長野 真一郎
縁あって今回の裁判の弁護団長をしています。そのいきさつを簡単にご説明すると、自由法曹団という全国的な弁護士の集まりがあるのですが、昨年、その大阪支部の弁護士が、夢洲のカジノの予定地がいったいどのような状況なのかを実際に見たいということで、今回の裁判の原告団のみなさんの協力をえて現地に入らせていただきました。その関係で、大阪市民のみなさんが、夢洲でカジノをやるなんてけしからん、しかも違法な鑑定による格安の賃料でカジノ業者に貸すなんてなおさら許せん、ということで住民監査請求や住民訴訟をするということになり、それを担当する弁護団を結成して欲しいという要請が自由法曹団の大阪支部にあったわけです。関係する弁護士に声をかけると、若手・中堅の弁護士を中心に、それはぜひやりましょうということになり、あっというまに弁護団が結成されました。支部長をしている役目柄、私が団長ということになった次第です。みなさんのカジノ反対の運動の成果を裁判に生かしながら、運動と裁判の両輪で、大阪市のごまかしを許さず、大阪市とカジノ業者を追い詰めていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
杉島 幸生
若手の多い弁護団の中で長野団長の次の年長者です。団長の大所高所の判断と若手のエネルギーある活動の間でついていくのは大変ですが、遅れないようついていきたいと思ってます。それにしても大阪府市のでたらめぶりがますます明らかになっていきました。まったく市民の財産をなんと思っているのか。マスコミの関心も高まっています。維新政治に風穴をあけるそんな裁判にしたいものですね。
辰巳 創史
弁護団の辰巳創史です。私は,2008年に弁護士登録して現在15年目になります。弁護士登録してすぐに,堺市にあるシャープ堺浜工場に,300億円もの補助金を大阪府が出し,堺市がシャープの税金を8割まけてやるという途方もないことを阻止する住民訴訟に取り組みました。この訴訟は,結局は負けてしまうのですが,なんと9年もかかりました。住民訴訟は簡単に勝てるわけではありませんが,粘り強く頑張りたいと思います。
岩佐 賢次
情報公開請求したメールは「存在しない」と大阪市側は回答していましたが、それが後になってハードディスクにメール198通のデータが存在していたことが判明しました。情報公開請求直後のタイミングで大阪市側は公文書であるメールを消去して「存在しない」としていたのですから、隠ぺいと疑われるのも当然です。このメール198通すべてに目を通すために、眼鏡を手元がよく見えるものに新調しました。少し高価な買い物でしたが、元が取れるように頑張ります!
馬越 俊佑
弁護団の馬越俊佑と申します。2013年12月に弁護士登録し、今年で10年目となります。そもそも、大阪にカジノは要りません。ましてや、事業者が集まらなかったといって、唯一残った事業者と昔の不平等条約のような合意書を作って、格安の賃料で貸し付けるなど、市民を馬鹿にしているとしか思えません。当初の予定から事業者からの申し込みがないような杜撰な計画、その杜撰な計画を塗り直すように無理矢理推し進める、このようなことは許されません。皆様一緒に頑張っていきましょう。
加苅 匠
2022年5月に夢洲を視察しました。ぬかるみや穴だらけの軟弱な土地、プクプクとガスが排出され異臭を放つヘドロ池、汚染土の飛散を防止するために一面に撒かれた緑色の凝固剤・・・。凄惨な状況を目の当たりにし、この土地の上に開業されるカジノが成功するとはとても思えませんでした。大阪市は問題山積みの夢洲に多額の税金を投入して土壌改良するというのですから、カジノ業者に格安賃料で貸していいわけありません。
島袋 博之
弁護団の島袋博之と申します。弁護士登録をして6年目になります。
カジノをめぐって、行政が必要な手続きをせず、結論ありきで強引に計画を進めたことが明らかになろうとしています。カジノは誰のために作られるのでしょうか。将来にわたって負の遺産を残さないためにも、弁護士としてこの問題に真正面から向き合っていきたいと思います。ともに頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
西川 翔大
弁護団の西川翔大と申します。自由法曹団大阪支部の事務局を担っていた縁で、弁護団に参加させていただきました。裁判所近くの事務所に在籍していることから、弁護団では主に裁判所とのやりとりを担当しています。フットワークの軽さと粘り強さを武器に「大阪にカジノはいらない」という皆さんの声を実現できるよう、尽力いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
松村 隆志
弁護団の松村隆志と申します。2020年に弁護士登録をして現在3年目です。今回、自由法曹団大阪支部の事務局をしていた縁で、弁護団に参加させていただきました。今回、不動産鑑定業者の査定額が不自然に一致し、鑑定書に共通の誤りがみられるなど、不正が強く疑われます。カジノのために、大阪市民の財産が不当に安く貸し出されることのないよう、尽力いたします。よろしくお願いいたします。
米田 直人
北大阪総合法律事務所に所属しております弁護士の米田直人(こめだ なおと)と申します。
私は弁護士とは困っている市民の味方になって助けるカッコいい仕事だと思い、弁護士を志しました。私は企業が営利活動を追求することにより被害を受けて困っている人を助けたいと強く思っています。そして、依頼者が私を含む弁護士に相談して、紛争が解決することで、その後の人生がより幸せになるようにしていきたいです。
現在、自由法曹団大阪支部の事務局を担当することになった関係で、提訴後にIRカジノ住民訴訟の弁護団に参加させていただきました。カジノ建設を止めさせることを目指して、尽力していきます。
吉川 亮太
この度、IRカジノ弁護団に参加いたしました弁護士の吉川亮太(よしかわりょうた)と申します。
私は、弁護士には、立法の不備や不足、行政の肥大化による弊害等の諸矛盾を解消させ、大阪、ひいては日本や世界全体がよくなるようにする役割があり、現在のみならず未来の人に対する責任があると考えています。そのためIRカジノ弁護団に参加することにしました。このような弁護士としての職責を果たすには、まだまだ未熟ではありますが、多くの関係者の皆様の努力に学び、職責を果たし、信頼される弁護士となれるよう根気よく研鑽を重ねて参ります。何卒、ご指導ご鞭撻賜りますよう宜しくお願い致します。