ARCANDUCTOR
プレイマニュアル
マニュアル最終更新 24/09/22
基本のルール
ゲーム概要
アルカンダクタは侵攻型カードゲームです。
雑な例えですが、特殊効果を持ったカードでチェスや将棋を行うイメージです。
各プレイヤーはターンごとに移動や攻撃といった行動を行い、相手のカードを捨札にすることができます。
あるいは末端までカードを移動させ、直接相手のライフを攻撃するという手もあります。
カードには正位置と逆位置(上下の向きのこと)があり、それぞれに特殊効果を持ちます。
これらの組み合わせを考え、自分の戦法を編み出せることが本作の魅力です。
ゲームの始め方
対戦したいプレイヤー同士でそれぞれゲームを立ち上げてください。
どちらかがルームを作成し、部屋番号をもう一人のプレイヤーに知らせます。
受け取った番号を使い、ルームに入室することで互いがマッチングし、ゲームが開始されます。
ゲームの準備
・各プレイヤーは初期値として20のライフが与えられます。
・ゲーム開始時、タロットカード全22枚からランダムに11枚が与えられます。
※各プレイヤーそれぞれ22枚を使うため、同じカードを相手も持っている可能性があります。
・その中からシグニフィケータ(プレイヤーの分身)を1枚選出し、それを互いに公開する
・手札から4枚を場にセットする。
※このとき、指定がない場合はカードの正逆を任意で決定できる。
ターン行動
プレイヤーは以下の3種類の行動が可能です。
手札から陣地内(手前の3*3のエリア)の空きスペースにカードを配置する(※1)
配置済の指揮カードを移動させる(※2)
配置済の指揮カードを裏から表にする
※1:すでに相手のカードが存在する場所には配置できません。
また手札から配置したカードをそのターンに移動させることはできません。
※2:カードを後方に移動させることはできません。
上記3種類の行動を好きな順序で連続して実行することができます。
ただし、行動ごとに0,1,2,3,4...と自身のライフを消費します。
例えば3回連続行動した場合、最初の1回はライフ消費0ですが、2回目で1,3回目で2のライフを消費するため、
最終的には0+1+2の3ライフを消費します。
バトルの発生と処理
カードが移動したことで同じマスに自他の指揮カードが並んだ場合、バトルが発生します。
互いの戦力値を相殺するように戦闘が行われ、戦力値が0以下になったカードは捨札になります。
例えば、戦力値5のカードAと戦力値3のカードBがバトルを行った場合、
カードBが捨札になり、カードAは戦力値が2となって生き残ります。
戦力値はバトル後に回復しません。
プレイヤーへの攻撃
カードが移動し、相手の陣地(奥側3*3のエリア)のさらに先へ到達したとき、プレイヤー(シグニフィケータ)への攻撃が発生します。
これは相手への直接攻撃となり、カードの戦力値がそのままダメージとなって相手のライフを減らすことができます。
攻撃後、侵攻したカードは捨札になります。
勝利条件
・相手のライフを0にする
・相手のカードをすべて捨札にする
全カード一覧
用語集・Q&A・ほか
用語集
シグニフィケータ
プレイヤーの分身となるカード。ランダムに選ばれた11枚の中から選ぶ必要があります。
シグニフィケータに選んだカードの戦力値や特殊効果は一切ゲームに影響を与えないため、端的にはゲームから除外されます。
しかし何のカードを選んだかは互いに公開するため、「そのカードは絶対に使用されない」という情報を相手に渡すことになります。
戦力値
カードの持つ戦闘力であり、生命力です。これが0になると捨札になります。
場
7*3マスで表される戦場のこと。
陣地
各プレイヤー側の3*3マスのエリアのことです。場の中央の1*3マスのエリアは中立地帯となり、どちらの陣地にも含まれません。
指揮カード
場に配置されたカードのうち、自分に操作権があるカードのことです。
相手の指揮カードという言い方をした場合、相手に操作権のあるカードのことを差します。
特殊効果の発動順について
複数のカードが同じタイミングで効果を発動するときは、以下の順で処理をします。
発動タイミングが早いカード※
手番プレイヤーのカード
現在の戦力値が小さいカード
カード番号が大きいカード
また、特殊効果の発動条件を満たしているものの、その発動順が訪れる前に捨札になったカードについては効果が発動しません。
※発動タイミングについて
表になる
自身のバトル開始
場のバトル開始
自身のバトル終了
誰かのバトル終了
自身が捨札
の順に処理されます。
Q&A
Q.特殊効果の対象となったカードは必ず表になるのか?
A.なりません。表にしなければ処理できない特殊効果の対象となった場合のみ表になります。
したがって、正逆変更などの効果は表にする必要がないため、正義のカードであっても防ぐことができません。
Q.複数のカードを対象とする特殊効果が発動したとき、その対象に正義(正位置)が含まれていれば他のカードにも効果が及ばないのか?
A.あくまで正義だけが効果の対象外となるので、それ以外のカードはダメージなりの効果を受けます。
Q.複数のカードを対象とする特殊効果が発動したとき、その対象に正義(逆位置)が含まれていれば他のカードにも効果が及ばないのか?
A.効果は及びません。ただし、例えば戦力値に変化がある効果の場合は先にカードが表になります。
Q.恋人の効果によって婚姻関係が結ばれた状態で片方のカードを手札に戻した場合、残ったカードの戦力値はどうなるか?
A.そのまま維持されます。離婚しても強いままです。
Q.恋人の効果は重複するのか?
A.します。例えば悪魔の逆位置の効果で恋人の効果を再び使用した場合、恋人の戦力値はさらに増加します。
Q.戦力値やライフはマイナスになるのか?
A.なりません。最小値は0です。
Q.ダミーカードを手札に戻すことができないのか?
A.できません。ダミーカードは手札に戻せないため、復活の対象外です。
Q.回復と増加の違いはあるのか?
A.回復はそのカードの初期値までしか戦力が増えませんが、増加は初期値を超えた値に加算することができます。
Q.特殊効果発動タイミング「表時」の詳しい定義を教えてほしい
A.裏状態のカードが表になったとき、もしくは手札から表状態で配置されたとき、となります。
Q.シグニフィケータは特殊効果の対象になりますか?
A.個別に指定がない限り、シグニフィケータを対象として特殊効果は適用されません。