IL❤️veマルタンヤンマ さんから
「イトウオオアリの新女王を石膏巣で乾燥気味で飼育したのですが、数週間で亡くなってしまいました。どこか改善点があれば教えてください。」
と質問をいただきました。
確かに、このように樹上種の飼育がうまくいかないと思っている人はいるでしょう。
私もそうです。
今回は、樹上種の飼育法について解説します!
樹上種の飼育にあたり、守るべきことがあります。
1.巣は乾燥させる
2,飲水は確保
この2つだけです。
詳しく解説します。
まず、樹上種は乾燥した枯れ枝や枯れ竹、朽木などに営巣します。
そのため、乾燥していなければいけません。
湿度が高いと、逆に弱ってしまうようです。
また、飲水を与えることも重要です。
湿潤種のアリは石膏からそのまま飲んでいるので、霧吹きなどで水をあたえる必要がありません。
しかし、樹上種は乾燥させて飼育するので、水をアリたち自身で手に入れられません。
そのため、霧吹きなどで水をやることが重要です。
樹上種の飼育では、湿潤種とは違った巣がよいです。
おすすめの巣は、
・試験管巣
・木製巣
です。
試験管巣は、枝に似た環境になります。そのため、アリを落ち着かせることができます。
木製巣も同様です。
試験管巣で飼育するときには、軽く湿らせた綿を入れることがおすすめです。
木製巣では、定期的に餌場に霧吹きをしてやってください。
木製巣
試験管巣
ここからはコロニー規模別に話を進めます。
新女王の段階では、なるべく狭い空間に入れて、暗くしてください。この時期が一番不安定です。
試験管巣が一番適しています。
試験管には湿らせた綿を入れると良いでしょう。そうすると飲水を確保することができ、
死亡率がかなり下がります。
働きアリ誕生まで一ヶ月半以上かかるので、たまに少量餌をやるといいでしょう。
初期コロニーも新女王同様かなり不安定な状態です。
ワーカーが誕生した直後はすぐに餌を与えてください。
初期ワーカーは栄養をあまり蓄えられなく、弱いので、
定期的に餌と水をやり、餌切れ水切れを防いでください。
また、肉餌は〆てから与えるなどしてください。
この時期も試験管巣が一番適しています。新女王と同じように、湿らせた綿を入れると良いです。
この時期は、ワーカーを死なせないことを意識して飼育するとうまくいきます。
コロニーが大きくなってきて、安定すると、餌切れや水切れにも強くなってきます。
なので、新女王や初期コロニーよりも飼育は簡単です。
大コロニーでは、定期的な餌やりや水やり、掃除だけでも維持がしやすいです。
この時期は木製巣がよいです。
試験管だと限りがあるので、木製巣にしましょう。
3.4.5.ではコロニーの規模別に話をしましたが、
アリの種によってワーカー数が異なります。
オオアリ属やシリアゲアリ属のたくさん増えるアリなら上の通りでよいです。
しかし、ムネボソアリなどのコロニー規模が小さいアリは、少し変わってきます。
基本的にコロニーの規模が小さいアリは、ずっと試験管が良いです。
そのほうが落ち着きます。
あと、樹上種は脱走したら家に巣を作られます。
一回ミカドオオアリに脱走されたことがあるのですが、
その時は家の中をアリが歩いているのをよく見かけました。
チューブを齧って隙間を作ってそこから脱走したりもするので注意が必要です。
今回は、樹上種の飼育法をコロニー規模別に解説しました。
樹上種の飼育で、これを参考にしてもらえると嬉しいです。
みなさんも樹上種を飼育してみてください。