左目と涙が宝石になる青年、商人から逃げる日々を送っている
自身の苦労からか宝石を好まない
ひねくれた性格で厭世的。
機嫌がすぐ態度に出てわかりやすい。
自身の目が宝石であり、涙も宝石になるのは生まれつきだった。
赤ちゃんの時より、5歳ぐらいの頃にその目は目立ち、家族はその宝石に魅了されルイミの目をとろうとした。
今はその家族から離れ一人で暮らしている、そして家族のことは忘れようと必死になっている。
しかし、家族から離れても周りの人はルイミの目を好奇の目で見て、商人は奪おうとした。
そんな中、好奇の目で見ず友達として接してくれた一人の女性が現れ、今のルイミという名前も彼女から貰ったものだ。
そんな彼女は目が真っ黒で光がなかった。
「君の目綺麗だね!いいなぁ…あ、でも片目は私と同じ黒色だ!」
今はその彼女と連絡が取れていない。
「いらねぇよ、こんな目。……お前も目狙いか。はは、逃げても逃げても無駄だよってな」
「綺麗とか、欲しいとか、そういうの一切思わないんだ。それらも、結局はエゴによって囚われて、見世物同然の扱いを受ける。綺麗か?欲しいか?だったらそれが無くならないように自由にさせろよ」
「知らねぇよ……知らない……。血筋も、宝石の魅力も、全部……。」
「いっぱい泣いたらさ、涙出なくなんのかな。落ちた宝石全部やるから、なんかしらで俺を泣かせてくれねぇか」
「…………ふっ、いや、はは、微妙に笑えるな。それとも笑い泣きできなくなっただけかな」