About us
私たちの研究室は,人の心や体の制御機能を個人と環境の相互作用という観点から追究することによって,リハビリテーションに寄与することを目指しています.
机の上にある500円と10円の好きな方をあげますと言われたら,多くの人は迷わず500円に手を伸ばすと思います.この時,私たちには500円と10円に関する視覚的な刺激が入力され,両者が識別・比較されることによって,「500円の方に手を伸ばそう」という判断がなされます.また,筋肉をどのように収縮させたら500円の方向に手が伸びるかという運動の計画が立てられ,実際に筋肉を収縮させて500円に手を伸ばすという行動が生起されます.そして,500円に手を伸ばして掴むことによって,机の上から500円がなくなるという,環境の変化が起こります.このように私たちは絶えず環境と相互作用しながら,様々なことを考え,実行しています.
応用心身制御学研究室は,人の心や体の制御機能を個人と環境の相互作用という観点から追究することによって,リハビリテーションに寄与することを目指しています.