30 講演 石黒広昭(立教大学)
15:30-16:00 ディスカッション
企画:縣 拓充・中野優子・岡田 猛(東京大学)
共催:東大芸術創造連携研究機構(ACUT)/TAC(Talks on Arts and Creativity, U Tokyo Okada Lab)
◆企画主旨
「アート」と「学び」が接続された実践は、フォーマル・インフォーマルの隔てなく、年々増加していると言ってよいだろう。学校では、「美術・図画工作」「音楽」といった教科に加え、アーティストやプロの表現者を招いた取り組みが珍しいものではなくなりつつある。美術館や劇場では、ワークショップに代表されるプログラムが精力的に展開されている。そのほか、芸術祭や地域のアートプロジェクト、アーティスト・イン・レジデンスの事業などにおいて、アーティストと市民や子どもが出会い、協働するような活動は各所で見られる。
上記いずれにも共通して、実践レベルでは日々新しい試みが探究されているものの、そのプロセスや成果が実証的に検証されることは多くない。それゆえ、それぞれの中でどのような学びが生起しているのか、アートの実践の中で得られるユニークな学びとは何か、それはどの程度のインパクトを持つのか、その学びは何に支えられているのかといったことは、十分に整理されていないと言える。また認知科学研究に関して言えば、創造・鑑賞時の認知過程やメカニズムに関する知見が比較的得られている一方で、アートに関わる学習研究は大きく立ち遅れていると言えるだろう。
このシンポジウムでは、アートを通した学び、アートによる学び、あるいはアートという学びについて、実践的な研究の知見を基にしながら議論するものである。今回は「その1」として、主に学校や大学を舞台にした実践や研究を紹介いただき、「アートと学び」の可能性を探る。
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2020年
東京大学芸術創造連携研究機構主催
オンライン・シンポジウム「コロナ時代のアート」のお知らせ (6/18)
*視聴には事前の登録が必要です
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関係各位
季節は初夏を迎える頃になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
6月21日(日)に開催します表題のオンラインシンポジウムのご連絡を差し上げます。
新型コロナの状況もまだ不確定で、今も多くの芸術関係のイベントが中止になり,芸術家の生活基盤が脅かされるといった事態が続いております。
芸術文化に対する支援等の動きも少しずつ始まっていますが、まだまだ先が見えない状態と言えましょう。
このシンポジウムでは芸術の研究者や芸術家の方々をお招きして,「コロナ時代のアート」というテーマのもと、新型コロナの「いま」「ここで」アートは何ができるのかを中心に話題提供やディスカッションを行いたいと思います。
アートが活性化するためにどの様な支援が必要かという問いも重要で喫緊のものでありますが,このシンポジウムでは,社会や市民、それを支えるテクノロジーや環境まで含めて、多様な領域からアートができることを議論いたします。話題提供者には尾竹永子氏、筧康明氏、中村政人氏、藤井慎太郎氏をお招きし、東京大学芸術創造連携研究機構の岡田猛、加治屋健司、髙木紀久子が登壇いたします。
複数からご連絡差し上げておりますので、重複して受け取られた方はご容赦お願いします。
当日のご参加にはZoomのウェビナーの事前登録が必要となります。先着500名となりますが、後ほど記録映像を公開する予定です。
皆さまのご参加お待ちしております。
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「コロナ時代のアート」
日時:2020年6月21日(日)13時30開演 15時30分終了予定
方法:Zoomウェビナーによるオンライン・シンポジウム
登録申込先:https://zoom.us/webinar/register/WN_MzyoadslSHuWU__s1pFzMA
主催:東京大学芸術創造連携研究機構
後援: 公益財団法人 石橋財団
参加費:無料
企画:岡田猛・髙木紀久子(東京大学芸術創造連携研究機構)
司会:髙木紀久子 (東京大学)
挨拶:岡田猛 (東京大学)
話題提供者:
藤井慎太郎(演劇・文化政策,早稲田大学)
尾竹永子(ムーブメント・アーティスト)
中村政人(美術,アーツ千代田,東京藝術大学)
筧康明 (メディアアート,東京大学)
ディスカッション:(モデレーター 加治屋健司,東京大学)
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登録先URL QRコード
2019年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 2019年度第1回シンポジウムのお知らせ
『 動作により顕現される美へのアプローチ』
日時:2019年12月8日(日)13:00-17:30
会場:東京大学本郷キャンパス教育学部棟158号室(1階):https://bit.ly/2KS21wH
(赤門入って左斜め前方のレンガ造りの建物1階です)
参加費:無料
企画主旨:
芸術作品や芸術的な工芸品の数々は、私達の日々の生活を彩り、豊かな感性・情動体験をもたらしてくれる。近年では上記の感性・情動といった側面に対する社会的な興味も大きくなっており、その側面を強く含んだ芸術というものに対して、広い関心が持たれつつあると言えよう。実際に芸術作品や工芸品の有する美しさ・魅力の特徴・特性については、心理学や認知科学において、これまでも多様な観点からのアプローチが広く行われてきた。
本企画では、以上のアプローチの中でもあまり中心的には行われてこなかった動作や身体運動、そしてそれらに含まれる個人差に着目した研究を紹介していただき、議論を行いたい。具体的には、国外の伝統的な工芸品の制作過程や高度に熟達した俳優の表現過程に関して、主に身体運動や形状に着目した解析を行っている研究者2名が招待講演を、舞踊家の即時的な協調過程に関する検討を行っている企画者1名が講演を行い、その後フロアも含めた議論を広く行う予定である。以上の講演・議論を通して、制作者・表現者のいかなる振る舞いによって私達の感じる美しさ・魅力が作品に内包されていくのか、そしてその内包される過程を科学的に捉えるためにいかなる枠組みが必要とされるのか、議論を行うことを考えている。なお、招待講演者2名は対象とする領域に対する深い理解と興味・関心も有しており、研究内容に加え、以上の観点も反映された多様な議論を広く展開していきたい。
プログラム
13:00-13:15 主旨説明
13:15-14:00 招待講演①:佐藤 由紀(玉川大学)
14:00-14:15 休憩
14:15-15:00 講演:清水 大地(東京大学)
15:00-15:15 休憩
15:15-16:25 招待講演②:野中 哲士(神戸大学)
16:25-16:35 休憩
16:35-17:00 指定討論:岡田 猛(東京大学)
17:00-17:30 全体討論
2018年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 共催シンポジウム(日本認知科学会2018年度冬のシンポジウム)のお知らせ
『大学で「わざ」を教えるユニークな教育』
(更新:2018年12月7日:
会場の部屋番号に誤りがありましたので訂正させていただきます。
誤) 東京大学本郷キャンパス 赤門総合棟 A202
正) 東京大学本郷キャンパス 赤門総合棟 A200
また、冬のシンポジウム前には同会場にて総会が開かれますので、こちらも奮ってご参加ください。
12:30 - 13:00 総会
)
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日本認知科学会2018年度冬のシンポジウムのご案内
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以下の通り,「大学で『わざ』を教えるユニークな教育」というテーマで,
冬のシンポジウムを開催いたします.ふるってご参加ください.
「大学で「わざ」を教えるユニークな教育」
企画趣旨
近年、文部科学省の指導を受けて、ほとんどの大学はディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーおよびアドミッション・ポリシーを策定し、学内外に発信しています。ディプロマ・ポリシーとは、どのような力を身につけた者に卒業を認定するかを定める基本的な方針であり、社会に輩出する学生の品質保証といえます。カリキュラム・ポリシーはそれを実現するための教育内容や、その評価方法の基本的な方針とされます。このような方針を学内外に示すことが求められたために、同じ学部や学科で履修できる科目の自由度が減少し、「杓子定規」なカリキュラムに移行しつつあるように思えます。その結果、学生ごとの多様性(個性)が減少しているように見えます。
シラバスには「この科目を認定されれば、○○のスキルを身につけられる」といったような表現をすることが求められますが、大勢の学生が一斉に聞く講義で、文科省が求める「学力の3要素」( 1)知識・技能、2)思考力・判断力・表現力等の能力、3)主体性を持って多様な人々と協同して学ぶ態度)を身につけられるのでしょうか。また、シラバスに「○○のスキルが身につく」と書いたからといって、学問を修めた者として必要な素養が身につくのでしょうか?教養の科目は別として、大学での教育は「徒弟制」のようなやり方が必要であるように思われます。
こうした状況を克服するためには、技の習得、体得を大学教育の目標との関係で検討することが必要であると思われます。また技の習得において見られる徒弟制やコーチングなどの教育方法の再評価も必要となるでしょう。本シンポジウムでは、技能、表現力、主体性をもって学ぶ態度を育む教育実践をされている方々を講師としてお招きし、大学教育のあり方を考える場となることを意図して企画しました。
日時:12月23日(日・祝) 13:00-17:20
場所:東京大学 本郷キャンパス 赤門総合棟 A200
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html
参加費:無料
共催:青山学院大学総合研究所「投射の科学」プロジェクト
連携SIG:芸術と情動(A&E), 教育環境のデザイン(DEE), 学習と対話(L&L),各分科会
13:00-13:05
企画趣旨・あいさつ
川合伸幸(名古屋大学)
13:05-13:50 「大学教育の新しいモデルを求めて:
良品生産、品質管理の発想を超える」
鈴木宏昭(青山学院大学)
13:50-14:35 「Playful Learning LiVE」
上田信行(同志社女子大学)+ girlsMediaBand X
+ 岡部大介(東京都市大学)
14:35-15:20 「大学で教えるマンガ制作」
石川俊樹(名古屋造形大学)
15:20-15:30 休憩
15:30-16:15 「生まれるを写す」
川嶋渉(京都市立芸術大学)
16:15-17:00 「専門家の「わざ」とは何か」
生田久美子(田園調布学園大学)
17:00-17:20 総合討論
企画・司会:川合伸幸・岡部大介
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日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 イベントのお知らせ
『 芸術×セラピー –臨床における創造的表現のプロセスについて– 』
(更新:2018年10月23日, 要旨およびプログラムの記載された資料を公開しました)
日本認知科学会会員の皆様
「芸術と情動」研究分科会からのイベントのお知らせです。
テーマ:「芸術×セラピー –臨床における創造的表現のプロセスについて–」
日時:2018年10月27日(土) 13:00〜16:30 (会場12:30)
場所:東京大学本郷キャンパス 教育学部158号室(赤門入って左斜め前方のレンガ造りの建物1階)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_09_01_j.html
参加費:無料
趣旨:諸芸術における表現を治療や支援の手段とするアーツセラピー(美術、ドラマ、ダンス、ミュージックなど)は,各専門領域の固有性と,それに携わるセラピストの臨床哲学や経験知に拠る専門的視点が融合され,対象者とセラピストの表現を通した相互関係のプロセスそのものが治療媒体となっていく創造的なアプローチである。“表現する行為”としての芸術的な観点と“変容していく自己”としての臨床的な観点に基づき,実践家の知見を通して人が主体的に芸術に関わる意味や意義についての示唆を得たいと思います。
企画・司会:高田由利子
話題提供者: 尾上 明代(立命館大学),藤木 晃宏(芸術造形研究所),
高田 由利子(札幌大谷大学)
コメンテーター:能智 正博(東京大学),川合 伸幸(名古屋大学)
プログラム:
13:00-13:05 挨拶: 岡田 猛(東京大学)
13:05-13:50 講演1: 尾上 明代(立命館大学)
「高齢者施設におけるドラマセラピー実践の意義
~創造性・自発性の視点から~」
13:50-14:35 講演2: 高田 由利子(札幌大谷大学)
「認知症高齢者における個人音楽療法の意味と意義
−即興的アプローチにおける相互交流の生成まで—」
14:35-15:20 講演3: 藤木 晃宏(芸術造形研究所)
「認知症リハビリにおける臨床美術とは」
15:20-15:30 休憩
15:30-16:30 総合討論
コメント:能智 正博(東京大学),川合 伸幸(名古屋大学)
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2017年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 共催シンポジウムのお知らせ
『表現と越境するジェンダー』
(更新:2017年10月5日)
科研費・一般公開シンポジウム
(企画/久保(川合)南海子・愛知淑徳大学)
テーマ:「表現と越境するジェンダー」
日時:2017年11月18日(土) 13:30-16:00
場所:安与ホール (JR新宿駅中央東口・徒歩1分)
http://www.yasuyo-hall.com/access
参加無料(事前申し込み制、先着定員180名)
趣旨:
このたび、科研費課題「現代女性の未婚・晩婚化とジェンダーのゆらぎ」(研究代表者・久保(川合) 南海子)の一般公開シンポジウムとして、「表現と越境するジェンダー」を企画いたしました。本課題の研究に関連するテーマとして、今回のシンポジウムでは、幅広い世代が日常で親しんでいるアニメやマンガ、映画や演劇などの表現にみる「男らしさ」「女らしさ」とはなにか、また、「男だから」「女だから」という枠にとらわれない、人間としてのありようをみつめたいと考えています。
講演者として、ベテランの声優であるだけでなく人気舞台の演出・作曲家でもある三ツ矢雄二さん、映画評論やテレビ番組でのコメンテーターとしてもご活躍の女装パフォーマーであるブルボンヌさん、トランスセクシャルの女優として舞台やドラマでさまざまな役柄に挑戦している高山のえみさんを お招きします。コメンテーターの鈴木宏昭先生(青山学院大学)には、認知科学を含めた幅広い視点からご意見や議論の種をいただき、現代の社会におけるジェンダーのあり方について考えてみたいと思っています。
<講演者>
三ツ矢雄二さん(声優/マルチクリエイター)
ブルボンヌさん(女装パフォーマー/エッセイスト)
高山のえみさん(女優/トランスセクシャル)
<コメンテーター>
鈴木宏昭先生(青山学院大学)
<司会>
久保(川合)南海子(愛知淑徳大学)
参加申し込み:
ご氏名・ご所属を明記して
kaken_gender1118@yahoo.co.jp
までお申し込みください
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日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 シンポジウムのお知らせ
『子どもと音楽』
(更新:2017年10月6日)
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 シンポジウム
テーマ:「子どもと音楽」
日時:2017年10月28日(土) 13:00〜16:30
場所:東京大学本郷キャンパス 教育学部158号室(赤門入って左斜め前方の白い建物1階)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_09_01_j.html
参加費:無料
趣旨:胎児期から学童期までの発達過程における子どもの音楽的行動について,発達心理学的な観点と教育実践研究の知見から,音楽の生態心理学的機能としての役割と意味について考察したいと思います。また、音・音楽をめぐる人との能動的なやり取り(母子間や生徒間など)と音楽的な発達との関連性を通し、子どもが主体的に音楽に関わる意味や意義についての示唆を得たいと思います。
話題提供者: 安達 真由美(北海道大学) 坪能 由紀子(開智国際大学)
丸山 慎 (駒沢女子大学/ヤマハ音楽振興会)
プログラム:
13:00-13:05 趣旨説明: 高田 由利子(東京大学大学院 学際情報学府)
13:05-13:55 講演1: 安達 真由美(北海道大学)
胎児期から乳児期における音楽のアフォーダンス
13:55-14:45 講演2: 丸山 慎 (駒沢女子大学/ヤマハ音楽振興会)
行為を基盤として音楽的発達を記述する
―子どもの探索行動と知覚/行為の相補的循環に着目して―
14:45-15:00 休憩
15:00-15:50 講演3: 坪能 由紀子(開智国際大学)
「音楽づくりとは」その理念と実践
15:50-16:30 総合討論
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2016年
国際シンポジウム(Art learning & creativity: Contemporary issues in formal and informal settings)のお知らせ
みなさま
平素より大変お世話になっております。東京大学教育学研究科の岡田猛です。
来る11月19日(土),11月20日(日)の2日間に渡り,東京大学本郷キャンパスにて芸術の学習・教育に関する国際シンポジウム(Art learning & creativity: Contemporary issues in formal and informal settings)を開催いたします。芸術教育,創造性,学習科学,生涯学習,博物館教育,インフォーマル・ラーニングなど関連領域の方々には,ぜひ奮ってご参加いただきたいと思います。
このシンポジウムは,科学研究費「図工・美術科教員の教師力養成のための教員研修プログラム構築とその効果に関する研究(代表小澤基弘)」研究グループ主催,日本認知科学会「芸術と情動分科会」共催,公益財団法人石橋財団後援で実施します。
シンポジウムのテーマとしては,広い意味での芸術の学習(art learning)について,
”Creating(What and how people learn through artistic experiences?)”,
”Appreciating(How do people appreciate art and how does that impact their learning?)”, ”Supporting(How can we design for and support art learning in formal, informal, and everyday settings?)”という3つの問いを設け,下記11名の研究者・実践者の講演を予定しております。
November 19th (Sat) 小柴ホール2階(初日と2日目は会場が異なります)
小柴ホール:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_25_j.html
· 14:00-14:10 Opening remarks
· 14:10-14:50 Takeshi Okada(University of Tokyo, Japan): Fostering artistic creation through encounters outside one’s own repertoire
· 14:50-15:30 Marion Botella (Université Paris Descartes, France) : Flexibility and social interactions: Two exercises to help art students to be more creative
· 15:30-15:50 Break
· 15:50-16:30 Motohiro Kozawa (Saitama University, Japan) : Integrating Poïétique and cognitive science to analyze the creativity learning process in a drawing course for art education majors
· 16:30-17:10 Jøran Rudi(NOTAM, Norwary): Applying creative principles in software design for music education: A case study
· 17:10-19:30 Reception and Poster session
November 20th (Sun) 福武ホール地下2階ラーニングシアター(初日と会場が異なります)
福武ホール:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_03_j.html
· 10:00-10:40 Erica Halverson (University of Wisconsin-Madison, USA) : How the arts can change teaching
· 10:40-11:20 Tatiana Chemi (Aalborg University, Denmark) : Arts learning & creativity: Contemporary issues in semiformal settings: the Danish Open School
· 11:20-12:00 Kevin Crowley (University of Pittsburgh, USA) : Learning in art, learning science: Pathways, practices, and potential problems
· 12:00-13:30 Lunch Break
· 13:30-14:10 Karen Knutson (University of Pittsburgh, USA) : An art learning ecosystem: Informal organizations partner to support the arts
· 14:10-14:50 Palmyre Pierroux (University of Oslo, Norway) : Group creativity in adolescence: Relational, cognitive, and material aspects of collaborative interactions
· 14:50-15:30 Francesca Bacci (University of Tampa, USA) : Bridging the experience of the body into the museum: Multisensory-digital curatorship
· 15:30-15:40 Break
· 15:40-16:30 Emily Pringle (Tate Modern and Tate Britain, UK) : The centrality of artistic practice to learning in the art museum
· 16:30-17:30 Discussion
Kumiyo Nakakoji (Kyoto University, Japan) : Discussant
Organizers: Takeshi Okada, Karen Knutson, Kevin Crowley, Motohiro Kozawa
なお,講演は英語で行われ,通訳はつきません。録音・録画はご遠慮願います。
参加費は無料で,予約は不要です。
お問い合わせは,okadasecアットマークp.u-tokyo.ac.jp (アットマークを@に変更して送信してください)まで。
2015年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 2015年度第2回研究会のお知らせ
『ことばの表現が生まれる舞台裏』
(更新:2015年10月19日)
10月31日(土)に今年度の第2回研究会を開催します。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日時:2015年10月31日(土) 13:00~16:00
会場:東京大学本郷キャンパス 教育学部156教室
(〒113-8654 東京都文京区本郷7−3−1)
本郷キャンパスまでのアクセス:http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cg
事前登録:不要 入場料:無料
日時: 2015年10月31日(土)13:00~16:00
場所: 東京大学本郷キャンパス 教育学部156教室
(本郷キャンパスまでのアクセスはこちら⇒ http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cg )
1)堀田あけみ(椙山女学園大学)
小説家による自身の創作過程についての話
2)工藤彰(東京大学)
小説創作における推敲の認知科学的研究
3)鈴木聡(劇団ラッパ屋)
戯曲作家による自身の創作過程についての話
4)絹川友梨(東京大学)
即興演劇の創作過程に関する認知科学的研究
堀田あけみ氏は,心理学のバックグラウンドと小説家としての経験をお持ちで,現在,椙山女学園大学では小説創作の方法を教えていらっしゃる方です。デビュー作の「1980アイコ十六歳」は文藝賞を受賞し,映画化もされています。
鈴木聡氏は,演劇,映画,テレビドラマ,新作落語の脚本執筆など幅広く活躍する戯曲作家です。グループる・ぱる「八百屋のお告げ」で第41回紀伊國屋演劇賞個人賞,劇団青年座「をんな善哉」で第15回鶴屋南北戯曲賞を受賞。
絹川友梨氏は,東京大学学際情報学府の院生で,即興演劇の俳優,ワークショップデザイナーとしても活躍しています。大学院では,即興演劇のビデオ記録とその俳優の内省報告に基づいて,演劇表現が生まれるプロセスを分析しています。
工藤彰氏は東京大学の特任助教で,小説家の推敲過程についての研究を行っています。認知科学の次号掲載の論文は,作家の舞城王太郎さんによる短編の推敲プロセスを数量的に分析したものです。
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 2015年度第1回研究会のお知らせ
『オープンソースハードウェアによる生体計測』
10月17日(土)に今年度の第1回研究会を開催します。今回は、自律神経系反応の計測に造詣の深い文京学院大学の長野祐一郎先生をお招きして講演をしていただき、その後、心臓血管系の指標の一つである指尖容積脈波の計測装置を実際に作成、測定するという内容になっております。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日時:2015年10月17日 (土) 13:00~16:00
会場:東京大学本郷キャンパス 教育学部158教室
(〒113-8654 東京都文京区本郷7−3−1)
本郷キャンパスまでのアクセス:http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cg
事前登録:必要 入場料:1500円
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このたび,下記の要領で研究分科会を開催することになりました。今回は,自律神経系反応の計測に造詣の深い文京学院大学の長野祐一郎先生をお招きして講演をしていただき,その後,心臓血管系の指標の一つである指尖容積脈波の計測装置を実際に作成,測定するという内容になっております。
皆様お誘い合わせの上,ぜひご参加ください。
川合伸幸 (名古屋大学)
長野祐一郎 (文京学院大学)
日時: 2015年10月17日(土)13:00~16:00
場所: 東京大学本郷キャンパス 教育学部158教室
(本郷キャンパスまでのアクセスはこちら⇒ http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cg )
個人のものづくりを主軸としたメーカームーブメントは,現在世界規模で進行中であり,製造業のみならず,様々な自然科学分野にも影響を与えつつある。本ワークショップは,生体信号(指尖容積脈波)測定装置の作成を実際に体験することで,参加者各自がオープンソースハードウェアやデジタルファブリケーション技術を,自らの研究に導入するきっかけとなる事を望むものである。
事前登録:
測定装置を用意する関係上,事前登録をお願いしたく存じます。参加を希望される方は10月3日(土)までに,こちら( http://goo.gl/forms/WLVUEoLriw )から事前登録をお願い致します。
参加費:
部品代などの実費として,当日,1500円を徴収させていただく予定です
(当日,参加費の領収書を発行いたします)。
当日はUSBポートを備えたご自身のPCを持参していただきます(OSはWindowsを推奨)。さらに可能であればArduinoおよびProcessingの開発環境をインストールしたうえでご来場いただければと考えております。
ArduinoおよびProcessingに関しては以下のページを参考にしてください。
http://protolab.sakura.ne.jp/OPPL/?page_id=50
http://protolab.sakura.ne.jp/OPPL/?page_id=95
(インストールが難しい方には,当日USBメモリなどで配布もいたします)
※当日自作した計測装置はお持ち帰りいただくと,そのまま研究室で使用可能です。また,計測装置を量産すれば,映画や芸術作品を多人数で同時に視聴・観覧している際の多人数の情動反応を同時に計測できる環境も構築可能となっております。
※講演を聞くだけや,装置を製作せずに流れをご覧になるだけの方,あるいは現状でMacしかお持ちでない方は別途あらかじめご相談ください(事務局側でも,PCを用意しておきますので,それをお使いいただくこともできるかと思います)。
日本認知科学会 「芸術と情動」研究分科会
2014年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 2014年度第1回研究会のお知らせ
『意味の⽣まれる気配を歌う:感情と認知の統合』
日本認知科学会31回大会にて,特別講演を大会準備委員会と共同で企画しております。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2014年9月19日(金) 日本認知科学会 第31回大会 大会2日目 13:55-15:25
会場:名古屋大学 IB電子情報館
このたび,以下の日程で日本認知科学会31回大会にて,特別講演を大会準備委員会と共同で企画しております。皆様お誘い合わせの上,ぜひご参加ください。
齋藤洋典 (名古屋大学)
日時: 2014年9月19日(金) 日本認知科学会 第31回大会 大会2日目 13:55-15:25
会場: 名古屋大学 IB電子情報館 2015年10月17日(土)13:00~16:00
講演/歌唱: 渡辺歌子氏
ギター伴奏: 牛丸健司氏
歌唱の表現力に「意味の生まれる気配」が宿り、私たちは時にそれを「感じる」ことがあります。本招待講演では、渡辺歌子さんに歌唱の表現力が、「感情と認知の統合」を促すことについて、実演を試みていただきます。企画の趣旨は、歌によって心が動く仕組みについて講演者が語るのではなく、その心の動きのかすかな気配を講演に参加される皆さんに感じていただくことにあります。コンサートホールではなく、講義室で渡辺歌子さんの歌唱力が皆さんに語りかける時に、どのような意味が生まれるのかを心ゆくまでご堪能ください。
渡辺歌子氏 プロフィール
1968年、シャンソンコンクールに入賞し、銀巴里オーディションへの合格を経て、プロ歌手としてデビュー。ニューヨーク在住(73年より78年まで)による活動の中断後、歌手活動を再開し、TV、新聞、ラジオ等多数のメディアに出演。 89年、ロシアの世界的詩人でシンガー・ソングライターのブラート・オクジャワと出会い、同年、ヤクルトホールにおいてジョイントコンサートを開催。以後、その作品をレパートリーに取り入れ、91年には、自ら主催者となり「オクジャワチャリティコンサート」を開催し、2001年には、モスクワで開催されたオクジャワのインターナショナルフェスティバルに、ただ一人の日本人アーティストとして招かれる。また、ポーランドの国民的歌手エバディ・マルチックとの交流をはじめ、グローバルな活動により、シャンソン復興の旗手として期待されている。 これまでに、東京FMホール、草月ホール、パルコ劇場、サントリーホール、新国立劇場などでソロ・リサイタルを開催。『遠い道』『小雨降る径』『さらば光・風・バラよ』『グルジアの歌』などのCD作品を発表。 2003年、スタジオブラートを開設。発声のための呼吸法(アーテム・トーヌス・トン)を学び、2007年にはドイツの身体・精神療法士マリア・ヘラー女史からライセンスを取得。ロシアの演技論法であるスタニスラフスキーシステムを歌に取り入れる等、常に高い表現力を追求。
日本認知科学会 「芸術と情動」研究分科会
2013年
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会 2013年度第1回研究会開催のお知らせ
『音楽と情動~古楽と認知科学研究を通して~』
7月29日(月)に今年度の第1回研究会を開催します。リコーダー奏者としてご活躍されている辺保陽一氏をお招きして、古楽 (バロック音楽) に関する講演と実演を行っていただきます。また、音楽と情動に関する最新の研究成果も発表していただきます。研究者、芸術家、および一般の皆様に広く楽しんでいただける内容となっております。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日時:2013年7月29日 (月) 15:00~18:00
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
(〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1)
駒場キャンパスまでのアクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map02_02_j.html
18号館へのアクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
事前登録:不要 入場料:無料
2012年以前
認知科学 冬のシンポジウム開催のお知らせ(更新2011年10月27日)
11月26日(土)に当研究分科会主催で,2011年度認知科学冬のシンポジウムを開催いたします。テーマは,「音楽と情動」です。参加費無料です。是非ご参加ください。
日時:11月26日(土)12:30から17:00
場所:東京芸術大学 音楽部5号館109号室
日時: 2011年11月26日(土) 12:30から17:00
場所: 東京芸術大学 音楽部5号館109号室 (東京都台東区上野公園12-8)
(アクセスとキャンパスマップはこちら⇒ http://www.geidai.ac.jp/access/ueno.html)
※音楽部5号館はキャンパスマップの22番の建物です。
音楽は様々な感情を表現し,多くの人の心を揺さぶり,感動を与える。音楽行為には「作曲」「演奏」「鑑賞」の3つがあげられるが,これまでの研究では主に「鑑賞」時の情動反応に注目した研究が主流であったと考えられる。しかし,近年音楽研究あるいは情動研究の目覚ましい進展に伴い,音楽行為の他の側面にもスポットを当てることができるようになってきた。本シンポジウムでは,音楽と情動に関して,「作曲」「演奏」「鑑賞」のそれぞれの視点における最新の研究成果や音楽パフォーマンスを通して,「音楽」と「情動」の新たな関係性を見出す場としたい。
12:00~ 受け付け開始
12:30~ 総会(日本認知科学会)
13:00~ 開会あいさつ
13:10~ 趣旨説明
13:20~ 講演1 「音楽の起源」 岡ノ谷一夫(東京大学)
14:05~ 講演2 「音楽デザインの転写の技術 -CrestMuseプロジェクトの研究概要-」 片寄晴弘(関西学院大学)
14:50~ 講演3 「人間の言語機能が理解する楽曲構造」 東条敏(北陸先端科学技術大学院大学)
15:35~ 休憩
15:45~ パフォーマンス 「情動の共有(共振)装置としての音楽」 古川聖(東京芸術大学)
16:30~ 自由討議(パネラー:岡ノ谷一夫,片寄晴弘,東条敏,古川聖)
17:00 閉会
日本認知科学会「芸術と情動」研究分科会
JST-ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト,先端芸術音楽創作学会
「芸術と情動」研究分科会事務局 西村律子
jcss.aande.jimu@gmail.com
認知科学 冬のシンポジウム開催報告
2011年度日本認知科学冬のシンポジウムを,本研究分科会主催のもと,下記の通り開催いたしました。「音楽と情動」というテーマで,3人の先生方のご講演,ならびに脳波による音楽演奏のパフォーマンスを披露していただきました。
3名の先生方からは,「音楽」について,それぞれ異なった側面の最新の研究成果をお話しいただき,音楽とヒトとのかかわりについて熱のこもった講演をしていただきました。また,脳波音楽パフォーマンスでは,脳波を直接楽器のコントロール(演奏)に使用し,脳波が奏でる音と,クラリネットが奏でる音との合奏を披露していただきました。脳波で音楽を演奏するという非常にインパクトの強いパフォーマンスでした。89名の方にご参加いただき,随時フロアから熱心な質問も多数あり,非常に活発なシンポジウムとなりました。
2011年11月26日(土) 12:30~17:00
東京芸術大学 音楽部5号館109号室
JST-EARTO岡ノ谷情動情報プロジェクト, 先端芸術音楽創作学会
12:30~ 総会(日本認知科学会)
13:00~ 開会
13:10~ 趣旨説明
13:20~ 講演1 【音楽の起源 -言語との比較から-】 岡ノ谷一夫(東京大学)
14:05~ 講演2 【音楽デザインの転写の技術 -CrestMuseプロジェクトの概要-】 片寄晴弘(関西学院大学)
14:50~ 講演3 【人間の言語機能が理解する楽曲構造】 東条敏(北陸先端科学技術大学院大学)
15:35~ 休憩
15:45~ 音楽パフォーマンス 【情動の共有(共振)装置としての音楽】 古川聖(東京芸術大学)・Tomaz M. Rutkowski(筑波大学)・濱野峻行(JST-ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト)
16:30~ 自由討議 (パネラー:岡ノ谷一夫,片寄晴弘,東条敏,古川聖)
17:00 閉会
第1回 研究会開催のお知らせ(更新:2011年6月20日)
7月2日(土)に第1回研究会を開催します。書藝アーティストの田中葉奈氏を招いて,書道パフォーマンスおよび,ワークショップを開催いたします。参加費無料です。是非ご参加ください。
日時:7月2日(土)14:00から17:00
場所:東京大学駒場キャンパスⅠ 18号館4階コラボレーションルーム3
東日本大震災の影響を考慮し,延期しておりました研究会を下記の通り開催いたしました。今回は,本研究分科会の趣旨や今後の方針を皆様と共有することが一番の目的でしたが,それに加え,書藝アーティスト田中葉奈氏(http://artstudio213.com/index.html)をお迎えし,書道パフォーマンスおよび,「書藝と情動」というタイトルでワークショップを行っていただきました。芸術家と科学者が直接対話する機会を設けることができ,科学と芸術という垣根を越えた交流の場となったことは非常に意義深いと考えます。また,書道パフォーマンスを直接見,参加者が書で情動を表現することを直接体験できるなど,科学になじみがない一般に方々にも受け入れられやすい企画になったと自負しております。今後も,研究者にとどまらず,一般の方々にも楽しんでいただけるような企画を提案していきたいと存じます。
日時
2011年7月2日(土)14:00から17:00
会場
東京大学駒場キャンパスⅠ18号館コラボレーションルーム3
プログラム
13:30~ 受け付け開始
14:00~ 開会
14:05~ 挨拶(主査:岡ノ谷)
14:15~ 研究分科会趣旨説明・報告・審議事項(事務局:西村)
・報告事項:
人事,予算,広報について
・審議事項:
定例研究会の頻度,様式,講演者謝金,次回研究会について
14:35~ 書道パフォーマンス(書藝アーティスト田中葉奈)
・「芸術と情動」題字をパフォーマンスにて制作,披露していただきます!
14:50~ ワークショップ「書藝と情動」(書藝アーティスト田中葉奈)
・書道で情動を表現すること(講演と実演)
16:00~ 休憩
16:15~ 特別講演「芸術と情動」(岡ノ谷一夫)
17:00 閉会
第1回 研究会中止のお知らせ(更新:2011年3月15日)
3月18日(金)に開催予定でした,第1回定例研究会は,東日本大震災の重大さや,都心部でも未だ続く余震を考慮し,中止することといたしました。改めて日程を調整し,開催させていただく所存です。よろしくお願いいたします。
被災された方々,また被災者に関係される方々に,心よりお見舞い申し上げるとともに,一日も早い復興をお祈りいたしております。
研究会テーマや,講演会等の企画,随時募集中です。
事務局までご連絡ください。