研究室の活動 (Activities of our laboratory)

最終更新:240326

当研究室の研究テーマ


 石巻専修大学理工学部生物科学科・動物生態学研究室は、2020年4月に発足した研究室です。サルやシカをはじめとする野生哺乳類を対象に、動物と物理環境、あるいは同種・他種との関係についての研究(専門的には生態学 Ecology といいます)をすすめています。フィールドワークを通して集めたデータを使い、身近な自然の「つながり」の理解を目的としています。当研究室は「野生動物が好き!」「実験室よりも野外で研究活動をしたい!」という学生におススメです。

 石巻専修大学は、キャンパスに隣接した演習林を持ち、キャンパス周辺に牡鹿半島、金華山島など魅力的な調査地があります。大学と調査地の近さは、フィールドワークにおける大きな武器です。地の利を活かし、動物たちの生活や生態学的機能の解明に取り組んでみませんか?

当研究室の研究の柱は、以下の3つです。

以上に加えて、動物園/水族館での研究、研究室で収集した骨格標本を使った研究も実施しています。


*研究室主催者(辻)の専門は霊長類の採食生態ですが、事情により金華山島でのニホンザルの行動観察をストップしています。ここ数年はサルによる種子散布の研究に力を入れておりますので、希望すれば金華山での研究プロジェクトに参画することもできます。私の研究室に限らず、所属研究室を選ぶ際は、希望するテーマが実施できるか否か、先生に確認してくださいね。

研究室の活動風景

有害駆除されたイノシシ

金華山は自炊生活

シャーマントラップでノネズミを捕獲

車に轢かれたアカギツネ

全身骨格の組み立て

シカの角切行事のお手伝いに参加

センサーカメラがとらえたニホンカモシカ

ゼミの一コマ

研究成果をプレゼンしよう

ヒヨケザルを捕獲し発信器を装着

参考:卒業研究/修士研究(M)/博士研究(D)のテーマ


(令和6年度)


(令和5年度)


(令和4年度)


(令和3年度)


(令和2年度) 


*卒業研究のテーマは、できるだけ皆さんの希望を実現できるように配慮します。もし「こんなことを調べてみたい!」というアイディアを持っているなら、まずはご相談ください。自由な発想に基づく提案をお待ちしています。

国内での研究に加えて、東南アジア(主にインドネシア)でも調査しています。私はこれまでの研究を通じて得た海外の人的ネットワークを活用し、意欲のある学生に海外でさまざまなかたちで経験を積ませたいと考えておりますので、大学院生の方は積極的にチャレンジしてください。また、東南アジア地域から留学生を呼び込むなど、外国の研究機関との連携を強化して、国際的に活躍できる人材の育成に貢献したいと考えています。