こんにちは。アカヤマアリが好きな人です。ここでは、トゲアリの寄生について書きます。(トゲアリの寄生をしたことはありませんが。)
トゲアリの寄生は、かなり難しいそうです。調べたことをもとに書いていきますので、参考にしてみてください。
トゲアリは、一時的社会寄生を行う種です。単独では飼えません。なので、寄生させるアリをつかまえなくてはなりません。
寄生させるアリは、オオアリ属のアリです。
例えば、クロオオアリや、ムネアカオオアリ、ミカドオオアリ、ウメマツオオアリです。
どうしてこれらのアリ以外では駄目なのか。
それは、近縁種ではないからです。
アリは、近縁種や自種の蛹や幼虫、卵などは育てますが、近縁種ではないと、食べてしまいます。
それに加え、何故か匂いが一緒でも攻撃します。なので、トゲアリ属に一番近いオオアリ属でないと駄目なようです。
捕まえる方法は、巣の一部を暴いて、働きアリをタッパーに入れて持ち帰るだけです。
クロオオアリ
ウメマツオオアリ
ミカドオオアリ
ムネアカオオアリ
捕まえるなら、ミカドオオアリとウメマツオオアリがおすすめです。
それは、枯れ枝に巣を作るため、採集しやすいからです。
クロオオアリなどは、土に巣を作るため、土を掘らなくてはなりません。
しかし、ミカドオオアリやウメマツオオアリは、枯れ枝に巣を作るため、
枝を折るだけで簡単に採集できます。
枝は、紫陽花の枯れて中がスカスカになっている枝がいいです。
イメージはこのような枝です。
これは、ウメマツオオアリなどの古巣と思われる枝なのですが、中がスカスカになっています。
通常は、紫陽花は白い綿のようなものが詰まっているのですが、アリが巣を作ると、このようにスカスカになります。
なので、このような枝を狙うことでヒット率が高くなります。
他にも、紫陽花からはムネボソアリ、ハリブトシリアゲアリなども出てきますが、もちろんそれらは寄生に使えません。
ハリブトシリアゲアリ
ムネボソアリ
ウメマツオオアリは、5〜7mmほどのアリで、枝を折ると多いと100匹以上わらわら出てくるので、わかりやすいです。
ハリブトシリアゲアリは8mmほどのありで、単独の女王でいることが多く、ムネボソアリは3mmほどのアリでわかりやすいです。
ちなみに、トゲアリの寄生に女王はいりません。
大体100匹ほどいれば十分です。
女王がいる小規模なコロニーはリリースしてください。
女王がいない「サテライトコロニー」というものが多いので、それを持ち帰ることがいいですね。
持ち帰るには、タッパーが適しています。
タッパーの縁にベビーパウダーを塗り、脱走防止したあと、ウメマツオオアリをいれてください。
他にも、手袋、筆、選定用ハサミがあるといいですね。
採集できるとこんな感じになります。手で簡単に折れる枝がいいです。
捕まえたウメマツオオアリとトゲアリをそのまま対面されると殺される可能性が高くなります。
なので、特別な方法で匂い付けさせることをおすすめします。
その方法は、強制的に匂い付けさせることです。
まず、捕まえたアリを百均の細長い調味料入れなどにいれて、冷凍庫で3〜5分ほど置いて、動きを遅くしてください。
これはDAISOの調味料入れです。
これの蓋の下のところにベビーパウダーを塗って脱走防止したものにアリを入れることをおすすめします。
この容器に入れるときにも脱走される可能性があるので、ろうとをつかうと良いです。
もちろんろうとにも脱走防止して。
そうしてアリを入れて動きを止めたあと、トゲアリを投入し、綿などでギリギリまで詰めてください。
潰れない程度に。
容器は違いますが、このようになります。
このようにすることにより、アリが動けなくなり、トゲアリが攻撃されることもなくなりますし、勝手に匂いがつきます。
この状態で、1〜2日ほど置いたら、綿で詰めたところを少し緩め、様子を見てください。
攻撃されていたら、攻撃している個体を取り除くなどしてください。
そうして、攻撃されなくなったら、今度は飼育ケースに移しましょう。
飼育ケースは、アリ専門のところで売っている石膏巣を乾燥させたものを使うとよいでしょう。
例えば、antroomや、あり巣 in undergroundなどのショップで売っている石膏巣ですね。
このような巣がいいです。おすすめはantroomのありんこ飼育セットです。
餌場や餌皿などもついてきますので、お得です。
ちなみに、この巣の縁にもベビーパウダーを塗ったほうがいいです。
移すときに逃げます。
あと、石膏巣は乾燥させないと、湿気で弱ります。気を付けてください。
そして、移したら、餌と水を与えてください。
餌は砂糖やメープルシロップを水で溶かしたものを与え、それにプラスで水もあげてください。
そして、餌場は少し湿度があったほうがいいので、霧吹きするといいです。
飼育巣に移したら、何日か様子見してください。
もし、攻撃されていたら、すぐにトゲアリを取りだし、もう一度匂い付けの作業をしてください。
寄生に成功し、ワーカーに認められたら、
冬を越して、産卵させるのみです。
冬眠明けには、たくさん餌を与えてください。
砂糖水などの糖分以外にも、生きた昆虫なども与えてください。
ペットショップで売っているコオロギやミルワームがおすすめです。
トゲアリの飼育までは、難しいことが多いです。
なので、色々工夫して、うまくいくように頑張ってください!