子道 燐華

子道 燐華

フリガナ:ミドウ リンゲ

登場作品:厭世双舞狂

種族:人間

性別:男

年齢:21

身長:179cm

職業:暗殺者

武器:日本刀(短刀、太刀)、拳銃

出身:暖かい家庭

一人称:俺

二人称:お前、あんた

復讐心を強く抱く暗殺者

表向きは真面目な好青年で、本当の彼を知る者は少ない

性格

ガラス細工や生け花などの、繊細で美しいものが好き。

切り子ガラスの家系に拾われ、恩返しとして受け継ぐことを決意し、日々努力を怠らない真面目な性格。

多少クールだが根は優しく、子供の遊び相手も、客の話し相手もしている。

因みに、外国語を喋れる人はかっこいいと思っており、度々会話に片言の外国語を入れてくる。

過去

  ある、仲良しな双子がいた。双子の兄、子道絵蘭(みどう かいら)、そして弟、子道燐華(みどう りんげ)。

  双子はとても仲が良く、家族全体で見ても関係は良好だった。

  その双子はよく一緒に遊んでいて、かげふみ、コマ……いろんな遊びを2人で、時には周りの子供も仲間に入り遊ぶ、そんな暖かい日々。

  弟の燐華は、体を動かすことも勿論好きであったが、それよりも熱中したものはコマ作り。竹や木を使って、幼なくとも舐めてはいけない、大人も驚くような綺麗なコマをよく作っていた。兄の絵蘭も燐華の作ったコマが好きで、周りによく自慢をし、よく使用した。

  また、当時の燐華は大人しそうな印象を受けるが、活発な兄に劣らず、兄と疲れるまで遊ぶ程度には元気な子でもあった。


  そんな楽しい日々、永遠に続くと思っていた。いつものように兄と遊び、両親に自慢の作品を見せ、頭を撫でられる、それが続くはずなんだ。………その考えは、原因不明の炎に呑まれ、一瞬にして消されてしまった。

  当時は火事だと見なされたが、そこで見ていた燐華だからこそ分かる。あの火事は、あの炎は、異様だ。……まるで、子道家だけを狙っているような、あまりにもおかしい。


  _____ただの災厄ではない。


  炎が静まった頃、何故か燐華のみ生き残り、兄含め家族は全員焼死してしまった。独りになった燐華を拾ったのは、あるガラス細工の家系。燐華は幼い頃から通っており、買うお金は持っていなくとも、眺めるだけ眺めたかったため、かなりの頻度で顔を出していた。それで燐華を覚えていたのだろう、その店を経営している店主があの子を助けよう、と言い出し、燐華は拾われた。


  その後、その家庭は優しく燐華を迎え入れ、大事に育て続けた。燐華は恩返しがしたい、また、ガラス細工が好きであったのもあり、受け継ぐことを決意。

   日々、職人技を習得するために腕を磨いて____、



  _____。



  __俺は……このままでいいのか? 家族は?絵蘭は?あれは、ただの火事で済まされていいものなのか?誰も、誰も知ろうとしない。ああ、どうせ他人事なのだろう。嫌だ、嫌だ、厭だ!!!絶対、絶対に、絶対に………、こんな世界、変えてやる。どんな手を使ってでも、仇を討つ。刀を握れ。さぁ、奴等の息の根を止めてしまおう_____!!

イメージセリフ

「ん、ああ……そうですね。花は昔から好きで…、生け花とか、綺麗ですよね」


「好きな模様かぁ…菊かな。まだ満足には作れないけど」


「それは大変だったな。ドント・マインドだ。あ、気にすんなって意味ね」


「サアリ・スリイ……わかる?ふふ、三十三だ!どこの言語だったかな、英語か」


「美少年…か、いいもんだな。綺麗なガラス細工と並んだら、そりゃぁ絵になるだろうよ。他人事のように言ってるって?ああ、そりゃそうだとも、他人事だ。過去に言われたつっても、それはその時の俺だろうよ。今の俺は美しくないだろうし、むしろその逆だ。……慰めはいらねぇよ、今更だ」


「テメェ、それまさにキッチュだ!その汚ねぇ脳味噌、ちゃーんと実物見せてやりな。……ああ、お前にゃわからねぇだろうな。キッチュ、これ悪趣味って意味。よかったな!最期にかっこいい言葉知れて!」