2023年度 日本菌学会 菌類観察会

(秋田フォーレ)

(一部工事中です。)

2023.9.30(土)-10.1(日)秋田フォーレを乳頭温泉郷にて開催する予定で準備を進めております。

 

乳頭温泉キャンプ場 および 空吹湿原 にて

コロナ禍のため、延期となっておりました日本菌学会  菌類観察会(秋田フォーレ)についての情報を、随時、発信して参ります。


乳頭キャンプ場

観察場所の1つです。

左の写真をクリックすると乳頭キャンプ場のサイトに飛びます。



周辺地図

JR田沢湖 駅からの位置が分かります。左の地図をクリックすると、Google Mapに飛びます。

このサイトの別ページに拡大版の地図も置いておきました。

 

A 休暇村乳頭温泉郷キャンプ場コース

 

Aコースは、乳頭温泉郷の入り口付近にあるブナ二次林に囲まれた静かなキャンプ場周辺です。キャンプ場には、フリーサイト、AC電源付オートキャンプサイトがあり、売店やコインシャワー、コインランドリー、トイレも整備されています。標高700mに位置し、秋田駒ヶ岳や乳頭山への登山の拠点としても最適で、自由に散策できるように遊歩道が整備されています。この一帯のブナ林は、約80年前に大部分のブナの木が伐採されましたが、その際、ある程度の割合で残された樹齢200~300年前後のマザーツリーから自然に種が落ちて一斉に成長した同じ年齢のブナが綺麗に林立しているのが特徴です。観察は、遊歩道周辺の広大な林内を自由に散策していただけます。比較的平坦な地形で、運が良ければ妖艶なアケボノサクラシメジや比較的珍しいセンニンタケ、ブナ伐根から発生するカエンタケなどが観察できます。チシマザサ等の下層植物も少ないため比較的歩きやすい反面、倒木が少なく腐生性きのこというよりはブナと共生する菌根性きのこの観察に適したコースです。

空吹湿原

左の写真をクリックすると、もう1つの観察場所の空吹湿原のストリートビューへ飛びます。熊出没注意です。

宿泊施設 & 鑑定場所

セルリアンリゾートAONI

(旧名:ホテルニュースカイ)

左の写真をクリックすると、ホテルのサイトに飛びます。

B 休暇村乳頭温泉郷空吹湿原コース

 

Bコースは、休暇村乳頭温泉郷手前の旧乳頭スキー場駐車場から、黄葉初期のブナ二次林内の遊歩道を歩き、空吹湿原(890m)を経て標高840mの黒湯温泉に向かい、旧乳頭スキー場駐車場に戻る約4Km、ゆっくり歩いて約60分の周遊コースです。黒湯温泉は、古くは秋田藩の湯治場で鶴の湯温泉に次ぐ歴史があり、ここの黒たまごを1個食べると寿命が1年延びると言われています。このコースの植生は、ブナを主体としたミズナラ、ハリギリ、ホオノキ、トチノキ、ベニイタヤ、ハウチワカエデ、ナナカマド、ガマズミ、オオカメノキ、リョウブ、オオバクロモジなどの落葉広葉樹から成ります。途中、湿原のお花畑、硫化水素の臭いがする温泉噴気孔の周辺に分布するイオウゴケ(地衣類)や硫化水素の影響で木の肌が白色となったブナを観察することができます。運が良ければ、その色調に魅了されるムラサキヤマドリタケやタマゴタケ、ブナ林で見られるブナノシラユキタケ、エゾハリタケなどに出会えるかもしれません。


秋田現地実行委員: 村口 元、原光二郎、菅原冬樹、小林 徹、田中 誠


お問い合わせ

プロジェクトについて、詳しくは [muraguchi@akita-pu.ac.jp] までお問い合わせください。