炎を操る戦士
天界を異様に気にしているようだが……
社交的で情熱的。たまに暴れるが、後々1人で反省している。直感で動く癖があるようだ。
女性が好きで、ノイアには一目惚れしている。
ある貧しい地域に、2人の子供が仲良く話していた。
「私、いつか強くなるんだ。強くなって、幸せに暮らすんだ」
「俺だって!」
「?」
「俺だって強くなるんだ!強くなって、神様見返すんだ!それで、幸せに暮らそう。リウザも、俺も」
その子供は男女で、女の子の方はリウザ・ローズタクト。男の子は———
———。
あの日、誓ったんだ。神を見返す、と。運命の神がいるのなら、討とうと。
お前のためならどこまでも強くなってみせる、と。
その少年は、少女の記憶に焼きついている。
今はどこへ消えたのか分からずじまいだ。
———ただ、感じたんだ。あの憤りを、恐怖を。だから、貴方を止めに行こう。そのためなら、いくらでも強くなってみせるよ。
「私は構わない。その策、採用としよう。私にできることがあれば積極的に引き受ける、任せてほしい」
「うーん、いや……過去の己の愚行を恥じらうべきだと……。ん〜……」
「そ、そうだよな。やっぱり魅力的な者はそう簡単に隠れないものだよな……く……」
「貴方との日々、私は覚えてる。覚えているから、だから許すことができなかった。今ここで、共に堕ちよう」